望みのレビュー・感想・評価
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心にグサリとささる作品
ブランチの映画コーナーでこの作品を知り、観に行きました。息子が殺人犯なのか、それとも被害者なのか.....どっちの結末でも辛い心情を、豪華キャストで描いていてとっても引き込まれました。観てから約1週間経ちますが、未だに引きずってます。映画としての満足度、満点です。
グサグサくる
堤幸彦監督の作品ってこんなに凄い作品もあったのね!
経済的にも比較的余裕のある幸せ(と言って良いだろう、息子は思春期まっさかりだけれども)な家庭に起こった衝撃。
息子は殺人犯か被害者か。殺人犯であっても生きていて欲しいと願う母と、例え殺されていようと無実を信じたい父。どちらの気持ちも痛い程分かる。そして、2人の狭間で、将来への不安に押し潰されそうになりながらも、兄を憎むに憎めない妹の気持ちも分かる!
こんなに心揺さぶられる作品は久し振りだ。
兄の最後の行動に救われたと言った母の言葉が印象的。妹の高校入学で撮った3人での家族写真にはやられました😭
堤真一、石田ゆり子、清原果邪という演技派ばかりのこの作品は間違いなくオススメです。(彼の名誉のために加えると、岡田健史さんも一般的には演技派と呼ばれないかもしれませんが、この作品は非常に良かったです。)
よかった
想像していたものほど激烈ではなかった
家族に的を絞ったもので、周りの人が絡んでこなかったのはわかりやすかった
登場人物性善説。
マスコミにはざらざらした感情になったけれど、現実ほどひどくない
息子の同級生女子、敵だと思った
まず見知らぬ他人に部屋を見られることが最悪だと思った。劇中なによりやだった
どちらにせよ、生きていると思っていたので驚いた
堤監督で、あ、そっか、いいねってストンときた
観れて良かった
皆演技力がすごく良かった
記者の役はもっとゲスいのが現実じゃないかな?
思えば父の会社の人かなりいいひとじゃない?
どうでもいいけど堤真一の鼻の穴気になった
息子役のファンの知り合いがいて、推しの遺影見るの嫌だろうなって
父と母の心境の違い、それぞれの強さ、弱さがストレートにきた
妹の強さも際立った
冒頭から父、いい感じやったもんな
過干渉でないところに魅力を感じた
母のLINEかわゆし
埼玉県戸沢市(笑)
2020年映画館鑑賞106作品目
原作未読
バッドエンドだけどバッドエンドじゃない
これで良かったのか
自分としては被害者でも加害者でもなく事件とは無関係で無事で帰ってくることを願ったのだがそれでは話にならない
規士はわりと出来のいい子だから自分だけで解決しようとした
親にちくるなんてカッコ悪いしダサいと思ったのか
自立心が芽生え大人の階段を上がる途中で転がり落ちる悲劇
少しくらいなら親に甘えたっていいんだ
せっかく父親がトラブルに巻き込まれているんじゃないかと心配する絶妙なパスを送ったのにスルーする痛恨のミス
絆ってそんなものかよ
死んだと分かったときはとても悲しかった
母親はたとえ加害者でも無事に戻ってきてほしい
それが愛なのか
父はたとえ被害者でも無実を信じたい
残された家族や仕事を守るためでもある
いやそうじゃない
いやわからない
それも愛
妹は兄が加害者であってほしくない
わりと好きな兄でももし加害者なら自分の将来は絶望的だ
『誰も守ってくれない』みたいになってしまうじゃないか
欧米では加害者家族は日本のように責められることはないらしい
むしろ励ましの便りが大量に届くらしい
そういう社会なのだ
日本は法より世間体を重要視する同調圧力が強いムラ社会だから加害者の家族も責めるのだ
その代表格がマスコミとネット住民だ
今よりも強い自主規制は必要だろう
無実な人を追い詰める勢力になってはいけない
とりあえず住宅地でのああいった取材はやめなければいけない
大切な仕事仲間よりマスコミや悪い噂を信じる馬鹿な爺さんは土下座で謝罪したがマスコミやネット住民はきちんとけじめをつけただろうか
ろくに謝りもせずしれっと誰かのせいにし有耶無耶にして次のターゲットに狙いを定め飽きるまで食い尽くすんだろう
反吐が出る
松田翔太はジャーナリストっぽくなかった
探偵の方が似合っている
力作だが、映画としてはステレオタイプ
原作は雫井脩介の同名小説(未読)。
堤監督作品には独特のあざとさを感じることも多いのだけれど・・・
埼玉県で設計事務所を営む一級建築士の石川(堤真一)。
事務所に併設された自宅は自ら設計したスタイリッシュな建物で、顧客に内見させたりもしている。
石川には、自宅で校正を行う妻・貴代美(石田ゆり子)と高校生の息子・規士(岡田健史)と高校受験を控えた娘・雅(清原果耶)がいる。
ある日、規士の友人が脱輪事故を起こした自動車のトランクからビニールシートで包まれた死体となって発見される。
当日、事故現場では、十代の若者ふたりが逃げ去るのが目撃されている。
そして、規士は事故当日から帰宅せず、行方不明になっている・・・
といったところから始まる物語で、規士が犯人なのかどうか、犯人でなければなぜ姿を隠しているのか、というサスペンスを基軸にしているが、描かれるのは、事件関係者の家族と彼らを取り巻く周囲の人々の姿。
事件のあと、姿がみえない若者は三人おり、もしかしたら、うちひとりは殺されているのかもしれないという噂が広がっていくが、それと当時に、自宅前に集まった報道陣に対して「事件の詳細がわからないのだから、退散してほしい」と懇願しに出た石川がテレビに映されたことで、規士が犯人であるという決めつけも周囲に拡散する。
犯人か、被害者か、という狭間で家族の心は揺らいでいくわけだが、ややステレオタイプな描き方かもしれない。
つまり、犯人か、そうでなければ、もうひとりの被害者・・・という二分式で、一般的には、事件には直接無関係で、別の事情があって姿をくらましているだけだという、もう天気かもしれないが楽観的に心情はない。
まぁ、それだけ、世間の偏見、バイアスがすさまじいのだけれども、そのすさまじさ(というか、世間の単純さ)も、どうもステレオタイプにみえてしまう。
正攻法の物語を、正攻法に描こうとして、どこか類型的にはまったような。
観客も、関係者家族と同様の立場に追い込もうという意図からか、警察側の捜査はほとんど描かれないのだけれど、それがある種の狭苦しさ(物語の、ではなく、映画としての狭苦しさ)になってしまっている。
映画としての肝は、事件の真相を石川夫妻に告げる刑事役・加藤雅也のセリフだろう。
「少年事件で最も痛ましいのは、かれらの心情を、真の気持ちを親御さんが知るときでしょう」
堤真一も石田ゆり子も熱演であるが、偏見の世間の代表のような工務店社長役の竜雷太と、「彼が犯人であったほうがボクとしてはよかったのですが」と告げるデモーニッシュな雑誌記者役の松田翔太のふたりのほうが印象に残りました。
良い映画でした。
時間の都合上、僕の場合、映画館で観れる作品は月に1本が良いところなので、面白そうな作品である事は勿論ですが、大画面で観たくなる作品かどうかが観に行く映画を選ぶ基準なんです。
そういった点で考えれば、この作品、普通に洋画が公開されていたら先ず映画館で観る事の無かった作品だと思います。
映像面だけで言えば、ドローンを使ったカットは印象的でしたが、それ以外は大画面でなくてもいい作品ではありましたが、それを補って余り有る程、作品としてはとても良く出来ていたと思います。
もし自分の家族から犯罪者が出たらどうなるのか?
父として母として兄弟姉妹として、立場の違い、男女の違い…それらが見事に描かれており、とても考えさせられる内容でした。
原作は未読なのですが、脚本の出来も素晴らしく、最後の最後まで被害者なのか加害者なのか、どちらか分からないため緊迫感が続き、ひと時も目が離せませんでした。
勿論それは脚本だけで無く、主演であるお二人、堤真一さんと石田ゆり子さんの真に迫った演技のお蔭も大きかったと思います。
お二人とも素晴らしい演者さんですよね。
加えて、清原果耶さんや松田翔太さんをはじめ脇を固める役者さんも確かな演技でしたし、良い作品に出会えたと思います。
邦画もマンガが原作のような作品はアニメに任せて、このような小説を映像化するべきですよね。
第三者なら冷静になれるが…
ある意味で究極の二者択一が示される。
どちらの言い分も理があり、第三者としてならば、どちらが良いかを考えることも可能かも知れないが、自分の立場なら思考停止ではないだろか?
現実逃避として、犯罪にも荷担していないし、死んでもいないという、二者択一のどちらでもない、わずかな希望にすがったりする気がする。そういう意味では、呆気なく、この二者択一を受け入れるのは、どうなんだうか?
その希望にすがらないんだろうか?
それが作中家族の最もハッピーエンドのような気もしたが、そうではない着地を遂げる。現実的…。
だったら、棺の中の遺体には鼻の穴に脱脂綿を詰めて欲しかった…。こういうこまかいシーンで現実(虚構)に引き戻される。残念…。
が、加害者、そして被害者家族が、どういう扱いを受けて、どういう思いになるのかは、よく描けていたと思った。
違和感
母親の立場だが、父親に常に共感していた。
どんな状況でも生きていて欲しいと強く願うとは思うが、そんなにも母親が、息子が加害者であって欲しいと願うことにずっと違和感を感じながら観た。信じてないじゃん。
そしてラストで言い訳がましく「思い込もうとしていた」との告白。
祖母まで最初から孫が犯人だと断定しているところは笑ってしまうほどだった。
正反対の考えの父親と母親という対立構造を際立たせたかったのだろうが、それを嫌というほど押し付けてくるから、観てる間中違和感を感じたのだと思う。
息子の行動も最後だけはザ・模範的というオチもちょっと…
石田ゆり子が何日も着替えもせずやつれていく状況なのに、肌艶がよくてそこも気になってしまった。追い詰められて精神的に落ちていくと同時にツヤを抑えてマットなメイクにするぐらい極めて欲しかった。
ドラマ「1リットルの涙」で生死の狭間にいるのにマスカラバッキバキの沢尻エリカを思い出してしまった。
俳優陣の演技力などはよかったんだけどなぁ。。違和感の印象が残る映画だった。
加害者と被害者、どちらであることを願うのか
原作は未読。
高校生の息子、中学生の娘と暮らす夫婦のもとに、息子が殺人事件に関わったかもしれないと連絡が来る。息子は同級生を殺したのか、それとももう一人いるとされる被害者なのか。
息子が加害者なら殺人犯(もしくは殺人事件の共犯)、被害者なら命を亡くしているという状況。息子のイメージは人に危害を加えるようなことはないと信じ被害者であることを願うか、どんな状態であれ生きていることを願うかという選択を迫られる姿がよかった。どちらも親としては理解できる考え方かもしれない。どちらなんだというのがミステリー的な要素。
でも、観終わった後はそんなことよりも家族の絆を感じる。亡くなってしまったからこそ、前に進もうとしていた息子の思いが胸に突き刺さった。
「朝が来る」といい、ミステリーだが感動させられる作品が続いている。なかなかいい傾向だ。
どうすれば良かったのか
父親役の堤真一さんと母親役の石田ゆり子さんお二人の、愛する家族を必死の思いで守り抜こうとする姿と、涙ながらに詫びる竜雷太さんの姿に何度も涙が溢れました。
作中の「 良い子程自分で解決しようとするんです。」
「何を見ても規士の事を思い出すんです。」との台詞が忘れられません。
どうすれば良かったのかという問いを一生抱えて生きて行かねばならない家族の苦悩を、誰かを傷付ける前に、事件を起こす前に、深く深く考え抜いてどうか思いとどまって欲しい。
ラストで映される幸福感溢れた家族写真と、エンドロールで流れた森山直太朗さんの透明感のある歌声に、このような事件が少しでも減る事を願わずにいられませんでした。
映画館での鑑賞
望みの行方。
星の子をみた後に、なんだか消化不良で時間が合ったので観ました。が、なかなかよかった。
息子は加害者か被害者かそれとも…。
それぞれの《望み》は違う方向にいき、まさかの結末にえぇ❗ってなった。
家族の絆やSNS時代の報道の有り方など、いろいろ考えさせられた作品だった。
考えさせられる
加害者で生きているか
被害者で亡くなっているか
自分の周りで起きてほしくないけど、現実ではあちこちで起きているんですよね。
涙を流す事は無かったけど終始心臓に響くシーンが多く、ただひたすら考えさせられました。
心理描写に心が苦しくなりました。
大好きな役者さんの堤真一さんと石田ゆり子さんの演技に心が締めつけられました。
もしそうなってしまったら…を想像するとゾッとしてしまう内容でした。
父親としての考え、母親としての想い。加害者だとしても被害者だとしても最悪の覚悟が必要。感情移入してしまうと本当に辛かったです。
映像表現と役者さん達の演技は見応えありだと思います!
重い、重すぎる。現実にあるだけに怖い。
始まりからすごく重くて。
「早く解決してくれ。」と思いながら観たのは初めてです。
誰からもうらやまれる家庭がたった一つの出来事で地獄に落ちていく。
今の日本に無いことではないだけに怖い。
俺の今までの人生の中に、こういうことがなかったことに、不謹慎ですが
よかったと思ってしまいました。
マスコミは怖いというよりひどい。SNSも。
監督はそういうことも主張したかったんだと思います。
清原果耶も石田ゆり子も迫真の演技でした。
堤真一はさすがです。
考えさせられた
マスコミの自分勝手な正義感には腹が立つ
真相がどうであれ、一度でもでもマスコミに疑われたら、対象になった人間の人生が変わると言うことを分かって欲しい
犯罪者でないと信じるが、生きていて欲しいと願うのか
自分にが同じ立場になったらと思うと、、
全331件中、141~160件目を表示