任侠学園

劇場公開日:2019年9月27日

任侠学園

解説・あらすじ

西島秀俊と西田敏行がダブル主演を務め、社会奉仕がモットーの地元密着型ヤクザたちの奮闘を描いた今野敏の人気小説「任侠」シリーズを映画化したコメディ。義理と人情に厚すぎるヤクザ・阿岐本組。社会奉仕に目のない組長は次から次へと厄介事を引き受けてしまい、ナンバー2の日村はいつも振り回されてばかりだった。そんな彼らが、今度は経営不振の高校の建て直しに協力することに。学校には嫌な思い出しかない日村は子分たちを連れて仕方なく学園へ向かうが、そこで彼らを待ち受けていたのは、無気力・無関心な高校生と事なかれ主義の先生たちだった。それでも義理人情の正義を貫こうとする阿岐本組の情熱に、学園内の空気は徐々に変わっていくが……。共演に「フィッシュストーリー」の伊藤淳史、「サバイバルファミリー」の葵わかな、「きょうのキラ君」の葉山奨之。

2019年製作/119分/G/日本
配給:エイベックス・ピクチャーズ
劇場公開日:2019年9月27日

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(C)今野敏/(C)2019 映画「任俠学園」製作委員会

映画レビュー

4.0 阿岐本組メンバーのキャスティングの妙

2019年9月28日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:試写会

笑える

楽しい

かつては任侠物や暴力団の抗争を描く映画が定番ジャンルとして興隆していたが、反社会的勢力に対する規制と批判が高まるにつれ、直球でヤクザを描く劇映画が衰退。その穴を埋めるかのように、任侠物と学園物を組み合わせた変化球の喜劇が映画でもテレビドラマでも時折作られるようになった。本作もそうした流れをくむ一本だ。

日村役の西島秀俊は、コミカルな演技がそれほど得意ではない。だから自分から笑いを取りにいくような芝居はさせず、西田敏行、伊藤淳史、池田鉄洋という存在感でも台詞回しでも笑える状況を作り出せる演技達者たちを阿岐本組のメンバーとして周囲に配置。彼らの無理難題や突飛な言動に日村が困惑し振り回されるという、受けの演技で喜劇の場面を創出した。

中尾彬、高木ブーの使い方がちょっともったいない。出来は良いので、ヒットしてシリーズ化されることを期待する。

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高森郁哉

3.0 西田敏行さんが最高でした

2025年9月30日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

単純な面白さでは星4つくらいでいいと思う。
つまらないってレビューもチラホラあるけど、卑屈な若者が更正するのが面白くないって人は、まあいるわな。
一体どんなものを求めて本作を観たのか分からないけど、終盤のまとめ方はかなり良かったし、日村がカタギの若者の心を傷付けまいとする行動は感動的でもあったよね。

しかし映画に格みたいなものがあると信じている私には面白さの度合いだけで星はつけられない。本作はテレビドラマクオリティであり、全く映画らしくないのだ。
もちろん、B級、低クオリティであっても突き抜けた面白さがあればいいが、そこまでの面白さはなく、星3つってところだろう。

それでも阿岐本組長を演じた西田敏行さんは最高だったと書いとかないといけない。
コミカルな時とシリアスな時の切り替えがスゴいし、終盤に訪れる白竜さんとの対峙シーンは、そこだけ本格任侠映画そのものだった。
しかもエンディングの歌、西田さんでしょ?
主演の西島秀俊さんがイマイチ役に合ってない気がしたのもあり、西田さんの出番は半分以下だったけれど、西田さんのための作品、独壇場って感じだった。

最初に格が低いと書いたものの、カンヌとかベネチアみたいな堅苦しい作品ばかり観ていると疲れるわけで、気楽に観られる作品というのはそれなりに価値がある。
続編あるかもみたいな終わり方をしたけれど、もし本当にあるなら観るかもな。
その時は無駄にお色気満載で映画の格を上げて欲しいものです(そんなことで上がるのか?)

最後に、私は食にがめつい方なので、豚の頭など出て来たらテンション上がってウホウホ食べちゃう。出されたものは残さず食べられるタイプ。

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つとみ

2.5 全員善人

2025年8月10日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

笑える

楽しい

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共感した! 2件)
にゃに見てんだ

3.5 また会う日まで

2025年2月17日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

西島秀俊と西田敏行、組長には高木ブー。素晴らしい布陣です。
しかし西田敏行はやっぱりヤクザ者がうまい。
全体的にはハートフルヤクザコメディといった感じで、正直目新しさはないのですが何だか観ちゃうんですよね。
個人的にキャスティングがバッチリなんでしょう。
EDは西田敏行による「また会う日まで」、これはグッとくる素晴らしい演出でした。
何だかんだと楽しめましたよ。

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白波