見えない目撃者のレビュー・感想・評価
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楽しめるサスペンス
最後まで一気に見てしまう楽しめるスリル&サスペンスでした.
リアルでは体験できないことを体験させてくれるのもサスペンスの醍醐味と思います.リアリティを追求したらあり得ない設定や状況であるからこそ成立するサスペンスとなっています.
逆に,リアルのような設定や,リアルのように登場人物が行動していれば危機を避けられるので,危機のたびに,そっちへ行くな,一人で行くな,早く応援来いなどと避けるリアルな手段を思いながらツッコミ(応援)するのもサスペンスならではと思います.
吉岡里帆もなかなか頑張っていました.地下鉄の階段を駆け下りるところなどは,どうなるかなと思いましたが(こういう細かいところはリアルな方がいい),途中で少し踏み外したり,踊り場や最後のところで少し膝がカックンとなるところなど,階段には慣れている視覚障碍者もこの状況ではこうなるだろうと思い,結構努力したのかな,と感じました.今回の演技は明るい彼女のイメージとは違っていました.
も…もったいね〜…
こんなもったいない映画は久しぶりに観た。
スゴい面白い。
目が見えない主人公の生活の機微から少し生意気だが頼りになる少年、シブいおっさん刑事たちのカッコよさ。
徐々に明らかになる犯人像。つけ止めるまでの過程も丁寧だった。
キャラクターも話も映像もよく出来てる。
ホントにハラハラドキドキで言うことなし!
と言いたいところだが、後半の脚本のガバさが酷い…。
特に田口トモロヲ演じる刑事が犯人を突き止めた辺りから(超盛り上がるクライマックスじゃねぇか…)今まで優秀だったハズの誰も彼もが「そうはならんやろ!」という行動のオンパレード。いくら時間が無いとはいえ犯人の家に単身乗り込む刑事。銃声が聞こえてソコに行こうとする少年、それを止めずに自分も行こうとする主人公。到着の遅い応援。そうはならんやろ!
こういうのはリアリティが大事じゃないか…。犯人に追われてる時も不自然に人少なかったし…。
ここまでスゴい面白かっただけにとても残念。ホントにもったいない。いくらなんでも話が粗すぎて前半の良さだけでは乗り切れないレベルだった。
ただやはり前半、というより本編の3/4はホントに面白い。加えて犯人のディテールがとても良く、その点も気に入っている。名作「セブン」のような儀式殺人かと思いきやただの快楽殺人者で、警官になったのも死体が見たいから。なんだかとってもリアルで良い。
映像も中々攻めてて、しっかりグロくなっている。邦画ではあまり見かけないレベルだった。
粗こそあれど非常に惜しい、挑戦的で好感が持てる作品だった。日本もどんどんこういった作品を作っていってほしい。
と思ったらこの作品、韓国原作だった。ホントすごいあの国は。「パラサイト」も面白かったし、アカデミー賞すら取ってるし、「愛の不時着」も大ヒットしてるし。日本も韓国も映像ではハリウッドに敵うわけはないと思うが、脚本ならまだまだ勝負の余地があるハズだ。
登場人物全員の行動が意味不明
殺人鬼に丸腰で立ち向かおうとする諸々の人々、どうやっても逃げれそうなのにわざわざ捕まるような行動をする主人公。登場人物の行動の多くが意味不明過ぎて見ていてイライラしました。無駄死にし過ぎ。
弟を失った元警察官と不良の青年が協力するというストーリー自体は面白いですが…
後半ですべてが台無し
あえてグロい映像も出しながら本格ミステリーの装いで進むも、犯人が明らかになるくらいで全てがアホ展開。猟奇連続殺人の容疑者に単独かつ丸腰で突撃するアホ刑事。地下鉄で助けを呼べたのに呼ばないアホ主人公。さらにアジトと思しき場所にこれまた単独で飛び込み死ぬアホ刑事2。いつまでも来ない応援。サイコ気取りで余裕ぶっこいて歩いてばっかりの犯人。終盤はほぼコント。前半の流れや空気感は良かっただけに残念。
ドキドキとハラハラ(><)!!
口コミが良かったのでみてみたけど、
皆さんのレビューまんまでした('ω')
吉岡里帆さんの演技凄い〜!!
ストーリーも良かった〜!!
血が苦手な自分はちょっと見れないとこもあった〜ε=ε=ε=ε=ε=ε=┌(; ̄◇ ̄)┘
スリル
とサスペンスましまし。多くの無理を含みながらも最後はオーソドックスながらもあがるクライマックスに着地。視覚を奪った中では立場反転のカタルシスはエンタメ効果高し。しかし、無理が多過ぎて、ふり返るとそちらを噛み締めることになる。
音声ガイドや補助機能、人工的な声がサスペンスに聴こえてしまうが、それを多用するのは倫理的に疑問。視覚障害者に寄り添っているかというと疑問も多い。家出少女も扱いが浅い。
ようやく来た吉岡里帆の当たり役
気にはなっていたのだけど上映館が少なかったため見損ねていた。レンタルでようやく見れた。
面白い。クライマックスの館など、ご都合主義であり得ないシーンが続くのだけど、まあもっとぶっ飛んでる作品も多いし、サスペンスフルに盛り上げてくれるので、まあ良いか(^-^*)
吉岡里帆はこの役、映画のトーンに上手くハマっていた。
彼女はとても美人なのにもう一つ女優として伸び悩んでいた感があるのだけど、作品に恵まれなかったというのも確かだろうけど、「華」がないのが一番の原因のように思う。演技も良い意味では外連身ないが、悪く言えば華がないというか。
が、本作のような暗めのトーンでじっくり見せる映画には合ってた。
改めて見ると演技も上手く文句の付けようがない女優で、なぜ「低視聴率女王」なんて言われるのか不思議。
シナリオも、まあ伏線がはっきり見えすぎていたり警察官が一般人を連れて捜査するなど、ちょっとあり得ないシーンが多かったが、まあいいか(^-^*)
今後は吉岡里帆、ホラーとかも良いかもね。
犯人捜しまでは、とても良い作品だと感じます。
盲目の元女性警察官が、たまたま女性拉致事件に気づいたことから、その捜査に乗り出す物語。
韓国映画のリメイクのようですね。サイコスリラーとして良く出来ている作品と感じました。
元警官としての矜持、女性を助けたいという良心、本気にしない警官への苛立ち、そして時間との闘い。
犯人の目星が付く迄は、ストーリー展開も秀逸で、緊迫感もあって目が離せません。
ただ、そこからクライマックスはかなり無理がある展開が多く、心の中で突っ込みが入り始めます。
ラストにしろ、地下鉄のシーンにしろ、取りたいシーンが決まっていて、他の都合が悪いことは全部無視してしまったように感じられました。
特にクライマックスは、良質のサイコサスペンスが低俗なスプラッター映画になった印象で、かなり残念に感じられました。
鬼才ではないことの価値
演出が上手である。日本映画では珍しいと思う。テレビでも蛇のひとや破門やミスシャーロックなど、おやと思わせるものを撮っている。映画は寡作だがリトルフォレストの監督でもある。手堅くて、妙なクセがなく、有り得なさが、気にならない。
美しい女性が損や禍を負っているとき──きれいな人が盲であるとき、そこだけでドラマを感じてしまう。あまり感心できる了見ではないが、そういうものだ。そこへ、事故死にたいする良心の呵責と無力感が加わって、暗い主人公を一層魅力的にみせる。それは映画的で、リメイクの旨意はよく解る。
すべて諦観しているとはいえ、彼女には、まだ微かに、生き続けることへの執着、警察官になれたことへの矜持が残っている。その微かな自尊心によって、事件が明るみになる──その導入は、順当に受け取ることができるものの、捕り物へ移行してしまえば、あとは有り得なさとのせめぎ合いである。
その有り得なさを、うまく抑えていた。脚本には調整の余地を感じたが、この監督でなければ、もっと破綻するはずの映画だった──と思う。キムハヌルの映画より、Don't Breatheや聾のHushを思わせる感じもあり、対決は武士の一分のようでもあった。
が、決定的な瑕疵はないけれど、小さくまとまっている。真面目な女優が真面目に演じているのがよく解るが絶望や自虐がもっと荒々しいほうがよかった。
日本映画では久しいB級!!
なんでこんな映画が上映出来るのか不思議。
作りが酷い。
目が見えない人がこんなに動けないでしょ!スケボー兄ちゃんも何で捜査協力に前向きになったんだか?スマホのカメラで道誘導とか最高にB級。殺し方だけ異様にエグい。監督はサイコ野郎か?
まぁとにかく矛盾だらけの駄作。よくこんな作品にこれだけのキャスティングができたもんだ。
ただ何故かこんなくだらないのに最後まで観れたから星2つ!駄作度が逆にウケた。金払って観てたら泣くけどね。
聴覚障害でなくて超能力者、盲導犬じゃなくて無敵犬
聴覚障害者が音を頼りに周囲の物事を判断する様子をうまく映像化してるとおもう反面、ヒロインや介助犬がいくらピンチになっても死なないのがわかるご都合展開がどうしても馴染めなかった。
介助犬つれて目の見えない人が、はじめてくる地下鉄をガンガン階段下りたり地下道を走ったりというのはなかなかできないとおもう。
犬を先に逃すかと思いきや呼び止めちゃって結果として犬刺されちゃうくだりは、ひどすぎる。
あとあの犯人が「逃走中」のハンターばりに悠々と歩いて追いかけてくるのも不自然。そここそ走れ。
被害者が目が見えないから油断してるのかしらないが、サイコキラーが対象の力を甘く見るっていうのはありえない。全力でいくでしょ。相手はもう自分が連続殺人犯と気づいてるのに、バレることを恐れずその場に放置するのも変なはなしだ。
そりゃ主人公は死ななくて当たり前だけど、いくらなんでも無敵すぎる。警察が何人も刺されて死んでるのに犬はケロッと蘇ったり、総じてバランスが悪い。それなら犬も殺されてなきゃおかしい。犬に危害が及ぶ描写は生理的にダメなのでその時点でアウトですが。
被害者たちは「羊たちの沈黙」ばりにグロい殺され方しているのに。
ハリウッドにしてもなんにしても物語上、犬さえ殺さなきゃ人間は死んでもいいみたいな逆転現象がおきててまんまそれに当てはまる作品だった。
細かいディテールや生死の部分をあやふやにしちゃうと、それだけで興醒め。
儀式殺人のくだりは20年くらい前のアナザヘブンや沙粧妙子のようで、(中2くささはあるが)良くできているだけに残念。
中国版と違って犯人が終盤まで顔を見せないのが不気味。 また猟奇性も...
中国版と違って犯人が終盤まで顔を見せないのが不気味。
また猟奇性も中国版以上だった。
残念だったのは大倉孝二。
「警察官が正義の味方であるところを見せてやる」のではなかったのか。
名誉の殉職ではあったが。
あと、犬が生きていたのはよかった。
吉岡里帆の出演作品は 「ごめん、愛してる。」くらいしか 見たことが...
吉岡里帆の出演作品は
「ごめん、愛してる。」くらいしか
見たことがなかったけど
演技がすごくよかった。
館のシーンはちょっと現実的じゃないけど
犯人を倒すところはスッキリ。
警察の人が観たらどんな感想に
なるのか気になりました。
木村さんが可哀想でしかたない。。
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