るろうに剣心 最終章 The Beginningのレビュー・感想・評価
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始まりをもって終わりとなす
タイトルだけ見ると、終わるのか始まるのかわからないけど、いかにして抜刀斉が剣心になったかと言う前日譚でした。殺陣やセットはリアルだし主役二人の関わりも丁寧に描かれています。とは言え、いつもの強烈な悪役も怒涛のストーリー展開もなく、なんか普通の幕末モノを史実に沿って淡々と作っている感じです。その分、お話しが冗長で起伏に乏しく、剣心ファンの人には悪いけど、余分なエピソードを編集して100分くらいにまとめるとスッキリするかも。それでも、最後の雪の中での血に染まった別れのシーンは、名シーンですね。
つまらない。コロナ禍のるろうに剣心。
つまらない映画でした。
アクションシーンは、全然無い。
恋愛や生活シーンや農作業でした。
コロナ禍なので、公開は延期や中止にするべきだったと思います。
つまらない映画でした。
なんとも切ない
The Finalを観た後に観ました。
話が繋がりましたが、やはり順番を間違えた様な・・
やはり、The Beginningを先に観るべきでしたが、Finalの方が上映が早かったのでこの順番になってしまった!
内容は何しろ、切ない!剣心も巴もほとんど笑顔のシーンもなく、2人とも悲しみを背負って生きてるのがひしひしと伝わってきて寂しくなりました。
こんなストーリーがあったとは・・
巴もいいが、私はどうしても薫の方が好き!
明るいし、一緒にいて楽しそうだし・・
剣心を変えたのは薫だし!
もう一度、今までの作品をすべて再度見直したいと思います。
話がつながり、さらに楽しくなるはず!
いや〜見終わった後も、なぜか虚しい・・
でも、良い作品だったと思います。
きれいに剣心に繋がった
ラストシーン、過去の映画でおなじみの音楽が流れ、第一作冒頭につながった時に全部映画で見たんだととても感慨深くなりました。剣心が刀を捨てるのはこの映画の後だととても印象深いシーンになりました。
もしかしたら、人誅編追憶編は映画化されないかもしれないと思っていたのですがやってくれてよかったです。ここの部分が剣心という人物にとって一番大事な部分だと思うので。
この映画の全編通して、静かさ、暗めな色合い、冷徹な戦い方、冬の寒さとこれまでのるろうに剣心とは対象的な雰囲気で人斬り抜刀斎の物語には合っていたと思います。だからなのか、ラストにおなじみの音楽が流れた時、抜刀斎から剣心になったんだと感じたのかもしれません。
シリーズの初観がこの最終作だから 理解するのに無理があるとは思うけ...
シリーズの初観がこの最終作だから
理解するのに無理があるとは思うけれど
いろいろと疑問が残った
剣心は人を斬る前から陰があった
あの陰は何処からきていたのか
何故剣の道に進んだのか
何故圧倒的に強いのか
どこで修行したのか
剣心が巴のことが気になって
少しずつ惹かれるようになったのは
何となくわかる
でも
巴は剣心のどこに惹かれたのか
幼馴染のいいなずけを殺されて
気が狂いそうになって
復讐のために剣心に近づいたのでは?
巴役の有村架純
無表情で氷のような雰囲気が良かった
心ならずも剣心に惹かれていくことで
葛藤する巴をもっと観たかった
剣心を殺すのなら
剣心の弱点を探したり
森の中に大掛かりな仕掛けを作るより
毒を盛った方が
簡単で確実なのでは?
いろいろと思うところはありますが
シリーズの他の作品も観たくなったので
制作者の思う壺ですね(笑)
ある意味別物語
今までのシリーズの原点なので、ある意味別の物語として受け取った。どちらが正しいのか?という戦乱の時代なので、スクリーン自体も暗く、あえてスピード感をなくしているように感じた。有村架純さんの存在感が凄く、セリフは少ないのに印象は残った。
過去作を観てきた人なら感じることは多い。抜刀斎の暗躍と葛藤が切なかった。
過去作と比較すると戦闘シーンの白熱さは劣る。
しかし、過去作では味わえないものもあったと思う。
例えば、時代性・それに伴う役者の表現・実在人物の登場によるストーリー性。これらは歴史や当時の姿を想像させてくれ、今作の世界観に惹き込まれていった。
今作で印象的だったのは、剣心の心情や巴や桂さんのセリフ。台詞は一つ一つが深く重く、観ていてジーンっとくる場面も多々あった。特に桂さんの発する言葉は渋く心の琴線に触れ、周囲を動かす不思議な力を感じられ魅了された。
これまでのシリーズの戦闘シーンでは、剣心の剣術に惹かれて激しさ、熱さという印象が強かった。
しかし、今作では序盤から残忍さという冷たさに包み込まれた。逆刃刀ではなく、血しぶきをあげる刀。一心不乱に斬り続ける姿は、まさに「人斬り抜刀斎」だと。
そして、今作は別の観点でも「新鮮さ」があった。それは、斬る目的が過去作のような「復讐相手を止めるため」ではないとういう点だ。
過去作の流れでは、何か事が起こってから動くというパターンで受動的なイメージがあったが、今回は能動的という新しい剣心が観れたと思う。幕府の席巻に立ち向かう勇姿は誇らしい。
平和を守るのか、新たに築くのか。剣心の平和への一貫した信念には感心した。
予告、前作でも登場する、雪山での”巴”のシーン。何度も目にしており、予測していた分、呆気なくそのシーンに辿り着くのだろうと思っていた。
しかし、クライマックスが近づくに連れ、「発覚する真実」、「過酷な戦況」には予想外で、色んな感情が込みあげてきて、観ているのが辛いとも思えた。
そして、剣心が山里の農村から出陣するシーン。るろうに剣心で毎度流れるあのBGM。「本当の最後なんだな」と思い、るろ剣史上、最も鳥肌が立ちました。
ラストシーンでは、一番最初に公開された「るろうに剣心」を想起させられた。タイトルの「The Beginning 」はワンオクの「The Beginning 」を。
今作をリピートしたいというよりは、「The Final」でもなく、「るろうに剣心」を観たい。自然にそういう気分になっていた。「始まりの始まり」を観たからこそ「始まり」をより楽しめるのではないだろうか。
今作を敢えて、最後に公開したのは、もう一度1作目から観て、るろ剣を改めて堪能して欲しい。そんな意図があったのではないだろうか。
もしも、the finalが後に公開されていたら、1作目をまた観たいという特別なモチベーションは生まれなかったと思う。。
クオリティは超逸品、しかし前日譚では超えられなかった
あえて辛らつな意見を言うなら、やっぱりThe Finalを超えるものではなかった。今年初めてシリーズを観た人が言うことじゃないのかもしれないが、前日譚ではやはり難しい。
まだ十字傷ができる前、抜刀斎として恐れられていた頃の緋村。その冷酷で悲惨な人斬りを変えた、運命の出会いと別れを描く。The Finalでもチラつかせていたので、多少は合点が行くし、作品の重みは感じる。しかし、返って作品の良さを排除したようにも思える。大友監督としては、極力削ぐことで孤独や内包的な感情を表現する意図があったと考えられる。しかし、私が好きなのはアンサンブルな剣心であって、前日譚が少し番外編に見えたのも事実だった。
それに加えて、非常に綺麗で繊細な映像ではあるのだけど、夜の殺陣が増えた故、また暗く沈みがちな画になってしまった。ピンと張り詰めた緊張を2時間、こちらも維持するのは意外と疲れる。容赦なく追い込んでいくから仕方がないことではあるが…。単に合わなかった部分でもあるが、少し退屈が勝った。
キャストは申し分なし。佐藤健だってあえてポテンシャルを少し落としているだろうし、有村架純の佇まいは別格だった。そんな2人の胸の張り裂けるようなドラマ、だからこそThe Finalの前に観たかった気もする。背負っているものがどれだけ大きなものだったのか、覚悟を知った上で観るとその凄みが増すような話だからこそ、勿体ない気もしている。
世界基準なアクションを日本でしか出来ない時代で描く。本当に素晴らしいシリーズだった。緋村剣心として約10年走った佐藤健に賛美を送りたい。
雪
とても切ない物語だった。
冒頭、今までのシリーズとは違う「人斬り抜刀斎」であった頃の殺陣に震える。
鬼神と言うに相応しい殺戮、舞う血飛沫…幕末の京都を震撼させた人斬りが鮮烈に描かれる。このオープニングアクトをぶち込んできた谷垣健二氏には尊敬の念を抱く。勿論、それを具現化させたクルーにも。
見事だった。
そして、主役・佐藤健。
彼が剣心を演じてくれた事に心から感謝する。
原作の剣心が霞む程だ。
雪代巴の有村さんも素晴らしかった。
抑揚のない台詞回しでありながらも、その心の揺れや機微をちゃんと伝えてくれてた。
雪のように儚げで、そこに居るのかと疑問に思う程、熱を感じない。そんな巴だった。
だけど、静かに、ゆっくりと、剣心の心に降り積もっていく「雪代巴」…彼女でなくては、このビギニングは成立さえしなかったのではなかろうかと思う。
交わす言葉は決して多いわけではないのだが、2人の心の変遷は雄弁に語られる。
「言葉」に特化する文化の恩恵なのだろうか。
131分と短くはない本編ではあるのだが、その内容はあまりにも濃く、見応えあった。
叙情的なカットも多くはあるのだが、その背中に、見えない表情に、様々な想いを投影してしまう。
前半と後半に驚く程の落差があり、紅に染まる京都から白銀の静寂へと「雪」がもたらす効果は絶大だった。
それだけではなく、雪自体が巴そのものであるかのようで…スノークリエーターとコールされた人達の仕事に感謝したい。
真っ白な世界で克明に舞う血飛沫。
あまりに美しく哀しい一太刀だった。
その後の剣心の慟哭。
全く声を発しないのだが、その指先からは、彼女に埋もれていく体からは、愛しさと哀しさが溢れていた。
そして人斬りは戦場に戻る。
焼け落ちる家屋をバックに流れるBGMが、またいい。そればかりか、その炎が決意を顕にする。
鳥羽伏見の戦い。
確か、このシリーズのオープニングも鳥羽伏見の戦いだったんじゃなかろうか?
違ったかな?どっかで見た事あるのだけれど、その時とは全く違う印象だった。
桂小五郎の高橋氏も素晴らしかったなあ。
虹郎君も沖田総司だった。
北村氏も技アリだったなあ。
台詞で語られる事はないのだが、なんとなく彼のポジションは忍の末裔のような気がする。
時代に必要とされなくなりつつも縋り付く人間が、自らを必要とされない時代の到来の為に人を斬る人間を排除する。そんな構図が浮き上がり、緋村は前時代から続く因縁や執念をも斬り伏せた事になる。
違うかもしれないけど、そんな事を空想できてしまう。
そうか。今作は台詞のチョイスが卓越して優秀なのであろうな。その少ない字面を何倍にも膨らませた俳優陣は、見事な仕事をしてくれたのだなぁ。
終わってしまうのは非常に残念な「るろうに剣心」ではあるのだけれど、これ以上はないと思える程の有終の美を飾ってくれた。
そして、これだけは言っておかねば。
佐藤氏の背中がとても、美しい。
歩き方、佇まい…ファイナルと一貫して見事な後ろ姿だった。惚れ惚れする!
全シリーズの全ての関係者に拍手喝采を!
ありがとうっ!
The Beginning最高でした!
正直、The Finalが無理やり過去の出演者を出演させた感満載で個人的にはシリーズ最弱な出来映えだったので、今まで観てきて、るろうに剣心はこんなもんじゃないと思ってて、Beginningは相当期待してたので、凄く感動的な物語で嬉しかった!!
ヒロインが架純さんに完全にシフトしてて武井咲さんには少し気の毒ではありましたが、出来映えからしてもしょうがないかなぁ。有村架純さんヒロインでもう少し続きを観てみたい!
締めとして最高
最初の剣心が縛られたまま戦うシーンから鳥肌立つ、今作も圧巻のアクションシーン満載でした。原作でこの人誅編がすごく好きなのですが、納得の出来です。架純ちゃんは正直イメージがかなり違ったのですが、こういう巴もアリだ!と思う程美しく、魅力的な所作でした。剣心が敵のアジトに向かう理由も、まあしっくりきましたよ。原作の一心不乱な剣心も好きですけどね!
ただ、
・ちゃんと感覚を奪う意味で盾になると死んでいった闇の武の人たちの説明をして!シリーズで脇役の敵の扱いがちょっと雑‥
・縁の「お前さえ‥お前さえ最初からいなければ」の一言入れて欲しかったなあ‥
・飯塚さんを倒す藤原志々雄の登場が欲しかったな!
・巴が剣心の頬を切ったのは何故??
とちょこちょこ うーん‥という点がありました。でも、これはDVDまで欲しい!シリーズ最高傑作だと思います。
最後の剣心と血気盛んな斎藤の対比がぐっときましたよ‥
中村達也、出てた?
長い長過ぎる、もう少しコンパクトに納めてくれよと言う思いと有村架純をもっと観たい🤑と言う不純な?思いが激しく交錯。最終作でありながら過去に戻るというヒット作シリーズでしか出来ない作品。やっぱこういう娯楽作は国産で絶対必要。監督の次回作にも期待。
シンプルにまとまった作品
原作ファンとして待ちに待った最終作品、やっと観られました。
まず、各役者さん、とても良いです。佐藤健さんは毎作品裏切りませんが、最終作となる本作が一番緋村剣心の闇と光の心を繊細に表現されてたように思います(脚本自体もですが)。新選組沖田と向き合った後に流れ出た涙、農作業で見せた笑顔等、揺れ動きながら人の心を取り戻していくサマに泣けてきます。
個人的には高橋一生さんの桂小五郎が有村架純さんの雪代巴にむけた気を遣った笑顔がリアルで好きでした。
新選組も迫力があってかっこいいです。
セットもリアルで豪華で見入ってしまいます。動乱の時代にふさわしく全体的に暗めの照明効果で雰囲気がものものしく伝わってきました。
そして、ストーリー展開ですが、ほぼ原作通りといった印象です。剣心の辛い過去が非常に丁寧に描かれています。
前作がほぼアクション映画で薫殺人の下りが省略されていたことに些か不満を持っていましたが、本作では逆に忠実に作り込まれていました。
大友監督は剣心が生きていく意味は「目の前の人を助け、幸せにする」という命題としてとどめながら、剣心の闇落ち→復活劇を、薫の死からの復活ではなく、雪代巴との過去から立ち上がる姿のみにして、強調したかったんでしょうか。
原作と比較すると、実に大胆な省略でシンプルにまとめたものだなあとこの作品に対しての気持ちに整理をつけました。そしてその上で、thefinalをもう一度観たい衝動に駆られています..(笑)
実写化というのは原作との違いが良くも悪くも評価に付いてくるものですが、大友監督のおっしゃるとおり、これは「一つの作品」として捉えるべきだと思いました。そうすればとても良い作品です。
感動をありがとうございます!
正統派時代劇
まあ、殺陣に関しては如何にもな谷垣演出でスピーディーでカッコイイんだが。
ストーリーについては前作「The final」であらすじ紹介しているようなもんなんで、ハッキリ言って見るべき所は無い。
目新しい話でもないし。
そこよりも本作の見所はシリーズ唯一の鮮血が飛び散る格好良くも泥臭くリアルな殺陣と映像美。
そしてヒロインの有村架純だろう。
和装がああも似合うというのは以外だったし、ヒロイン巴としての儚い美しさが実に良く表現されていたと思う。
申し訳無いが薫殿にヒロインとしての魅力がシリーズ通して全くと言っていい程感じられなかったので、(恵殿だけで良くね?とさえ思う)余計に有村架純さんの魅力が強く伝わって来た。
ひょっとして今作の巴を引き立てる為のキャスティングだったのか?いやいや馬鹿な。
これが役者の格と云うやつなのかなあ。
あとストーリーについて誤解無き様いっておくが、けしてつまらない訳では無い。途中少々ダレるが。
主人公二人にほとんどセリフが無いんだが、その分表情や佇まいで行間を読ませる演出も良かった。クライマックス後のシーンでは思わず胸が熱くなった。
何よりワンパターンが嫌いな時代劇ファンなんていない。(と峰隆一郎先生も仰っている)
ので、
シリーズファンじゃない、漫画原作というだけで敬遠していたような正統派時代劇ファンにこそ、
オススメ。
アクション映画としてシリーズが売れたからこその批判?
つまらないと言ってる人はアクションを求めすぎているのだと勝手に思っている。確かに佐藤健の壮大なアクションシーンが「映画 るろうに剣心」の売りであり、今作は過去作と比べてストーリー進行中心、アクションが少なかったと思う。しかし、その中でもアクションはハイクオリティのまま、これ以上何を望んでいるんだろうか。
個人的に、有村架純の可愛さと高橋一生の貫禄が凄く、俳優さんって凄いな〜っていうのが劇中頭の中に常にあった。そしてラストシーン、1作目の佐藤健と今作の佐藤健。緋村剣心としての感情表現と俳優として老いが見えない部分、ほんとに鳥肌がたった。
ONE OK ROCKのファンになるきっかけを作ってくれた映画るろうに剣心、今作のエンディングも最高だった。
バツ印は有村と有村の元旦那がつけた。
ほっぺたのバツ印は、有村と有村の元旦那がつけました。
アクションだと思いましたら、アクションは、ほとんど無く、恋愛映画でした。
暗い、おもしろくない物語でした。
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