劇場公開日 2020年1月10日

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パラサイト 半地下の家族のレビュー・感想・評価

全1356件中、81~100件目を表示

4.0ただのパラサイト(寄生)が驚愕のミステリーとして雪崩れ込む。

2022年8月11日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

2019年(韓国)監督:ポン・ジュノ。
この映画は韓国の富裕層と半地下に住む
貧しい一家の貧富の格差をブラックに描いた
映画です。
コメディであり、サスペンスであり、ホラー映画でもある。
あるシーンでは爆笑してお腹を抱え、
あるシーンでは恐怖に凍り付く。
面白くて怖くて過剰なほど、四重五重に仕組まれた罠に
騙されます。
(ネタバレ厳禁でストーリーに触れてみます)

キム一家とパク一家。
対照的な2家族が主人公です。
キム一家は半分くらい地下に埋まったジメジメして、
窓からは歩く人の足元が見える家に住む下層家族。
道には放尿する人さえ居るのだ。
そして家族(父、母、兄、妹)は、全員が失業中。

対するパク一家。
有名建築家の建てた高台の豪邸に優雅に暮らしている。
IT企業社長の父親とその妻と高2の娘と小学生の息子の
4人家族。
プラス家政婦さん。

そのパク一家にキム一家の長男が娘の家庭教師に
入り込んだことにより、
父親はパク社長の運転手、
母親は家政婦を追い出して後釜に座り、
長女は小学生の息子の世話係となるのだ。

第二幕
キム一家が泊まりがけで家を空けたその日、
パク家の4人は羽目を外して、
ワインを開け、冷蔵庫の食べ物を勝手に食べて、
宴会に興じている。

そこに《ピンポーン》が鳴り響く。
それはパク家の陰謀で解雇された家政婦が、
現れたのだった。
ここからは予測の全く付かない怒涛の展開となります。

この家はただの4人家族の家ではなかったのです。
パク一家の誰一人も気付がなかった家政婦さんの秘密。
家政婦は度肝を抜かれる秘密を抱えていた!!

ともかく面白い!
次から次へと急展開して、
息もつけない!!
殺し合いアリ。
幽霊を見た・・・アリ。

ただのパラサイト(寄生)が驚愕のミステリーへ!!

このラスト。
誰にも予想が付かない!!

ポン・ジュノ監督の力技にアカデミー賞も、
平伏しました。

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琥珀糖

3.5「におい」が キーでもある。

2022年8月5日
iPhoneアプリから投稿

高低差だけでなく、「匂い(臭い)」で貧富の差、階層の違いをメタファーしている所にも注目。
「におい」 はダイレクトに感覚にアプローチしてくるだけに人間の本能(羨望、嫉妬、怒り、恨み)を突き動かす力がある。

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Ayyuas

4.5特に前半が面白い

2022年7月17日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:TV地上波

難しい

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髪染めたい販売員

3.5家族愛がテーマなのか格差社会がテーマなのかよくわからなかった。

2022年7月11日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

いい映画だと思います。映像も演技もいいと思います。

映画全体の雰囲気が社会風刺と私は捉えたのですが、そうするとテーマが何だったのかよくわからなかったです。

メッセージ性のある作風だと思うのですが、少し物足りない。

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キムラ

4.0面白いけれど、後半部分は韓国映画らしさが出過ぎてちょっと嫌に

2022年7月10日
PCから投稿
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スイカ

4.5面白かった

2022年7月2日
iPhoneアプリから投稿

余計なこと考えずに、シンプルに生活していれば、ここまでにはならなかったんじゃないかな、と思ってしまう。抜け出せない貧困の悲劇、なのか、対比がわかりやすく面白い。

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そうたん

4.0韓国の格差社会の中、半地下の家に住むある家族。 息子が大富豪の家で...

2022年6月28日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

韓国の格差社会の中、半地下の家に住むある家族。
息子が大富豪の家で家庭教師を始めたことをきっかけに、計画的に家族で働くというパラサイト状態。
大富豪家族に寄生するまではコメディ、中盤からは状況が変わりシリアスに。ストーリー展開もおもしろく、いろいろ考えさせられるシーンもあり、アカデミーを受賞したのは納得の内容でした。

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よっしー

4.0よくできてる作品だけど…

2022年6月9日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

興奮

好きな作風ではなかったです。
カミさんと観に行ったけど、カミさんがけっこうこういうの怖がるので悪いなぁって…。
でも、たまにこういう作品に文句言う内容として「物語が都合よく進むのが…」って言うんやけど、いやいや、映画や小説ってそうやん。
書き手の都合で物語は進むんですよ。
ただ、もっと違和感なく進んでほしいという気持ちはわかるけど、思い返しても、全ての映画は物語が都合よく進んでるんですよね。
そこを言ってしまうと凡庸な日常映画になってしまうのでは?と思う。
まぁ、それはさておいて、イイ作品とは思うけど、もういいやって感じです。
単に好みの問題です。

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JiroGracie

2.0バカめの私には高尚すぎる映画だったかな?面白さがよくわかんないよ。

2022年6月5日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

難しい

正直ね、この映画は観るのを避けていたんですよ。
『鬼滅』や『プペル』みたいに「観たら負け!」みたいな偏った理由じゃなくて。
『カンヌ映画祭』で数々の賞を総なめにして、めっちゃ評価の高い映画って、きっと退屈なんだろうな…
なにしろ『カンヌ』なんだもんな…と。
そんな高尚な映画をバカの私が観ても楽しめるはずがないよな…と。
とそんなふうに考えていた時期が私にもありました。
でもね、ここ最近『トップガン:マーベリック』という超例外を除いてはハズレばかり引いているんですね。
なら、素直に世間の評価を素直にアテにしてみようかと思い。視聴ONです。

最初の英語家庭教師の件からね「そんなに物事が簡単に巧く行く?」って思っちゃったのね。
でも、ハードル競技のアスリートが如く、難関を次々と飛び越えて成功させて行く様は観ていて痛快でした。
ドミノ倒しみたいな?運のピタゴラスイッチみたいな?
ただ、家政婦のおばさんが気の毒過ぎでマジ涙目になっちゃった。あそこまでやる?ふつー。
でも、面白かったのはこのあたりまで。

地下室の一件はどこでバレちゃうのかな…とヒヤヒヤで観てたんですね。
元家政婦さん死んでないよね?とか、まさかこの最悪のタイミングでバレちゃうの?とか。
大雨降って、きっとそうなるだろうと思っていたら、案の定ですわ。
このあたりの陰鬱な描写からは、やっぱり苦手な展開でした。

でも、体育館の床で寝っ転がるお父さんの口から含蓄のある名言が発せらたのは、ちょっと心に刺さったです。
「失敗しない計画があるとしたら何だと思う…無計画、無計画、ノープランだよ」
「何故か、計画を立てても、必ず人生は計画通りにはいかない」
「元々計画を立ててないんだから、間違うこともない」
「それに…最初から何の計画もなければ、例え何が起きたって関係ないだろう」
「人を殺したとしても、国を売ったっとしても、そんなこと知ったこっちゃないで済む」
ここの名言の吐露はよかったかな。

無計画…ノープラン…これね…私ですわ…( ´•д•`; )
ところがどっこい!
無計画に生きてりゃね、失敗の連続ですわ。人生間違えてばっかりですわ。
計画大事!予行演習何度も繰り返すくらい計画大事!
本当に何故よ!無計画に生きてきて、性別の垣根こじらせて女装趣味になんてハマって散財してしまったり(笑)
ノープランこわい。
みなさんは失敗しないでね。

で、怒涛の展開でラストのパーティー会場のエピソードです。
ここね、思わず蛭子能収さん不条理系のバイオレンス漫画を連想しちゃったです、はい。
あとは特に…
面白かったのは、やっぱり前半パートの計画が上手く運んでいたコメディータッチなあたりまでかな…(困)

して、悩んだのがこの映画のテーマですよ。
やっぱりスッカスカの脳みその私ではよく理解できなかったのね。
やっぱり私如きが鑑賞すべき作品じゃなかったわ…
きっと、お父さんの“無計画”の件の台詞やら、タイトルにある“半地下”住居での暮らしだとか、地下室の件だとか、貧しさと豊かさの対比だとか、そういうものをメタファーとして、何かを伝えようとしてるっぽいってこと?
“メタファー”なんじゃそりゃ?
七難しいこと言う映画評論家がこぞって口にする“メタファー”なんじゃそりゃ?
どいつもこいつもメタファーメタファー言いやがって!
そう言えば何もかも解決する伝家の宝刀とでも思ってるの?
じゃあ、私もそうするね!
半地下の住居というメタファーを借りて格差社会の闇を抉り取った傑作で一本とられちゃいました。←イヤなヤツ!

あとね…奥様がクソガキの誕生日パーティーの準備に際して、テントを指さして言った「そう、鶴翼の陣。テントを日本の軍艦に見立てて…」の件はナショナリストではない私でも、ちょっと“ムカっ”ときました。

さぁ、また困った!アマプラ漁りはもういいかな?
今度こそはなんかスカっとする傑作のDVDか、あるいは私にしか刺さらなかった怪作のDVDか、どちらかを観よう!
『パシフィックリム』とか『グミ・チョコレート・パイン』だとか。
して、またクソレビューを書こう!←もう、いいし!

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野球十兵衛、

4.5まとまってるなぁ

2022年6月4日
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鑑賞方法:VOD

泣ける

笑える

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り

4.5貧乏な家族の生き様と感情

2022年5月30日
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hiro

4.5貧富の才

2022年5月28日
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鑑賞方法:映画館

楽しい

怖い

興奮

韓国映画。
半地下に住む貧乏家族の4人が言葉巧みに金持ちの家に寄生(パラサイト)する話。
最初は上手いこといくが、調子に乗っているうちに奇妙で恐ろしいことになる。
スリルを維持したままの、前半と後半のテイストの変化は見事。
観る価値あり。

良い点
・演技
・終わり方

悪い点
・韓国名というのもあり人物名が分かりづらい
・1人目のモールス信号の意図がいまいちわからない

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猪古都

2.5悪趣味

2022年5月7日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

何の罪もないお金持ちの一家を貧民層の半地下に住む一家が一方的に騙す、というもの。前半は観れるが後半はちょっと観るのがきつかった。

なぜそこまでするのか?それは貧民層だから品性に欠けるからなのか。
劇中ではわからない。ひたすら一方的なもの。

作品としてみるととてもアカデミーとは思えない。カンヌというほど芸術的でもない。

悪趣味に尽きる。

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ho

2.0そこまでは、

2022年5月3日
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みけい

3.5貧困層への着眼点

2022年4月26日
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笑える

怖い

難しい

貧困層に焦点を向けた作品で、人間味あふれるシーンはとても素敵でした。

しかし、最後の終わり方は、少々スリラーに寄せすぎていて途中までの共感がすごく薄れてしまう。そこのシーンがないほうが、まとまりがよかったと思います。

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とまと

4.0かなりの終盤で

2022年4月22日
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鑑賞方法:VOD

悲しい

楽しい

怖い

あえてカメラを引いて撮ったり、出し入れというか、映像作りはプロが撮ってるなって感じでした。(当たり前だろうけど)

ただのハラハラする話なのかと思ってたら、かなりの終盤で一気に考えさせられる展開でした。コンプレックスって恐ろしいですね。

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ジンクス

3.5躍動的なシーンが多い

2022年4月7日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

貧富から生まれた物語。

貧しい者が、富める者の家に住み着く過程は面白かった。
特に、画面が躍動的に動き、音と一緒にドキドキさせるような演出が多かった。

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ランニングマン

5.0経済格差。匂いの表現。

2022年4月1日
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鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

怖い

知的

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ぬおーん

4.0経済と心の関係

2022年3月18日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
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olk kal

3.5一筋縄ではいかない曲者作品

2022年3月16日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

悲しい

楽しい

娯楽性、社会性、風刺、狂気、等々、様々な顔を見せながら、最後は収まる所に収まるという離れ業のような斬新な展開で、心に刺さる作品である。要素が多過ぎて、面白いとかつまらないとか、本作を一言で語ることは難しい。
カンヌ映画祭、アメリカ・アカデミー賞を制した作品ということで、覚悟して鑑賞した。予想通り、個性的で、一筋縄ではいかない曲者作品だった。鑑賞力が必要な作品であり、万人が楽しめる作品ではないが、格差社会を従来作とは異なる視点で捉えた意欲作である。

本作は韓国の貧困家族の物語。彼らは職に就けず、ギリギリの生活をしていた。ある日、長男の富裕階級の友人が留学することになり、家庭教師の代役を依頼される。長男は、経歴を偽り、家庭教師先の母親に巧みに取り入り、富裕階級家庭の家庭教師となる。家庭教師を起点として、彼らは富裕家族との接点を徐々に増やしていくのだが・・・。

題名通り、富裕家族との接点を増やしていく前半は、胡散臭さはあるが、貧困家族の能力は本物なので、サクセスストーリー風の、コミカルで小気味よい展開で作品世界に入り込むことができて痛快だった。しかし、世界を席巻した作品がこのままいくわけはないだろう、後半で本作の本性が現れるだろうという予感がした。

予想通り、後半、接点の増加がピークに達した時、作風が一転する。シリアスな展開になっていく。さらに、予想外の足し算もあり、作品の軌道が見え難くなる。終盤で事態は決定的な段階を迎え終息する。

前半は、格差社会に挑んだ貧困家族の挑戦だった。攻めの章だった。一転して、後半は、守りの章となる。貧困から這い上がり経済的に豊かになった者にとって、貧困に戻ることは耐え難い苦痛となる。だから、彼らは、形振り構わず豊かさを死守しようとする。終盤の展開が象徴的である。

格差社会の底辺で藻掻き続ける者達の悲哀を描いた作品は多い。本作は、その悲哀を斬新な設定で捉えた怪作である。

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みかずき
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