トップガン マーヴェリックのレビュー・感想・評価
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トムクルーズおじさんかっこいい。
周りでとても良かった!という声を何人か聞いたので1作目をアマプラで予習した上で鑑賞。(初ドルビーアトモス)←違いはよく分からず
トムクルーズはおじさんになっても間違いなくカッコよかったし、迫力満点の映像でとっても楽しめた。
冒頭シーンは1作目と同じ音楽で始まったり、ルール破って怒られつつもマーベリックは確かな腕前を見せつけたり、無事帰還した時に管制塔目の前スレスレを敢えて飛んでみたり、昔のファンが喜ぶんだろうなところがいっぱい。最後はだれも死なず拍手喝采、みんなhappyの大団円。いかにもって感じ。(いい意味で)
飛行シーンは1作目に比べ大分臨場感が増してて、空中での戦況も分かりにくいことがなかった気がする。(1作目は途中追えなくなった)映像技術の進歩ですなぁ
終わってからいくつか記事を読んだけど、CG無しなので実際に山肌ギリギリ30mのところを飛んで撮影したそう。トムはプライベートで曲芸飛行もできるパイロットで、他のキャストを載せて緊張感を感じる練習といってセスナを上空でエンジン停止させたらしい。怖すぎる。
とまぁ全体的に楽しんだのだけど。
映画はハッピーエンドでいい話だったんだけど、
ならず者の国ってロシアなのかな、とか、ロシア側のパイロットの家族が悲しむことは考えないのかな、とか、なんだか現実の世界情勢に思いを馳せてしまい。
帰還した時、(当たり前なんだけど)勝利の裏で誰かが死んでいること事実など全く無いかのような明るさ・喜び方で、日本人には分からない感覚だし、アメリカだな〜と感じた
めちゃくちゃに面白かった…!
実は最近シリーズ前作を初めてちゃんと観たばかりの新参勢ではあるんだけど、めちゃくちゃ面白かった…!
鑑賞後の爽快感がすごい。こんなに気持ちの良く、素直に「最初から最後まで面白かった!」と言い切れる映画は最近なかなかない。すごいぞマーヴェリック!
前作の空気や設定はふまえつつ、今の時代に合った空気になっていて、またマーヴェリックが年月を重ねた(歳を取った)からこその、若者の道を作り導くストーリーがとても良い。
そして冒頭のアンセムと「デンジャーゾーン」の再来は「キターー!!」となる。
前作がトップガンでの訓練メインで描かれた(と記憶してる)内容だったのに対し、今回は実際の困難なミッションが描かれたので、作品全体により緊張感がありそこも面白かった。マーヴェリックが自分のことよりも若いパイロットたちの命を守ろうとしている構造があったのも大きいと思うけど。
戦闘機の操縦シーンは映像や撮影技術の進歩もあるけど、さらに臨場感がすごくて、私も見ながら登場人物たちと一緒に重量を感じたり息が苦しくなった。
そして物語終盤近く、ミッションは成功するものの、自分の搭乗機が墜落してしまうマーヴェリックとルースター。
「どうなるの…?」と固唾を飲んで観ていたら、まさかの敵基地のF-14機体(前作のやつ!)の奪取と、マーヴェリック&ルースターのペアでの飛行(マーヴェリックとグースの再現)。
そして敵機から逃れられずもうダメか?というピンチのタイミングでの、グースのライバルポジションのハングマンの登場(ルースターとハングマンは明らかに前作のマーヴェリックとアイスマンの関係が踏襲されてる)。
「ベタか!!王道か!!だけどそれが最高!!」ともう素直に胸が熱くなってしまったよ…。
本作は前作で相棒のグースを失ったマーヴェリックが、グースの息子ルースターや若いパイロットたちと関わることでどこか救われる話にもなっていて、そこも素直にカタルシスを感じる。
細かいことやベタさはほとんど気にならず、本当に最初から最後まで楽しめた。
ありがとうマーヴェリック、ありがとうトムクルーズ、ありがとう製作陣の皆様…!
本当に気持ちの良い作品だった。
公開から2ヶ月以上経ってるのに席が結構埋まってる映画館も、一緒に観に行ってた夫の隣で割とがっつり泣いていたというおじさんもなんだか「映画って良いよな…」と改めて感じた映画体験だった。
出だしから手に汗握る展開
前作の予備知識がほぼない状態で鑑賞しましたが、充分に楽しめました。
レジェンドパイロットが若く優秀なメンバー達に技術と心得を教える役割を与えられるもチームビルディングに苦戦しつつ、彼らしい彼にしかできないやり方で、メンバーの信頼を勝ち取り、命を賭けたミッションにチームで挑む…と王道、わかりやすいストーリーですが、スピード感とスリル満点のアクションに圧倒され、緊張感で手汗がびっしょり。
これは考えるな感じろが正解かと。
とはいえ、トムが完全無欠のヒーローではなく、所々で中年の悲哀や弱さを感じさせるのは人間くさくてよかったなと思います。
また見たい!
最高のエンタメ
一作目は10年ほど前に見たきりですが、何故か何度も涙が出ました…!
マーヴェリックの苦悩とそれに対する彼らしい彼なりの回答に一貫性がありキャラクターへの愛情や敬意を感じました
そして早く来てくれ!か必ず来るから後味が良い
そしてそしてやっぱりトムはカッコいい!!
タイトルなし(ネタバレ)
【良かった点】
前作を知っていても知らなくても楽しめる作りなのがまず良い。どの層の観客でも楽しめる。ここ数年で一番の映画体験。後半は拳を握って息を飲んで画面に食らいついていた。とにかく楽しい。
【良くなかった点】
特にないが、強いて言うなら、映画館でしか見れない(見たくない)映画だということか笑。
最高でした!1はみたほうがいいかも
トップガン1をみて鑑賞。
正解だった。
正直1は退屈だったけど本作は圧巻。
アイスマン、グースとの友情をしっかり活かして回収。
展開もドキドキでもうなにもいうことはなかった。最高。
今じゃない!
前作は観ていなかったので、観に行くと決めた後にネトフリでフワッと観てから映画館へ。
冒頭からトムがノーヘルでバイクぶっ飛ばしてるの観て、どうしてもヘルメット被らないでいいのかな…とか思っちゃう自分がちょっと残念だった…
パイロットなんてそのうち廃止になると言われたマーヴェリックが、でもそれは『今じゃない』と答えるところはジーンときました。
いつかくるその時のことより、今やれる精一杯をやるべきなんだな、と素直に感動しました。
そのあと古い機体に乗って、敵機を倒し、グースの息子を後ろに乗せて帰投するところは本当に胸熱。
ただペニーという女性が突然でてきて、マーヴェリックと過去に何かある感じだったけど、知らないのであまり恋愛パートには感情移入できなかった。
アイスマンの葬儀は本当に悲しくなり涙が出ました。
リーダーは生まれついたものではなく、成し遂げたい信念に向かっていく過程でフォロワーがつき、それを成し遂げた時リーダーになるとどこかで読んだのですが、マーヴェリックはまさにそれを地でいったな、と思いました。
全体的にこれぞ映画!で楽しかった。
最高の映画
前作ファンの1人です。ハードルは高めにしていたのですが期待以上の最高の映画でした。
5月24日のプレミアム試写会とその後に3回、計4回鑑賞していますが、上映期間中にできるだけ回数を重ねる予定です。
これはまさに劇場で観るべき映画です。後々地上波などで観た時に、映画館で観ておけばよかった!と思いっきり後悔するクオリティなので、少しでも気になっている方は遠征してでも劇場鑑賞をおすすめします。
特にジェット機の爆音やサラウンドがより体感できるIMAXやドルビーシネマなどラージフォーマットの高音質劇場がおすすめですね。
中身について少しだけ。
オープニングシーンは前作に引き続き、一気に心を鷲掴みされる格好良さ。
冒頭からミッションの目的や内容が詳細に明かされますので、その過酷な作戦の為に実践的訓練を繰り返し、思考し、チームや個人が成長していく分かりやすい展開に心引き付けられ、クライマックスの攻防シーンはかなり手汗握ります。
分類はアクションなので、そんなド迫力な映像が表だって注目されていますが、ベースは、愛あり、笑いあり、涙ありの胸熱人間ドラマ。
深みを増した指導者となったマーヴェリックが後輩を支え、支えられ、命懸けで守る熱き人物像にグッとくるものがありました。
命懸けで守ったのは敵国からだけでなく、自国の怠慢な組織や体質からも身を呈して守りました。
背中を押してくれた旧友アイスマンとの関係のシーンは物語り全体を引き締める重要ポイントですね。
唯一、分り辛かったのがペニー。前作を何度も観てますが、名前だけの登場だったのであれ誰だっけ?となりました。チャーリーと同じくポルシェ乗っているのでより混乱笑
当時のペニー(ジェニファーコネリー)はそれはそれは美しいので、そりゃピートも夢中になるでしょうね笑
この様な続編を作ってくれて感謝の極みです。
4KultraHD Blu-rayの発売も楽しみです。即買いし、前作に続き我が家のホームシアターのリファレンスソフトに加えます❗️
カッコイイの宝石箱や!!
めっちゃ良かったです。
とにかく、戦闘機がカッコよ過ぎ。
第五世代って!!響きからワクワク止まらない。中二心をくすぐりまくり。
フレア凄いし、敵の意味わからん動き凄いし。
狭い谷からの侵入とか!2発ミサイルぶち込むとか!本当にそれしか方法ないん?面白すぎるやん!憎いねこの野郎!
正義がどうとか、リアルかどうかとかそんなん知らんが、とにかく瞬間的にカッコイイこと詰め込みまくった最高の映画でした。
ヨットのって、洒落た車のって、バーのオーナーやって超美人という意味わからんスペックのあの人はなんなんですか!?
とにかく男の憧れと欲望を詰め込んだ感じが007みたいだなと思いました。
マーヴェリックの凄さ見せつけるためだけのアイテムに見えちゃいましたが、とにかく羨まし過ぎ。
なんかマーヴェリック、スペック盛り過ぎじゃない?
古臭いカワサキバイクもマイガレージでいじるマシンがプロペラ飛行機なのも、男の夢の最上位仕様版って感じ。
そう思ったら、この映画は
世田谷ベースのハリウッド版だったという結論にいたりました。最高。
戦争とかモラル的なことは考えずに観れる全ての人にオススメです。
映画館で見るべき映画
トップガン1はめっちゃ好きっていうわけではなかったが、マーヴェリックは最高峰に良かった。
評判良すぎて期待度MAXで見に行ったが想像以上だった。
少なくとも3回は泣いた。
続編としてこんなにも大成功なのは初めてではないだろうか。
傑作
賞レースとかには絡まないいわゆる「娯楽大作」なので、後世まで高く評価されるかどうかはわかりません。しかしこれほど強烈なメッセージを放つ「娯楽大作」がかつてあったでしょうか。そのメッセージは、この作品を象徴する二つのセリフを借りて表すと「明日以降のことをうじうじ考えて止まるな!今日を全力で生きろ!」ですかね。しかし無印トップガンに比べて、なぜこの作品のメッセージは強く響くのか。1986年当時のトム・クルーズはまだキャリアも浅い一人の若手だったし作品自体が完全に「作り話」だったわけですが、今作はあれから35年間の自身の人生のすべてを、それこそボン・ジョヴィの「イッツ・マイ・ライフ」みたいに「これが俺の生き様だ!」と叩き付けてきた。ヴァル・キルマーとの変わらぬ友情も、亡き戦友(ここではトニー・スコットを指す)への想いも、全て彼のリアルだから、作り物のチープさがない。作品全体からそういう一貫したテーマが感じられるから、ご都合主義の脚本ですら必然性があって、意図的にそうしたんじゃないかと思える。だって観客、特に若者に「生きろ」って伝えたい作品で若者が一人でも死んだら台無しでしょ?マーヴェリックは名誉の戦死でも話は綺麗にまとまったと思うけど、あえて生還させたのはトム自身が「俺の闘い、俺の人生はまだまだ終わりじゃない」と堂々宣言したかったのではないかと考えるのは、感傷的にすぎるかな?とにかく自分にとってもトム=マーヴェリックは混迷を深める2022年の生き方を示してくれる「教官」でした。まあ前述したテーマを戦争行為で表現するのはどうなのかとか、アイスマンとの友情に比べてペニーとの愛はとってつけた感があるとか、なんで主題歌がマイティウイングじゃなくてレディーガガなのかとか、ケチをつけようと思えばつけられるけど、この映画の価値はそんな些末な話とは別の次元にある。“今”映画館でこの映画を見たことには、単に「名作を見た」以上の意味があると思った人は決して少なくないはずです。トム・クルーズ、感動をありがとう。
最高の一言。正統進化だけど期待を大きく超えてきた。
もう最高の一言。これを映画館で見ないのは本当に勿体無い。
良くも悪くもなってほしいようになってくれる映画。
「あぁ、ここで助けに来てくれるだろうな」とかあ「あぁ、ここで衝突が起きるだろうなとか」
全部そのとうりになってくれる。変に気を衒ってなくて素晴らしい。
みんな大好きアメフトのシーンは言うまでもなく最高。One Republicknの曲もビタハマりしてる。
トップガン一作目を見てなくても戦闘機の搭乗シーンと音響だけで楽しめてしまうレベルには完成されていると思う。
強きアメリカ、愛すべき王道展開
言うまでもなく画が終始強く、テンポ良く退屈さをほぼ感じずに没入できる。
歴戦の英雄が人を教導する者として、また親として苦悩し乗り越える様もシリーズ最新作としてとても良かったね。1日海辺で遊んで「チームを固めたぞ」はある意味で雑だけど嫌味が全く無い。まぁそれだけメンバーも優秀だったんだろうなぁ。
期待を裏切ってくれるような展開は余り無いかもしれないが、まさに皆が憧れた強きアメリカ、王道の心地よさを体現した名作だと感じられた。
いやぁ、いい映画を見ました。
前作は観た方がいいか?
聞かれたらこう答えた。
「前作を観ていなくても十分楽しめる
けど、前作を観ているとより深く楽しめる」
約30年という期間があいてどう繋げてくる?
と思ってたけど、
そことそこがつながるのかーっと感心してしまった。
オープニングのテイストも前作の雰囲気前回なので
もしかして間違えて再放送観にきてしまった!?
と一瞬不安になった、笑
とにかく Danger Zoneがかっこよすぎて
思わず身体が動いてしまう。
戦闘機の横をバイクで疾走するシーンも
ファンサービスたっぷりやなぁと。
今回は過去の出来事とのリンクはもちろん、
大人の恋もあり、
旧式vs新式
パイロットvs自動運転
などのテーマもあり
現代に合わせてエンターテイメントを
作り上げた手腕に脱帽です。
これぞ映画!と思える一本。
次はIMAXや4DX等で
観たいなぁ。
豪快感、爽快感!そして。。。
歳を重ねてあの笑顔にさらに柔らかい魅力を増したトム・クルーズ。
若いころからのオーラが変貌しながら深まり渋みが熟成してきてましたね。
キープだけでも大変ですけど…
キープ以上に内側からあふれるそれって、ただならぬ努力をかんじます。
そんなトムが初めから最後まで
やはりみせつける圧倒的な大スター感。
そしてダイナミックな楽曲の素晴らしさ!
世代感ですけれど、その懐かしさは言うまでもなく、耳から目から滑走路の疾走感シャワーを浴びせられ、もうここで前作を観た二十歳のころに一気に連れ戻されました。
この国とは違うアメリカンサイズなダイナミックさ、陽気さ、クールさ、ニヒルさ、ユーモア、ロマンチックさが憧れ多き当時のきもちに刺さりまくったことを思い出しつつ。。。
また刺さる…まだ刺さる。笑。
スピードとテンポの渦が身体中に湧き上がり嵐のようにどうにもならないというか、どうにかしてというか、どうにかなってくれーっというような映像に、左右前後肩が動いて力がぎゅーうぎゅう入ってしまいまして、やはり翌日筋肉痛。
涼しい館内で居心地よい座席にいながらにして、別次元、異空間を体感できるパワー漲るかっこよさ満載のシリーズ2でした。これ、ラストですよね。。。
トップガン マーヴェリックのラストは人生いろいろのラストもこうありたいと、人として生きる上での感慨深さもたっぷり。
豪快、爽快さが吹きあれたあと、思わずほろっともするそんな鑑賞後でした。
これぞトム!
2回観ました。iMAXの迫力はやっぱり新しい空間に観客を連れて行ってくれると思います。
36年前、20代の自分が観た一作目とほぼシームレスに繋がっているこの作品。素晴らし過ぎて鳥肌が立ちました。最後のF14を奪って帰還するシーンはあまりにも荒唐無稽だったにせよ、トムがここまで実写にこだわっって作った映画だということはスクリーンから怒濤の如く迫ってきました。アメリカ海軍のプロパガンダ映画だと揶揄される向きもあるし、私もそれは否定できないと思いますが、掛け値なく映画館でしか味わうことのできない迫力を持った映画だと断言できます。
7回観た。映画内の航空・ミリタリー表現解説と、各上映システムの違い説明。感想と追加解説はコメントで。
最初に出てくる空母シーン。戦闘機が発着艦していきますが、いろんな色の服を着た人たちがいます。
彼らは「レインボーギャング」と通称される飛行甲板作業員で、危険かつ瞬時の判断が要求される飛行甲板で、一目見て職務内容がわかるよう、職務別の色分けがされた服を着用しています。
黄=カタパルトオフィサー(一番有名であろう、発艦時に前を指さす人)、誘導員
青=艦上車両運転手、エレベーターの操作員、伝令等
緑=カタパルト関係員、ロードマスター(貨物取扱員)等
白=着艦信号士官(LSO)、衛生兵、安全監視員、液体酸素取扱員、機体点検員、外来者など
茶=機付長(機体ごとの整備責任者)、航空機拘束員
紫=燃料補給員
赤=兵装員、爆発物処理員、緊急要員
この色分けは基本的なもので、さらに細分化された役割がわかるよう、ヘルメットなども色分けされています。
このヘルメットは、頭にすっぽりかぶる形式の布地に、分割して頭部保護用プラスチックがつけられた独特のもので、「クレーニョ」と呼ばれます(海上自衛隊の艦載航空関係員も使用してます)。
これを踏まえたうえで、空母のメカニズム。
甲板から楔のようなものが生えていますが、それがカタパルト(飛行機を加速させて発艦させるシステム)の「シャトル」です。
シャトルは甲板下に埋め込まれた蒸気シリンダーにつながっており、シャトル前端の溝に、飛行機の前脚についている「ローンチバー」を引っ掛け加速させます。映画でも、ローンチバーがシャトルの上を乗り越え、カチャンと引っかかるシーンがありますね。
カタパルトの端っこまで行くとシャトルは止まりますが、ローンチバーは引っかかってるだけなのでそのまま飛行機は飛んでいきます。
また、艦載機の前輪はダブルタイヤ(トラックの後輪みたいに)なっているため、前輪が通過する際、シャトルはその間をすり抜けます。
そして、発艦前に別の棒を取り付けているシーンもありますが、それは「ホールドバックバー」です。これは前脚の後ろに取り付けます。
これは、カタパルトと機体の推進力が規定値になるまで、機体を固定するためのものです。作業員が、こん棒みたいなものを担いで歩いているシーンがありますが、そのこん棒みたいなのがホールドバックバーです。
ホールドバックバーの太くなっている部分の中では、航空機に接続する部分とバー本体が分割されていますが、両者の間には「テンションバー」と呼ばれる金属部品がはめ込まれて繋がっています。
このテンションバーは、規定の力がかかったら切れるように設計されており、破断力はカタパルト圧力と機体の推進力がMAXになった時点で切れる数値になっています。ですので、機種ごとに違う規定値のテンションバーがあり、それをホールドバックバーに組み付けています。また、それが一目で識別できるよう、テンションバーを覆うカバーが色分けされています。
発艦シーンにおいては、ジェットブラストデフレクターという板が起き上がってきます(4DXだとそれに合わせて座席が動きます。なんでやねん!なおMX4Dは動きませんでした。)これはジェット排気を上に逃がし、作業員を保護しつつ、排気を受け止めて推進力を増加させるためのものです。
そして発艦直前、緑の人がしゃがんで何かを見ていますが、彼らは先に述べたカタパルトや機体の発艦関係部分に異常がないかを確認しています。そのOKが出て、パイロットから発艦準備OKが出る(パイロットが敬礼して腕を前に振りますが、あれは「発艦!」という意味ではなく、「準備、ヨシ!」という意味です)と、有名な黄色い人(シューター)が最終確認をして、前方を指さすポーズを取ります。
よく誤解されてますが、これも「GO!」という意味ではなく、「最終確認、ヨシ!」という意味です。
これを見て、「ICCS」(甲板からせり上がってくる、ガラス張りの背の低い部屋)にいるカタパルトオフィサーが射出スイッチを押します。すると、カタパルトのロックが解除され、テンションバーに力がかかり破断、航空機は一気に加速(2秒で300㎞/hに達する)し射出されていきます。
航空機が空に飛びだすまでの間、パイロットは操縦装置に触れてはいけないため、その間は窓枠のバーを握っていて、飛び出した瞬間に操縦桿とスロットルを握ります。特殊作戦の発艦シーンでは、トム・クルーズがそこもしっかり演じています。
発艦していくとき、カタパルトから水蒸気が立ち上っていますが、これはカタパルトシリンダーの設計によるものです。
カタパルトシリンダーは、断面が「切れ目が上を向いた、視力検査のアレ」のようになっており、その溝をシャトルが通過するわけですが、溝が開きっぱなしでは当然圧力が逃げてしまい、航空機を発艦させることができません。このため、溝の両側からゴムによるシーリングがされており、シャトルはそれを押しのけながら進んでいくため、シャトル周辺から水蒸気が立ち上ります。
カタパルト自体からも蒸気が立ち上っていますが、シーリングの特性上、完全に封をすることができないためです(シリンダー圧力は30~70気圧にもなります)。
着艦の際は、白い人たちが大勢いて着艦機をガン見していますが、彼らは着艦信号士官といい、艦載機パイロットのうち中堅以上で着艦信号士官の資格を持っている者たちです。これは輪番制で非番のパイロットが担当します。
着艦信号士官は、着艦誘導装置(通称「ミートボール」)や無線を使用して着艦機を誘導し、また着艦の採点をしています。だから受話器などを片手に険しい顔で着艦機をガン見しているのです(笑)
着艦のメカニズムとしては、機体尾部につけられたアレスティングフックを甲板に張られたアレスティングワイヤーに引っ掛けて急減速、停止させます。
ワイヤーは4本が間隔をあけて設置されていて、どれかに引っかかるようになっていますが、そこを狙って降りていく海軍パイロットは超凄腕。
ワイヤーもただ張ってあるだけでは力が強すぎて機体が破損するので、甲板下でダンパー(緩衝器)と接続されており、なるべく機体に負担をかけず停止するよう制御されています。
とはいえ、着艦は「制御された墜落」と言われるほどで、かなりの衝撃が機体に加わるので、空母艦載機は足回りが非常に頑丈な設計になっています。逆に、空軍などの陸上基地用機は、軽量化のために足回りが簡素な設計になっているので、空母に着艦したら足が折れます。
長くなりましたが空母シーンの話は以上です。
次にダークスター。これについては実物大のモックアップ(ハイスペック模型的なもの)を作って撮影してます。
そして設計したのは「スカンクワークス」。これは航空機メーカーであるロッキードマーチン社の特殊機開発部門であり、過去にも超音速実験機や偵察機、各種ステルス機を開発してきた、航空業界でその名を知らぬものはいないチーム。
そんなスカンクワークスがガチで監修したものなので、航空力学的にも理にかなった設計になっています。ダークスターのシーンは砂漠にある某基地で撮影されましたが、その造形がリアルすぎるのと真昼間から運用を行っている(普通、この手の極秘機は偵察されないように夜運用される)ということで、中国の偵察衛星が軌道を変更して監視に来ていたという逸話があります(笑)
ちなみに、尾翼や操縦桿にあるマークがスカンクワークスのロゴで、その名の通りスカンクがモチーフになっています。また、操縦桿の前面にある文字みたいなのはロッキードマーチン社のロゴです。
マーヴェリックはダークスターに乗る前、酸素マスクを着けて運動してから宇宙服みたいなものを着ていますが、これはあの手の極超音速機では一般的な手順。
まず、宇宙服みたいなものは与圧服です。極超音速機は、空気抵抗の関係でかなりの高空を飛びます。もし、機体に不具合があって脱出した場合、ふつうの飛行服だと外の気圧が低すぎるので減圧症(潜水病)になってしまいます。それを防ぐために予圧服を着ています。また、他人の介助を受けて着装を行ってますが、これも現実と一緒です。
そして酸素マスクですが、何らかの事故で与圧服が破損し、外気にさらされた場合でも減圧症にならないためのものです。減圧症は血液中の窒素が悪影響を及ぼすので、パイロットは飛行前に、空気~純度100%酸素まで濃度を上げながら少しずつ吸入していき、血液中の窒素を抜いて酸素100%で呼吸するようになります。マーヴェリックが、マスクを外してから与圧服のヘルメットをかぶるまで息を止めたり、与圧服に酸素を供給する機器が接続されているのは、そこも再現しているからなのです。
次に、スクラムジェットエンジン。普通のジェットエンジンは、タービンという羽根車を何段にも重ねて空気を圧縮し、そこに着火して推進力を得ます。
しかし、超音速(マッハ1~5)になると空気も超音速で吸入されるため、「タービンが邪魔になるし、気流の力ををそのまま圧縮に使っちゃえばいいじゃん。」というのがラムジェットエンジン(マッハ5までが限度と言われる)です。
そして、スクラムジェットエンジンはラムジェットエンジンの発展型で、機体の対気速度がマッハ5以上(極超音速)から使えるもので、「極超音速で入ってくる空気って圧縮されてるからそのまま燃焼させちゃおうぜ!」という、最終奥義的なエンジンです。ですから、劇中でもその辺の速度域で通常型のジェットエンジンからスクラムジェットエンジンへの切り替えを行っています。
んで、機体の加熱。マッハ10達成目前、機体温度が上昇という警告が出ますが、あれは空気との摩擦(空力加熱)によるものです。これによる影響を最小限に抑えるため、機体にはチタン等の特殊合金が使われていると思われます(実在の超音速偵察機「SR-71」もそうでした)。
窓の温度が危険域に入ったというセリフがありますが、当然のこととしてガラスは金属より熱に弱いので、限界は先に来ます。機体の前方に窓がなく、横にだけあるのも、空気を真正面から受けたらひとたまりもないためです。
加えてそのシーンをよく見ると、まだら模様にガラスが過熱していきますが、これも実際と一緒です。ガラスはその製造上、精密に作っても微細なムラができます。極超音速にさらされると、そのムラになった部分から過熱していくので、あのようになります。
ちなみに、ダークスターのシーンは、映画「ライトスタッフ」のオマージュであり、一部のセリフは同作のものをそのまま使っています。そして、ケイン少将を演じたエド・ハリスは、若いころに同作で凄腕パイロットから宇宙飛行士になったジョン・グレン(実在の人物)を演じていました。そんな役者が「パイロットは絶滅する」論者になっていて、マーヴェリックに対する皮肉になっているのです。ライトスタッフもいい映画なのでぜひ観てみてください。
まだ解説したいところですが、文字数制限があるので、上映システムの違いについて。
字幕と吹き替え。
字幕は・・・悪名高い?T氏監修なので・・・思う所だらけですが、棺桶ポイント・・・劇場で笑いが起きたぞ。
思ってたほど吹き替えは悪くありませんでした(サイクロンだけちょっと若いというか軽い感じがするが)日本語訳も基本的にしっくりくる表現になっていました。
MX4Dと4DX。
MX4Dは、動くシーンが絞られているが、動かすときはガッツリ動くかな。それと風の表現がタイムラグなく届くのがいい(システムが前の座席についてる)。が、風表現は前からのみで風量も物足りない。
4DXは、全般的によく動く。風表現は横からも来る。が、どんな作品でもそうだが謎のタイミングで動くことがある。風表現にタイムラグがある(システムが天井についてる)。
どちらかと言えば4DX。
IMAXレーザーGT。
神オブ神。言うことなし。画質と音とスクリーン面積の暴力。席は真ん中かちょい後ろで。
4DXスクリーン。
これも神。VR感覚+4D。この作品のためにあるようなもの。
ドルビーアトモス
音はいいが、それでもIMAXには勝てん。
なぜ星は5個までしかないのか
遅ればせながら吹替版で鑑賞。
オープニングからあの映像と音楽は反則だろ(((o(*゚▽゚*)o)))
36年ぶりに見るトップガンの新作は控えめに言って最高。
前作未見でも見てほしい、というか是非とも映画館で見ろ。
50インチの液晶ではなく、劇場のデカいスクリーンで見ろ。
F18が二重の意味で観客を酔わせるアクロバチックな飛行をとくと目に焼き付けろ!
ストーリーはいたってシンプル。
敵国の核兵器プラントが完成する前に叩くという、如何にもアメリカの映画ww しかもそれには超難度の飛行技術と10Gに耐える強靭な肉体と精神が不可欠な奇跡を祈るしかないミッション!
若きトップガンを指導するのはマーヴェリック!
その訓練生の中にはかつての戦友グースの息子が!
無謀な計画だと言われるが自ら可能な事を証明!
上官とも揉めて危うく死にかけて裸で語り合う!
そして恋人との情事→窓から逃亡→娘に見つかるw
ミッションは成功するが二人は敵地に墜落!
敵の真っ只中から敵のF14を奪って脱出!
第5世代戦闘機とオンボロF14のドッグファイト!
そして…
こんなにカネをかけて無茶苦茶に面白い映画を撮れるのは流石ハリウッド。
トムクルーズに感謝。
もうね、もうね、面白かった。
トムクルーズ進化してた
サングラスをかけバイクに跨がり移動するシーンだけでも何度も見ていたい
笑顔や目つきだけでも、引き出しが豊富でどのシーンを切り取っても魅力的。トムクルーズはやはり特別な役者。
カッコ良さの定義は年齢と共に変化するが
彼は今でもそのど真ん中にいる。
ただ若い時と同じようにスキルや技術を相手に打ち勝つだけではなく、年齢を重ねると豊富なスキルと経験は若者に伝え、若者の成長の為に身体張る。葛藤しながらもそんな生き様を見させてもらった。
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余談だけど
お相手のペニーがバイクで送ってもらった2回目のシーン。今度はそのまま別れるのか固唾を飲んで見てたけど
振り向かず扉を閉めないOKサインの出し方は最高にオシャレでクール!(そうそう!80年代的だけど、こうでなくっちゃ!)
鑑賞動機:評判8割、最強の映画馬鹿トムさん2割
いやあ、これはとてもズルい。オープニングからして、アンセムとデンジャゾンでオールドファンをがっちりくわえ込む。ズルい。前作をついこの間見たばかりなので思い出補正0の代わりに、いろんなシーンで前作のイメージを重ねたり、逆にアップデイトしたり、その加減がいちいちはまる。
後半の作戦シーンでは、最高のタイミングで助けに入ること3回。普通ならご都合主義もいいとこだが、なぜか手に汗握り座席から身を乗り出して(心の中で)ウォーと叫んでしまう。ほんとズルい。
さらに、これどうやって終わらせるんだろう…からのF14が最強にズルい。4DXとか楽しそう。
来月(8月)には『M:I-2』を超えて日本での興収100億に到達するだろうけど、さすがに『ラスト・サムライ』には届かないか? と思ったら100日目で120億突破とのこと。あれ、これもしかすると?
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