夏、至るころ

劇場公開日:

夏、至るころ

解説

女優の池田エライザが原案・初監督を務めた青春映画。10代で上京した自身のエピソードを基に撮りあげた半自伝的作品で、自然あふれる福岡県田川市を舞台に、2人の男子高校生が初めて自分の人生と向き合い、それぞれの一歩を選び取るまでを描く。高校3年生の翔と泰我は幼い頃からの親友で、ずっと一緒に和太鼓の訓練を続けてきた。夏祭りを前にしたある日、泰我が受験勉強に専念するため太鼓を辞めると言い出す。自分は何をしたいのか分からず、がく然とする翔の前に、ギターを背負った不思議な少女・都が現れ……。映画初主演の倉悠貴が翔、新人俳優の石内呂依が泰我、「シグナル100」のさいとうなりが都を演じ、リリー・フランキー、原日出子、高良健吾らが脇を固める。地域の「食」や「高校生」とコラボした青春映画制作プロジェクト「ぼくらのレシピ図鑑シリーズ」の第2弾。

2020年製作/104分/G/日本
配給:キネマ旬報DD、映画24区
劇場公開日:2020年12月4日

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映画レビュー

3.5意外な佳品。

2023年9月17日
PCから投稿

美人タレントが監督したというだけで日本の映画界は見向きもしなかったようだけど、ニューヨークではきちんと評価されていた。そう、意外に撮影が上手なんだよね。映画史的文脈をしっかり押さえているし、もちろん初監督なんだから破綻がないわけじゃないけど、照明も編集も画角もコントロールして丁寧に撮れている。

そしてここがポイントだけど、それらが物語の内容にしっかりつながっている。単に技術教本的に上手いというだけではない。池田エライザって実は映画をかなり勉強していることがよく分かるね。

脚本は、まあ気恥ずかしいくらいベタなんだが、それはこの監督のスタイル。ベテラン面した老害監督のしょうもない作品よりも、ずーっっと日本映画の未来を感じさせる映画。日本の批評家は、こういう作品をきちんと評価して自分たちで国外へ発信できるようにならないとダメです。

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milou

3.0【”二人の高校生の心が、夏の魔法に魅せられ、世界が彩り豊かになる隙間を切り取ろう。忘れられない思い出が生まれる瞬間に寄り添おう。”By池田エライザ】

2023年6月27日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

単純

幸せ

■翔と泰我は高校最後の夏を迎えていた。
 2人は幼い頃から祭りの太鼓を叩いてきたが、泰我が受験勉強に専念するから太鼓をやめると言い出す。
 ずっと一緒だと思っていた翔は、どうしたら良いのかわからない。
 そんなある日、翔は不思議な少女・都と出会う。

◆感想・・になってません。

・いつものように、手元には今作のフライヤーがある。表は池田エライザさんのアップの横顔で、インパクト大である。そして、左斜め上に池田エライザ原案・監督作品とある。

・池田エライザさん出演の映画は大体観ているが、立ち位置としては当たり前であるが、美少女役である。

・だが、私は彼女が以前、某国営放送の番組「The Covers」の司会を今作にも登場しているリリー・フランキーさんと共に勤めていた事を「エレファントカシマシ」特集の際に観て、”マルチな才能を持った方だな。”と思った記憶がある。

<今作は、王道の青春物語ではあるが、何故か余り心に響かなかった。その理由をわざわざ記すのは野暮と言うモノでここには書かない。
 だが、池田エライザさんには今後も機会が有れば、映画を撮って欲しいと思わせてくれた作品である事には、間違いはないと思う。
 尚、レビュータイトルは、この映画のフライヤーの裏面に記載してあった池田エライザさんのコメントである。この一フレーズだけでも、彼女の才能が感じられるではないか。>

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NOBU

2.0リズムが合わなかった

2022年7月19日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

難しい

1番感じたのはリズムが合わない
カメラワーク、編集、セリフ、立ち姿、、なんか合わない。
このスタイルは令和スタンダードなのか?
昭和世代との軋轢、不協和音が響く。

僕は他人にオススメは出来ないと思ってしまいました。
池田さんの事が好きで好きでたまらない人は補正されるのでは?

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コブラちゃん

3.5地元愛があふれる作品

2022年1月4日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

原案と監督を務めた池田エライザのファンなので観てみました。
伝統の祭りで太鼓を叩くチームに入っている高校生の主人公。
人生にはやがて分かれ道がやってくるという、青春映画では定番のテーマを爽やかに描いていて、手堅くまとめていると思いました。
池田エライザは福岡市の出身とあるけど、田川市への地元愛があふれた作品です。
映画のポスターは髪型や角度を工夫していて、倉悠貴君が池田エライザのようにも見える。

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Shiro

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