クワイエット・プレイス 破られた沈黙のレビュー・感想・評価
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タイトルなし
前作同様、人間ドラマ重視のSFホラー作品で怖さレベルは低め。
ホラー映画ではよく有る事だけれど、かなりの頻度で登場人物が急に馬鹿になる。終盤登場する人生を達観したような島長っぽい男ですら放送局のガレージに到着した途端馬鹿になって命を落とす。
前作から子供達が成長していく姿を描きたかったのだろうが姉に比べて弟君の方は全く良い所が無く、最後の最後でモンスターに立ち向かう姿が描かれるも時既に遅しで観客からの信頼は取り戻せていない。作られる事が有れば彼が活躍するのは次回作だ。
姉の方は本作の主人公的な立ち位置にそえられており、より成長した姿で描かれているが家族に内緒で孤軍放送局の島を目指してしまうという鉄砲を抱えながらも無鉄砲過ぎる行動に走り共感しにくい。
物語の進行が二手に別れた瞬間、造り手がラストでやりたい事がバレていて驚きは無いが安心して観る事はできた。
ほんの数日前にtiktokか何かでタイトルを知らずに終盤の自動車シーンを観ていたから映画の世界も狭いものだと思った。
息詰まる緊迫感・・・息を止めて固まりました。
2021年(アメリカ)監督・脚本は前作に続きジョン・クランスキー。
とてもとても面白かったです。前作をすぐに観直したくなった程です。
良く出来ています。
ラストのエンドロールの不安を醸し出すBGMが凄く良い。
映画の余韻と超マッチングしてて、緊張して疲れた身体に心地よかったです。
ある日、怪物がアメリカ全土を襲い人間は殆ど死んでしまった世界。
その怪物は耳はスゴく敏感です。
しかし目は見えない・・・視覚障害があるのいう設定。
お母さんのエヴリン(エミリー・ブラント)の長女リーガン(ミリセント・シモンズ)は、
耳が不自由で聞こえません。
だから家族は日常的に手話で会話をしています。
(監督はリーガン役に実際の聴覚障害のあるミリセント・シモンズの出演を熱望したそうです)
この配役はとても良かったです。
聾唖者の長女が前作で、怪物の嫌う周波数の音を見つけるんです。
それで、本作でもラジオから怪物の嫌がる音を流してます。
前作で生まれた赤ちゃんが2年経っても産まれたての赤ん坊・・・と、疑問に思ったけれど、この映画「クワイエット・プレイスpart2」は前作から直ぐの設定なんですねー。
だからpart2は怪物が現れてから474日目にはじまるのでした。
新兵器としては赤ちゃんに酸素マスクを付けさせて泣き声を消してました。
(成る程と頷きました)
ともかくスリリング。
観終えてよく考えると、そんなに驚くほどストーリーとか、劇的な出来事が起こるわけでも無い。なのに、何故か、めちゃめちゃスリリングなんですよ。
ああ、面白かった!!
ああ、びびっちゃった!!と、
どうぞ無音や無言の世界の恐怖を、ご堪能くださいね。
飛び込め
一作目の前日譚から始まる。あの可愛かった少年がやはりというか可愛く無くなっていた。一作目より小さいはずなのに、だからなのかあまり出てこない。出てきたらやっちまったなぁばかり。今回もドタバタよく生き残ってきたなぁとあまりサバイバル力に長けているとは思えないが、まぁすんなりいくと映画にならんからね。にしても、何やってだ?が盛り沢山!なのでハラハラよりイライラ感が募ってしまった。ホラーコメディ?三作目もあるんだろうね。
見ててイライラする
エンジン→かからない。(これはホラー映画お決まりなので仕方ない演出だと思える。)
「そこにいて」→待たない。すぐいなくなる。ジッとしてろ!
階段の釘→そのまま。
「すぐ戻る」→全然戻らない。結局最後まで戻らなかった。
男の子→歩けるじゃん。部屋で待ってる時も赤ちゃんをあやすのに歩き回ってるし、外に出て自ら危険を呼び込んでる。ジッとしてろ!
女の子→すぐ単独行動する。ジッとしてろ!島に行きたいならその目的をちゃんと話し合うべきだった。
自分たちから押しかけてきて、自分の子供が居なくなったからと言って昔ご近所さんだった男性に「探してきて。」と頼むのはムシが良すぎないか?
「自分の夫だったらそうする。」って知らんがなすぎる。
あの赤ちゃんが静かすぎる。夜泣きや、2歳くらいのイヤイヤ期になったらどうするんだろう?あの箱にはもう入らないよね?
どのようにしてあの状況が始まったのかが分かった点は良かった。
あの離小島で平和に暮らしてた人たちからしたら、あの2人が来たことによって生活がめちゃくちゃになって家族も殺されて可哀想だった。ラジオの電波が届く範囲の他の地域にいる人類を救うためには仕方のない犠牲だったのかもしれないが、またここで新しい争いが生まれると思った。
蛇足感なくしっかり解説。
破られた沈黙ってタイトルから、今回も赤ちゃん大暴走かと思ったら、全然そんな事無かった。そういう意味じゃなかったのね。
前作が非常に良いシチュエーションスリラーだったが、そこから離れ、ことの始まりと顛末をはっきりと解説してくれた。続編で種明かし系は蛇足感が半端ない事が多いが、本作は、チート武器を持った事で、ルール改正がなされパワーバランスが変わってる分、ドキドキ感は少なめなものの、それでも楽しく見させて頂きました。
最後に沈黙破ってスパーンと終わるのも、続編ありそうな感出してて好感が持てる。まぁ、流石にこの先は蛇足ですが。
どんとぶりーず
間違えてドントブリーズを観てしまうくらいにはずっと観たかった本作。やっと観れました。
料理しながら映画見るのが好きなんですが、これは「音を発せない」のでセリフがあまりなく、ながらでは鑑賞できず、本腰を入れて観ました。
一作目?を見てないのでクリーチャーのことや父親のことなどあまり分からず、冒頭でクリーチャー出現→400何日後とかなって?となりました。トラバサミに挟まれて泣き叫ばざるをえないシーンなどは緊張感を感じられておもしろかったです。「息もつけない」怒涛の展開でしたね。
クリーチャーがデモちゃんに似ているなぁと微笑ましかったです。
娘が強し…
度胸があり、意志も強く、頭も良い!エミリー・ブラント、キリアン・マーフィーよりもむしろ主役。ジャイモン・フンスーは本当にちょい役で勿体ない。泳げないのは知らなかったが基本的には前作同様の設定だっので、新鮮味は無かった。
今回で様々なことがもっと明らかになると思ったが、またもや中途半端な...
今回で様々なことがもっと明らかになると思ったが、またもや中途半端な終わり方。子供達の活躍でバトルのハラハラ感は増したものの、展開の先が見えてしまい、ドキドキ感はなかった。
音を立てない
それだけで観てる方もハラハラ感が倍増。
聴覚に障害がある娘のため、家族は手話を使う。
よく考えたね〜と感心。
音を立てずに移動する。
しかも裸足…怪我してるのに。痛々しい。(靴探そうよ、傷が悪化するよ〜)
終始緊張するが、ちょいちょい息抜きが出来るシーンはある。(酸欠防止のため、時間が決まっている)
わかりづらかったのは、島へ渡ろうとした時に襲ってきた人々。
エイリアンに一致団結してるわけではなさそうで。
いつと時代にもどんな状況でも人間は対立してしまうのか。
前作の続きではあるが、子供達の成長も感じられる。
ビビりっぱなしのマーカスも、なぜか赤ちゃんを放っぽり出してあちこち探るシーンもあったけど(なんでそんなことする〜?)、最後にはお母さんと赤ちゃんを守るべく敵を倒してくれたし。
最後は感動の再会などもなく不気味に終わる。
まだ続くのか…
モンスターパニックのルール
前作クワイエット・プレイス(2018)は手放しの絶賛で批評家に受け容れられました。
じぶんはしばしば映画の評価をIMDBやrottentomatoesでかくにんします。
クワイエット・プレイスのトマトメーター(批評家評)は96%でモンスターパニック映画として異例の高さだっただけでなく、数百人もの批評家間でネガティブ評がほとんどないほどの熱賛でした。
たしかにすぐれたホラー映画であり絶賛に異論はありませんが、批評家たちの異様な高い評価が気になりました。
ホラー映画、パニック映画などのジャンルでは、ここまで圧倒的多数の(批評家の)高評を得ることは稀だからです。
IMDBやrottentomatoesの評価は、おおむね腑に落ちるものです。ただ、自分の予測と微妙な違いがあったばあいに、それが何故なのかを、わたしは知りたくなります。
繰り返しますがクワイエット・プレイスはいい映画でした。だけど批評家評が異様なほど高かったのです。その理由を知りたいと思ったのでした。
調べた結果、なにか核心めいたことが解ったわけではありません。
ただいくつか理由(と思えること)を見つけたので、その考察を書いておきます。
まず個人的には驚いたことですが──多くの海外の批評家たちがクワイエット・プレイスのアイデアを絶対的に独創的とはみなしていませんでした。
クワイエット・プレイスは、そもそも音にはんのうするモンスターあってこそのものですが、多くの批評家がそれをさほど感心していませんでした。
ただし、ほとんどの批評家がアイデアを効果的に運用していることを指摘していました。つまり音にはんのうするモンスターを造形し、それに合わせた世界観を、徹底的に造りあげていたことを称讃していました。
世界を徹底的につくる──とは、まずクラシンスキーとブラントはじっさいの夫婦です。おそらくふたりのリアルな結束がクワイエット・プレイスの成功要因のひとつだと思います。
娘役Millicent Simmondsも「世界観の徹底」のひとりだと思います。彼女は現実に聴覚障害者です。
『生後12か月になる前に、シモンズは薬物の過剰摂取のために聴力を失いました。』
(Millicent Simmondsのウィキ(英語版)より)
『テレビや映画で耳が聞こえない人を見たことがないまま育った私は女優になることを考えたことはありませんでした。私はそれが可能だとは思いませんでした。』
(本人の述懐)
コーダあいのうた(2021)に出演した聴覚障害者のマーリー・マトリンはシアン・ヘダー監督のオファーにたいして、相手役となる夫をじっさいのろう役者から選ばなければわたしは出演しないと突っぱねたそうです。その要求が飲まれTroy Kotsurがえらばれ(男性の)ろう者として初めてオスカー候補になった──のだそうです。
これはたんじゅんな真理──ほんとのろうが演じなきゃリアルじゃない、ということだと思います。
人物のリアルに加え世界のリアルがありました。かれらがなぜそうやって生きているのかを映像で語っていたからです。
『日本の映画監督清水崇は、冒頭10分で引き込まれたと述べ、本作がホラー描写だけでなく家族の関係性もリアルに描かれていると評価した。また、彼はエヴリン役のエミリー・ブラントとリーガン役のミリセント・シモンズの演技も高く評価したほか、世界設定を細かく言葉で説明せず劇中の行動で観客に悟らせている点も絶賛した。』
(ウィキペディア、クワイエット・プレイスより)
『世界設定を細かく言葉で説明せずに劇中の行動で観客に悟らせている点』とありますが、それって映像作品の基本的な使命ではないでしょうか。また、解っているなら清水監督もやったらどうか──とも思いましたが、いずれにしても、世界を徹底的に造りあげたからこそ──『世界設定を細かく言葉で説明せずに劇中の行動で観客に悟らせ』ることができたのでしょう。
クワイエット・プレイスの高評価は、それら(夫婦・聾・世界)のリアリティがもたらしたものだと思います。
高い評価をうけたクワイエットプレイスおよびこのパート2を見て、モンスターパニック映画三つの重要課題を発見したので、それを書いておきます。(発見つっても、たんに素人の自己満にすぎません。)
①それが蔓延または恒常化している人間の習慣をていねいに描くこと。
その(モンスターまたはゾンビの)出現が既に日常となって久しい人間の生活習慣を克明に描く──。これがいちばん大事だと思います。
だめなパニック映画は、モンスターが現れた→びっくり→たいへんだ→いろいろわかんないぞ──を描いてしまいます。
が、観衆はモンスターが現れてびっくりしたり怖がったり、どんなモンスターなのか説明している描写に冗長を感じるのです。
ロメロがナイトオブ~をつくったのは1968年です。クリエイターに人並みの羞恥心があるなら君と世界が終わる日にのようなのはつくるべきではありません。
現れたから(→びっくり→たいへんだ→)いろいろわかんない──まで、ぜんぶ不要であり、現れて数年経っている、慣れている、あるていど退屈な作業感、(新種以外)ぜんぶ知っている──そんな人間側を描くことで、わくわくする導入を達成できます。
②対処措置を三段階くらい用意すること。
モンスターに攻められたときの対処方法(武器や仕掛けなど)を、雑魚と中堅とラスボスで三~五段階に用意しておきます。
雑魚をやっつけるのは習慣・恒常化しているゆえ、だれでもサクッと処置できます。中堅モンスターは主人公を脇役がたすけて「あぶなかったぞいまの」風のヒヤリ感を醸します。ラスボスは「しかたないあれをつかおう」「え、だってあれは・・・」感でやきもきさせます。その上にさらに隠しボスや隠し武器も設定してもいいでしょう。
人間側の対策が、敵の強さに合わせて段階的になっていることで、盛り上がりを演出できるとともに、モンスターが日常化しているディストピアにリアリティを付与します。=すなわち①にも貢献します。
③人道と効率のジレンマを設定すること。
誰か(大切な仲間や家族)を守ることと敵をたおすことの両立ができない状況をつくります。
序~中盤では、誰かを救出するために、あるいは過失のために、やられそうになる、終局では、主役格の犠牲をもって、ラスボスを倒す──のような対価の設定が躍動につながります。
ただしエモーショナルにしてはだめ。感傷をさらりとやらないと、ただの日本映画になってしまうでしょう。
④今までになかったモンスターを創造する。
①②③を使ってモンスターパニック映画をつくるのは④を創造してから。なのでいちばん大事かもしれませんが、おそらくクワイエットプレイスを見た人の何人かは、音にはんのうするモンスターに絶対的な独創性(唯一無二のキャラクタライズ)を感じなかったと思います。
なんかどっかで見たぞ的な印象もあったに違いありません。ただし、音にはんのうするモンスターを徹底的に突き詰めた映画はクワイエットプレイスしかありません。それは正にコロンブスの卵です。
おそらくモンスターのアイデアは完全に独創的である──ことよりは、実現可能な限りで徹底的に突き詰めることができるもの──であることのほうが大事なのだ、と思った次第です。
さらに次回への含みややり残しを残せばなおいいでしょう。
クワイエットプレイスおよびパート2はそれらの課題の手本のような映画だと思った──という話。因みに個人的には初作のほうがいいです。
結局、目新しさはないエイリアンもの
1作目未鑑賞。内容は把握していないが、CMなどで「音を出したら即死亡」のフレーズは承知済み。期待していたフレーズ通り展開ではなく、これまでいくつも観てきた逃げ惑うエイリアン?ものだった。その姿も、さほど新しさはないような。
短い上映時間だけどすごく長く感じました。
にしても、赤ちゃんおとなしいなー。
登場人物だったら即死
二人で鑑賞したが、ハラハラドキドキが止まらず一人声を出して観ていた。
もう一人の冷静さに比べて騒がしい自分。登場人物だったら即効外来生物に狙われて死んでいただろう。
テレビにツッコミを入れるお婆ちゃん、お父さんが世にはいるみたいだがその気持ちが少し分かった気がする。
1よりもハラハラが増していたと思う。約90分と短めだが見応えがあって良き。
危険は続く
冒頭でヤツらに襲われた初日が。こうして始まったのか。いきなりあんなのが現れたらそりゃあ街はパニックですわ〜😱
家が燃えてしまった為に家を求めて旅に出たエヴリン親子。罠にはまってしまったマーカス。あれは痛いよ〜、前作の釘よりもっと痛そう。可哀想に😰消毒代わりのウォッカも滲みますよ〜。でもマーカスは赤ちゃんを必死に守ります。健気です。
リーガンも頼もしい、それにとても賢い。ラジオの放送局の位置を突き止め、一人で旅に出る。なんて勇敢なんだ。
まだ続きが出来そうですね。
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