THE BATMAN ザ・バットマンのレビュー・感想・評価
全630件中、321~340件目を表示
バットマンは孤立してない。
実はバットマン役が『ライトハウス』の若い方の人だったんですね、って知ってから俄然見たくなった。なので、バットマンシリーズには大して思い入れはなかったのだが、全編密度濃く、これでもかと見せ場が重なりいつしか終始前のめり。3時間強はそんなに苦痛ではなかった!
確かに、ここぞという場面でのBGMアヴェマリアの使い方は印象的だった。
バットマンは、悲しい過去と出自に絡めとられていて、「秘密」として生きることが運命付けられている。孤独な人だ。でも決して「孤立」していないことが嬉しかった。あの、汚職に染まっていいないゴードン警部補との息の合った活動っぷりは、大悪党をして「お前ら一緒に歌ってみろよ(不正確な記憶の字幕)」と言わせしめ(私にとっては貴重な笑うシーンだった)、キャットウーマンことセリーナとの刹那の愛以上に心温まるものがあった。
人間臭い、リアルな描写。ゼロベースで鑑賞してほしい作品。
ノーランさんのバットマンが超絶好きで、新しいバットマンが作られることに、少々複雑な想いがありましたが・・・、
3 時間の長丁場、鑑賞してみて「このバットマンも良いぞ!続きをみたいぞ!」と今は思っています。
CG/VFX をどこで使ってるか分からないスタントシーン、リアルなアクションは見応えがあります。カッコイイです。
また主人公の演技 (特に目の動き、心理描写) が素晴らしく、作品全体の「光」や「闇」の演出も個人的に好きでした。
装備や車に、どこかレトロな雰囲気を感じさせているのも、逆に新しさを感じました。
ダークナイトと比較する人も多いと思いますが、是非「全く新しいバットマンである」ことを前提として、
ゼロベースで見ていただきたい、そんな作品です。
そして、リドラー役の方。この人、凄い。
最初に逮捕されるバーのシーンは、SEVEN を想い出させる不気味さを感じました。
最近のバットマンシリーズは、主人公よりも悪役の方が、高いレベルが求められている気がする(笑)
『ダークナイト』に比肩する傑作
いや、面白かった。
今回はバットマンのディテクティブの部分を掘り下げたような作風で、『セブン』みたいな『ソウ』みたいな雰囲気で進んで行く。ダークなノワール感とサイコスリラーが上手く融合してゴシックかつリアルな世界観の構築に成功している。
しかし若干そういった世界観とバットマンという存在の食い合わせが悪く、リアルに成れば成る程、シリアスに成れば成る程そこに突っ立っている変なスーツの男がおかしく見えて来る。それは作っている側も自覚しているらしく、バットマンは行く先々で「復讐クン」とか「基地外」と揶揄される。
後々リドラーがシンパシーを感じ、同じ仲間だと言っていたように彼もまた狂人で有り、リドラーとは合わせ鏡になっている。
リドラーは完全に狂言回しに徹し、メインはバットマンが自分を見つめ直す地獄巡り。恐怖で悪人を抑え込もうとしたブルース・ウェインは己の影に恐怖する。
正直、控えめに言っても『ダークナイト』以来の傑作で有る。
ただ、バットマンはクライムファイターであって純然たるヒーローでは無いと自分は思っているので、身を挺して人助けをやったり、災害現場でボランティア活動をしている姿には若干の違和感を覚えた。
追記:
そうそう、書き忘れてたけど、マイケル・ジアッキノのスコアが荘厳で重厚で、時に大仰でこの重苦しいドラマを更に重く馬鹿馬鹿しいほど大袈裟にしていて、とてもマッチしていました。
一秒一秒ドキドキの3時間
音、映像、ストーリー全てがダーク
ある意味良くあるストーリーを
贅沢に制作された映画だと思っていたら
ウーっとなって
エーっとなって
オーっとなって
そこに愛はないんか!
ストーリーは好き嫌いがあるでしょうが
こんな映画作れるアメリカやはり凄いです。
カメラのアングルが意表をつくものの
ストーリーに深みを増すように
よく練られているのだと思います。
怖い部分もありますが
頑張って見て欲しいです。
仕事終わりに10km走るより
疲れますけど決して無駄では無いです。
ビル・ゲイツみたいな犯人 そんなに嫌ならこの街から出てけよ(笑) ...
ビル・ゲイツみたいな犯人
そんなに嫌ならこの街から出てけよ(笑)
捜査能力が高いからこの人こそ警察 検事に向いている。バットマンもこの男のおかげで両親を殺した犯人に復讐できたようなもの
単発映画ということで 主人公がどのように強くなったのか どのようにしてバットマンになったのかは詳しく描写されていない。
アジア人の出演はリンチされそうになった男1人だけ
欧米人の標的になってしまうという点でリアルだった。
話についていくのに必死だったが、オチもよくわからないまま終わってし...
話についていくのに必死だったが、オチもよくわからないまま終わってしまった。
アクションシーンは興奮する場面が多々あり、バットマンの魅力を引き出していたと思う。
長い、が見応えあり、と思う
長い、重たい、暗い。
決してネガティブなわけではない。
万人におすすめはできないけど、わたしはとても好き。
そりゃツッコミどころはあるよ。
あの格好で鑑識の横にいられても落ち着かねえよな、とか。
ロマンス要素はどうしてもいるのかしら、とか。(ラストのバイクシーンはエモくてたまらんけどさ。)
全てを知った上で、あの街のために戦い続けることを選んだ原動力はなんなのか、ちょっと飲みながら話しませんか。
ヒーロー映画と思わない方がいいかもしれない
私はアメコミ映画には疎い人間です。最初のスパイダーマンとアイアンマンしか観ていません。バットマンはノーラン監督の『バットマン ビギンズ』『ダークナイト』だけ鑑賞してます。シリーズをしっかり追ってないと楽しめないんじゃないかと思える「ヒーロー大集合」的なアメコミ映画が多いですし、歴代50作以上のアメコミ映画を今から履修しようとは思えず、食指が伸びないでいました。
ただ、本作に関しては「事前知識は特に要らない」「バットマンの過去作を観なくても楽しめる」という事前情報を耳にしていたので、それを鵜呑みにしての鑑賞です。
結論ですが、結構楽しめました。しかしながら、「これ、バットマンである必要ある?」とも思います。これは昨年公開されたトッド・フィリップス監督の『JOKER』を鑑賞した時も「これ、ジョーカーである必要ある?」って感じたんですけど、それと同じ雰囲気を感じます。多少の不満はありつつも、バットマンを知らないご新規さんでも十分楽しめる作品になっていたと思います。上映時間3時間ありますので、事前にお手洗いは済ませておいてくださいね。
・・・・・・・・
非常に治安が悪く犯罪が横行する街「ゴッサムシティ」。その街の治安維持へ多大な貢献をした大富豪であるウェイン夫婦が、ある日強盗によって殺害されてしまう。息子のブルース・ウェイン(ロバート・パティンソン)はこの事件を探して復讐をするため、夜な夜なゴッサムシティの犯罪者を撃退する「バットマン」として暗躍するようになった。バットマンとして活動し始めて2年が経過したころ、街の権力者をターゲットとした残虐な殺人事件が発生する。その犯人は「リドラー」と名乗り、毎回犯行現場になぞなぞを残していくのだった。
・・・・・・・・
『TENET』にも出演していたロバート・パティンソンですが、こんなに闇の深いキャラクターまで演じることができるんですね。『TENET』では主人公の相棒ニールを演じてましたね。明るくてお調子者なイメージがあったので、演技の振り幅に驚かされました。
本作の特徴としては、とにかく全体的に暗い!!映画の雰囲気が暗くて重いシーンが多いし、夜や悪天候のシーンが多いので映像的にも暗い!!
これは多分映画館で観るべき映画ですね。カーチェイスの迫力とかも大画面で観た方が良いですし、それ以上に真っ暗闇のシーンは多分自宅のテレビで観たら反射で自分の顔が映りこんでしまいますので、暗いシーンが多い本作は映画館向きの作品だと思います。冒頭にある暗がりにリドラーがぼんやり映りこんでるシーンとか、映画館の大画面でもリドラーの姿がうっすらとしか見えないので多分自宅のテレビじゃ見えませんね。
憎めない映画だった!
病み病みなロバートパティンソンとか
超かっこいいゾーイクラヴィッツとか
クラシックな雰囲気でありつつ
アメコミの画風を踏襲しているとことか
酔いそうになる画角とか
全部良かったんだけども、
ストーリーがおもろくない!!!!
と思ってしまった、、、。
復讐ねえ、、はいはい、
となってしまった、、。
せめて、2時間くらいでみせて!?
あとバットマンのテーマが
ダースベイダーの曲すぎん!?
でもあれは
現代社会が求めるヒーロー像なのかも。
弱き者の立場に降り立ち、光へと導く。
あのラストはよかったですな。
あと、ポールダノにはそろそろ
奥手なんだけど近所に引っ越してきた子に恋する
みたいなラブコメ出てほしい、、
みんなポールダノ上手く使い過ぎやろ、、。
あの暗く低くアレンジされたアヴェマリアが
なんともよかったですな。
途中からもはやポールダノ応援してましたよ…。
そんでもって、ジョーカー!!!
アメコミのワンページのような
シーン!!超よかった!!
しかも、バリーコーガンなんだろう…!
もうこりゃあ、続きみるしかないよなあ。
ロバートパティンソンもめちゃくちゃに
良かったしなあ……。
色気すらあったよなあ。
しかし、改めて
クリストファーノーランって
天才だなぁ……。ため息。
Dolbyだったからか、
映画館出た時、1984観た後のように
開眼してたような気がする。
(横浜のDolbyはD席くらいが丁度いいかと)
鋭さと危うさ
鋭さと危うさを併せ持つバットマンと腐敗したゴッサムシティ
まず、赤い背景にバットマンの立ち姿のみのポスターが最高。こんな事はさておき、映画の内容について書いていく。
映画全体の重く暗いヒーロー映画という雰囲気は、楽しみにしていた以上で満足度が高かった。特に映画の始まりからバットマンが現れるまでの導入部分は、この映画のトーンと恐怖のシンボルとしてのバットマンのヒーロー像を見事に描き、今まで観てきたヒーロー映画の中でもトップクラスで好きだった。
それと、割と序盤に出てくる、コンタクトを外す動作は、理由はクリアじゃないけど、とても心に残って魅了された。
逆に、残念に感じた面もいくつかある。長さは意外とそこまで気にならなかったが、ストーリーに色々な要素を織り込もうとし、それによるキャラクターの多さも相まって、ストーリーを掴み切れない部分があった(自分のフォロー能力不足かも…)。
また、それぞれのキャラクターをあまり十分に描いていない中でのラブロマンス要素も、取り入れた必要性をそこまで感じなかった。あと、音楽の主張が強すぎる気がする。曲そのものは好きだったが、存在感の強さと使用回数の多さが個人的に少しだけ気になった。
マイナス面もかなり書いたけど、その分好きな要素も存分にあり、続編があるかわからないけど、あれば足を運びたいと思う。
3時間、見応えのある作品でした。 復讐に燃えるバットマンの隠された...
3時間、見応えのある作品でした。
復讐に燃えるバットマンの隠された真実に迫った深いストーリー。TENETのロバート・パティンソンがマスク越しもいい感じでした!
ノワール感満載
映画を見た!という気持ちにさせてくれる。
画面は終始暗くて、水気が多くて、好きな雰囲気。
アクションも激しく暗くて陰鬱。
敵役のリドラーはそこまで存在感はなく、ウェインの苦悩が描かれている印象
名門、超富裕という恵まれた人間が「庶民を助ける」という、ある意味で欺瞞的な存在への自己疑問というのは、バットマン・シリーズにいつもあるんだろうけど、今回も、そのあたりはしっかり。また、殺された父母という徹底的な喪失。今回は、特に「復讐」という言葉を多様な視点から考えさせてもいるのかな。
字幕で見たけど、吹替でもう一度観てもいいかも。
黒くて、暗くて、ブチ切れてるモノなーんだ? 長い長〜いハロウィーンの始まり始まり…。
復讐に取り憑かれた青年ブルース・ウェイン/バットマンと、犯行現場になぞなぞを残す連続殺人犯「リドラー」との戦いを描いたサスペンス&スーパーヒーロー映画。
主人公ブルース・ウェイン/バットマンを演じるのは、『ハリー・ポッター』シリーズや『トワイライト』シリーズのロバート・パティンソン。
ナイトクラブ「アイスバーグ・ラウンジ」のオーナー、オズワルド・コブルポット/ペンギンを演じるのは、『マイノリティ・リポート』『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』の、名優コリン・ファレル。
連続殺人犯リドラーを演じるのは、『リトル・ミス・サンシャイン』『それでも夜は明ける』のポール・ダノ。
女盗賊セリーナ・カイル/キャットウーマンを演じるのは『マッドマックス 怒りのデス・ロード』『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』のゾーイ・クラヴィッツ。
謎の囚人を演じるのは『ダンケルク』『エターナルズ』の、名優バリー・コーガン。
I ❤️Batman!
というわけで、期待と不安の中、この超話題作を鑑賞〜♪
3時間という上映時間を知った時はゲロ吐きそうになったけど、いざ観てみたらあっという間。かなり楽しい映画であることは間違いない!
総評としては満足!
しかし、「最高〜!Foo〜↑↑♪」という部分と、「なんやこれ…」という部分がはっきり分かれている作品だったように思う。
最高ポイント①
「バットマンが超カッコ良い!」
はいもうこれに尽きます。バットマンをカッコ良く描けているというだけで、この映画合格〜💮
かつては「シャベル・フェイス」なんて馬鹿にされていたロバート・パティンソンだけど、ここ最近の彼のオーラは半端無いと思う。今一番脂が乗ってる若手俳優なんじゃないか?
パティンソンの特徴的なアゴは、バットマンのコスチュームに身を包む時の為に存在していたのか!と言いたくなるほど、彼の演じるバットマンはcool!
個人的にはぶっちぎりで過去最高のバットマンだと思う。
本作のバッツはとにかくヤベー奴。周りの警官たちからも「サイコ野郎」と悪態をつかれるほどの狂人である。
登場シーンの、完全にブチ切れているのがわかる怒気を孕んだ歩き方が見事。その後のチンピラ撲殺未遂シーンで、今回のバッツがどういう人物なのか一髪でわからせるという演出も見事だった。
ペンギンとのカーチェイスシーンもGOOD!🚗💨
煽り運転でひっくり返したペンギンの元へ、のっしのっしと歩み寄るあのシーンの神々しさ。もうあの足音、完全に『ドラゴンボール』のセルやん!怖いってっ!!
正義のスーパーヒーローとは到底思えない、圧倒的な恐怖の演出、完璧です🦇
目の周りが黒く塗りつぶされており、顔色は蒼白。
このブルースの素顔は、どうしてもジョーカーの顔を思い起こさせる。彼の危うい精神状況が、宿敵そっくりの素顔という形で表されている点も、スマートで上手い!
そしてあのクライマックス。
暴力で悪を制するというバイオレンスな正義像から、暗闇の中で市民を導くというマーシーな正義像への変換。力なき者を助けることこそ、スーパーヒーローの本質であるはず。それを最後の最後で、完璧な形で表現してくれた。あの発煙筒のシーンだけで、100億万点!!!
…後述するけど、今回のバッツは意外と可愛いところがあるのも良ポイント✨😆
最高ポイント②
「リドラーを演じるポール・ダノ!」
今回のメイン・ヴィランであるリドラー❓犯行現場に必ずなぞなぞを置いていくという、常軌を逸したサイコパスである。
このリドラーが関係するシークエンスはどこも良い!市長殺害シーンや、検事を追い詰める爆弾シーンなど、彼が醸す緊張感は素晴らしいの一語に尽きる✨
欲を言えばもっとグロさが欲しかったけど、まぁそこは全年齢向けのアメコミ映画だから仕方ないか。
そして、何よりも良かったのはリドラーの正体。
リドラーの正体は、エドワード・ナッシュトンという会計士。ちなみにエドワード・ニグマというのがリドラーの本来の本名だが、これはあまりにバカっぽいということで変更されたのだとか(略してエニグマ=謎)😅
このエドワード・ナッシュトン、とにかくショボ〜くて冴えな〜い男。カフェでの逮捕シーンは、「え〜っ!こんな奴がこの事件の首謀者なの!?」という、とても良い意味での裏切りがあった。
自己顕示欲の塊という犯人像は、現代のインフルエンサー崇拝社会への皮肉のようでもあり、またジョン・レノンを暗殺したマーク・チャップマンを連想させる感じもあり…。
エドワードの見た目や性格は、ブライアン・ボランド原作の超名作短編コミック「罪なき市民」に登場する少年から引用したのかな?
とにかく、ポール・ダノの普通の人っぽさこそが今回のキモ。
どんなに普通っぽい見た目でも、会計士のように地に足のついた職種の人間でも、腹には一物抱えているのだ、という描き方は非常に今日的な犯人像だと思う。
そして、自分が抱える鬱憤を、社会に対する制裁という体を隠れ蓑にして晴らしているいうのは、現代のネットリンチを比喩しているようで興味深かった。
最高ポイント③
「コミカルなシーンが多くて、何となくチャーミング😍」
本作はダークな映画という触れ込みだし、実際陰鬱な側面が強い作品ではあるんだけど、なんか抜けているところも多くてそこが非常にチャーミングである。
例えば冒頭、日記を書いているブルース・ウェイン。
その内容はというと…。
「2年間の夜が、俺を夜行性動物へと変えた。闇に潜んでいる…?いや違う。俺こそが闇なのだ…カキカキー_φ(・_・」
はいもう完全に厨二病。このノートは黒歴史確定です。
こういうところとか、意味もなく上半身裸になって、床にわざとらしく相関図を書き始めるところとか、いやもう本当に今回のブルースは可愛い。サングラスとか掛けてムダにカッコつけてるから、余計に可愛いらしいです!
ジム・ゴードンをぶん殴ってから、警察署を脱出するまでの一連のシーンも本当にコメディ!
必要以上に強いパンチにまず一笑い😁
まるで宮崎駿のアニメに出てくる警察官のように、ワラワラと湧いては追いかけてくる警官たちに二笑い😆
カッコつけて飛び降りたのに、着地に失敗しちゃう姿に三笑い🤣
その後、カットが変わると何事も無かったかのようにカッコつけているバッツに四笑い😂
このシーンには60年代ドラマ版の「バットマンのテーマ」を流して欲しかったなぁ〜。
バットマ〜ン♫デケデケデケ。バットマ〜ン♫
もしくはプリンスの「バットダンス」が流れたらテンションMAXだったのに〜😗
農協牛乳〜♫
事程左様に、なんか抜けている…というか厨二病感こそが本作のキモ。「お前なぁ…」とボヤきたくなるようなブルースの未熟さがよく表されており、それが他のバットマン映画と一線を画すチャームになっているように思います。
ここからは悪いポイント。
①「上映時間が長え」
たしかに退屈はしなかったが、だからといってこれに3時間も掛ける必要があったとは思えない。
誰の目から見ても明らかなように、本作はデヴィッド・フィンチャーの『セブン』(1995)と『ゾディアック』(2006)に大きな影響を受けている。またリドラーの謎によって物語がどんどん前に進んでいくという点は『ゲーム』(1997)や『ゴーン・ガール』(2014)を思い起こさせる。
と、マット・リーヴス監督ってフィンチャー映画大好きなのね、ということはわかるんだけどさ。ならフィンチャー作品のコンパクトさも真似してよ〜…。
フィンチャー作品も結構長尺って印象があるけど、『セブン』や『ゲーム』は120分。『ゾディアック』や『ゴーン・ガール』は150分。意外と短いんですよね。
この内、『ゾディアック』は正直間伸びしていると思うけど、後の3本の時間配分は完璧。特に『セブン』は、よくあの内容を2時間に収めたな、と思うくらいタイトでシャープでクール。
本作も、基本的には『セブン』とやってることおんなじなんだから2時間に纏める事が出来ただろ〜、と思っちゃう。
んじゃあ、具体的にどこを削るかという事なんだけど、ゾーイ・クラヴィッツには悪いけどキャットウーマン周辺のエピソードは正直全然要らんと思う。はっきり言って、彼女の女友達が失踪する件とか、彼女の父親がファルコーネだった件とか、一切興味が持てなかった。
こちとらリドラーvsバットマンを観に来てる訳ですよ。なんかファルコーネがどうたらこうたらの件が長すぎて、中盤メインのストーリーラインから完全にリドラーがフェードアウトしていた。もっとタイトに、リドラーだけに集中して物語を描いて欲しい。
他にも、脚本的にモタモタしているところが多すぎる!!
例えば、ブルースがファルコーネから父親の真相を告げられる件。
😈「お前の父親は悪人なんやで〜」
🦇「そんな…。もう何も信じられへん…。」
👨🦳「いや、お父様は善人です。悪いのはファルコーネです。」
🦇「なんやそうなんか!良かった〜…。」
ここいる!!??
なんかこんな感じでまどろっこしいところが多かったな〜。
ペンギンとのバトルは最高だったけど、あそこも物語的には別に必要ないし…。
悪いポイント②
「ぶっちゃけ、お話がつまらない。」
ゴッサム腐敗の原因である「ネズミ」は誰だ!というのがキーなんだけど、そこそんな気になる?
しかも、黒幕っぽい奴が本当に黒幕だったという身も蓋もない展開。サスペンスとしてそれって最もやっちゃいけない事じゃないの?
リドラーの謎を解く事で、次の被害者や犯行目的を明らかにしていく、という探偵要素が本作の見所。
そもそも、DCの「D」とは「Detective=探偵」の「D」な訳だから、この原点回帰は完璧に正しい。
しかし、この探偵要素が全然上手い事言っていない。
そもそも、バットマンよりもアルフレッドの方が探偵っぽいことしてるし…。
リドラーの謎を解いていく事で、複数の容疑者から犯人がエドワードであることを推理するとか、そういう真っ向勝負な探偵要素が欲しかった。
あと、あの最終計画まどろっこしすぎん?街を洪水で水浸しにして、一箇所に集まった住人を虐殺していくって、なんやその計画?
あんなに都合よくリドラーのフォロワーが集まっていたことも不自然だし、クライマックスの洪水シークエンスは、バッツの発煙筒以外はダメダメだった🙅♂️
もう一つ細かいことを言えば、せっかく「ヒポクラテスの誓い」というワードが出てきたのだから、それを脚本に組み入れてほしかった。
リドラーの謎を解く事で、次の目標がファルコーネである事が発覚。ファルコーネが父親の仇であることを知ったバットマンは大いに悩むが、ギリギリのところでリドラーからファルコーネの命を救う…、みたいな熱い展開が欲しかった。
愛ゆえにレビューが長くなってしまった😅
いや色々言いましたけど、カッコいいバッツが観れたので、基本的には大満足なんですよ!
気になるのは今後のシリーズ化。
うおっ!奴が登場するのか…🃏という幕引きには、どうしたって期待が高まってしまう。
いやこれ『バットマン・ビギンズ』(2005)でやった奴じゃん!!とか思わんこともないのだけれど、まぁやっぱりジョーカーあってのバッツですからねえ。
なんでもニコラス・ケイジが、次回作で是非ともヴィラン、特にドラマシリーズ(1966-1968)に登場したエッグヘッドというキャラクターを演じたいって言っているらしい。
ニコケイなら役者の格的にも問題ないし、映画も絶対に面白くなる!次回は🃏&🥚でどうでしょう、マット・リーヴス監督!?
夜と雨ばかり
スーパーヒーローものの感触はあまりない。
重い社会派クライムサスペンスにバットマン加えましたみたいな作品。
この文脈だとバットマンはただの変態コスプレ刑事。
黒を基調とした、自然光ではなく人工的な明かりを使った撮影かっこいい。
バットモービルをはじめアクション演出もかっこいい。
いいね
市長の息子さん ロビンになりそうな感じです。
セリーナには また逢えるよバットマン。
ザック・スナイダー監督、『バットマン:ダークナイト・リターンズ』観て観たいですねー
これだから、洋画観るのはやめられない。
ザ・バットマンのバットモービル
エンジン音たまんねー 唸り声みたいで恐怖を感じた。
バットマンってそんなに強くないところがイイ!!
3時間大丈夫かな?と思ってましたが、それほど派手な展開ではないけれどじっくり見応えがあったので、時間はそれほど気になりませんでした。
リドラーがものすごい強敵ではなく、サイコパスなオタク、そしてネット世界のフォロワー達がゴッサムシティを洪水に追い込んだというのが良かったです。今の時代にありがちで。
そしてバットマンは結局、リドラーに振り回され、洪水も止められず、目の前の人しか救えなかったというのがとても人間臭くて好きです。お父さんが完璧な清廉潔白な人でなかったというのも。
そしてお葬式の時のロバート・パティンソンのカッコよかった事✨スーツ姿ホント素敵でした✨(やはりミーハー感想で終わる
率直に、あまり・・・
超大作だと思い、それなりの期待と観賞する環境を吟味して臨んだものの、微妙な印象を持ってしまいました。
絵と音の印象は、音の迫力とかこだわりは感じたけれど、絵はちょっと物足りない。雰囲気で、見えづらさとか閉塞感を出そうというところはなんとなく理解できるのですが、クリアな部分をどこにも見いだせなかったのはいかがなものかと─。ひたすら暗い話を長々と流されて、結構つらかったです。
話も、意外とひねりがないというか、感情を動かされる部分が正直無かった印象です。ひと味ちがうヒーローものと思っていたし、実際そうだったけれど、もっと話を濃密にしてもらわないと、単に不完全燃焼のヒーロー映画にしか見えないのですが・・・
THE BATMANと黒バックにでかい文字がドーンと表示されるところが最も印象的な作品だった、という感想もどうかと思いますが、残念ながら・・・・・・といった感じです。
全630件中、321~340件目を表示