三屋清左衛門残日録 三十年ぶりの再会
解説
藤沢周平の長編小説を北大路欣也主演で映像化した「三屋清左衛門残日録」シリーズの第3作。東北の小藩のお家騒動を描いた第1作とその結末を描いた第2作の間に位置する内容で、清左衛門と旧友たちの交流やそれぞれの人間模様を、繊細かつ鮮やかに描き出す。隠居生活の慰みに川釣りを始めた清左衛門は、かつて中根道場の同朋だった釣友・安富源太夫の言葉に動かされ、親友である町奉行・佐伯熊太や道場仲間たちを集めて30年ぶりの旧交を温める。またある時、清左衛門が江戸詰めの頃に世話を焼いたことのある松江が屋敷を訪ねてくる。縁談が決まったという報告に喜ぶ清左衛門だったが、嫁ぎ先の家の良からぬ噂を聞いて心配し、真偽を確かめるべく動き出す。さらに清左衛門は、道場主の中根弥三郎から、とある果たし合いの立会人を依頼される。
2019年製作/日本
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