パラサイト 半地下の家族のレビュー・感想・評価
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ブラックコメディという言葉がピッタリ
愉快な作品。客観的に見ようとしていたけど、やっぱり家族に引き込まれる。
人は限界を超えたら笑うっていうところが、
きちんと描かれているのが、人間らしくてよかった。ギウのどこまでもポジティブな未来思考は
かわいくて、わりと好きだ。
ギウの父親は、最後、あの殺しをする必要あったかな?
計画なのかな?無計画?衝動?チリツモの苛立ちがマックスを迎えた?何回か見たらわかるかも。
最後に一つ思うことは、格差の描き方が、はなはだしい。けどこれが韓国の実情なのかな。
中間がいいかなって思ってしまった。笑。
んーーーーー
アマプラでみました。
テレビの設定をいじったりもしたのですが、地下だったり夜だったりで画面が暗すぎて何が映っているのかわからないところが多かった。終盤の屋外のシーンでやっと視界が開けた感じでした。
妹が終盤に亡くなってしまった喪失感も余韻として残り、少しスッキリしません。事件後、兄がなぜ笑っていたのか(なぜその描写を入れたのか)、謎が謎のままです。虚しくて笑うしかないにしても…です。
正直、兄の方が死んだと思いました。。
最後は4人であの家をパラサイトしてほしかったけど、悪人が勝つとやはり商業的にはだめなのか…
初代家政婦さんは何がどうなって死んだのかも、暗くてよくわからなかった。
コメディなら新旧パラサイトが鉢合わせて結託するみたいな徹底的なコメディがみたかった。というのは勝手な意見ですが…
奥様とご主人がいくらなんでも頭悪すぎるでしょ。弟も結局トラウマ追加確定だし、ソン・ガンホ親父はあの家族にとって何なのか、、ほんとうに色々謎です。
万引き家族のような作品でずが、万引き家族も韓国人からすると「なんで泣いてるの?」という感じなのかな。
ズレが、ありますよね。
スリルを感じる
想像していたものとは違うかったが面白かった。韓国の映画を見るのは初めてだが、良かった。最後父が地下から上ってきて息子と抱き合うシーンは、将来の妄想なのか現実なのか、馬鹿な私には分からなかった。
人間の本質を見事に暴いた衝撃作!
上と下
人間ドラマ
韓国の格差社会
半地下に住む家族が富豪の家で働く話
前の家政婦ともめて殺害したことで住込み男が怒り貧困娘は殺される。住込み男は貧困母が殺すが貧困父が富豪父を殺し地下に隠れる。貧困息子は夢を語り前の生活を続けるEnd。
前半は文化の違いで馴染めない部分もあるが後半ハラハラする場面が多くあり楽しめる
別の見方をすれば。。。
意外と笑える
どんな風に「見る」のか、非常に興味深い
カンヌやらアカデミー賞やらでとにかく話題の作品なので、今更ド素人の私が演出的な話をしてもしょうがない。
「格差社会」について悲観的な話をするのも味気ないし、ここは一つ「結末は絶対に話さないで!」というお願いに隠された、ポン・ジュノ監督の照れ臭いくらい純粋な「希望」について書こうと思う。
この映画に登場する人物の中で、全てを俯瞰的に把握しているのは一番幼いダソン。
ダソンはかなり面白いキャラクターだ。
ダソンは「先住民マニア」である。西部開拓史という近代アメリカの支配階級から見た「繁栄の始まり」は、先住民側から見れば抑圧と搾取の始まり。
先住民に夢中なダソンとは、虐げられてきた弱者に寄り添う存在なのである。
IT企業社長の父は「現代の社会を支配する人たち」の象徴だし、美人で流されやすい母は「扇動に煽られる市民」と「トロフィーワイフ」の側面を併せ持つ。
ダソンの父と母は現在の社会の有り様に、完全にはまりこんだ者たちだ。
そんな両親はダソンの行動を「奇行」だと思っているが、その奇行は格差が横行する社会への潜在的な拒否反応である。姉のダヘはダソンの奇行がフェイクであることを見抜いているが、ダソンにしてみれば「奇行」を行っているのは両親やその価値観に従う姉であり、搾取と支配に取り憑かれた大人たちの方である。
ダソン自身、キム一家に「半地下の臭い」を感じ、彼らが同じ臭いであることを指摘するが、そこに父のような「不快感」はない。
「半地下の臭い」のするギジョンになつき、膝の上に座って大人しく絵を描いていたり、クビになった「完全地下」の元家政婦・ムングァンと連絡を取り合ったりしている。
ダソンの中では確かに生活の差はあれど、格差によって生まれる「支配・被支配」の差別は形成されていないのだ。
あまりにも幼いので彼が物語の中で積極的な役割を果たすことはないが、地下のグンセから発せられるSOSを読み解けるのはダソンだけだった。
終盤、グンセの襲撃によって阿鼻叫喚と化したガーデンパーティーで、半地下の住人であるギウを救おうとするのは高校生のダヘであり、地下の住人となってしまったギテクを取り戻す決意をするのは20代前半のギウである。
ダソンほど純粋な存在ではないが、彼らもまた今存在する社会のルールに絡めとられるギリギリ手前の人物たちだ。
厳然と存在する格差に対し、「それはおかしい」と声を上げたり、弱者を差別することなく手を差しのべたり、自分の可能性を信じ賭けてみようとする人物たち。
コミカルなまま悲劇に突入していく物語、悲観的に見れば「格差の再生産」を予感させるようなラストシーンとは裏腹に、ポン・ジュノは若い世代に対して、希望を込めて作品を作ったのだろう。
そしてそれがピュア過ぎて照れ臭いから、ネタバレ厳禁!なのだと思う。
元々のタイトルは「デカルコマニー」にしようとしていたらしい。絵画の技法の一種で、観る人次第で印象が代わるこの技法は、自分がどこに視点を持つか?で全く違った作品鑑賞が可能になる。
「パラサイト 半地下の家族」に絶望を見るのか、希望を見るのか?それは自分自身の絶望と希望、そしてそのどちらを選択するのかを発見できる行為でもあるのだ。
わりと不愉快
韓国映画の真髄
当時、映画館で観ました🎬
裕福な一家に身分を偽って入り込んだ失業中のキム家の人達。
やがて想像を絶するような展開が繰り広げられ…。
韓国は結構ダークなストーリーがありますよね。
ソン・ガンホが演じるキムは見事だったと思いますが、なかなか重めな結末というか。
あの怪我で息子が助かったのは救いでしたが…。
罪を犯してしまった彼は、残りの一生を地下で過ごすのでしょうか。
お金を持つと、人は慢心していくものなのか。
持たないものを、見下すようになってしまうのか。
重たい内容ですがそれでいて、考えさせられる映画でした。
発想は面白いけど
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