恐怖人形
劇場公開日:2019年11月15日
解説
人気アイドルグループ「日向坂46」の小坂菜緒が映画初出演で初主演を務めたサイコサスペンス。女子大生の平井由梨は日々、趣味のカメラで幼なじみの真人と日常の風景を撮影していた。そんなある日、由梨の自宅に差出人不明のパーティの案内が届く。少し怪しげな案内状ではあったが、真人のところにも同じものが届いていたことから、2人は軽い気持ちでパーティに参加することに。案内状に記された集合場所に到着すると、そこには同世代の男女5人と1人の中年男性がいた。8人はそこからワゴン車でパーティ会場となるキャンプ場に向かうが、そこで決して引き返すことのできないパーティに参加させられることになる。主人公の由梨役を小坂が務め、真人役で「十二人の死にたい子どもたち」やテレビドラマ「3年A組 今から皆さんは、人質です」の萩原利久が共演。監督は「gift」「めがみさま」の宮岡太郎。
2019年製作/86分/PG12/日本
配給:キグー
スタッフ・キャスト
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2022年7月19日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
正直そんなに期待してなかったけどそれなりに面白かった。『成れの果て』の宮岡太郎監督が原案から関わっていることもあり、人間味も少し入ってて見応えがあった。
いわゆるB級ホラーなんだけど、その域を脱そうとするための工夫がかなり随所に施されている。相変わらず辻褄が合わないところとか無くもないが、それでも結構許せてしまう。というかそれを許してナンボな気はする。日本人形の呪いとそれを巡る過去、集められた彼女たちの悲劇が始まる。
なんといっても、90分足らずで観られる気軽さと、ガラッと印象が変わるクライマックスが見どころ。薄っぺらい人間性しか漂ってこないのに、妙に百合とか入れてみたり(また石川瑠華さん脱ぐんか…汗)、人形が肥大化していったり。なんやかんや画的な充足感が感じられて、一辺倒で終わらないようにとする気概が感じられる。
主演は日向坂46の小坂菜緒さん。ありがちなアイドルヒロイン×ホラーだけど、意外と真面目な作風のおかけで下手には感じなかった。萩原利久さんも程良いリードで雰囲気を作っていった感じもある。そして何より、萩原聖人さんと黒沢あすかさん。ベテラン2人に土台をきっちり支えてもらったおかげで、突拍子もないこの作品をグッと見応えあるモノにしていたと感じた。
そこまでわざとらしさもなく、程々に引き付けながら荒らしていく感じは嫌いじゃない。意外と満足。
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萩原利久くん目当てで見ましたが、面白かったです。参加者が胡散臭くて笑い、市松人形がでかくなるたびに笑い、あの研究者のシーンは流石にくだらなすぎたがなんだかんだ笑っちゃったし、市松人形が走ってくるシーンで爆笑、利久くんの戦い方も独特で笑った、同じ市松人形で何度も笑わせようとする根性を感じました。ウケ狙い感が少し強めではありますがB級ホラー好きな人は楽しめると思います。
2021年8月20日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD
褒められるのは人形のインパクトだけ。
ドア開けたらあのビジュアルがいきなり立ってるとか、全力で走って追いかけてくるとかはかなりインパクトがあって面白かった。
逆に言うとそれ以外は何も無い。無味無臭。
人形の正体とその動機は、今やコスられまくって何の感情も湧かない。安易な背景を用意して湿っぽくするくらいなら、謎の和製チャッキーがゴアゴアする映画として弾けた方が面白かったのでは?