1917 命をかけた伝令のレビュー・感想・評価
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二時間ちょっと散歩していける、近所へのお使いか!
・本来、数キロ、数十キロある塹壕なのに
わずか数分歩き回っただけで後方から最前線に出てしまう
・味方陣地から、あっという間に敵陣に辿りつく
・そこからわずか数分で敵陣地をぬけて民家にたどり着く
・敵に腹を刺された友達がわずか1、2分でやすらかに死ぬ
・トラックに乗り、外の風景がフレームアウトしている
わずか1、2分で景色が一変で遥か彼方に移動している
・トラックから降り、トラック部隊と別れて30秒も経っていないのに
敵狙撃兵に撃たれ、トラック部隊はどこかへ消えてて援護射撃はない
・敵狙撃兵と相撃ち、、、気づいたら真夜中、ってなんだそりゃ
・あんな平野部なのにまるで渓谷の川のような激流と滝
・気づいたら平野部にもとにもどってる
・一刻も早く伝令を届けないといけないのに
ゆっくり歌を聴いてる場合か!
・本来、数キロ、数十キロある塹壕なのに
またしても、数分歩き回っただけで司令部にたどり着く
ワンカット風にする必然性がまったくないのに
ワンカット風にしてしまったがために世界がものすごく狭く感じる
リアルさなんか感じない
二時間ちょっと散歩していける、近所へのお使いかよ!
ワンカットとかどうでもいいくらい素晴らしい!
実際にはワンカットではないですが、
そんな事どーでもいいくらい
手に汗握る素晴らしい作品。
2015年の1人の目線アクション映画
「ハードコア」みたいな臨場感があるので
驚き方が半端ない ∑(゚Д゚)ビクッ
これはテレビやスマホで観ても
何も面白くないだろーなー。
物語もちゃんとした秀作です!
いくつかある節目の作品
例えばアバターやゼログラビティなどのある意味節目節目で現れる映画だと思う この先 リスペクトを受け 模倣されていく手法だとも思う ただ そうした映画が 面白さとは関係無いのも事実 もう一度見るかと問われれば 自ずと答えは出るよな
ワンカット風撮影などの見どころも多々あるが、背景美術が素晴らしい。
第一次大戦の戦場を描いた映画は、過去にも決して多くは無いが、『西部戦線異状なし』を筆頭に『突撃』『誓い』『まぼろしの市街戦』『素晴らしき戦争』(ミュージカル!)など傑作揃いだか、今作は決定版と言える出来ばえだと思う。
作戦の中止命令書を持って敵陣を、突破する伝令兵二人に寄り添う様に、撮影された評判のワンカット風映像も素晴らしいが、個人的には、背景のロケやセットの美術や照明が見所で、とにかく素晴らしい。
最初の凄惨な塹壕地帯を抜けて、敵陣を超えると突然、美しい草原にポツンとある一軒の無人の農家には、庭には小さな果樹園があり、桜桃の花が咲いて、美しくて静かだけど不穏な雰囲気のロケセットや、夜の廃墟の町が照明弾によって揺らめきながら動く光と影の幻想的なイメージの場面も凄い。
廃墟の町のドイツ表現主義風の描写や幻想怪奇な雰囲気もあり途中で撃たれた主人公は、実は死んでいて、彼の死ぬ間際の幻想なのでは?解釈できる後半の展開も面白い。
監督のサム・メンデスは、近年監督した2作の007シリーズを端正な画面構成のアート映画に仕上げて、アクション映画としての魅力を、弱めてしまった印象だったが、今作のサスペンスあり、ショックな展開あり、アトラクション的な見せ場ありの今の作風で、緩急をつけて演出してあり、さすがの実力を見せつけてくれる。
ただし凄惨な戦場の現実は、若干弱められている感じを受けるが、多いの人に観てもらう為や戦争の無常を伝える映画としては傑作だと思う。(ポール・バーホーベンが監督したら18禁になるし)
[IMAXレーザー2D・字幕]にて
とても緊張した
タイトルから痛々しい映画かと思いましたが、それよりもものすごい緊張感と緊迫感で、息が苦しくなってしまった。完全に入り込んでしまって、一緒に必死に逃げたり走ったり泳いだりしてる錯覚に…。戦争では前線で戦う人、後方で支援する人、今回みたいに特命でメッセージを届ける人、いろいろな人が関わってたけど、打たれたらあっという間…。戦争は嫌だ。
技術力
演技が何とかよりも技術を詰め込んだって感じでした。
「どうこのテクニックすごくね?すごいっしょ!頑張ったんだよ〜」って言われてるみたいな笑
スゲー長いドミノ倒しが完璧に倒れていくような気持ち良さを感じました。
ストーリーは感動しましたけど割と単調かなと。
計算し尽くした1カット撮影!
ってのが売りなんで別に単調でもよいですかね。
でもカットが少ないので見ていて心地よかったです。
良い意味でクセが少ないのでなんだか何度でも見たくなりました。
個人的にはちょいちょい出てくるイギリスの盟友に興奮してました笑
あんまり映画の情報入れないようにしてたので最後のカンバーバッチはビックリしました(^^)
映像体験としては,身体をビクつかせるものがあった!!!、、、、が
全編ワンカットってことで,話題性ありそうだなと思い鑑賞.
次々にテンポよく場面が変わり,その中で3つほどお気に入りのシーンも見出せ,満足ではあった.
しかし,お涙頂戴的な展開は正直いらなかったと思っている.
全く心にグッとこず,後味悪く感じたので,評価落としました(笑)
まあ,ハラハラ感はあり,楽しめはしました!
この戦争が終わるのは最後の一人になった時だ
全編ワンカット(正しくはそう見える構成)で客の緊張を解くことなく、視線さえも外させない。この先に待っているのは天国なのか地獄なのか。決断と迷いが交差しながら、時間が迫ってくる焦るから逃れられない。
演技を間違えたらどうすんだろう?的な見方も混じりながら、そうか、これは舞台とおなじなのだ、と気付く。実際、美術の精巧さ壮大さは目を見張るが、悠長な部隊の後方から緊迫の最前線まで軽く走り抜けられる距離っていうのは現実味は感じられないが、そこはつまり、劇場ではなく野外に設けられた舞台だと思えば問題はない。
友人の死から襲われる虚脱の真実味もさることながら、要所にちょい役でマーク・ストロングやカンバーバッチを起用することで、作品の信用性を高めてある。ここぞという時に登場、ゆえに台詞に説得力があるのだ。日本でいえば、そう北大路欣也の役割のように。
臨場感優れる戦争記
奇をてらわぬ物語、長回しを多用することも観ている者を惹き込み易く、臨場感溢れる映像と成り、但し物語はやや単的だった印象、しかしそれがまた逆に実録・自伝的になるのかもしれません。
近隣にドルビー幕と通常幕の2館有り、私は通常幕館で観ましたが、どうせ観るならドルビー幕の方が臨場感がより楽しめますね( ^ω^)
う~~~~ん!!??
戦争映画。
勝った側??
けっこうやられて、故郷に帰りたくない気持ち。??!!!!
伝令で、途中で命を落として。
結局、会えず。
もう一人。
映画だからのシナリオだから。
まあ、まあ、まあ。
2020-1917=103!!???
えーーー死んじゃうのか。とか。
こっちなの??とか
内容についてはあんまり。
戦争を組み入れた映画だであるし。
個人的には、二人で揃って、ハッピーエンドとなればとも。
途中で、パイロットを救ったがゆえに。
まあ仕方がないのか。
そして、もう一人は。
内容としてはシンプルに感じつつも。
戦争映画としてはあっさり目かも。
!!???
ワンカットじゃないことはネタバレになるのか?
1917年、指令を受けた二人の兵士が翌日の作戦を中止するよう指令を伝える為に、ドイツ軍の撤退した西部戦線の無人地帯を走り抜ける戦争エピック。
ワンカット・ワンショットでないのはぼんやり見ていてもわかると思うが(暗転するので)、2時間観客は兵士と時間を共に過ごすような感覚を起こさせる、(複数カメラでなく)どこか一点から眺めているような映像で、その映像技術にアカデミー賞が与えられている。
ワンショットっぽいわけなので、走り続ける2時間一緒にいる感じな為、登場人物のことはあまり説明されることないまま、話が進むが、脇のベテランたちは本当にほぼ役に説明がなく、こちらがその役者を知っていればそれでいろいろ性格などを肉付けしていくような作りになっている。そんな役者のキャリアに丸投げかと思わなくもない。
ところで、欧が舞台の戦争映画でいつも思うのはドイツ軍強いな、ということ。欧米諸国にとっては不思議だったんじゃないんだろうか。ドイツからすれば一次対戦でも後戻りできないってことだったのだとは思うが。
ワンカット風である必要性が希薄で残念
全編ワンカット風であることにより、技術的には感嘆する場面が多数あった。
3D技術も上手く駆使した映像トリックは非常に見ごたえがあった。
しかし、それだけ。
現実の時間軸と異なるため(2時間で1日弱分程度)、むしろワンカットであることに違和感があった。
時間軸の短縮によって、距離・感情も短縮・簡略化されるため、ずっと変な感じが付きまとってしまい、技術的面以外に関心が向きづらかった。
シーンごとに切ってもらったほうが良かったとも感じる。
非常に意欲的でよかったと思うが、テーマ設定を2時間のものにして欲しかったというのが正直な感想。
怖い
戦争映画ほんとダメだなあ
メラニーさんが最初アカデミー賞の作品賞を取ると予想していたので(直前でその予想は変えたのですが)、それほどの映画ってどんなだろうって観に行った。私の信頼する映画好きな人々からも、すごく評判よかったのでみに行ったけど、見ていてつらいだけで、しんどかった
ほんの100年前こんなにも愚かなことを人々はしていたのだと、やるせない気持ちになるばかり。ワンカットというのもよくわからなかったなぁ。
伝えることについての話
ロジャー・ディーキンス撮影の戦場ワンシーン映画ということで、
塹壕を進むショットや砲弾の中を駆け抜けるショットなど、予告編で観た場面はやはり凄い臨場感と没入感が味わえた。
ただストーリーはシンプルで、こんな話だろうなと思っていた以上のことは起こらないため、正直言って最初は映像が凄い・撮影が凄いという以外の感想が浮かばなかった。
でも帰りの道中で、これって何が言いたい話なんだっけと思い直し、命がけで伝える話だったなとあらためて感じた。
この映画の邦題を聞いたとき、「命をかけた伝令」なんてバタ臭い余計なサブタイトルだなと思ったが、この話の本質は第一次世界大戦についてではなく、「伝える」ということの方だったので、今は「1917」よりもこちら方が大事なワードだと思っている。
伝令の使命が与えられたのは、主人公ではなくもう一人の若い兵だった。彼の相棒役に指名され、主人公は最前線へと向かうことになる。
兄が最前線にいるもう一人の兵とは違い、まさかこんな危険な任務だとは思ってもみなかった主人公には、そこまで命がけで付き合う理由はない。
最初は、なぜ自分を選んだんだと相手をなじっていた主人公だが、彼に命を救われ、そして彼が不意に命を落としたことによって、作戦の任務と、彼の死を家族に伝えるという2つの伝令役を背負うことになる。
そこからの主人公は、生き延びるためではなく、伝えるために命がけで前線に突き進んでいく。
ラストに2つの伝令を果たして映画は終わる。
とくに2つ目の伝令である、もう一人の兵の死を兄に伝えた後、彼はオープニングシーン以来の束の間の安息の時間を得る。
ただ伝えるというだけの話。
映画の最後に、
監督の祖父に捧げるというクレジットが出てくる。
この映画は監督のサム・メンデスが、昔英軍で伝令を務めていたおじいさんから聞いた戦地でのエピソードを基に作られた。
サム・メンデスもおじいさんから受け継いだものを、こんな凄い映画にして観客に伝えている。
何かを受け継いで伝えるというのは、どこか生きることの本質に触れるような行為なのかもしれない。
というふうに、
自分も誰に読まれるとも知れないこんな文章を書いて、人に必死で何かを伝えようとしている。
迫力映像でのロールプレイングゲーム
ある場面を命がけで切り抜けると唐突に次のステージに立っており、さっきまで無人だった戦場に多くの兵士がひしめいている。その唐突感がちょっとね……。自分を中心にして切り換えなく動く映像含め、昔よくやったゲーム「メダル・オブ・オナー」を思い出した。単純に「どうやって撮ってるんだろう」と思わせる映像は確かに驚き。
長回しのリアリティー
またこのパターンかと長いワンシーンのワンカットを軽く思っていましたが、見ているうちに胃が痛くなる程のリアリティー。この手法が見事に成功しています。エンディングがもっと良ければアカデミー賞の作品賞も獲れたのかもね。
ワンカットという臨場感
臨場感と言うと安っぼいが、
その時空に放り込まれた感がものすごく
片時もスクリーンから目が離せなかった
そんな作品は本当にしさしぶりだ
カット割りという作られた演出意図を省略するとことで成立するリアリティは圧巻の一言でした
まばたきがしにくい映画
世界大戦を知らない世代の人間(自分もですが)が、どう戦争を追体験を出来る映画を作るか…ということで多分ワンカットに見えるような「手法」に取り組んだのではないかと思うのですが、そこを個人的にはどう評価したらいいのか分からない映画でした。
(じゃあレビューするなよ、という話でもあるのですが…)
ただ、結果的に、まばたきがしにくい映画、だったというのが大まかな印象です。
やはり、ワンカットによる見逃せない画面作りで、それだけ完成度が高かったのかもしれません。
見終わった後、「お、終わった…」と、息をついて安堵しました。
しかしながら、噂で聞いたことなのですが、劇中に出てきた歌がアメリカの歌で、その当時本当に歌われていたのか疑問、というのを耳にしました。
そうなると、ちょっとファンタジーな作品だったのかな…とも思ってしまいます。
あとラストシーン辺りの走りでの音楽の流れ方とか、ちょっとあざとい感じも、しなくもなかった、と正直感じました。
面白かったか? と問われれば、まあまあ、というのが個人的な本心ではあります。
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