左様なら

劇場公開日:

左様なら

解説

ネット上で人気を集めるイラストレーター、ごめんがTwitterで発表した短編漫画を、新鋭・石橋夕帆監督のメガホンで実写映画化。海辺の町を舞台に、クラスメイトが死んでも、いじめられても、当たり前のように続いていく日常を、繊細なタッチとはかなく美しい映像でリアルに描き出す。平穏な日常を過ごしていた高校生の由紀。ある日、中学からの同級生・綾が、由紀に引越すと告げた翌日に突然亡くなってしまう。彼女の死はクラス内の人間関係に思わぬ波紋を広げ、由紀は周囲から距離を置かれるようになるが……。主演は「恋するふたり」の芋生悠と、「Dressing UP」の祷キララ。気鋭のミュージシャンと若手監督がコラボレーションした作品を送り出している「MOOSIC LAB 2018」の長編部門で上映された。

2018年製作/86分/日本
配給:SPOTTED PRODUCTIONS
劇場公開日:2019年9月6日

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映画レビュー

5.0泣いてない僕はこれからどうなるのか?

2024年12月2日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD
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マサシ

4.0芋生さん(悠)を観た。

2024年9月16日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

そう言えば俺は、レビュアー内での人気が高い芋生さん(悠)の作品をひとつも観ていないなあ、と思っていたところ、キネカ大森がその名も「芋生悠特集」と銘打って、本作「左様なら」と「ソワレ」の2作を上映してくれた。早速行ってきました。

おや、ほぼ満員で2席しか空いていない。俺は芋生さん人気を甘く見ていたか、とそそくさと着席。
(実はこの日は初日で監督や出演者のトークショーがあったためでしたが、芋生さん人気に変わりはありません)

さて本作は、旧友が急死したことからクラスの女子から無視された主人公の話。

どちらかというと、重々しく淡々とした作品だが、自分にはハマった。
おそらく、無視されていても感情を見せない主人公が、俺には凛々しいものに見えたからだと思う。
実際は、口に出しはしないが、友人が急死してからずっと、主人公の心の中は彼女に関する疑問で渦巻いていたとわかるラストは、これがまたなかなか素敵。

幾度か繰り返される海鳴りとさざめき。「海の映画」、いや「波の映画」と言ってもよい感じ。とても素敵な鑑賞後感でした!!

おまけ1
教室のざわざわが見事だった。かろうじて聞き取れる内容が、「そんなこと話してるだろうな」とすんなり腑に落ちる点が、細かいところまでしっかり作ってるなあと、好感

おまけ2
たおやかに くちていくさまを ごらんなさい
ああ あなたのおわりが なんとおだやかなことか

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CB

3.5【”左様ならば、仕方ない・・。”女子高生たちの脆き人間関係を高校内の微妙なるヒエラルキーと共に描き出した作品。魅力的な若き才能ある女優さん達が多数出演している映画でもある。】

2023年4月8日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

知的

幸せ

■平穏な日々を過ごしていた高校生の由紀(芋生悠)。
 ある日、中学からの同級生である綾(祷キララ)が、由紀に引っ越すと告げた翌日に突然亡くなってしまう。
 綾の死をきっかけに、クラスメイトたちの人間関係に思わぬ波紋が広がり、由紀は周囲から距離を置かれるようになるが…。

◆感想<作品には、触れていません。>

・主人公の由紀を演じた芋生悠さんは”ソワレ”で注目し、祷キララさんは”サマーフィルムにのって”で注目した。
 だが、その後石川瑠華さんを含め、メインで印象的な作品には出演していない。
ー 石川瑠華さんは、”うみべの女の子”で身体を張った演技で主演をされている。-

・何が言いたいかというと、この年代の女優を志している才能ある方の多くが藻搔きつつも作品に恵まれていないという事である。

・多くのメジャーな作品で登場する女優さんは、大概アイドルであり(それを否定する積りはないが)地道に女優をされている方々へももっと門戸を開いて欲しいのである。
 若き男優も含めて、このままだと若者の映画のメインはアイドル、脇を固めるのは実力派の叩き上げ俳優という構図が、今以上に広がってしまうと思う。
 それは、邦画界にとって利を産まないと思うのである。

<今作の様な、哀しくも静謐な美しき映画を観ると、その観はさらに強くなるのである。日髙七海さんも含めて、実力派の若き女優さんが多数出演している映画である。
 もっと、彼女達の活躍の場を、映画界として広げて頂きたいと感じた映画である。>

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NOBU

4.0美しい

2022年8月12日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

すごい田舎なんでしょう、その映り込む景色がとても美しいです。
光の捉え方が上手く、実に綺麗に落とし込んでいました。
友人の死を境に孤立していく様が実に残酷で、それでいてとても説得力があった。
それとこの世代特有の、少しヒリヒリとする時間が上手く映し出されていたと思います。
あとラストの二人の邂逅、これがとても刺さっちゃったんですね。
その止め方も、エンドロールの歌もすごい素敵でした。
とても素晴らしかったです。

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白波