見えない目撃者のレビュー・感想・評価
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かなりの良作
こんな映画が公開されているとは知らなかった。
吉岡里帆の目の見えない演技も良いが脇を固める田口トモロヲや大倉孝二がとても良い。
ストーリーも引き込まれるのだが、他でも指摘されている通り、ラストが残念。
今までの流れだともっと違うことやってたでしょ!警察ってそんなに単独行動するんだっけ?みたいな部分があり、もったいない。(県跨ぎしており管轄違いも気になるし)
サイコパス的な演技が素晴らしい浅香航大はもっと売れていいと思う。
吉岡里帆の真骨頂
こういう役を演じてほしかった。ドラマ『カルテット』の時の影ある女に続いてハマり役ではないだろうか。
目の見えない演技が自然で、その動かない目で様々な感情を表現し惹き込まれる芝居だった。
韓国の原作勝ちなところはあるかもしれないが、最初から最後まで展開が早くテンポも良く山が続き手に汗握るストーリー。謎解きしていくためのキャスティングも見事。
一緒に目の見えない世界の緊迫感も味わえた。
ただ後半犯人から逃げるシーンあたりからなんでそうする、なんでそうなるの連続でちょっと突っ込みたくなってしまった。それもエンタメでフィクションか。
それでも全体として見応えのある作品。
こう見せたいが前に出すぎて強引、最高の前半が後半というかク〇脚本で全て台無し
最高に面白かったです。前半は。
先に褒めておくと
・吉岡里帆、演技すごい。本当に見えない人に見える。女優?アイドルでしょと思ってたけどこれ見て女優だ!と見直した。
・ハルマ君、かわいくてすれてて要領よくて最高だった
・草壁、救様がハマってた。家族の愛情に飢えてるjkがあんなイケメンでお兄ちゃんみたいな客がきたらそりゃあ騙されるよな。九割五分のjkが釣られるだろう
・前半の色々な情報をつなぎ合わせて段々と捜査が進んでいくところは本当に面白く最高だった。前半は☆5です。
後半というか脚本が-4.5でした。どういうつもりなんだ?
オチありきでこう見せたいがあるにしても芸人のコント以下のむちゃくちゃな展開。
警察なめすぎ。あんな無能だらけだったら日本はベネズエラ並に修羅の国になってるよ。
・優秀な警察官である吉岡里帆、車とめて拾え。弟と一緒に事故らせたいなら止めて降りて弟が拾った時に飲酒運転の大型トラックに追突される、ぐらいも思いつかない脚本で給料もらってんの?
・横浜はあんなゴーストタウンじゃない。ああしたいなら時間をもっと深くして終電後とかにすればいいのに不自然さが先行して覚める。更に吉岡里帆、防犯スプレーも持とうとしないしやっと使ったと思ったら追い討ちして完全に再起不能にするまでかけずに中途半端に終わらせる。警察官ならできなかったとしても制圧しようとするだろうけどな
・木村、お決まりの殺してくださいムーブ。草壁にたどり着いたことを周りに言わない、どこに行くかも教えない、犯人だと思ってる奴と単独で会う、犯人に疑ってることをカミングアウトの大戦犯。そんな無能刑事が定年直前まで殉職も退職もせずに続けられません。
・お宅訪問、3人で行くなw確信してるならもうあと二人は連れていけw
・予感的中で閉鎖中の建物に電気ついてるんだから応援くるまでまてよ。成田市警に応援頼めばあんな長時間こないことはない。
・百歩譲って成田の山奥で応援が間に合わないと思うんなら3人で背中守りあえ。結局そのまま待つなんてどうせ我慢できないんだろうから最初から三人でいけ。
・吉野、最後金玉けるだのなんなり抵抗しないの不自然。格闘訓練受けてるだろ。体格差もないのに「アタマ完了」にしたいためにわざと殺されましたにしかみえない。
・吉野の拳銃拾ってハルマ君に撃たせるわけにはいかない←わかる
受け取った拳銃を大事にカバンの中にしまいこむ←完全に冷めた
相手が訓練受けた警察官で殺人をためらわないという超危険な犯人。実際に木村と吉野の 死体を見つけてる。そういう極限の状況で銃を構えておかない「優秀な元警察官」ているんだろうか?
しかもハルマ君が刺されて殺されるかもしれないのに撃たない。見えなくても体触ってハルマ君かどうか確認して違ったら銃を接射ぐらいするだろ「優秀な元警察官」なら。犯人がそこにいるんだからjkは一人で逃げれるだろ。あの状況で放置していくとか映画じゃなかったら全滅
・ハルマ君を死なせるわけにいかないから刺さないで蹴るだけな草壁。車の時は捜査かく乱が目的だから殺さないのは分かる。だが唯一の男で一番邪魔なハルマ君を殺さない理由がない
・クローゼットに閉じ込めたのにちょっとだけ待機しててねと言わんばかりのまさかの部屋移動というチンパンジー並の脳みそ。犯人がクローゼットの中にいるんだからjk探しに行く必要はない。ハルマ君がベッドを抑えてる間に更にバリケード作って見張る。もしくは二人の身体で押さえておきつつ吉岡里帆は銃構えて待ってる。二人の身体で押さえてたら出られないだろうし万が一力負けして出てこられそうになっても足とかを撃ったらもう動けない。だから「優秀な元警察官」ならこの時点で成田市警到着が確定して詰んでた。こんな素人につっこまれる「優秀な元警察官」ねえ・・。
以上のツッコみどころがあまりにも幼稚すぎて最高の前半でのめりこんでたのに後半で完全に冷めて後は終始イライラするばかり。
各キャストさんの配役と演技と捜査のところは最高だったのに終わり悪ければ全て台無しな映画でした。素人がさめてしまうレベルの脚本てあえてやってるんだとしたらどういう意図があるのか教えてほしい
主人公に優しい犯人
全体の感想としてはかなりの良作だと思いました。
しかし他の方も指摘してる通り、この映画突っ込みどころ多すぎます。
駅で犯人に追跡されるシーンもなぜか歩きですし、高杉真宙は2回も殺されかけてるのに、なぜかトドメをさされない。
あれだけ残忍な犯人なのに、主人公コンビに甘すぎます。
最後、主人公たちが、屋敷に突入するのも、警察の応援を待ってからでしょう。元警察官といえど一般人がしゃしゃり出過ぎです。
色々言いましたが、細かい部分を気にしなければ、かなり面白い作品だと思います。それだけに惜しいと感じてしまいました。
余談ですが、長い包丁を見ると韓国映画を思い出すのは私だけでしょうか?
リアリティに欠ける
基本的にフィクションの「お約束」にはツッコまない方ですが、さすがにリアリティが無さすぎる。
既に多くの方が書いていますが、冒頭の運転が危険すぎ。
みんな単独行動が好きすぎ
周囲に人いなすぎ。
頭簡単に割れすぎ。
なのに高杉は死なな過ぎ。
確かにハラハラはしますが、お粗末で強引な展開にイライラしました。
昨今の日本の警察
他のレビュー同様、
何故、停車して拾わないから始まり、
単独の木村刑事、単独の吉野刑事の甘さ、
声出すなと念押ししてるのに大声のレイまで
突っ込み所は満載ですがそれを差し引いても
中々にハラハラさせられ、
犯人の淡々とした表情や
主人公夏目=吉岡さんの視線演技に驚きました。
しかしながら…
昨今、ストーカー被害を訴えても殺害されたり
警察に相談に行ってもぞんざいに扱われて
結局は被害に…なんて事が多く…。
本作中でも、木村刑事が興味を持ったから、加えて
その理由が盲目の女性が元警察官だったから、に
他ならず。
そうでなければ、相当先まで事件化する事はなく、
2人は殺害されていたのかと思うと、
警察関係者の方々にも多く見て頂きたいと思います。
一貫性がない…
ツッコミどころが結構あった…
冒頭からその涙のアクセ拾うなら路肩に止まるか家着いてからでいいでしょー!?
それ以降は結構面白い、とくに吉岡里帆の演技いいね。盲目が伝わる目の動き。
犯人に追われるところは迫力満点。
木村さん!!犯人に単身接触したらダメでしょ!
吉野!かっこいいところを見せてやる!ですごい死に方してる…特に見せ場がない可哀想。でもだから単身で行くな。
もっとも違和感があったのが犯人。
まず春馬助けすぎ。車で轢き殺さないし最後の家でもとどめ刺さないのはなぜ?木村と吉野は躊躇なく殺してるのに…
あとこれだけ女子高生にこだわって儀式の素材を集めたのに、頭は中年男で生姜焼き臭のする吉野でいいんですか!?
犯行がバレたからとりあえず誰でもよかった?そしたら目は木村さんか春馬でいいでしょ、わざわざ盲目の吉岡里帆にしたかった?そしたらお前が最後でよかったな、なんて言わないよ。
無言で迫ってくる犯人は怖くてよかった、イス飛び越えるところとかスタイル良くてかっこよかったよ。
全体的に最初と最後にツッコミどころはあるけど意外と面白かった。
ただ…ぐっっっろい!!!
吉岡里帆の演技力に感服
ハラハラドキドキのサスペンス。
よくできたストーリーだが、他の方も書いてるようにラストの展開はちょっとなぁ…と残念だったが、まぁ、トータルとしては合格点の映画でしょう。
特筆すべきは吉岡里帆さんの盲目の女性を演じる姿。
彼女の目力は相当なものがある。
盲目であることがしっかり伝わってくる表情による演技には恐れ入った。
しかしあんな美女から、眉間に皺を寄せて怒りを浮かべたキリリとした表情で何かを真剣に訴えられたら、男性は彼女の言いなりになるだろうな。
吉岡里帆さんは、ラブコメなんかより、こういうシリアスものの演技の方が絶対いいと思った。
ネタバレ 監督の作り方に疑問
〇主人公が失明した理由もイミフ。警察官目指すなら、まず、車止めてから足元に落ちたアクセをとるし、なんで、弟の言いなりに運転中に取ろうとするのかわからない
〇生活安全課刑事が訪ねた時の俳優でこいつが犯人とすぐにわかった
〇メガネふきのアルコールのかすかなにおいに気付いたのに、犯人の拠点に入って血のにおいに気づかないわけがない
大きな疑問は上記だけど、ほかにもつっこみどころまんさい
クライム映画の王道を行く一作!
今まで吉岡里帆さんの出演作品を見てこなかったため、演技力に圧倒されました。視線がリアルで本当に見えてないのだと思わされる迫力です。ほかの役者さんも実力派な方々が豊富で、血が映るシーンは見ていて痛々しく感じてしまう程でした。
ストーリーも重厚で面白く、犯人を突き止めるまでが緻密です。ただこれは少し自分の偏見かもしれませんが、韓国映画原作と知り「なるほど、だからあんなに人が死んだのね!」と思ってしまいました。それくらい死にます。今の人死ぬ必要あった?って思うくらい死にます。しかも結構グロく死にます。なんか流石だなぁと......。
後半がご都合的との意見もありますが、その"人が結構死ぬところ"と"事件のオチ"以外は気になりませんでした。
あまりにどんでん返し過ぎると、前半の捜査パートが重すぎちゃいますし。
まあほんとにパカパカ死ぬのだけは気になりましたが......。パカパカ......。頭パカァ......。
どっかで見たことがあるような展開・・・
六根清浄
セブンの7つの大罪みたい
絵的には規制がかかる程度に
残酷なシーンもある
もっともっと精神的な猟奇狂気が見たいかな
とにかく吉岡里帆さんが頑張っていた
本当に視覚障害者のような佇まい
身のこなし、目の位置などなど
そこらへんのうまさが臨場感を後押しする
犯人に対して最後までなんでそこまでの殺人スイッチが彼に入ったのかが
シリアルキラーとは言えストンと落ちてこなかった
関係性とか関係なくサクサク殺されていく女子高生と刑事たち
フィクションあるあるでなんでそこで一人で行くかとか
目が不自由ならあなたついていっちゃダメでしょとかあるのだけどね
冒頭の事故シーンがくるよくるよーって
わかっちゃいるけどパンチあるわ
中で燃えてるのが想像できて
そっから彼女が精神科通いなこと
重い雰囲気、家族関係、絶望感
救いの盲導犬パル
たまたま遭遇した事件
相棒のように一緒に犯人を追い詰めていくスケボー青年、高杉さん
私はそっち側じゃないという強い意志
彼女は物語中盤である刑事から信頼を得て
元々警察官であることからくる正義感
彼女は徐々に変わっていく
映画としての統一感がよかったし
面白かったんだよね
吉岡里帆さんに一本
触れる、感じる、そして共振すること
いかに日々の私たちが視覚からの情報に依存しているか。視覚情報に依存するあまり、鈍くなる視覚以外からの認知能力。
主人公のなつめは交通事故で実弟と自らの視覚を失い絶望の底に引きずり込まれていたが、犯罪との偶然の出会いが元警察官の矜持を再び呼び起こすことになっていく。
目が見えないなかで鋭くなる感覚のシンクロが彼女の感覚のなかで「視覚化」されていく。
「絶対に、取り戻す」のメッセージは、拉致された少女の命とともに、なつめ自身のプライドと使命。
吉岡里帆の鬼気迫る演技が作品全体の大きな核になっている。
サスペンス作品としても一級の作品。
新感覚スリラー
スリラー映画としては珍しく目の見えない元警官が感覚を手がかりに奮闘する内容は斬新かつ新鮮味があって良かったです。実際に盲導犬の訓練をうけた俳優犬の演技は俳優陣との息があっており、違和感なく観ることができました。
個人的に気になったのは、後半あたりからパニック系ホラーによくある結末や現実味がない行動の数々等が目立ちイマイチ盛り上がらず、最終的にグダグダ感ある終わり方だったのが残念でした。
厚着の吉岡里帆、初のハマり役。
未見の韓流原作ゆえか残る過剰に引きつつ、
終始陰鬱で厚着の吉岡里帆、初ハマり役を祝す。
田口トモロヲのイイ声をガラガラの劇場で聞く喜び。
猟奇系より動機重視怨恨系の方が好きだが、推せる出来。
若い子の家出は危ないよ。
天気の子の衛生的で美談な家出の嘘は猛省を。
いや〜、ドキドキハラハラですね
吉岡里帆さん、時効警察のあの感じしか知らなくて、「泣く子はいねぇが」を観て、いい演技するんだなとこの作品見させて頂きました。
見えない目撃者って、こういう意味だったんですね。冒頭からかなりショッキングな内容で始まりましたが…
これぞサスペンスって感じで、ドキドキとスリルが味わえました。それに、田口トモロヲさん、浅香航大さんがいつもは脇を固めてくれる役者さんなのですが、かなり活躍されていて、見応えがありました。
韓国の作品が原作ということで、かなり際どいグロいシーンが普通にあります。邦画ではなかなかここまでは見せないだろうというシーンがありました。
視覚障害者ですが他の感覚が非常に鋭く、記憶力も半端ない主人公のなつめ。時折、ツッコミを入れたくなるとこもかなりありました。でも、この緊張感とスピード感によって、ストーリーに引き込まれてしまうので、あまり気にならないですね。
無関心な親の元で育った少女達は大人を信用できずに生きてきてしまい、「救様」と縋った唯一の大人にも裏切られ、そして、なつめに助けられたことで大人の中にも信用できる人はいるんだって思うことができて、よかったなぁと不覚にも涙が出てしまいました。
そして、なつめもこの事件と向き合い、解決したことにより、自分が犯した事故によって亡くなった弟への罪悪感を、少しでも拭うことができ、前を向いて生きていける自信を取り戻したこと。きっと、なつめの人生において、この事件に遭遇したことは、意味のあることだったのかなと思いました。
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