町田くんの世界のレビュー・感想・評価
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ラストシーンで全てが台無し。
ラストシーンまでは本当に面白かったです。 町田君の悪意のない一生懸命さに 周りが救われる。 何も悪いことはしてないはずなのに 傷つけてしまうということを知る町田君。 恋心を知ることで成長する町田君。 本当に良かった。 が、最後のあの向かってる途中でのあの ぶっとんだシーンでしらけました。 普通にギリギリで追いついて ちょっと不器用ながらも真剣な告白という ベタな展開で終わりでよかったのに 最後のあれなんなの? 今まで夢落ちみたいな感じあったから 途中で夢落ちになるんかなと思ってたら 現実みたいでわけわからん。 あんなことがおこるかんじじゃなかったのに いきなりあんな非現実的すぎることが 実際起こりましたじゃ正直自分はしらけました。 最後のあの部分さえベタな展開でいいから 普通に終わらせてくれてれば普通に4以上はつけたのに 最後ので台無しです。
町田くんの世界~ワンダフルワールド~この世の光
町田くんは、なぜこれほどまでに人のことを思い、人のためにがむしゃらに一所懸命になるのか?
中盤に明かされる、幼少期の体験。本人は、そこに自分のアイデンティティを認めているが、それだけではないだろう。
長男として、この母とこの父に育てられた生育歴こそが、今の町田くんの姿の源だ。
こんなくそったれた世の中でも、人の想いと物事の捉え方次第で、地獄にも天国にもなる。
町田くんは、決して確信をもって全て行動しているわけではない。
どちらかというと悩み苦しみながら「分からない」ままに自分に正直に生きている。
その事が、自分を殺し、世の中の常識や情報や価値観を基に行動しがちな周りの人の光となり、周りの人を変えていく。
人は、光に集まる生き物だ。
町田くんの世界は、この世の光であり、「分からない、分からない」とのたうち回りながらも、全力で人のために駆け回る姿は、魔法と奇跡と不思議が一杯のワンダフルワールドなのだ!
モッタイナイ・・・
『町田くんの世界』★★☆☆☆ 恋の何たるかを知らない町田くん。 見返りを求めず唯唯他人に優しさを与え続ける町田くん。 そんな彼に仄かな恋心を抱く女性が現れた時、彼の人生に転機が訪れる。万人への優しさが時に大事なひとを傷つける事にようやっと気付いた時、町田くんの胸に抑えがたい熱い思いが湧き上がり・・・ と、ここまでは悪くなかったんですが、ブッ飛んだラストシーンが全てをぶち壊し・・・どんなにオチを着けるのか期待してたのに・・・残念でなりません。 主演の二人以外の、明らかに高校生には見えない豪華なキャスト陣も時に笑いを誘うものの、各々の特徴を充分活かしているとは思えず。色んな意味で勿体ない映画でした。
空飛ぶようなファンタジー
新人を起用してるのを売りにしているが、結局周りを名の知れる人達で固め過ぎていることでビジネスを感じる作品になっていた。 現実離れしたありえない程のピュアさを持つ主人公にジタバタ動き回るヒロインの演出はリアリティから遠ざけていたし、池松壮亮のパートも無理やりメインの話につなげているような印象が残った。
けっこうオススメ(笑)
『町田くんの世界』をなぜに自分が違和感なく受け入れてるんだ?って可笑しくなっちゃう。ツッコミどころ満載なんだけど、映画見ながら笑っちゃうのも久しぶりだし、楽しめたんだよね、これ。新人二人と銘打ってだけれども、良かったよ、ありがとう〜 前田敦子、最高(笑)
命あっての物種
最近、一流二流交えた役者をバンバン出演させる映画が多い。
個人的あまり良い傾向とは思えない。映画は特に。TBSのドラマもしかり。昔の『角川映画』みたい。
作品を観させて頂き、「命あっての物種」の一言。
この「おふざけめいた」作品に、乗っかって観ようと思った。
世の中には、訳の分からないことが多く、未だ高校生であるならなおさらである。「町田 一」だけが変わっているように思うが
人間というのは、大なり小なり似ている所。思わず同情してしまうところはある。この作品は、町田くんキャラを多少変形、歪曲して描かれているのだろうかと思った。
人間の通過点には必ずある「青春」を歩いているうちは、似たり寄ったりする体験はある。その一歩々々が「大人への成長」と言えるのかもしれない。それを、存在しえない「町田」キャラを通して、鑑賞者は、笑ったりイライラさせてしまう。日々の出来事を、町田キャラに転写させ、鮮明な映像として見せてくれたのだろう。
キャスティングとして、時に独り言のように「世の中は悪意に満ちている」と語る。スクープカメラマン吉高の心させも変化させてしまう。それが「町田くんの世界」の凄い所。ラストシーンは、
ラモリス監督の作品「赤い風船」をパロッタか?
西野を演じた大賀が、個人的に良かった。日テレ「Q10」で共演したあっちゃんも高畑さんも演技ではしっかりと成長している。特に、あっちゃんの世間を斜めにみるJKも抜群。高畑さんは、あの「とと姉ちゃん」あの雑誌編集長とは思えないJKを演じた。普段は、ケンタッキーのCMぐらいが「素」の芝居なのだろう。北村有起哉(こいつも出すか!!)の笑顔は抜群。松嶋菜々子も目立ちはしないが、それなりに。吉高の妻や日野編集長まで一流を出演させるのは、一流役者なりの良さ雰囲気価値が出ていれば問題ないが、勿体無さぎる。
分からないから面白い
町田くんの空気を読まない善意からの突飛な行動に館内から笑いがもれていた。 ありえなさそうな人物像でも意識して世の中を見渡してみれば、どこかに町田くんの様な人がいるのかも知れないと思えて来た。 それ位、嫌みも感じない自然な演技だった。 ラスト、ヒロインと風船の紐に掴まって空中散歩するシーンは、観ているこちらも晴れやかな気分になった。 ヒロイン役の関水渚のツンデレキャラが可愛らしかった。
明日から困っている人がいたら助けたくなる作品
昨今の社会問題を少しずつ取り入れていて、とても考えさせられた。SNSでのイジメなど恋をしたいと思っても、それにブレーキをかけがちな最近の風潮にメスを入れるような作品で、主人公がスマホを使えないというのが何気に効いている感じがした。←彼がスマホを持っていたら恐らくもっと精神世界に依存した空気の作品になっていたのではないかなと思う。 印象的なシーンは、終盤の方で彼の優しさに触れた人達が次から次へと彼を助けに来るシーン。ある意味童話を読んだ後の教訓を得られたような感覚に近い。 困っている人がいたら助けなさいよ。という子どもの頃に誰もが一度は言われたことがあるにもかかわらず、表面的な忙しさによって忘れがちな事を思い起こさせてもらった。
よかった
原作未読です。町田くん本当にいい人。でも好きな子とのやりとりを見る前から「こんな子じゃ嫉妬しちゃって付き合うの無理だな」と思いました。でも町田くんがんばりました。 現役同級生では面白さや切なさはあまりわからないと思います。大人だからわかる青春映画かなと思います。町田くんの走りに笑ったり、町田くんを好きな娘の気持ちに泣かされたりでした。元AKBが役としてはかなり合っていたけどオメデタ婚して子持ちの人が高校生役は図々しいだろと思いました。ナチュラル風厚化粧だと思ったらお化粧してる高校生なんだ。高畑充希のクネクネ演技はうまいと思ったけどぶりっ子の所はカホコにかぶるなと思いました。町田くんはとにかく適役。☆3.8です。やっぱり見てよかった。
原作が好きで、町田くんの世界を身近に感じたくて、見に行って来ました...
原作が好きで、町田くんの世界を身近に感じたくて、見に行って来ました 大人になるにつれ、周りへの恥ずかしい気持ちとか遠慮が薄まり、人に優しく出来るようになってきた今日この頃... それに比べて町田くんは尊い! あんだけドン臭くて不器用なのに、 困ってる人を見付けて解決する頭の回転の速いこと... ほぼ素人さん🔰な主人公のお二人を、先輩共演者の方々が素晴らしくフォローしてくれていました😊 特に前田敦子さんが好きだな〜 どんどん演技がお上手になってく👏💖 映画は結局ラブコメで締めていましたが この物語の本質は、他人に無関心で自己中な人が多い今の世の中へのメッセージだと思っています なので、池松壮亮さんの仕事と家族の間で悩む所は もう少し掘り下げて貰いたかったかな 漫画の実写化なので色々とツッコミたくなる所はありましたが、私は町田くんの世界が好きなので、今回は全然OKです♪
おじさん受けするストーリーと新しい才能
勉強も運動も全然ダメだけれど、他人のために何かをしよう、親切にしようとする点では誰よりもすごい高校生 町田くんに出会ったヒロインが、なぜか町田くんに心惹かれる。町田くんも彼女に心惹かれるのだが、初恋のために何がどうなっているのか、どうすればいいのかわからない、という話。(なんだ、こりゃ?) 自分のようなまったりしたおじさんには、間違いなくウケるストーリー。大人の御伽噺だ。こんなほのぼのした感じを、心の底では信じてる感じが自分にもある。 主演二人の掛け合い、特にヒロインが町田くんになんだか心惹かれてからエンドまでの二人は、つい笑い声がこぼれる楽しい時間だった。とてもよい時間を過ごすことができた。ありがとう。 (ただ、若者には受け入れられないのではないかな。テンション上がらないものね) 大人になって生活に疲れたら観るとよいと思います。きっと漢方薬のように効くでしょう。 御伽噺だから、高畑さん、前田さんが高校生役で出ていても許します。ただ、さすがにムリです…
主人公の善意にほっとする良作
ふたつのテーマが同時進行する。ひとつは高校生の恋愛事情である。主人公の町田くん以外は今どきの高校生らしく性知識もあり、同級生を演じた前田敦子の台詞のように、マンガや恋愛ドラマのパターンで他人の恋愛を分析しようとする。恋愛は相手と一緒にいたい、触れ合いたいという気持ちのことで、つまりは性欲である。しかしそれだけではない。性の一致は勿論互いの相性という点で大きな要素ではあるが、どんなに相性がよくてもしばらくすると飽きる。子供が常に新しい玩具を欲しがるのと一緒である。別に恋愛が長続きすることがいいという訳ではない。ただ性の充足以外にも恋愛の喜びはある。同じ価値観の共有であったり感性の一致であったり、そういったことが二人により大きな幸福をもたらす。そしてこのあたりまでは、どうやら高校生たちもなんとなく理解しているようである。 しかし町田くんはそんな段階を飛び越えて更に上を行く。それは人を憎むことを知らない博愛の精神である。生まれてこのかた好き嫌いなど無関係に生きてきた。町田くんの世界には敵も味方も存在しない。先日観た映画「幸福なラザロ」とそっくりで、ただ人が喜ぶことが自分の喜びであるという珍しい承認欲求の持ち主だ。欲望から出発した恋愛観を持つ高校生たちが町田くんの前では軒並み自分が駄目な人間に思えるのは当然である。そしてこのことはもうひとつのテーマにも繋がっていく。 そのもうひとつのテーマというのが池松壮亮や佐藤浩市の台詞に表れるペシミズムやニヒリズムである。世の中は悪意に満ちているという実感のこもった池松壮亮演じる雑誌記者の文章は誰もが頷くところである。しかしその考えを根底から覆す存在が、すなわち町田くんなのだ。必然的に雑誌記者は町田くんのことが気になって仕方がない。人の悪意をものともしない、その圧倒的な善意は一体どこから来るのだろう。 一方町田くんは、初めて感じたオスとしての本能というか、つまり恋愛感情に戸惑う。日頃の聖人のような姿とのギャップが笑える。誰も傷つかない笑いであり、製作者の喜劇づくりの技量を感じるところだ。 ラストにかけて荒唐無稽なシーンが連続するが、コメディであることを考えれば、これもまたありかと思う。無垢で純真な善意が周囲を幸福にするというお伽噺ではあるが、こういう話があってもいいと思う。主人公の善意にほっとする良作である。
町田くんが大好きです!!
とても素敵な映画でした😊 勉強も運動も苦手。 見た目も地味。 でも、人を愛する才能がある、 まっすぐで一生懸命な町田くんが大好き! 自分も町田くんのように、 一生懸命で人に優しくできる人でありたい! だって、そんな人は誰からも愛されるから。。 自分の中で大切にする考え方が、 また1つ、できました😊 町田くん役の細田佳央太くん、 猪原さん役の関水渚さん をはじめ、 脇を固める豪華な役者さんたちの 演技もとても素敵でした😊 平井堅さんの主題歌も素晴らしかったです!
幸せに満ちあふれた世界
なんの先入観もなく鑑賞したのですが、冒頭からラストまで微笑みに満ちあふれ、幸せな気分にひたれる作品でした。そんな中にも石井監督らしいひっかかりのようなキャストが登場し、一本調子ではない展開をみせてくれます。観たあとにほっこりして、誰かのために頑張ろうと思わせてくれる、そんなあったかい映画でした。映画館で観てよかった。
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