デンマークの息子

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デンマークの息子
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解説

近未来のデンマークを舞台に、世界的に高まりつつあるナショナリズムの問題をスタイリッシュな映像で描いた政治サスペンス。23人の犠牲者を出した爆破テロ事件から1年が経った2025年のコペンハーゲンでは、移民排斥を訴える極右政党が支持率を上げていた。移民や難民に対するヘイトクライムが激化する中、19歳のアラブ系移民ザカリアはそれに対抗する過激派組織に入り、党首の暗殺を命じられる。自身もイラク移民の両親を持つウラー・サリム監督の長編デビュー作。「トーキョーノーザンライツフェスティバル2020」や「SKIP国際Dシネマ映画祭2019」では「陰謀のデンマーク」のタイトルで上映。ヒューマントラストシネマ渋谷&シネ・リーブル梅田で開催の「未体験ゾーンの映画たち2021」上映作品。

2019年製作/120分/PG12/デンマーク
原題:Danmarks sonner
配給:キングレコード

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(C)Henrik Ohsten

映画レビュー

4.0ありえる未来。いや、近未来。

2021年2月22日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

近未来のデンマークが舞台。あくまでタラレバのストーリーですが、いやいや昨今の世界の、日本の動きを考えると・・・・薄寒くなります。
ありえます。ありえますよこれ。だって、我々は人間という複雑怪奇な生物なんですから。
対岸の火事じゃぁありません。単一民族国家、島国、少子化、外国人の受け入れ・・・どんどん日本も同様のお話が発生する土壌が出来上がっていく近未来が待っています。

そもそも村社会の国。外国人を「ガイジン」という目で見る(見ていた)民族性、過去国内で発生したと言われる他国民族へのジェノサイドの事実・・・・。決して日本においても絵空事ではないと思います。本当に怖い話です。

人間だから民族関係なく手に手を取り合って生きるべき・・・確かに綺麗事だと思います。同じ日本人同士だって利害が一致しない、価値観が一致しない、性格が一致しない・・・喧嘩になりますもん。
そもそも国民性の違い、国の歴史の違い、宗教の違いなど根本が違えば、より激しく喧嘩するし受け入れ難いでしょう。うまくいかなければ少数派を切り捨てたくなりますよね。絶対に、違いが少ない方が良いですもん。越えるべきハードルが少ないですから。
しかし・・・そこに安易に流れるかどうか?それはよくないと言いたいが、じゃぁどうすれば?の答えはありません、残念ながら僕は。苦労して考えていくんでしょうね、人間ですから、僕たちは。

さて、本作はその答えの見えない世界を見事に、かつ無常に描いています。
前半と後半でメインキャストが変わる(意図的かな?)という面白い展開、潜入捜査という緊迫感、そして後半のメインキャストがなんとも微妙な立場・・・という点がこの物語を分厚くしています。
そうですねー、例えるなら名作漫画デビルマンの不動明の心境でしょうか?
「俺は人間のためにデビルマンになったんだぞー!」って。「それなのにー!」って。
無常ですよ、無常。

本当に人間という生き物は・・・なんて弱い生き物なんでしょうね。
弱いからまとまるし、異質を排斥していくんでしょうね。
でも何かうまくいかなくって、別なやり方を選ぶんでしょうね。
その繰り返しで進んいくのでしょうね。

ただ、ただ日本や世界の国々が過去の歴史を踏まえて進んで欲しいと願うばかりです。

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バリカタ

2.5チラガー、ミミガー、ツラミ

Bacchusさん
2021年2月14日
Androidアプリから投稿

怖い

寝られる

2024年にコペンハーゲンのノアボート駅で爆破テロが起き23人が犠牲になって1年、超右傾テロ組織デンマークの息子や、移民排斥を掲げる極右政党に対抗意識しようとする過激派集団の話。

前半は極右政党の党首襲撃しようとする過激派に入った若者を、後半はデンマークの息子と極右政党の繋がりを曝こうとする潜入捜査官をみせていく。

荒んだ世情の鬱屈とした様子は良い意味で不快だし、この気持ち悪さはなかなか好みだったけれど、テンポは悪いしストーリーの進行もまどろっこしいしでダレてしまった。

そしてなんでこのタイトル?w

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Bacchus

3.5もう少し頑張ってね。

2021年2月13日
PCから投稿

興味ある映画だけど、もう少し起伏があってコンパクトにしてくれると眠くならないかも。
流れ的にそうなるのかなぁ〜ってラストなので、それほど衝撃はなかったです。

どこぞの国の元大統領と被ったわ。

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Oyster Boy

3.0我が国はどうか?

MARさん
2021年2月12日
PCから投稿

悲しい

興奮

寝られる

2025年のデンマークにて。移民によるテロが発生し、移民排外主義の極右政党の誕生と、それに対する移民の若者の闘いを描いた作品。

非常に興味深いテーマで期待していた作品。
まさに今現在の世界で起こっている問題を描いた作品であるが…

結論から言うと、最初と最後は非常に良かったものの、間の中だるみがちょっと長過ぎたかな、といった印象。必要なシーンではあるんですけどね。

序盤、まだまだ子供の19歳に英雄になれなんて無茶苦茶言うなぁと思ったりしたものの、悍ましい落書きをされる団地や、より過酷な移民たちの現実を目の当たりにし、ザカリアに移民排外主義への反感を煽る流れに期待値が高まる。

やはりやめないかと言ったのは、同じ立場の若者とその家族に情が沸き始めてしまったからか?
彼も複雑な立場、色々な葛藤があったのでしょう。。

長い前振りが終わり、本編(⁉)スタート。
しかしここからがちょっと…。無駄なことはないと思うが、とにかくローテンションでやや眠気が…。

それでも最後は中盤のテンションが吹き飛ぶほどの展開へ。
シンプルとも言えるが、なかなか胸をえぐられるクライマックスだった。

上述の通り、映画としての評価も難しい作品だが、とにかく本作のテーマ、「移民問題」は根が深く非常に難しい問題。

本作でも描かれる、移民たちと極右の衝突について。
…いや、そんなだから排斥されるんだよ~ツッコミを入れそうになるも…寧ろこれこそがリアルに起きている惨状の動機なのか。

テロに対する報復。報復がまたテロを生む…。
鶏と卵の問題に似ている?いや、全く違うか。

正直なことを言ってしまえば、本作では悪役よりに描かれている極右党首のノーデルについて…。
彼はさすがに極端すぎるかもしれないが、その考え方に全く共感できないのかと言ったら…。

少なくとも、ワタクシ個人的には、売国よりは愛国を支持します。

陸地続きになっている国は大変ですね。
(尤も、島国の利点を活かせていない国もあるんでしょうけど)

世界的に見れば、福祉等充実している我が国日本。
うまくやってほしいのですが…これからどうなっていくのでしょうか。

話を戻して、移民と極右のどちらも、正義とも絶対悪とも描かれていない本作。
それだけに、今このテーマに興味をもつ私としては超傑作になるポテンシャルがあったと言えるが…

最初と最後だけ際立っていたのが逆に惜しく感じられてしまう作品だった。

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MAR
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