天城越え

劇場公開日

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解説

十四歳の少年と娼婦が天城峠を旅しているとき起きた殺人事件と、三十年間、事件を追い続けた老刑事の姿を描く。松本清張の同名の小説を映画化したもので、脚本はこの作品が監督デビュー作となる「夜叉ヶ池」の三村晴彦と「炎のごとく」の加藤泰の共同執筆、撮影は羽方義昌がそれぞれ担当。

1983年製作/99分/日本
原題:Amagi Pass
配給:松竹

ストーリー

静岡で印刷屋を営む小野寺のもとに、田島と名乗る老人が、県警の嘱託で「天城山殺人事件」という刑事調書の印刷を依頼しに来た。原稿を見て激しく衝撃を受けた小野寺は十四歳の頃を思い浮かべる。小野寺は十四歳のとき、母の情事を目撃し、それまで彼にとって、神であり恋人であり、亡き父を裏切った母が許せず、静岡にいる兄を訪ねて一人で天城越えの旅に出た。少年は素足で旅する若い娘ハナと出会い、並んで歩いた。少年は美しいハナに母の面影を感じる。ところが、道中、ハナは一人の土工に出会うと、無理矢理に少年と別れ、男と歩きだした。気になった少年が後を追うと、草むらの中で情交を重ねる二人を目撃する。その土工が殺された。ハナが容疑者として逮捕される。土工と歩いているところを目撃した者もおり、彼女は土工から貰ったと思われる金も持っていた。さらに、現場には九文半ほどの足跡があり、ハナの足も九文半だった。警察の取調べに対し、ハナは土工と関係して金を貰ったことは認めたが、殺しは否認した。売春宿の女だったハナは一文なしで逃げだし、金が必要だった。結局、ハナは証拠不十分で釈放された。彼女は真犯人を知っている様子だか、頑として口を割らず、事件は迷宮入りとなった。田島老人はそのときの刑事だった。「九文半の足跡を女のものだと断定したのが失敗でした。犯人は子供でした」と老人は語る。そして、犯人である子供の動機が分らないと続ける。犯人は、少年=小野寺であった。少年はハナと土工の情交を見て、母が犯されている……そんな思いが浮かんだ。ハナにも、少年と天城を肩を並べて歩いているうちに、彼の純粋な気持ちが伝わったのだろう。だから、目撃した事実を口にしなかったのだ。刑事だった老人は、三十年ぶりで小野寺が真犯人であるという推理に達し、印刷を依頼に来たのだ。しかし、もう時効であった。

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映画レビュー

3.5昭和の冤罪の叙情詩

2021年5月2日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

まずは主演女優が表情だけで喧騒を静寂にする程の力があり物語など頭に残りませんw
特に冤罪で逮捕される所は検察が無い国にいるかの様な感じで裁判が無い世界線の様だ。
実際、昭和の日本は刑事事件で逮捕されれば人生終了だったと言われており現実にこの様な事はあったのだろう。
この物語の刑事は想像力も調査力も検証力も無く、あるのは暴力のみですw
あぶ刑事なら相手は指定暴力団なのでまあ良いでしょうが一般市民にしてはイケナイでしょう。
最後まで犯人の動機が解らないまま定年した元刑事は滑稽であり愚弄、無知にして愚鈍、現実には存在して欲しくありません。
それにしても悪いのは何だったのか?
この少年の生い立ちなのか、
女のサガを知らない憧憬止まない少年の心なのか
少年にやられた土方の不甲斐なさなのか、
或いはその時代なのか…。
いずれにしても、昭和と天城越えと云う旅情、そして薄幸な妙齢な女性…ムード音楽。
見終えた余韻はメーテルと別れた直後の鉄郎の様だった。

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群青ノワール

3.5初見は高校時代、映画館で

2021年3月13日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

悲しい

幸せ

少年と田中裕子の時間がとても印象に残っていた。

再見して、全体に粗さはあるが、田中裕子と少年をみていて、若い時のことを思い出し、胸が痛かった。

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昔から映画好き

4.0邦画の至宝。

2021年1月26日
iPhoneアプリから投稿

再々…見。
画面を横切る田中裕子の二つのショットは邦画の至宝。
美しく且つ気怠い。
犯行動機の描写不足、現在のパートの凡庸と画力の低さはあるが。
また見るだろう。

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きねまっきい

3.5ややこしい面もあるが、警察の取り調べが印象深い

KEOさん
2020年9月12日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

1.前半は、現代と過去・回想が、頻繁に入れ替り、ややこしい
  → 後半は、入れ替わりのスパンが長くなるので、判り易い
2.警察の取り調べを受けた売春婦:ハナは、
  少年とは、一瞬の出会いでなく、数時間同行し、会話している
  → 映画では、ハナは少年を庇う気持ちがあるようには、見えなかった
  → ならば、警察に少年の事を話すのが普通 → 少し変
  → なお、庇う気持ちなら、諦念の態度で捜査に応ずるのが普通
3.警察の取り調べが、自白強要の大失態
  → ①女は殺害を否定している、 ②少年の存在が判明している
  → それなのに、女に自白強要は、明治前半みたいな感じ
4.松本清張の作品に出て来る刑事は、地道で科学的な捜査をして
  困難な事件を正しく解決することが多いのに、
  この映画の刑事は、遺漏捜査でダメだな
  → 手抜かりがひど過ぎる

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KEO
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