1917 命をかけた伝令のレビュー・感想・評価
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4.2緊迫感。臨場感。引きずり込まれる(^ー^)
長回しがとても活かされて凄い。 欲を言えばストーリーが単調だったから 何かしらあればより良かったかな。 単調だから食い入る事が出来たのかもですが。。。
手に汗握る120分
「手に汗握る作品」とはよくある映画の枕詞の一つだが、この作品にかんしては掛け値なしに手汗必至の緊張感。緩急はほぼなくて、急、急、ド急といった感じ!?
戦争モノにつき、自分が苦手のグロいシーンも当然あるのだが、演出というより「戦争」という、意味のあるグロなのでさほど気にならず。それより映像が凄すぎて、途中からはもうどうやって撮ってるのか、そちらの方が気になりっぱなし。これ、本当にワンカット(もしくはそれに近いカット数)で撮ってるとしたら、えげつない質と量のロケハンとかリハーサルをこなんしたんじゃなかろうか。スタッフにも、出演者にも、心からのブラボーを贈りたい。
ラスト近くで主人公が塹壕を飛び出し、最前線を身一つで駆け抜ける数分間のカットは、もう自分がちゃんと息をしてたかどうか怪しい。これは『フォレスト・ガンプ』以来の、語り継がれる疾走シーンになるんだろうな。
最後に、この作品は差額を払ってでもIMAXでご覧になることをオススメします。とにかく大きなスクリーンで音響が良いところで見ないともったいない作品ですよ。
全編ワンカットの手法が効果的で良かった。 同じく全編ワンカットの映...
全編ワンカットの手法が効果的で良かった。 同じく全編ワンカットの映画で思い出すのは当時のアカデミー賞を総ナメにしたバードマン。世間的な評価は高かったが、個人的には「この撮り方ええやろ?オシャレやろ?」と言われてる気がしてすごく鼻についた記憶がある。一方1917においては、戦地での緊迫感・リアリティがひしひしと伝わってくる、違和感のない適した演出だった。息継ぎをする暇がなく、まるで自分がそこにいるかの様に痛みや恐怖を感じた。 この時代で生き抜くにしては主人公とその相棒はあまりにも青すぎる。だからこそ戦争を経験していない世代にとっては、感覚の乖離が抑えられ、映画に入り込みやすいのかもしれない。 主人公が見たことあると思ったらはじまりへの旅の長男だった。華はないが素朴さの中に人を惹きつける魅力を持っている。目がいい。 そしてベネディクトカンバーバッチ。彼のオーラというか存在感がすごい。画がクッと締まる。彼をチョイ役に起用するキャスティングも見事
悲しみは引きずるな
戦争映画は集団VS集団みたいな形が多いけれど、伝令を伝えに行くというある意味戦うことよりも重大な任務に視点を当てて1本の映画にするという荒業に驚かされました。日本映画じゃチャレンジしなさそうな作品を観れるのはありがたいです。
冒頭から少しのカット入れがあったものの、その臨場感は本物です。スコフィールドがひたすら駆け抜けるシーンに自分を投影できます。
まさか中盤でブレイクが死ぬのは思いませんでしたが、悲しみを引きずらずに、任務を遂行するためにスコフィールドはひたすら走る。カッコいいです。
任務は成功したが、この戦況ではたった1つの任務成功でしかない、また明日も戦争はある。終わりのない戦いはまだ続く…
ワンカットって素晴らしい!
戦争映画とワンカットと言う予告編だけの情報で見ました。 正直驚きました。ワンカットにするだけでこんなに主人公に近づける気がするとは思いませんでした。相棒として一緒に行動している感覚に近いです。しかも目線が主人公周辺で人間目線。凄く自然で見やすい。普通は色々な角度からの映像や特殊映像が差し込まれたりして見ている目が忙しいく脳みそも忙しいですがそのようなある意味の神目線が少ないだけで随分違う。 役者の人はNG出せないし出してもそれを突破しないといけないし、カメラはずっと追い続けないといけないし本当に大変だと思う。 戦争だからグロい映像や死体も一杯あるがこんなに目の疲れない映画があったか?と言うほど自然体で鑑賞できた。まずそこが素晴らしい。 内容も負けず劣らず素晴らしい。 戦争の無情さに胸も痛くなったし、良くできている。
ワンカットの臨場感は凄まじいものだった
正直見る前はワンカットで撮る意味がわかりませんでしたが、見て驚愕。物語の序盤、主人公が壕から身を乗り出した瞬間からの緊張感は圧倒的でした。遠くに敵がいるかもしれない。狙われているかもしれない。という緊張感がこちらまで伝わってきます。戦争映画にはありがちなシチュエーションかもしれませんが今までとは全く異なる臨場感に圧倒されました。そして一番の見所は爆撃の最中を走り抜けるシーン。CMでも見れますが、あのシーンは一番の見せ場になると思います。迫力もさることながら、とにかく急がないといけない緊迫したシーンは没入感がMAXに到達していたと思います。
ワンカットとは、まさに!
映像は本当にすごかったです。冒頭5分で度肝を抜かれました。
ストーリーはとてもシンプルで、すっきりしていました。そりゃそうですね。ワンカットなので視点はずっと1つです。
同じ視点でストーリーを追い続けるので緊張感はすごいです。この緊張感で最後までいけるのか?と思いながらも、これが戦争か。と考えさせられました。
いつ誰がおかしくなっても不思議じゃない。
私は映画の間、自分ならこんな緊張感の中生きていたくない、いっそ死んでしまいたい。と思いながらも、殺されたくない、生きたい。とも思う複雑な気持ちでした。
人間がこんなに汚い争いをしている中でも自然は美しい。春には花が咲き、空は青い。風はそよぎ、川は流れる。
人間はなんてちっぽけで、愚かなんだろうと思い知らされました。
戦争中は情けや優しさ、思いやりすら命取りとなる。
人が人でなくなるとはまさに。
優しい人が泣いてしまう社会はダメです。
カメラマンにビールおごりたい
カメラマン?もしくはカメラを操作してる人すごい。 追い抜いたり追い抜かせたりしながら2人の演技から伝わる緊張や疲労を伝えて、時には2人の目線になって舞台の移り変わりを伝えて。 人混みをかき分けて砂ぼこりかぶってぬかるみで踏ん張って、池はクレーンかドローンぽかったけど水面すれすれのアングルの操作をしてそれでまたぬかるみをこえて次のシーンへ。 きっと足も肩もパンパンだし、カメラマン以外の理由で撮り直しもあっただろう。 それでもいっさい姿を見せずに2人とともに14キロ先に伝令を届けたカメラマンにポカリがぶ飲みさせてあげたい。 細かい話だけどカメラマンの足音とか足跡とか影が映らないようにワンカット仕立てにするのってすごい難しそう。
ワンカットが売りだと宣伝されてるけど本質は中身
アカデミー最有力とされながら「パラサイト」に作品賞を譲った作品。 最初、自分もパラサイトが作品賞を獲り大興奮!「歴史が変わった!」と。 しかしこの1917を観て「いや1917に獲って欲しかったー!」となった。それぐらい素晴らしい歴史に残るべき作品。 「異次元の没入体験」と聞いてドルビーかIMAXで観ることは決めていたが迷った末にドルビーシネマで鑑賞。 結果的にドルビーシネマで良かった!音凄いし映像綺麗過ぎだし。 前置きはここまでにして作品のレビューへ とは言っても言うことがない… たくさん語りたいけど言葉が上手く出てこない。 鑑賞後には放心状態。心の中で、ヤバイ,面白い,すごい,怖い,醜い……と色々な形容詞を呟いていた。 ストーリーもガッチリしていてツッコミどころが全く無い。すごく現実的で完全に没入。 主人公=英雄という映画は、主人公の運が良過ぎるなどがあるあるだがこの作品はそういう事が無い。 それに塹壕や死体に纏わり付くハエ。細部までこだわり抜かれていて「なんでアカデミー美術賞を獲らなかったのか?」と疑問に思うほど。 そして気付いたのが死は動物にも人間にも平等だという事。 時には無残に。時には生き残る。 前線で歌っていた歌が脳裏に焼き付いて離れない。 特にこの一節「I'm going home to see my mather」が 戦争映画は多くが第二次世界大戦かベトナム戦争が題材で、第一次世界大戦を題材にした作品は珍しい。 有刺鉄線ある戦場で突撃して攻める現実が衝撃的だった。 この前観た「犬鳴村」より遥かに怖い。 パラサイトもいい。否定はしない。 でも1917は更にいい。 全ての人に観て欲しい。 きっと映画の素晴らしさに気づくだろう。 これだから映画はやめられない!
迫力
2020年2月24日 #1917命をかけた伝令 鑑賞 @ユナイテッドシネマキャナルシティ13 ワンカットではないそうだがそれでも長回しのシーンが多く、それでもだれたところはなく緊張感があって見応えのある作品。アカデミー賞撮影賞は納得の受賞。 最初はどっちが主人公か分からなかった。皆さんですよね?
死地は第一線だけではない
ワンカット“風”のため緊張感が長く続いた。 また、最前線ではないため緊張感の中にも裏側の人間らしさも見えて臨場感がより増した。 気になった点として、暗転後の街中のシーンが映像としてずっと違和感があった。
深読みし過ぎでしょうか
冒頭からテンポ良く進んで行くので退屈はしませんでした。 ストーリーも解りやすい。 ただ、何やってんだよ!って言いたくなるシーンも多々あり。しかしこれは極限状態で判断力を喪失した人間心理を描写しているのでは。 そして度々、唐突に場面が変わりしかも意味不明。 薄々感じてましたが終盤で気づきました。 これはまさかの夢落ちだということに。 廃墟の場面でわかりました。 主人公は途中で瀕死の重傷を負い、臨死体験中に起きた出来事なんだと。 そういう視点で観ると全て納得できます。 残念ながら伝令は届いて無いと思います。 深読みし過ぎでしょうか。
疑問も少し
第一次世界対戦の映画はその時代の考え方や背景がわかり、いろいろ見ています。 今回の映画もそのむごさや非人道的なものがよく描かれていると思います。が、建物から狙撃されたあと、相手を倒しますが、自分も倒れたはず。が、夜になると何事もないように起き出す。どこか撃たれたはずでは?どこをすすんでいるのかわからないはずなのに偶然味方に遭えるのも何となく府に落ちません。 伝令ものならば「誓い」の方が好きです。
ワンカットの迫力は☆6!観る映画。
全編をワンカットというわけではありませんが、私が気がついただけで、3箇所はカット割りされていました。 それだけでも凄い。音楽と相まって、ホラー映画のようなスリリングさがあってそれだけでも劇場で見る価値がある。 できればIMAXで迫力ある映像がオススメ。 臨場感は素晴らしい。 映像と演出だけは☆6でもいいくらい。それくらい画期的。 ただ、、、それだけと言えばそれだけ。 逆にカット割りが気になって字幕が追えない。ストーリーが頭に入ってこない。 ストーリーもある種ありきたりで、そこそこ感動するけど泣くほどでもない。実話ベースらしいのですが。 また、キャラに感情移入出来ますが、こちらも、過去の映画で擦りまくり。大どんでん返しも無く、そのまま普通。 観るゲーのような映画。 もしこの映画がワンカット出なかったら☆2だね。中身がないから。でも、過去の回想シーンや敵や味方の目線を追加できれば、もっと話に厚みが増すかも。 ワンカットだから迫力は無くなるけど。 この撮影方法で、もっと中身のあるストーリーだったら、名作間違いない。
You need to keep moving
1600名の兵士を救うために伝令を届けに行く道中をワンカット風に撮った映画。 . あくまでワンカット風であって、『カメラを止めるな!』みたいにワンカットで撮ってる訳では無いんだけど、普通にずっとワンカットに見える。私がわかった限り2回ぐらいしかカメラ切り替わってないんじゃないか。 . 進み続けろってセリフの通り、主人公にずっとくっついてカメラが止まらず進み続ける。だから一緒に主人公たちと一緒に戦場へ繰り出してるみたいで結構面白い。 . 話はなんか伝令を届けるんだなぐらい分かってれば、映像だけで普通に楽しめる。特に川のシーンとか夜の市街戦はかなりすごい。さすがアカデミー撮っただけあるわ。 . 一緒に戦場をくぐり抜けた気分になるから最後のマッケンジー大佐に会うシーンはもう感動。そして何よりマッケンジー大佐役のベネディクト・カンバーバッチがかっこいいのよ。 . ぜひ劇場で戦場への冒険を体験してみては。
リアルな戦争映画。以上。
カメラ手法は注目です。本当に切れ目がわからない。これにより、戦場を忠実に、臨場感がある映像になっています。 物語もリアルではありますが、リアルに表現したのでしょうか?メッセージ性がもう一つなんです。大変な中行って、どうなのか?ちょっと弱いんです。そこが残念でした。 総合的には普通てした。強いおススメと迄はいきませんが、カメラ手法を体感するには興味深い映画でした。
これ、戦争映画じゃありませんよ。
戦争映画は苦手な部類でしたが、好きな作品「アメリカン・ビューティー」のサムメンデス監督であることとワンカット映像を楽しみに劇場に向かいました。 ワンカット風の映像は確かに臨場感に溢れ、さも自分がそこにいるような錯覚に陥ります。戦争映画にありがちな、友情や家族愛、暴力、戦争への虚無感などのテーマは極力抑えて、あくまでも無名の俳優が自分の使命を果たすためにただ走る、、走る。 無名の俳優が故に観ている側が感情移入しやすく、擬似体験させることにうまく成功しているなと感じました。監督の狙いなのでしょう。有名俳優だとなかなか感情移入できないと思うので。途中、バイオハザードみたいなシーンがあるのもご愛嬌かなと。 過去の戦争映画の名作「地獄の黙示録」「フルメタルジャケット」「シンレッドライン」というようなテーマ性のある戦争映画ではなく、臨場感のある映像や音楽を楽しめる娯楽性の高いエンタメ映画だなと思いました。(残酷なシーンも演出上、最低限必要な部分だけに抑えてます) ワンカット映像風という困難なミッションに挑んだサムメンデス監督はじめスタッフやキャストにリスペクトの一言です。
頭上と足下の皮肉
湾岸戦争の開戦ニュースが自分の戦争に触れた時は小学生低学年位の頃。
夜空に飛び交うミサイルを見てあまりの現実感の無さと光に”花火みたいだ”と不謹慎ながらも子供心に思った事をこの映画で思い出した。
今回、夜のエスクートで空を照らす照明弾の光と闇でそれを思い出した。
頭の上では光が注がれるが、足元は瓦礫と死体と血と泥だ。
なんとも皮肉だと思った。
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伝令は戦争の際は大変な役を担っていると聞いている
特に通信網を裁たれていた今回はそう思う。
スコフィールドが死体の川から上がった際には
泣いている様な叫びを感じて見ているこちらが辛くなる。
そして時々スコフィールドに投げかけられる『家族』というキーワードの反応が愛情を薄く匂わせながらも、態度では淡泊すぎてずっと不思議だった。
淡泊なのは映画の最後に納得した。
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映画の最後の風景・最初の風景と似ている。
その時大佐の言葉が生きていると感じた『俺たちはまた次の命令を受けるだけ』
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