ナイブズ・アウト 名探偵と刃の館の秘密のレビュー・感想・評価
全414件中、321~340件目を表示
シンプルで面白いミステリー
容疑者が家族全員。そして家族全員が救いようがない人達ばかり。そんな家族の中に世話人の優しい看護師が1人。 とても分かりやすい相関図から始まり、物語はテンポよく進む。 「あれ?」と思っていた所もちゃんと伏線回収されてスッキリする。 さりげない最初と最後のマグカップもナイス演出で面白い。 がっつりミステリーを楽しみたい人には物足りないかもしれないけれども、何より、純粋が故の違和感行動連発のマルタが最高でした(笑)
Gravity's rainbow. 久々ヒットの探偵映画!
本作は観る前から内容も知らない状況でキャストだけ見て「ダニエル・クレイグが探偵なら犯人はクリス・エヴァンスかアナ・デ・アルマスかな?最近の知名度的に。」っと邪推してたら本当にそうだったので逆にビックリしました。別に当たらなくって良かったんですが・・・まんまでした。
本作はなんと言ってもアナ・デアルマスですよね!こっちが犯人じゃなくって良かった。嘘付いたら吐いちゃう体質でも、真っ直ぐで人に優しいマルタを好演しています。観てると途中でマルタの秘密を知っちゃうじゃないですか?そこからは犯人探しより、マルタのやった事がバレないように応援してしまう気持ちになってしまいます。そうなるようにマルタをメッチャ良い子にして好感を持たせ、観客を上手く誘導してるライアン・ジョンソン監督。なかなかやりおる!
ダニエル・クレイグのポンコツっぽい探偵も面白かったですね。セリフ回しだったり、車で1人カラオケだったりちょっと自分に酔ってる感じのキャラクターも面白かったです。ダニエル・グレイクって渋い顔のわりにけっこうコメディいけますね!
近年ディテクティブ系の作品ってドラマにすっかり持ってかれてて、映画では少なくなってる感じがするだけに、久々の探偵映画存分に楽しめました。個人的にアガサ・クリスティーはあまり読んだ事がないのですが、ライアン・ジョンソン監督からのラブ・レターはしっかり伝わってるに違いない!
続編シリーズにすべし
出演者達のクセが強くてそれが作品にとても合い良かったです。 予告編を観て本編を観に行って、 ダニエル・クレイグ氏はボンド(アクション)より探偵(静かな演技)の方が合うと感じた。 クリス・エヴァンス氏は絶対正義のイメージが強過ぎる為、役的には残念でした。 この作品シリーズ、寅さんのように何十作品作っても良いと思います!
新発明「嘘をつくとゲロを吐く」ドキドキ
プライドが高く、嘘が平気なキャラばかり。画面いっぱいにどアップで傲慢に話す。一癖もある顔芸演技派の役者達に、騙されないぞ!と言う用心深さが必要な気が、前半はずっーとする。
「嘘をつくとゲロを吐く」と言うびっくり設定である唯一の良心であり正直者の看護師さん。彼女は真剣であり必死なのに、探偵さんはニコニコ呑気。看護師さんに付き纏いながら、傲慢な金持ちが、嘘でしくじらないかを楽しそうに見ている。この設定構造は、推理映画にはよくあるなぁ。「嘘つき」「隠し事」だらけの話なので、確かに何かが、しっくり来ない。
ここで、「怪しさ」でヒントを出し、観客に真犯人を推理させる脚本は、よくある。
しかし、この映画は、核心のトリックや数々の証拠、犯人までもわざわざ中盤で観客に提供する仕掛けで、観客を困惑させる。
「えっ、この映画、答えを教えて、あとは謎解きスッキリ回収劇なの?」と思わせようとするが、「そんなはずは無い」(だって自殺したミステリー作家のプランがこんなに稚拙なハズはない)と観客が更に推理を働かそうとする。まさに監督の用意した「迷宮」に連れ込まれていく感がいい。
しかし、途中途中に「間抜け」感が漂い、どこまでもサスペンスに有りがちな、シリアスな背景や人物の深刻さは香って来ない。上品面した面々の化けの皮が剥がれる下品な言葉のオンパレードに麻痺したころ、
なんと観客はいつのまにか「真実はゲロが知っている」と思い始めているのである。笑。
そして、残された謎に連れて行かれる。「自殺事件」の解決を頼む探偵依頼人は誰なのか?。なんと真実を語るゲロは、真犯人に浴びせられる武器となるのである。
自殺凶器はナイフであり、冒頭切れ味が印象的に描かれ、ナイフで最後にドキッとさせるジョークに引っかかって笑わせる。
このジョークとと本格的ミステリーを絶妙にブレンドするために007やキャプテンなど、本格的俳優陣の魅力は、意外と必要不可欠だったかも。
浮気
解雇
教育費
認知症
マリファナ
移民
ヲタクといった社会問題もサラリと触れながら、人を想う良心が勝つ。
マイハウス
マイルール
マイコーヒー
の逆転劇も痛快である。
つまりこの映画、現代社会風刺の痛快劇なのだ。
美的センスが光るクセ強ミステリー
金持ち作家が死んだことで家族と専属看護師に 殺害の容疑がかかる話。 見始めてまず思ったのは「オシャレ」 ポスターの時点からかなりオシャレだったけど 館にあるアイテム一個一個が気になりすぎて あんまり話に集中できなかっあ。笑 最後のジェダイでもそうだったけど ライアンジョンソン作は美的センスすごい。 ストーリーはよくある遺産問題系だけど 単純な展開ではなく時間もあっという間。 家族も全員なかなかのクセ強めキャラで 喧嘩のシーンはとても面白かったである。
痛快。楽しかった。
期待通りに楽しかった。いや期待以上か。定番の遺産相続と殺人ミステリー以上の何も想像してはいなかったが、ほぼ全員が少し壊れてる感があって、ちょいちょい挟み込まれるギャグというかディテールがおかしい。最初っから嘘をつくとゲロ吐く設定の看護師とか冴えてる。でもそうだよね、このメンツで完全犯罪はないもんな。やっぱり脚本が面白い。ジェミーリーカーチスはやっぱりここぞというときいちいちいいな。
映画は、脚本が命です。
まず何と言っても、シナリオの緻密さと完成度がすごいです。最初の聞き取りシーンで関係者の二枚舌振りを描いた後、早々と事件の真相を観客に明かして、倒叙ものへ展開を切り返すあたりは鮮やかです。これだけ入り組んだ構成なのに、ストーリーが破綻することなく最後まで緊張感が途切れないサスペンスは久しぶりです。アメコミやリメイク、シリーズものばかりのハリウッドの中で、これだけレベルの高いオリジナル作品は珍しく、悪評名高いSWのEP8の監督とは思えない腕前ですが、むしろミステリーが得意分野だったのかも。主演のダニエル・クレイグも飄々とした感じで楽しそうに演じているのが愉快でした。
遺志を引き継いでくれるのは誰なのか問題
しまったーー!マグカップの言葉、覚えて無い…
と、己れの迂闊さを呪いつつ。ラストショットで、ベランダから一家を見下ろすマルタの手に、あのマグカップが両掌で抱えられてる場面で全てが氷解。
遺産を誰にどの様に相続しようが、それは今まで自分が子供達と孫にして来た事と同じ。むしろ最悪の結果を招く。遺志を引き継ぎ、管理しながら分配出来るのは、マルタだけ。マルタなら、自分自身の良心に従い、家族の事を考えながら使ってくれるはず。
それがハーランの狙いで、その通りになる訳で。
全ての遺産を相続した彼女は、ハーランの権威を継承した事をマグカップで象徴。
いやー、面白かった。早々のネタバレも、マルタの医療パックに細工したヤツが居るはず!なんで、サスペクトは継続。アナ・デ・アルマスをたっぷり見れたし、かなり満足です。豪華キャストの単純な犯人探しを予想してたので、得した気分だす。
ーーーーーーーーーー
2/3 追記
「~に大失敗した」「映画が大ゴケした」なんて時にスラング的に使われる英語で「Bomb Out」ってのがあるんです。「Knives Out」は「鞘から出された裸の刃物」なんですが、あの、「最後の歓迎すべき大失敗の事を引っ掛けてたりして」、と思う次第。タイトル、ネタバレですやん。全然気づかないけどw
ーーーーーーーーーーーー
2/4追記
コメディと言うよりも、なんか、ギャグ。単発的な。これが笑いを誘います。
呪いのビデオだよ、7日目に死ぬんでしょ、とか。貞子ーの世界進出を裏付けるギャグでエヘヘ。ひとりカラオケですよ、しかもハマってます。何なの、この人ホントにポンコツやん!
ウソを付くと戻す設定も、あの場面で、ちょっと汚過ぎひん?あれだけの数のナイフから、タマタマ手に取ったナイフだけが"Out"なんて出来過ぎでしょ?もしかして、全部"Out"?だから、"Knives Out"なん?嘘でしょ?笑ってええですか?いや笑えるw
Gagです。コメディって言うよりも、絶対、Gag!
このメンツで、こんなGagかます度胸には恐れ入りました。
007とは別人のダニエル・クレイグ
やっぱ海外の役者さんは凄いですね。 今やジェームズ・ボンドの色がつきまくったダニエル・クレイグが、ここでもビシッとしたスーツで登場するのに、この映画では全くの別人と化していて007の影など微塵も感じさせません。 何を演じても毎回同じな日本のアイドル上がりの方々とは大違い。 手法は古典的で探偵ものの王道っといった感じ。 話もかなり整理されているので判り易いし、強引な展開や後付け結果論みたいなことで誤魔化してないのもGood。 普通に面白かったです。
一緒に推理する映画ではないが…
推理ものと聞いていたので「よっしゃ、犯人見つけたるで!」と意気込んでいたのだが、そうゆう映画じゃない。 そもそもアホな私にとって、しょっぱな登場人物が多く誰と誰が夫婦で兄弟なのかプチ混乱した。 家系図をずっと右下にでも出しておいてくれ!と思ったが、これは曖昧でもそんなに重要なことではない。たぶん。 登場人物に感情移入してなんぼの映画。感情移入してしまった人を裏切ることはない。
古典的ミステリー
ネットで評判良かったので観てきました。 序盤からじわりじわりと話が進んで行き真犯人に辿り着くまで目が離せませんでした。構成としては古典的なミステリーで二転三転する事も無く、飽きる事も無くハマる良く出来た脚本だったと思います。 何故か警察と探偵の共同捜査(笑)で当然の様に名探偵主導の捜査で名探偵が刑事に指示を出す (爆)
アナデアルマス可愛い
人気あるなー。 アナが非常によかったです。但しやっぱりボンドとキャプに見えちゃう。 映画はもう少し映像やプロットで見せてほしかった。ネタを語りで解説しすぎで挿し絵を見ているような感じ。
よくぞお集まりいただきました🌠
豪華過ぎる俳優陣に胸が踊る!
これぞ!エンターテイメント娯楽ミステリー!!
古めかしい大屋敷に訳あり家族がすったもんだする・・
王道のアガサクリスティ作品臭(笑)漂うストーリーが懐かしさと嬉しさを感じさせてくれました!!
移民問題に絡めるところを現代的キーにしているのには心痛もありだが結末は実に爽快!
すったもんだ家族に「ざまぁみろ~」
・・と、意地悪な私😁
すっとぼけた名探偵役のダニエル・クレイグがハマってた~✨
続編?シリーズ化?多分・・きっと・・絶対あるな!!
アミューズメントミステリー
人気俳優が複数参加。
ミスリードも巧みでテンポ良く、物語は二転三転。
そこら中に配された細かなピースをまとめ上げる手際の良さ。
鬱憤を晴らす結末。
これだけで入場料分は十分にモトが取れる映画だと思う。
まあ、ミステリーのご都合主義をいちいち指摘するのは野暮だとは思うが、現実として大好きなハーランじいちゃんを最終的に自殺に追い込んだのは彼女とも言える訳で、その本人が「私が殺した」から真犯人が明らかになり「私はハメられた」と変化したからと言って、(罪の有無はともかく)すんなり財産相続を受け入れる…ってラストに関しては、彼女の善良さを示す葛藤なりもうひとドラマあって欲しかった気もする。
これは好き嫌いだと思うけど、ちょっとダニエル・クレイグ扮する主人公ブランに「語り手」的要素ばかり強く、冒頭でビアノ「ボン♪」でなかなか気になる登場をした割に、鋭い推理で解決に導くクレバーさがある訳ではなく、かと言ってポンコツ・棚ボタ型推理でもなく、特に変人めいた部分もない…という辺りがキャラクターとして若干物足りなかったかな。
いや、それでも最後までダレる事なく展開要素が次々とやってくるストーリーは観ていてワクワクした。
劇場の入りはイマイチの様子。
「名探偵コナン」であんなに毎回記録更新するくらいみんなミステリ好きなんだから、もっとたくさんの人に観て頂きたい。
面白い!!
まったく前知識なしに映画館に飛び込んで観たら、予想外にすごく面白かった。アガサクリスティとか、エラリークイーンとか、古き良き探偵ものの雰囲気。今の時代にこんなミステリーが観れるとは。感謝!
全414件中、321~340件目を表示