左様なら

劇場公開日:

左様なら

解説

ネット上で人気を集めるイラストレーター、ごめんがTwitterで発表した短編漫画を、新鋭・石橋夕帆監督のメガホンで実写映画化。海辺の町を舞台に、クラスメイトが死んでも、いじめられても、当たり前のように続いていく日常を、繊細なタッチとはかなく美しい映像でリアルに描き出す。平穏な日常を過ごしていた高校生の由紀。ある日、中学からの同級生・綾が、由紀に引越すと告げた翌日に突然亡くなってしまう。彼女の死はクラス内の人間関係に思わぬ波紋を広げ、由紀は周囲から距離を置かれるようになるが……。主演は「恋するふたり」の芋生悠と、「Dressing UP」の祷キララ。気鋭のミュージシャンと若手監督がコラボレーションした作品を送り出している「MOOSIC LAB 2018」の長編部門で上映された。

2018年製作/86分/日本
配給:SPOTTED PRODUCTIONS
劇場公開日:2019年9月6日

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映画レビュー

3.5【”左様ならば、仕方ない・・。”女子高生たちの脆き人間関係を高校内の微妙なるヒエラルキーと共に描き出した作品。魅力的な若き才能ある女優さん達が多数出演している映画でもある。】

2023年4月8日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

知的

幸せ

■平穏な日々を過ごしていた高校生の由紀(芋生悠)。
 ある日、中学からの同級生である綾(祷キララ)が、由紀に引っ越すと告げた翌日に突然亡くなってしまう。
 綾の死をきっかけに、クラスメイトたちの人間関係に思わぬ波紋が広がり、由紀は周囲から距離を置かれるようになるが…。

◆感想<作品には、触れていません。>

・主人公の由紀を演じた芋生悠さんは”ソワレ”で注目し、祷キララさんは”サマーフィルムにのって”で注目した。
 だが、その後石川瑠華さんを含め、メインで印象的な作品には出演していない。
ー 石川瑠華さんは、”うみべの女の子”で身体を張った演技で主演をされている。-

・何が言いたいかというと、この年代の女優を志している才能ある方の多くが藻搔きつつも作品に恵まれていないという事である。

・多くのメジャーな作品で登場する女優さんは、大概アイドルであり(それを否定する積りはないが)地道に女優をされている方々へももっと門戸を開いて欲しいのである。
 若き男優も含めて、このままだと若者の映画のメインはアイドル、脇を固めるのは実力派の叩き上げ俳優という構図が、今以上に広がってしまうと思う。
 それは、邦画界にとって利を産まないと思うのである。

<今作の様な、哀しくも静謐な美しき映画を観ると、その観はさらに強くなるのである。日髙七海さんも含めて、実力派の若き女優さんが多数出演している映画である。
 もっと、彼女達の活躍の場を、映画界として広げて頂きたいと感じた映画である。>

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NOBU

4.0美しい

2022年8月12日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

すごい田舎なんでしょう、その映り込む景色がとても美しいです。
光の捉え方が上手く、実に綺麗に落とし込んでいました。
友人の死を境に孤立していく様が実に残酷で、それでいてとても説得力があった。
それとこの世代特有の、少しヒリヒリとする時間が上手く映し出されていたと思います。
あとラストの二人の邂逅、これがとても刺さっちゃったんですね。
その止め方も、エンドロールの歌もすごい素敵でした。
とても素晴らしかったです。

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白波

2.5さようなら

2021年10月3日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:TV地上波

2021年10月2日
映画 #左様なら (2018年)鑑賞

ネット上で人気を集めるイラストレーター、ごめんがTwitterで発表した短編漫画の実写映画化

いじめられても、当たり前のように続いていく日常を、繊細なタッチとはかなく美しい映像でリアルに描き出す

「MOOSIC LAB 2018」の長編部門で上映された作品

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とし

2.5わりと普通でした

2021年3月12日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

単純

寝られる

原作未読

インディーズ

ヒロインの芋生は『ハンド全力』に出演していたので見覚えがあるが祷キララや平井亜門はほぼ初見
キャストはほとんど知らない人ばかり

大変失礼かもしれないが祷キララってAV女優みたいな名前だな
彼女が生まれた頃にはキラキラネームという言葉は無かったが所謂それの代表格といえる
AV女優の方が寄せてきたのか祷キララ側が寄せてきたのか知らないけど
土浦のきらら通りに思い出があるから名付けたのかよくわからない
祷って珍しい苗字なんだから名前は美幸とか光とかわりと平凡な名前にすれば良かったのに
大きなお世話だけど

祷は芸名で本名は旧字体の『禱 』らしい
世の中にそんな苗字があるとは知らなかった

祷キララは小松菜奈っぽい
モトーラを綺麗にした感じ
ちょこっとしか出演していないのに1番印象に残った

平凡な高校生の皆さんの日常を描いた作品
クラスメイトの女子がトラックに轢かれて亡くなる
残されたクラスメイトのやりとり

自然主義な印象
「繊細なタッチ」が肌に合わなかった
内容がないようなどと駄洒落を言いたくなるほど中身がない

いわゆるスクールカーストを描いてあるわけだがそれなら『桐島、部活やめるってよ』って方が断然面白い
『問題のない私たち』も面白かった
そこには娯楽性があり映画的でその反面リアルに欠けていた
そのアンチテーゼとしてリアルを追求して生まれたのがこの作品ではないだろうか
ただそれをやるとつまらない映画が完成する危険性が高くなる
笑える要素もほとんどなく退屈な時間が過ぎていく
86分と短い映画だが長く感じた
駄作ではないが傑作にはほど遠い
「揺蕩う」という古めかしい言葉の響きと同様にこの作品は美しいとは感じるが
努力賞で図書カード500円分貰える程度の作品

あとスクールカーストって言葉は嫌い
例えだろうけど本場のカーストほど酷くないし
オタクがよく使う『聖地巡礼』に共通する強い違和感を感じる

海が見える環境の高校は憧れるが震災による津波があれば大変だな
いっぱいのゾンビに囲まれた学校よりは良いけど

女性が監督
女性の映画監督がずいぶん増えた気がする
もはや女性監督は特別ではない
将来性に賭けて彼女に投資したと思えば支払った映画代もまっいっかと思えるんじゃないか
僕はとても安価なレンタルだけど

夏のポカリスエットのCMみたいな若さゆえの瑞々しさはあるがあれとは違って全体的にボルテージは低い

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野川新栄
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