名探偵コナン 緋色の弾丸のレビュー・感想・評価
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真純の活躍がよかった
U-NEXTで鑑賞。
コロナで延期になった東京オリンピックや超伝導リニアなど、公開当時の時代背景が反映されていて興味深かったです。
集結した赤井ファミリーも個性的で、中でもJK探偵の世良真純が後半で活躍していたのがよかったです。女子高生でありながらも、すごくボーイッシュで一人称が「ボク」になっている所に惹かれました。コナンと一緒にリニア内で繰り広げられる謎解きや、『ブレットトレイン』のようなスピーディーな展開に興奮しました。
ハイスピードで進んでいくジェットコースターのようにワクワクする劇場版でした。
ブレット(弾丸)トレインを競技場に撃ち込む
偶然か必然かわからないが、今の国民感情に寄り添った作品だった。タイトルの「弾丸」とは、真空超電導リニアのこと。これがオリンピックを模したワールドスポーツゲームのメイン会場(ザハ案のデザインに近い競技場だ)に突っ込む。そこから先は描写されていないが、開催直前にメイン会場でこれだけの大事故が起きたら、開催不可能なのではないかと思われる。今の日本人にとってこれ以上痛快な破壊のカタルシスはないのではないか。
五輪開催中止の意見がこれほど高まっていたのは、製作者たちにとっては偶然だろう、だが、そもそも、これをオリンピックイヤーにぶつけてきたのは偶然じゃないはずだ。よくよく考えたら、随分アナーキーなアイデアだ。
冒頭、過去のシーンでシカゴの競技場の建設が間に合いそうにないというニュース映像が挿入される。特に物語に絡まない要素なのだが、どうして建設が遅れている設定にしたのだろうか。日本の実際の国立競技場建設にかんする騒動を何となく揶揄しているようにも見える。
物語そのものは、アクション要素に比重を置いた、いつもながらのコナン映画だ。リニアモーターカーという移動する舞台を用意したのだから、もっとガッツリ車内を中心に展開してもよかったのでは、という気もするが、基本的に今回も飽きることなく最後まで楽しめた。灰原の活躍が多かったのも嬉しい。
「ゼロの執行人」と対になるような作品。赤井ファミリーの相関関係が把握できているかどうかで面白さが変わる。
本作は、「ゼロの執行人」と❝対❞になるような作品だと私は思っています。
まず「ゼロの執行人」では、「安室透」(=「降谷零」)をメインにして、作品の独自性のため日本の公安警察を使っています。
そして「緋色の弾丸」では、「赤井秀一」(=「沖矢昴」)をメインにして、作品の独自性を出すためアメリカのFBI(連邦捜査局)を使っています。そのため、本作の冒頭シーンは、劇場版らしいクールな感じに仕上がっています。
「ゼロの執行人」の際は、公安警察にも種類がある、ということがスパイスとなっていましたが、「緋色の弾丸」では、アメリカの公的機関もFBIだけではない、など、構造が似ています。
とは言え、これらはあくまでスパイスであって、「緋色の弾丸」では、日本でも完成時期が見えている「超伝導によるリニア新幹線」などが登場し、少し先の世界を描き出しています。
本作の最大のカギは何と言っても「赤井ファミリーの相関関係」でしょう。
これは、最初に解説がコナンのナレーションで流れますが、全く知らない人に理解させるのは、正直、困難だと思われます。
しかも、これを押さえていないと面白さが半減してしまうので、見る前には「赤井秀一」と弟「羽田秀吉」と妹「世良真純」と母「メアリー」との関係だけはしっかり把握しておいた方がいいです。
(詳しくは、次のコラム https://eiga.com/extra/hosono/120/ にて解説しています)
さて、これらの予備知識が入っているのであれば、あとは次から次へと起こる展開に身を任せるだけです。
実写映画だと「この展開が重なるのは数億分の1程度だからあり得ない」などと考えてしまうかもしれませんが、あくまで「名探偵コナン」という子供から大人までが楽しめる世界観での話です。(確率論はさておき)いちおう論理は最初から最後までキチンとつながっているのです。
ここまでテンポ良く、ダイナミックな展開を見せるには、これがベストなのでは、と私は思っています。
1回見て全てを理解できる人は意外と少ないのかもしれません。たぶん1回目より2回目の方が、より楽しめる作品だと思います。
怖すぎっ..
ある時期を境に色々とぶっ飛び始めたコナン映画ではあるけど、本作の突き抜け具合は凄い&ヤバい。
OPのゴルゴ13パロディでのスタートに、今回はハードボイルドテイストなのねーと鼻ほじっていると、痛い目に遭った。
序盤でのスケボーで追跡中に毎度おなじみ脇見走行で軽自動車にぶつかりそうになり、避けて橋から落ちそうになるコナン君。何か次の展開のキッカケかと思いきや違う。この手の展開の都合とかではなくて、単にテンポを上げたり観客の不安を煽る為だけの演出がそこかしこに散りばめられていた。
密室空間でガスが噴出され大勢の人が意識を失ったり、カーチェイスシーンで急に人が飛び出して車が宙をあり得ない程高く舞ったり、時速1000kmで走るリニアの後ろから大きくひしゃげていく車体だったり、ド派手な割に妙にリアルで、かなり怖かった。
社会風刺を効かせたギャグアクション映画、あるいは観客の不安を煽りまくるアクションスリラー映画として楽しむものなのかもしれない。謎解きミステリー?なにそれ?
中盤、探偵バッジでコナン君とやり取りしていた灰原がしばらく応答せず、コナン君に自分の名前を何度も叫ばせて仕返しをするのがこの映画唯一和んだシーンだった。
全てにおいて非現実的すぎる
コナン映画において非現実的な犯罪が起こるのは日常茶飯事ではあるが、それをあり得るかもと思わせるくらい犯罪者側のスキルは高くあってほしい。この映画の犯人は特に犯罪組織やテロ組織に属するわけでもないが計画性や犯罪のレベルが高すぎる上に、ごく簡単にリニアの試乗会のプレゼンターとして潜り込んでおりかなりのご都合主義である。しかもレベルの高い専門職になっている上にそんな人間がリニアに同乗する設定自体に無理がある。案内などで試乗前の説明会にエンジニアや客室乗務員が登場することはあっても、先陣切って司会のような仕事をしているのは違和感しか感じない。
赤井秀一も超超遠距離から狙撃する程度ならアニメの誇張表現として受け入れられるが、リニアに向かって弾丸を放ち超伝導の浮上や真空などで永遠に飛びつつけるという設定はやりすぎだと思う。リニアとはいえ高低差や多少のカーブは存在するし、ずっと完全な真空状態になるわけでもない。それをかいくぐってピンポイントで当てるのは人間離れどころか科学離れしてる現象だ。
最後のリニアの脱線からの生還は開いた口がふさがらなかった。
世の中には人間離れしたアクション映画はたくさんあるしそれが悪いわけではないけど、ギリギリあり得るかもしれないと思わせる程度の説得力は必要である。推理要素を入れるならなおさらだ。そこが微塵も感じられず、非常に残念である。
オリンピック×リニアという、夢のある題材だった!!
WSG(東京オリンピック)×超伝導リニアという。現実の先を行く内容ですが、リニアの仕組み(クエンチ等)を使ったトリック等は頭に入ってきませんでした。走行中のリニアで普通の部屋にいる感覚で歩いたり話していて、これで良いのかよく分かりませんでした。リニアを東京にぶつける発想は「相棒」がやりそうな題材で凄いですが、映画自体は特に面白くはなかったです。熱心なファンではないので、沖矢が赤井に戻っているのがよく分かりませんでした。出だしのクイズの答えが謎でした。FBIへの恨みを子供に阻止されて気の毒に思いました。キャスト欄の記載が少なすぎる気がします。浜辺美波の役はモブ声優で良かったです。
劇場版らしく
スポーツの祭典と高速鉄道。前回のオリンピックは成功した。今回のオリンピックは国勢の差が歴然。
金権まみれと汚職、遅延するリニア。現実を嘲笑うかのような設定は面白い。
コナンのサーカス的な派手なアクションシーンも少なくて、良いかな。
世良真澄を追放してくれ
映画の不出来もさることながら、あの新キャラが本当に嫌いで、まさか映画にまで出てくるとは…。
そもそも推理マンガであるコナンがイケメンで女オタクに媚びるようになるなんて、情けないですよ、剛昌先生。。
シャーだシャーだ
2023年10月4日
#名探偵コナン #緋色の弾丸 (2021年)鑑賞
劇場版24作目
スポーツの祭典WSGと真空超伝導リニアの開発が絡んだ事件
#赤井秀一、弟のプロ棋士、妹の女子高生探偵、母親で領域外の妹と名乗る謎の女性が登場するなど赤井ファミリーがメインに
いずれは #安室透 ファミリーも出てくるかな
推理もしなければ爆発もしない
名探偵の探偵推理はどこいった?ってくらい推理はない。探偵ごっこの謎解き程度。
爆発は春の季語というくらいなのに爆発もしない。(破壊はあるけど爆発ではない)
元太は犬じゃないし人権は?って感じ。
世良ちゃんに携帯2個ある理由を聞かれてうやむやにするのもどうなの???
赤井ファミリーに焦点を当てるにしても何が言いたいのかまったく分からない映画だった
おかしい、何かが違う、コナンはもっと面白かったはずだ、もしや?!
劇場版10作目ぐらいはもっと面白かったとおもうけどなあ。
あードラマ観てないんで
なんとか兄弟とか出てきてわからなくなったのか。
拙の評価は厳しいです。
50点
イオンシネマ草津 20210503
『名探偵コナン』劇場版 第24作
最近はもう考えずにボーッと鑑賞することを決めた劇場版コナン。
ここまで来ると、もう面白いのかそうでないのかも分からなくなってくるw
着眼すべき点が変わってしまうと言うか…(今に始まったことではないけど)
劇場版はとにかく、あちこち破壊しまくり🙌 サッカーボールは巨大風船としての使い道が最も活躍!謎解きはしたりしなかったり😛
コナン劇場版は毎年制作されている作品だけあって、その時々の出来事をモチーフに取り上げてる点は良いよね。この映画観るたび、東京オリンピックを思い出すだろうか。
【あらすじ】
国際的なスポーツの祭典「ワールド・スポーツ・ゲームス」が東京で開催される。開会式にあわせ、最高時速1000キロを誇る世界初の「真空超電導リニア」を開通することが発表された。しかし、大会スポンサーが集うパーティ会場で突如事件が発生、企業のトップが次々と拉致されてしまう。果たして何が起きているのか!?
映画クオリティ?
コナンの映画はあまり見なくてたまたま見た。
テレビスペシャルくらいのストーリーな感じでした。リニアモーターカーと東京オリンピックを出してストーリーをまとめるところはすごいけど、犯人含めて小物な感じが。
トンデモ設定が色々あってツッコミどころが多いのは過去からそうだけど、ラストあたりの大惨事は流石にやりすぎかなぁ。
恐ろしいほどの駄作
正直この映画に星1以上の評価つけてる人はセンス0です。恥じた方がいい。……と強く言いたくなってしまうほどに酷い。もちろん観てどう楽しむかは人それぞれなので、視聴者のセンスが0なんてことはないのでご安心を。
ただ、監督と脚本家は自分たちのセンスが0どあること、才能が皆無であることを自覚するべき。こんなお粗末なものに金を払わせてわざわざ観に来させて恥ずかしくないのか?と。プロとしてありえない、とさえ思う。
まず、監督の永岡智佳は同作の紺青の拳の監督だけど、紺青の拳も散々言われた「これミステリーじゃなくてアクションじゃん」という根底からコナンというものを理解していない作風が問題。ド派手作画でド派手なアクション! 演出はとにかく派手に! リアルさなんてどうでもいいからまるでドラゴンボールのように、ワンピースのように、ド派手にやれ! というのがおそらく彼女の作風。圧倒的にコナンに向いていない。いや、"近年のコナン"においてはおそらく最も適任であるから興行収入を伸ばしている、という見方も出来る。まるでクレしんのムトウユージで興行収入が伸びた時のような不快感と同じである。
どんな絵コンテを書いてるのか本当に不可解。あのデブの犯人の車が飛ぶところとか、あんな空中に舞って柱に激突して……どう考えても人間が生きているわけが無い。そのあとの爆発で数メートル吹っ飛ばされて大回転してたけど、なんで生きてんの?マジで。この人の脳内ではあんなことあっても生きてるほど人間は強い生き物だと思ってる感じ? いや、ワンピースの登場人物ならあんくらいじゃ死なんよ。そこを履き違えてんだよね。あくまでコナンであって欲しい。
もちろん、変な薬で幼児化するファンタジーからしてリアルさの欠片もないだろう。けれど優れたファンタジーというのは、往々にして緻密なまでのリアリティがあるものだ。おごそかな日常の演出があってはじめて、過激なアクションが映えるというものだ。その辺りの"アニメの美学""映像の美学"というものがすっぽ抜けている。皮肉なことに、そんな美学(笑)なんてものがすっぽ抜けた作品ほど大衆受けするようである。だから、興行収入だけを考えるのであればこのスタンスが正解だろう。子供騙しのすーぱーあくしょん映画、を作っていくべきである。
まずリニアがあんなに大破して人間は生きていられません、絶対に。ああなったら人間は死にます。資料をちゃんと集めましたか? 列車事故等の詳細な資料を見ましたか?
クレしんの戦国大合戦では、歴史の解釈違いがないように膨大な量の資料を参考にしてリアリティを大事に作られました。歴史マニアも唸るほどに。
そんなクレしんなんていう子供向けアニメでもやっている"リアリティと向き合う"ことを疎かにして、「リニア大破して大事故起きたけどまぁ生きててええやろw かすり傷でおk」ってなノリではい生還〜!とかされても何の感動もないですから。いや、大衆はこんなんでも感動できちゃうほど感動へのハードルが低いですからね、わざわざ労力かけてまでいいもの作らなくたって金儲けだけなら出来ちゃいますよ、ええ。
いや、死んでるだろ……が多すぎるんですよこの監督は。それが悪い訳では無いんです、そういう演出が活きる作品というものはあります。圧倒的に作風がコナンに向いてないんですよ。興行収入的には圧倒的に向いてますけど。それでも作品に合わせた作り方が出来ない作家は二流だと思いますよ。
あの犯人のデブは2回死んでるし、コナンも世良も犯人の女もなんかFBIのおっさんもみんな死んでます。説明できない神の奇跡によってなんか助かりましたが。そこは科学と根拠のある論理で"助かる理由"を見つけて謎を解くのがコナンの醍醐味なんじゃないんですか?デウス・エクス・マキナなんてコナンに求めてませんけど。いや、大衆はどうか知らんけど。なんかワーキャーすげー!ってのしてれば多分満足なんだろうけど。
あと更によくなかったのが脚本家です。櫻井武晴とかいう方。この人もかなり稚拙な脚本作りしますよね。黒鉄の魚影が星5ではなく星4で最高傑作になれなかった理由の全てが脚本ですから。この人の脚本はなんというか、脚本学びたての高校生か大学生あたりの作品って感じ。これでプロ名乗るのはさすがに恥ずかしい。
とにかく"ご都合主義"。この一言に尽きます。あらゆるキャラクターの行動が"脚本の為に動かされてる"ものでしかない。キャラクターたちの意思ではなく、脚本の都合によって動かされている。これは本当に二流、いや三流の脚本家の作り方です。なんでわざわざ赤井がライフルで撃つ必要あるん? わざわざ銀の弾丸(笑)とかいうものを作って科学的に不可能なスナイプを見せ場にしたかったんだろうけど、車内で解決できる方法探せよ。
その場にコナンが誘導した、とかいうけどああいう状況にならない可能性だって想像できるだろ。犯人が隠れて立て篭もってる場合だってある。そんなifがたくさんある中で「まぁこんな状況になるだろうからそこ先読みしてライフル撃っとくわw」とか、ありえなさ過ぎて興ざめ。まさに脚本の為の行動。赤井が本当に頭いいなら、そのもしもに備えて万全の体制を取ってから確証得られる行動のみ選択するはずだろ。多分いけるやろ(笑)でしか撃ってないアホやん。それも全部超遠距離射撃とかいう見せ場の為だけにそのあたりの正当性を無視した矛盾だらけの活躍。あぁ、まさに三流の脚本。
秀吉の将棋に見立てたカーチェイスもまさにそうだよね。秀吉の頭の良さをアピールしたいだけの三流の展開。こんな中学生でも思いつくような展開よくプロット段階で「さすがにキツいか」ってならんかったなって。
黒鉄の魚影もそうだった。以下サブマリンのネタバレあるので気をつけて。
博士の発明品の水中移動機みたいな奴で灰原がコナンを助けにいったけど、"普段の哀ちゃんというキャラクターなら"あそこは助けに向かわず、無事を祈って待ってるはず。もしそれでも助けに向かわなければいけない理由があるとしたら"コナンがピンチであることを知っている"場合のみ。もちろん、危険であることは知ってただろうけど、酸素がなくなる状況まで読めるはずがない。
だったら、最初に灰原を助けた際に発明品が損傷を負っていて、コナンがそれに気づかず使ってそれを知っていた灰原がコナンを助ける為に勇気を振り絞って向かった、みたいな動機づけはいくらでも作れたはずである。もちろん黒の組織から助けてもらったコナンを助けたい気持ちが芽生えているはずの灰原からしたら、無事かどうかなんてどうでもいいから助けに行く! ってなったかもしれないけど、それは"灰原というキャラクター性"を無視している、とすら思う。
灰原がああまでして助けに行かなければならなかった理由づけを、キャラクターの性格に沿って課題を置けなかった脚本があまりにも稚拙。あの発明品は子供にしか操作できないから、本当は蘭が助けに行こうとしたけど灰原が蘭の代わりを買って出て助けに行った、とかの方がよほど灰原というキャラクター性を活かせたと思わないか? そして、唇を奪った贖罪という蘭に対する葛藤として十分な動機づけにならないか? 全部が大味なんだよこの脚本家。
という訳で、緋色の弾丸にしろ黒鉄の魚影にしろとにかく脚本が稚拙。才能のある中学生に作らせた方がまだマシじゃない?
黒鉄の魚影もコナンと灰原がキスするシーンを作りたかったからああいう展開にしたという脚本ありきの作品だ。キャラクターたちの意思で動いて、キャラクターたちが紡いだ物語ではない。だから本当に勿体ないと思った。
いい作品というのは、キャラクターが勝手に動いて勝手に紡いでくれるものだと思っている。物語の舞台や設定はあったとしても、このキャラクターはこうする、というものが逸脱してはいけないのだ。この脚本家はおそらく頭がよくないだろうから、赤井やコナンまで頭の悪いキャラとして写ってしまってるのが本当に惜しい。自分より頭のいいキャラを作ることが出来ないのは作家にとって決して越えられぬ運命である。これからは頭のいい脚本家に脚本を書いてもらって欲しい。
こんな展開やこんな場面が書きたいから、このキャラをこうやって動かそう、みたいなのをやっていいのは脚本をかじり立ての素人まで。プロは頭を捻って捻って、キャラクターの矛盾をなくして整合性を持たせ、そして舞台と設定に調和させていく。これが出来てプロだと言える。その点で言うならば監督も脚本も三流もいいところ。もっと素晴らしい作品を見て学んで欲しい。
まず、人間はあんな凄惨な列車事故が起きたら生きていられない、という幼稚園児でも分かる常識だけでも勉強してから作品作りに励んでもらいたいところだ。
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