望みのレビュー・感想・評価
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これは辛い。
岡田くん見たさに見ましたが、全然出てこない。
それはいいとして、内容が本当に辛い。
私は親になったばかりだから、親目線ですごく共感出来たので、こうなってしまったら辛い。
息子を加害者であっても生きていて欲しいと思えるかどうか、家にあんなに張り付いてたマスコミは被害者とわかった途端に居なくなるってどうゆう。
その今までの苦痛の損害賠償金は払われないものだろうかと、見ているながらにも少しイライラしました。
親になって子供が加害者だって疑われたら、息子を信じるか、信じないかの葛藤、仕事も家も存続できていかなくなってく様をリアルに描いた作品だと思う。
特に、母が息子の好きなものを食べさせてあげたいってところが感動しました。
内容がリアルでいい映画でした。
家族
もし我が子が事件を起こしたら?
母親は生きてさえ居てくれたらいいと願う。
父親は息子を信じたいと望む。
自分にも思春期の息子が居るので、もし自分の身に起こったら、やっぱり最悪の事態を覚悟するだろうと思う。
そうすることで、最悪な状況になった時のショックを和らげる癖のような思考。基本ネガティブ思考なので。
夫は『あいつはやってない。』と言うだろうか?
『まだわからない。わからないのに心配した所でしょうがない。そのうち帰ってくる。』と言いそう。超楽観的な夫なので。
物語の建築士の家が素晴らしく理想的な家で、リビングの一角に母の仕事スペースにアイランドキッチン。
絵に描いたような幸せな家庭。
お客さんを子供の部屋に、いつでも案内するというのはやはり、やりすぎだよなぁと思う。
前もって『今日は見せるからね。』と言ってくれていればいいけど、自分が子供なら、大人に愛想笑いなんてできない時もあるし。
ナイフが自室に置いてあるのがわかった時の安堵。
リハビリの本に父親に言われた言葉のメモが見つかった時の、やっぱり信じていた通りの息子だったという感情はよく見てとれた。
岡田健史くんは影のある役が良くお似合いです。
我が子がもし進路変更を余儀なくされた時、どんな言葉をかけたら良いだろう。
最後まで信じられる親になりたいものです。
重い、やるせない
正直こんなに重い作品だとは思っていなかった。
ただしくんは、普通になんともなく家に帰ってくるのだろうと。
甘かった。タイトルの『望み』、これはあらゆる人の立場に立っての「望み」だったのだろうと気付いた。それぞれの「望み」の重みや感じ方、捉え方などは全く比べ物にならないものだろうが、、、。
石川家の母演じる石田ゆり子さんのヒステリックかつ現実味のある演技、堤真一さん演じる優しい父、清原果耶さん演じる妹、全てのキャラクターがぴったりだった。
何とも重い作品で、見終わった後もやもや。
でも石田ゆり子さんの、ただしくんの優しさや行動についての言葉を聞いて重かった空気や気持ちが少しすっと和らいだ気がした。
望みという言葉の意味
自分にも息子がいるので、感情移入してしまう作品だった。
望み…
その言葉の意味が複雑に絡み合ってしまった。
あの家と、あの家族と、望み。
あなたは何を望む?って、
鑑賞しながら複雑に心が動かされる。
そして、マスコミという職業。
まだ事件が解決もしないまま、関係者の家に落書きやイタズラをするような人間も…
ゴミとかクズとか書いてっけど、お前らがクズだろって…その辺までモヤモヤさせられた。
そして、見終わった後に改めて、石田ゆり子も堤真一もやはり素晴らしい役者さんなんだなと感じる。
娘役の子もとても好きだ。素晴らしい。
普段から子供とたくさん話すことの大切さを改めて。
おもしろかった
監督が堤幸彦だと、あとから知ったがエンディングの感じが堤幸彦っぽかった。
この監督は、原作があるやつだとちゃんと完結できるが、自分で考えると、話がとっちらかってしまうイメージ。良く言えば凡人にはわからなくなってしまう?
でもこの映画は考えさせられた。
疑いが色々な所に…
家族の愛が描かれていて、堤真一が途中であることに気づいてからの作品の雰囲気が変わっていくのが凄いなぁと。
何が真実で何が正義が、途中でわからなくなる。でも最後には前向きに進むしかない家族。
立場や人生経験によって評価が分かれる
堤真一も石田ゆり子も好きな俳優だし予告に興味を持って観た。
子を持つ親なら父親特に母親に感情移入しただろう。私的には妹の気持ちが良く分かる。仲が良くても兄妹なんてそんなものだ。
何となくタダシが死んでくれてれば全てが丸く収まるだろうなぁとはどこかで考えていたが、やはり一番良い結末だったと思う。
死は何事も洗い流してくれる。
棺桶に入っているタダシの顔はとても綺麗だった。
私も早く死ぬべき存在なのだ。
家族も一瞬は悲しむかもしれない(ここで書く事ではないが喜ぶであろう人も居る)が面倒が無くなってスッキリするだろう。
全く関係ないが「ボヘミアンラプソディー」でも自分を投影させるところがあり嗚咽をもらす程泣いたがこれもタダシの死んだ姿に自分を投影して泣いてしまった。
多分誰にも共感されないだろうが、立場によって感想が違うとはこういう事。
私はそういう立場なのだ。
どうしてそういう思考になるのか意味不明
息子が殺人犯かも知れないってなった家族の話。
そもそもの話なんだけど、人様に迷惑をかけるような、あまつさえ殺人を犯してしまうような育て方をしてると思うなら、なんで子どもなんてこさえたの?
思春期になって、コミュニケーションの取り方がギクシャクしてしまう時期は確かにある。
親でも部屋に入る時にはノックして。とデリケートになる時期だってあるさ。
思春期の犯行と殺人の衝動は全然次元が違うと思う。
シリアルキラーでなければ、自分の不満を他人を殺して解決させようって思考には至らないのよ。
作中ではコピペのようにヒステリックな妻が先走って悪い方向へ考えを巡らせる。夫は黙々と息子の持っていた凶器の行方を捜している。そして、凶器を見つけるや否や、自分の息子は加害者ではないって被害者の葬式に乗り込んでいく。
いやいやいや。
もう、どこから突っこんでいいか分からないくらいの非常識のオンパレード。凶器になりえたかも知れない短刀が部屋にあったからと言って、犯人でない証拠にはならないし。自分の息子が被害者側だからと言って、人様のお葬式に水を差すような真似をするべきじゃない。死者との別れをする場で、よその家の息子が殺人犯だろうが被害者だろうが、亡くなった人は戻らないし、遺族が最後の別れをする場であることをわきまえるのが大人の行動だと思う。見ていてみっともない。
家族は失踪した息子のことなんてこれっぽっちも心配していない。
考えているのは、加害者側か?被害者側か?これからの自分たちの人生はどうなるんだ?しかない。
これでは、息子があんまりだ。
息子も息子で、コミュニケーション能力が低い。
今の10代はもうちょっと周りを冷静に分析して、自分に降りかかる火の粉を上手に振り払えるよ。
あと、冒頭で出てきた松田翔太が最後まで意味不明な役だった。
いらなかったんじゃない?松田翔太の無駄遣い。
望み~あるある言いたい~♪
望み~結末言いたい~♪
みたいなネタを2時間。2時間!!
お粗末にもほどがある。
自分の息子に重ねながら観ました。
まだ小さいですが、同じ状況になってしまったら、、と感情移入しながら観ていたのでとにかくしんどかったです。
殺されていて欲しくないけど、加害者でも嫌。どっちになっても辛い現実である事に変わりは無いのだけど、、ラストのおかげで救われたような気持ちです。
母の「私の知ってるタカシそのものです」という言葉で更に泣けました。
考えさせられる
観ていて胸がズキズキ、苦しい場面が多く最後の展開には涙がでかけました
もし自分の兄弟が加害者だったら、被害者だったら、どっちに転んでも最悪だけど....って観ながら色々考えさせられます
お母さんの気持ちもわかるしお父さんの気持ちもわかる
これは辛い
家族ともっとコミュニケーション取ろって思った
息子がいる身としてはかなりキツい
面白かったけど
息子を持つ身としてはかなりしんどい映画だった。
息子を思う気持ちは一緒だけど、
父と母でその考え方が違うのがリアルで良かった。
被害者であっても無実であって欲しいと願う父と、
加害者でも良いから帰って来て欲しいと言う母の気持ちが
生んだ人の本当の声のような気がして観てて辛かった。
ハンバーグをこねるシーンなんか畏怖すらありました。
父と母の息子を思う気持ちがこの映画のテーマだと思うの
だけど、
テーマとは別にこう言う事件モノに出て来るマスコミには
本当に腹が立つ。
マスコミの正義ってなんなんですか?
面白がってませんか?
といつも思う。
父と母に重きを置き過ぎて、
妹の兄の事件のせいで自分の将来はどうなるんだ?
と言う不安や追い込まれて行く様が
案外軽く描かれてるような気もしました。
息子を信じる女子生徒たちが、何故そこまで信じるのかが
描かれてなくてイマイチ息子への深掘りが出来てないと言うか、感情移入出来なかったのが残念でした。
ただ堤真一の泣きの演技は素晴らしかった。
堤真一の心の揺らぎを観るだけでも価値ありと思います。
信じてるし生きていて欲しい
加害者であっても生きていて欲しい
被害者であっても息子を信じたい
なんとも切ない..「望み」
観終わって涙が止まらない
わたしの「望み」は叶わなかった。
加害者家族、被害者家族にフォーカスされていて
その心情の揺れがよく描かれている。
一方で、本当に全く関係のない人達の
悪意が本当に許せない。
加害者だろうと無関係なのに
悪意で人を傷つける人達は加害者だ。
どうして罰せられないの?
家族の愛から来る望み。
家族だからこそ
岡田健史さん演じる兄が加害者か被害者か、
という謎に対して、こうあって欲しいと望む父母妹。
謎が解かれるにつれて家族間での衝突が起きて、
知らない兄の一面が見え始め、揺さぶられるけれど、
最後まで兄は兄のままでいたと知れて、
少しは報われたと思いました。
家族の変化というのは、誰でも感じると思うし、
本当は変わってない、ただ家族の為に、
家族には言えないという事もあると思う。
でも、それを言って助け合える唯一のものが家族だし、
それが出来ていればというのが、1番の望みかなと
思いました。
作品の内容と相反する観客不信の結果
息子と同じように観客のことももっと信じて!何でもかんでも説明しないと気が済まないクドさが、本作の意味ある題材を浪費して、疲れてしまった。
我が子は加害者か被害者か?殺人犯か殺されたか?俺はあいつを信じる!ただ生きててほしいだけなの!両親父母の意見の対立に、気持ちわかる妹の雅。犯人だと…困る。お父さんの考えとお母さんの考えは全然違う。何がどうなっても子供を守る覚悟。人間の願望や欲望なんてものは自分が満たされているときは更に高次のものになる厄介なもので、本作の場合は文字通りきっと藁にもすがる思い。何もしなければ何もできない大人になる
フゥ…堤 × 堤。けど、如何せん作り手の作為がすごいし、いちいちしつこい描写に、「もう分かったから、胃もたれしちゃうよ」ってなった。分かりやすくバッチバチに作られた照明。カメラ角度付けたり、いちいち御丁寧に挟みこまれる回想(←この辺が本当にTVドラマ的だし、観客を信頼していなさすぎる【←信じるという作品の内容と相反する】)。そして、クソ報道陣描写やネットの声も分かりやす(く怖)いのなんて、語弊を恐れずに言ってしまえば、よく見るもの。
堤幸彦アレルギーが…なんかな〜モッサリしてるんだよな〜やっぱりTVサイズで丁度いい。それと松田翔太と仲良いのかね。記者側の顔とか抜く必要あったかな。この究極の二択は、どちらに転んでも最悪だが、非常に興味がある?
「うちのおやじ」
今までの人生が変わる。
最初。あまり観たくない内容だったけど。
息子が行方不明になる。
母親と父親の考え方の違いが…
加害者。被害者で人生が大きくが変わる。
規士(ただし)の可愛い写真から始まり家族写真が幸せな家族を思わせる。
母親は(石田ゆり子)犯罪者でもいいから息子に生きてて欲しい。そして加害者だと思い込んでいる。
父親は(堤真一)息子を犯人と決めつけていない。その思いが切実に伝わってくる。あいつはやってない。殺るはずがないと堤真一の思いがとても熱く。自分自身に言い聞かせながら……。息子を最後の最後まで犯人でないことを信じている。
息子の机の中からナイフ出てきた時、間違いなく犯人ではないと確認した。
真実を知った時。
優しい子ほど自分で解決しようする。と 警察の話を聞いてなんとも言えない思いが。。息子は人を殺す子供でないということを信じていたところに。そして死んでいる息子と対面する。私は経験がないので解からないです。本当の悲しみや苦しさは。わからない。
母親の辛い気持ちも。父親の辛い気持ちも。そして妹の雅の辛さも。それぞれの辛さがある。
なかなかすぐには受け入れられない思い。でも。なんか。救いはあった気がする。望みがある。タイトルどうりです。
人魚の眠る家が苦手だったから、これもどぉかな?って思ったけど これ...
人魚の眠る家が苦手だったから、これもどぉかな?って思ったけど
これはもぉ楽しめました!
そぉそぉ!この監督ほんと痛いとこつく!
なんかこの人家撮るの上手いって思うのはわたしだけ?
考えさせられる
昨年原作読了済み。
さすがに細かな描写は追い着いていなかったが、考えさせられる。
父親、母親、子供、祖父母、観る側の置かれた立場によっても見方、考え方は異なると思うが、自分が当事者として同じ状況に置かれた場合どう思うだろう。
切ない結末に向かう中にも、純粋に真っ直ぐ育ってくれた事が嬉しかった。
マスコミ連中には悪意を感じる描写が多かったのは今の世への警告だろうとは感じた。
切なすぎる真実。一組の家族のすれ違いと、その絆。
【賛否両論チェック】
賛:息子の失踪事件を通して、家族が次第にすれ違っていく姿が、切なくて痛々しい。衝撃的な真実にも心に揺さぶられる。
否:ラストは結構急展開な感がある。暴力シーンもあり。
不穏な気配を見せた後に、突如失踪した息子と、やがて発覚する同級生の殺害事件。事件に振り回される家族を通して、やがて明らかになっていくのは、父と母の想いの違いです。
父はひたすら息子の無実を信じますが、それは言ってみれば、息子が死んでいるかもしれないと言うことを意味していました。一方の母は、罪を犯していても構わないから、とにかく生きていてほしいと願っていて、犯罪者とその家族になる覚悟を決めていきます。そんな両親のすれ違いの中で、ただただ葛藤する妹の姿にも、胸が締めつけられるようです。
そして最後に明らかになる、あまりにも切なすぎる真実にも、思わず心揺さぶられてしまいます。バラバラになりかけた家族が、どのような結末を迎えていくのか、最後まで目が離せません。
「何もしなかったら・・・何も出来ない大人になるだけだ。」
という言葉が、胸に染みました。
人間ドラマに深く考えさせられる作品ですので、ミステリーやサスペンスが好きな方以外にも、是非ご覧になっていただきたいと思います。
考えさせられた。
とても心にずっしりと響くストーリーでした。
幸せな家庭がたった一晩で悲劇のどん底に落ちていく様が怖くて、悲しくて、何だかパニックでした。
愛する息子は加害者なのか被害者なのか、、、そのどちらでも悲劇であり、私ならどうするのだろうか、と。
そして、その二択は生きている加害者なのか死んでいる被害者なのか、そのどちらかだとしたら、本当に私はどうするのだろうか。。。
とても考えさせられました。
結局、私にはその答えは出せませんでした。
この作品自体は、とにかくキャストの皆さんがとても上手で、ストーリーに引き込まれ、あっという間でした。
特に石田ゆり子さんが素晴らしかった。
「マチネの終わりに」の小峰洋子役とは全く違う母親役がとても印象に残りました。
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