ドラゴンクエスト ユア・ストーリーのレビュー・感想・評価
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これぞドラゴンクエスト(大人向け)
本作初回はラスボスの凍てつく波動&痛恨の一撃をまともに喰らいあまりのショックでフィナーレの美味しいところが全然頭に入ってこなかったので、再度挑戦してきました。
二度目は心に余裕ができ、作品として最後まで観賞することができました。
色々酷評される本作ですが、ドラクエ作品としては、最高だと思いました。
賛否分かれるラスボス演出。あれがなければ…という意見もありますが、なければゲームのシナリオのダイジェストを傍観するだけで終わってしまい、つまらない作品になっていたと思います。
ドラゴンクエストは主人公にお気に入りの名前を付けて、自分自身がゲームの主人公として身を置き、成長体験をゲームを通じて重ねていくのが醍醐味だと思うのです。
ラストの展開は、他人の物語ではなく自らの物語として、この作品をドラゴンクエストならしめる仕掛けとしては大変面白いものだったと思います。人生はロールプレイング!という堀井雄二さんの言葉が沁みました。
ラスボスの表現や、特に最後の切り札のセリフは…あの世界の住人としてもう少しファンタジー風にアレンジされていれば☆満点でした!
名作。ドラクエだから取り上げられるテーマ
見終わった後に堀井雄二さんのドラクエの歩み35年に自然と敬意を持てました。私もドラクエ35年続けてきて良かったと、再認識できました。
間違いなく名作の一本です。
この映画はドラクエ経験者以外にもメッセージが出ています。
あるキャラが、シラケる言葉を発するシーンが出てきます。
しかし、
大事に、大切にしている趣味に没頭している人、特に大人になって限られた時間の中でやりくりしながら趣味を続けている人に響きます。刺さります。
本来、ゲーム、映画に代表される趣味は生存生活には必要ありません。
葛藤を持ちながら、続けている人が大半だと思います。
その答えを堀井雄二さん、映画関係者に映像化して頂いたと思います。
ぜひ、多くの人に見て欲しい作品です。
生き甲斐の趣味を続ける為、周囲の環境整備、生存生活安泰に対して、これからも不断の努力を行う気持ちを改めて強く持てました。
一流のエンターテイメントのドラクエがあえてこのテーマを取り上げたこそ意義があります。
二流以下だと説得力がありません。
ドラクエ関係スタッフの皆様、映画化ありがとうございました!!
何を大切にするかで評価はかわる
まず、万人にうける作品ではありません。
原作を一度くらいはクリアして、可能であれば3や6も知っている。そしてVRについても多少の理解はある……ここら辺が、最低限必要になります。
かつ、ここが重要なのですが「ドラゴンクエスト5の映画」として「観ない」こと。
ここまでを満たして、楽しめるかどうかのスタートラインにたったと言えるでしょうか。
あとは、タイトル通りでドラクエに何を求めていたのか、何を感じていたのか、何を大切にしていたのかで、それぞれ感想は変わりそうです。
同年代友人と二人で見ましたが、私はそこそこ好意的に観ることができましたが、友人はドラクエでやる必要性を感じないと否定的でした(二人ともそこそこドラクエ愛はあります)。それくらい意見が真っ二つに割れる作品ですから、この評価(8月18日現在、2.4)にとても納得しています。
オススメはし難いです。ただ、ドラクエ愛がある人には観て、自分の気持ちを素直に吐き出してもらうことで、何を大切にしているかの再確認にはなるかも知れません。
山崎いつもの感動風駄作
どの層を対象にしたいのか気になります
ゲームはやったことがなく、主人公が結婚して石になる程度の知識しかありません。
ドラクエファンにとっては駄作だけどドラクエを知らない人は面白いかもと言われて鑑賞しました。
ストーリーの進むのが早くてあらすじが全て薄く感じてしまうのが気になりましたが、映像も綺麗で途中までおもしろく見ることができました。
1つのゲームを2時間くらいでまとめるのはやっぱり無理だったのかな...と考えさせられる終わり方だったのが少し残念です。
映像をみているとこれなら二部作や三部作にしても終わり方さえゲーム通りなら最終回まで見てみたいと思いました。
というか、なんであの終わり方を採用したのか気になるところです。
オリジナル作品であの終わり方なら有りですが、改変してまであの終わり方をするのはファンだったら抵抗があると思います。
アニメだから子供から大人まで楽しめるのかと思いきや、急に出てきた新キャラに「大人になれよ」発言。
はっきり言えば、子供に見せたいとは思いませんでした。
ゲームの年代的に大人向けだとしても、あの発言は苦笑いものです。
いや、本当に、どの層を対象にした作品なのか気になります。
星ゼロは評価に反映されない
求めていたのはこれじゃない
物語端折り過ぎ(安っぽい)とか、キャラデザが好きじゃないとか、声が合ってないとか、キャラの改変(改悪とも言う)とか、色々酷評されてますね。
私は、観てる間は気になりはしたものの、仕方ないかなという気持ちで観てました。キャラの改悪は別として。
わりと、最後までは楽しんでいました。映像は綺麗でしたし、面白いと思うシーンもウルっとくるシーンもありました。
最後の、実はVRの世界でしたっていうオチがなかったら、そこそこ楽しめたドラクエの映画だったと思います。最後が本当に酷いですね。本当に酷い。
私は、ドラクエの映画を期待していました。でも、実際観たのは「ドラクエをプレイしているプレイヤーの映画」でした。そんなの求めてなかった。
いや、なんでドラクエをプレイしている人の映画にした?主人公、お前は誰だって感じです。何?映画の主人公がゲームをしている名も無き一般人て(笑)
でも、それで納得がいきました。
幼い頃会ったっきりの人を見て、フローラもリュカもビアンカもなんで覚えているのって疑問だったので。「あー!もしかして○○?」が多すぎた。
タイトルの意味も理解できました。
ご都合主義な展開も。
全部プレイヤーに合わせて設定されていたんですね!びっくりです!!
だからユアストーリーね。
でもユアストーリーじゃねぇよ。自分からしたら、名も無き一般人のプレイ動画だわ。
製作者側によると、あのオチじゃなければ「超凡作」になっていたらしいですね。いや、普通にドラクエ5のシナリオを忠実に再現していれば、「超凡作」になんてならないはずですけどね。
良かったですね、最高のオチで「超駄作」になって。無能か。
プレイ動画でなかったら、「急ぎ足だったし拙い箇所もあったけど面白かったな」っていう感想でした。
あのオチが台無しにしましたね。
映像も綺麗だったし、迫力もあったし、パパスとマーサがそれぞれ亡くなるシーンではウルっときたけど。
違和感があるなりに面白かったんです。
ブオーンが仲間になる展開も斬新で好きでした。
あのオチのせいで良かったところも霞んで見えます。それぐらい嫌いなオチでした。
あと、この映画を批判している人と擁護している人では根本的に考え方が違うので一生分かり合えないと思います。
「なんで割り切って観れないんだろう?」という感想を見て心底イラっときました。
ドラクエの映画を観に行ったらドラクエをプレイしている人の映画でした、なんて批判もしたくなるわ。そんなの求めてなかったんだよ。
それとも予告やタイトルを見て察しろと?
それで察することができたらどんだけ勘が鋭いんだよ。
私は「大人にはなれない(笑)」ので、割り切って観ることなんてできません。
全体的に脚本が下手くそ。
起承転結
起(冒頭5分)
…えっこの映像から…?
承(大部分)
…面白い!CGも凄い!早すぎるけど仕方ない部分もあるし、原作を知っている前提ならテンポも良い方
転(ラスト10分前くらい)
…いや転すぎるだろ…180度どころか次元が変わったわ。あ、「起」の映像はそういうことか。
結(ラスト3分)
…うん、まあプレイヤーとしてはそう思うよね。
全体的には楽しめました。
その他感想
・そこでロトの剣(天空じゃなく)とか凝ってるじゃん
・スラりんはゴメちゃんだったんだね(そこは感動)
・タバサ!僕の可愛いタバサはどこに…
・ビアンカのリボンは入れといて…
・もっと仲間モンスターいても…
・二部構成でも良かったかもなあ…とも思いつつ、ストーリー的に切り方が難しい(結婚までで切ったら二部の始まりが盛り上がらない。石化も同様。少年時代で切ったら一部目が盛り上がらない)ので、3時間映画でラスボスも原作通りにし、ダイやロト紋や他ナンバーの小ネタを取り入れていれば良かった気もするけど…まあハリウッドドラゴンボールを見ても、名作のリメイクって難しいんだなあと感じました。
最悪のシナリオ
私は仕事・子育てに翻弄する30代半ばのオジさんです。思春期に遊んだ一番思いいれのあるゲーム。原作を懐かしく感じ「これだけは時間を作ってなんとか観に行こう!」と、忙しい合間をぬって映画館に行きました(私は一人で映画を観るのは人生で初めてでした)私と同じ境遇で観に行こうと検討されている方は、絶対行かないことをお勧めします。
劇中のCGは素晴らしく、クリエイターの魂を感じました。ゲームの原作・ゲームのファン・この映画を関わるクリエイター。
その全てをシナリオに侮辱されました。
私が作り手だったら、この酷評の渦を耐えられないでしょう。シナリオを発案した責任者は公の場で謝罪してください。関係ないかもしれない、テレビ局や監督まで矛先になっていますよ。
ネタバレ知った上で見ても不快な気持ちに。
なぜドラクエ制作側がOKしたのか意味がわかりません。最後の問題のシーン。要らないです。
「大人になれ」の発言が賛否ありましたが、
それだけではなく、あのクソみたいなウイルスが
結構ベラベラとフィクションに対して
熱烈に批判的な暴言を吐いてくる。
あれは、地獄。
そこからハイっ!元通りー!
と言われても。
私はポカーンでしたよ。
あんなチープすぎるVRブース痛々しさしかない。
一気に世界をぶち壊し、映画自体を
自らスモールスケールに展開したとさえ感じます。
わざわざ「ユアストーリー」とか
言われなくても、
視聴者はじぶんごと化してますよ。
そんなに頭悪くないですよ。
余計な説明、暴論は雑音でしかない。
だったら、最初のはしょりを長尺で
できただろ。
人の気持ちを馬鹿にしてます。
フィクションでフィクションを馬鹿にして
何がたのしいのでしょうか。
明らかに大人へ向けた馬鹿にした映画です。
子供に絶対みせてはならない。
あれを面白いと思ってしまった制作陣、
許してしまった人、意味がわかりません。
誰かストップをかける人はいなかったのか?
膨大な金の無駄遣い。
大好きな作品がゆえ、自然に涙が
こぼれるシーンもありましたが、
最後で台無し。
スラリんも可哀想。なんだあの扱い。
ため息しかでない。
唯一よかったのは、鳥山明先生の作画では
なかったこと。
この話にのらなかったこと。
そうだと感じました。
ネタバレ含みます。
なかなかに酷評が多く期待しないで見に行ったら、ミルドラース(?)が主人公に真実を告げてからの回想シーンにすごく共感しました。
何故、名前が「リュケイロム」ではなく「リュカ」なのか。小説を読んだ事のある人なら映画の主人公に共感できるかな?と思います。
ゲームを始める前にキャラクター名を何にしますか?と聞かれて、本名は「リュケイロム」で愛称は「リュカ」にはしないでしょう。主人公が昔遊んでいたドラクエ5の世界をVR体験できるからこそ「リュカ」なのでしょう。
私も小説を読んだ後にドラクエ5をプレイした時はキャラクター名を「リュカ」にしましたね。もしドラクエ5の世界をVR体験できるならキャラクター名は「リュカ」にします。
この作品は昔を思い出し懐かしい気持ちにさせてくれる素晴らしい映画だと思いますが、純粋に「ドラクエ5」として映画を楽しみにしていた人からしたらVR世界という設定は裏切られたと感じるでしょう。是非、三部作くらいで原作に忠実な映像も見て見たいと思います。
最後に不満があるとれば息子の名前が「ティミー」 でないのが残念でした。
ドラクエファンじゃない
どこまでゲームのシナリオを活かしているのか分かりません。
更に「ドラクエ愛が足りてない」とかも分かりません。
そんなドラクエ弱者でも想うところはあります。
それは「出来ない事はやるべきじゃない」
尺の都合でカットせざるを得ないでしょうが、何か詰め込み過ぎな感じがしました。
そのくせオリジナル要素らしきモノも入れちゃうので何もかもが中途半端です。
そしてあの最大の問題点であるラスト付近ですが、
アレをやるなら本作のルール説明を先にすべきでは無いでしょうか?
「大人になれよって」後出しジャンケンじゃないですか!ズルいですよ!!
しかもウイルスが原因って・・・。
ドラクエⅤってオフラインじゃないの?
犯人あのお兄さんじゃんw
あとは結婚の件ですが、
そりゃビアンカなんでしょうけど、
序盤の端折りのおかげで決定打として弱いです。
祝福できない理由のもう一つはフローラの行為です。
これ実質一択じゃないです?
良かったところはやっぱり白組のCG。
海外のCGアニメよりも好きですし、
日本のアニメキャラの造形に近いのでイケメンホスト崩れが居なくて良かったです。
この良かったところはスポットで既に分かっていた事ですけどねw。
THE炎上商法
商売としてはすでに成功しているので、仮に次回作が出たとしても、また薄っぺらい話題作になると思います。
以下、他で書かれてないように思えたことだけ書きます。
・ドラゴンクエストの魔王が他ゲームの魔王と違うところは、目的が世界の破滅ではなく、ひとびとを絶望と恐怖に陥れることですので、そういう意味では、この映画自体がドラクエの魔王らしくて素敵です。原作への愛を感じます。
・BGMがゲーム音楽用(しかも27年前のもの)であるため、主張が強く、映画として浮いている感じがします。音楽単体の評価として良い悪いという話ではなく。
・ドラクエ5はドラクエ4、6と関連していますので、4や6の楽曲引用は納得できますが、エンディングでドラクエ3のエンディング曲が使用されていたことは、さすがに残念でした。全シリーズにおいて知名度の高い人気曲がとりあえず採用された、そんな印象です。
・おなじみのモンスターやアイテム、ジングル、呪文、名台詞などファンサービスらしき演出がところどころに見られるのですが、細かい演出やストーリーが雑なのでシラケます。これ出しときゃ原作ファンもしっぽ振るだろという魂胆が垣間見えます。
・賛否両論あると散見しますが、「賛」は山ほどある酷評レビューでハードルを思い切り下げた上での「賛」がほとんどのようで、フェアじゃないなと思います。最後のオチに共感できたくらいで★5?いくらなんでもあんまりです。どれだけ譲歩しても★3が関の山です。
子供か大人かターゲットが判らない
小学五年の子供が最近ドラクエのカードゲームにハマって見に行きたいと言うので行ったのですが、自分は5は中学でプレイしてたので懐かしさから、それなりに楽しく見れてましたが、最後で全て台無しになりました。子供的にはラスボス倒して終わりが良かった様で、何処の層がターゲットか全然分かりません。 子供的には冒険劇で良かったようです。 帰りにどうだった?と聞いたら何でミルドラース出てこなかったの?と落ち込んでました。
何人かの方も言ってますが、ドラクエと言う冠を使わないオリジナルの話なら、あー!ってなったかもしれませんね。
子供が行きたいと言って行こうと思ってる人がいたら、正直おススメ出来ません。
そんなオチは求めてない。
激しくネタバレします。
まず最初に、私はドラクエ5が大好きです。
今までプレイしたゲームの中でNo1だと思ってる。
さて、そんな私にとってですが、めっちゃよかった!
好きなキャラクターがしゃべって動いている。そりゃ最高ですよ。
パパスが死んだシーンでは泣いたし、結婚のシーンでも泣いたし、マーサが死んだシーンでも泣いた。
PS2でのリメイクでも泣いたんだから映画で泣かないわけがない。
そりゃ不満点だってあるさ。
話の導入がスーファミのゲーム画面だったり、少年時代のビアンカとの冒険がゲーム画面のダイジェスト(にすらなってなかったけど)だったり、ヘンリーの性格だったり、マリアが出てこなかったり、奴隷から解放された後のラインハット騒動がそもそもなかったり、大人ビアンカが突然出てきたり、娘がいなかったり、グランバニアが国自体出てこなかったりetc…
でもそんなのは些細な問題だ。
映画の尺の都合もあるし、ある程度は仕方ないと思って見に行ったから、全然問題ない。(ただネタバレは一切見ずに行きました。)
主人公がドジ踏んでるシーンで笑ったし、戦闘シーンも迫力あってすごくよかった!
いやぁ面白いなぁ、と思って観てました。
ゲマを倒すまでは。
なんですか?あの後出てきたヤツ。
何?ゲーム落ちって…
元々がゲームだからって、「ここはゲームの世界です」はないだろ!?
ショックすぎてその辺の会話が耳に入ってこなかったし、そいつを倒してもテンション一切上がらず。。。
もはやエンディングもどうでもよかった。
終わりよければ全てよし、って言うけど、終わりが悪かったらすべてブチ壊しなんだな、というのを身をもって思い知らされました。
返せよ、俺のワクワクを…
あなたは『勇者』になれましたか?
知恵と勇気で絶望に打ち勝つのが『勇者』なのだと、リアリティを持って伝えてくれた、とても熱いメッセージの込められた映画でした。
映画鑑賞後、様々な考察や賛否両論の感想を楽しく拝読する中で「最初から『この映画はドラクエプレイヤーの物語です』と広報してくれたら良かった」との一文があり、これを読んでようやくこの作品の一つの意図に気付きました。
最初からドラクエそのものではなく、ドラクエプレイヤーの物語であると知っていたら、問題とされているラストの展開による主人公の驚愕や絶望を、他人事のように感じていたと思います。それではダメだったんです。
同一視した主人公の絶望を自分の事のように感じ、それを乗り越える事で観客自身が『勇者』となるように導く、というのが一つの目的だったように思います。
これはただストーリーのみをなぞるような気の抜けた映画より、原作であるゲームの「プレイヤー自身が勇者である」という姿勢、真髄へのリスペクトに溢れた、粋な試みではないでしょうか。
お客様気分で安全圏にいる観客に『物質的・客観的な事実』という『幻』を見せ惑わす魔王。
突然絶望の淵に立たされた観客は、その事実を見据えた上で「キャラクター達やドラクエの世界は自分の心の中で魂を持って生きている」と知恵と勇気を持って信じ、魔王に打ち勝たなければ、選ばれし『勇者』にはなれません。
この構成は、非常に見事にドラクエの勇者観を再現していました。実に王道の勇者物語です。
キャラクター達が、少なくともこの『映画ユアストーリーの主人公』の心の中で、魂や心、自我を持って生きている、というのは、主人公自身が掛けた自己暗示プログラムを、占いババに扮したフローラがごく自然に覆した事で、象徴的に表現されています。
私はこの優しく、親切に描かれたフローラと映画製作者の好意的行為に甘え、他にも様々に施された演出を無い『知恵』絞って読み解き、映画の表現を受け入れる事でユアストーリーの主人公と同じように、自分の心の中でも、ドラクエのキャラクター達や世界、「主人公達は平和を取り戻し、末長く幸せに暮らしました。めでたしめでたし」のストーリーが「魂を持って生きている」と、『勇気』を持って信じる事が出来ました。そして「もしかしたら全部死んでいる、ハリボテで作り物の偽物なのかもしれない」という魔王が与えた絶望を倒し、選ばれし『勇者』になれたのだ。と、ゲームクリア後の勝利感に酔っている所です。
いやー、してやられましたね。面白い作りの映画兼ゲームでした。3日間ぶっ続けでプレイしちゃいました。まあこの読み解き方も数多ある解釈の内の一つに過ぎませんが、こういう仕掛けだったのではないかと想像したら、私はドラクエユアストーリーを、より楽しめました。
あなたは『勇者』になれましたか?
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