宮本から君へのレビュー・感想・評価
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最初から最後まで全力疾走
2024
66本目
宮本のバカさ加減が通り越して圧巻。
そして応援に変わるような映画。
目をふせたくなるようなシーンもあるが、
そこも蒼井優の演技力が光る。
この2人以外にこの役は出来そうにない。
個人的には少し疲れたかな。
そんか映画。
金もなけりゃコネもねぇし勝ち目もねぇ!だが情熱は人一倍負けねぇ!不器用で馬鹿真面目な男の灼熱活劇!原作とドラマと映画に愛を捧げた池松壮亮の熱演が光る…しかし人を選ぶ映画であることは間違いない。
大手文具メーカーで働く宮本浩は作り笑顔とお世辞が苦手だが熱い馬鹿真面目な熱血男。ある日仕事仲間の中野靖子に惚れたことがキッカケで仕事と恋両方に全力を注いでいくことを決意するが中野の元彼である裕二が現れたことで自体は一変。裕二を拒むため必死についた中野の嘘が裕二の逆鱗に触れ、中野に手を上げてしまう。
それを目撃した宮本は裕二の目の前で「この女は俺が守る」と豪語。今、宮本の人生を懸けた壮絶な大喧嘩がはじまる…。
新井英樹の同名マンガを実写化。ドラマに引き継ぎ
監督 真利子哲也×主演 池松壮亮のタッグが放つ。
過激な出血を伴う暴力描写や性的描写があるためR15+指定。本作はなんと言っても池松壮亮の熱演、これに限る。池松は原作を読んだ瞬間から運命を感じ、歯が折られるシーンでは池松自ら自分の歯を折ろうとし、スタッフ、キャストに止められたという逸話がある。まさに池松の俳優人生を懸けた一本。本作はとにかく熱い!熱苦しい!俳優たちの魂と魂がぶつかり合う演技はもちろん、CGを使わずリアルにこだわった喧嘩シーンそして
宮本浩次の主題歌…冒頭からクライマックスまでフルスロットルで駆け巡るとにかく熱い作品だった。こんな熱い映画は決して真似出来ない。
本作にはテレビドラマ版が存在する。キャストスタッフは映画と同様。こちらもひたすら熱い!映画を観るまえ、観たあとで本作の評価がかなり変わるかも。
後にも先にも出てこないであろう日本一熱苦しい人生賛歌映画だった。
いつも血だらけの宮本
大丈夫、大丈夫って言ってるけど、全然根拠ないからあんたこそ大丈夫か~?だけれど、その「大丈夫」っていう言葉に熱量と思いがこもってた。宮本も宮本だけど、靖子も靖子で似たもの同士の暑苦しく吠えるカップルでした。攻撃は急所が一番だ!
時系列ずらしに意味ある?と思ったけれど、あの血だらけ盛り上がりシーンをあそこに置く為には必要だったね!
昭和型男子
昭和時代の漫画原作の本作。地上波のドラマでも見ていてとてもおもしろかったです。本作はその続きではあるのですが、とにかく宮本を取り巻くキャストが魅力的。完全に昭和を再現しているわけではなく、今と昭和型人間がクロスオーバーしている感じです。
実際は中小企業や町工場ではあんな感じの人も多いのですが、とても人間らしく、冷めた人間になってしまった自分にはとても刺激的に映りました。自分だったらこんな「リスク」のあることはしないし、全てが「リスク」「フラグ」に映ってしまいましたが、そのフラグをガシッと掴んで「俺は離さない!!!!」と言い切るルフィばりの主人公感に惹かれた人は多いでしょう。そしてこんなぶっ飛んでる人は実際にはいないのですが、どこか惹かれてしまう。
靖子もまた肝が座りまくっており、肝っ玉を演じきりました。それが演出としてもスカッとしており、異次元の不思議さを感じ取りました。悪役の金玉もげ漢も個人的にはいい配役だったのでは?と思いました。少し血が多すぎる印象は否めませんでしたが、概ね良かったと思う。個人的にはもっと脇役のストーリーも絡めたより安心して見れる、日常系だと良かったかなと
邦画はやっぱりこっち系のほうがあってるなと思いました。この感情と言葉がぶつかり合う感じが邦画の将来性を感じます。CGがしょぼい、演出がしょぼいとは言われますが、何を伝えたいのかが明確になっていれば、まだ邦画は行けるんじゃないのかと思わせてくれました。
「俺がお前も子供も全部幸せにしてやる、この俺が任せとけ。大盤振る舞いだ!!!!」というセリフが印象に残った。こういったセリフは現代ではくさく映り、いや共働きで助け合って行くのが今の時代なの。という雰囲気に反しており、低賃金と競争に疲れ果てた男子諸君にはそう言い切れる自信も根拠も砕け散っており、世帯を持つこと、子供を持つこと、それがまるっと「コスト・負担」と認識されてしまった現代では、それでも「何もなさすぎる宮本」が言い切るのがかっこよかった。
不自然なストーリー。宮本がミスキャスト。
ストーリーや感情の盛り上がり方が不自然ゆえ観てるとギャグかと思えてくる。2人が迫真の演技なだけにいったい何やってんのこいつら感が凄い。原作未読でドラマも知らないが、原作著者がエレカシ宮本浩次のファンで命名したとの事で興味湧いて映画観てみた。主人公宮本は名前のみならずキャラも宮本浩次の若い頃をイメージしてる気がした。破天荒で大胆なイメージの部分を。そこに熱血漢足したのが本作の宮本か。演じた池松壮亮は配役ミスだと個人的に感じる。池松の事はよく知らないが、思慮深くて常識的な顔に見える。馬鹿な事しそうに見えない。「世の中全員敵にまわすつもり」等という台詞が似合ってないし、叫ぶキャラがハマってない。熱演でそれっぽい感じ出してるものの基本大人しめキャラのが合う気がする為、この人が演じてもキャラ合ってないせいでなんか浮いてるし何こいつ?としか思えず映画に入り込めない。宮本浩次本人なら思わないだろう。宮本浩次と顔は若干似てる気もするがキャラは宮本とは真逆に見える。本作で脇役だった松山ケンイチのがまだ近い気が。顔はあんま似てないが、顔の造形ではなく本人の醸す雰囲気で選んで欲しい。松山なら目に若干狂気宿ってるから同じ言動でも説得力だいぶ出るだろうし本作にもっと入り込めた気がする。池松の印象は普通すぎるのだ。池松だと不自然さが否めない。まあ単に個人的見解ですが。池松と蒼井優が2人とも一般人っぽい顔な為こういういかにも漫画的なストーリーだと何やってんだこいつら感ハンパない。という訳で役者が違えばまだマシだったであろう全然面白くない映画だった。ピエール瀧は妙に良かったが。あと蒼井優をレイプする男は棒演技が逆に良かった。
2023/02 VOD
秀作だ。しかし、女性の性器も受難を被るが、男性の性器(キ⚪タ⚪の方)がこれだけ痛め付けられる映画も珍しい。
①原作は読んだこと無いけれども、短い説明文を読んだ限りでは生き方は下手だけれども熱血漢の主人公が仕事に恋に人生に頑張って行く青春物と漠然と思っていましたけど、現物は全然違いましたわ。②内面は殆ど描かず分かりやすい外面(顔の表情とか行動)だけで宮本浩という若者を見事に具現化した池松壮亮の好演に先ず触れねばならないのだろうが、それよりも先に蒼井優の好演に目が行った。③宮本宅に挨拶に行ったときにはいつものお淑やかな立ち居振舞いだったのに、井浦新扮する裕二が闖入してきた時とか、宮本が自己チューの感情をぶつけて来た時のキレッぷりというか、怒鳴りっぷりというか、負けない返しっぷりが素晴らしい。宮本との口喧嘩も殆ど漫才並みで笑ってしまった。確かにこれくらいの女性でないと宮本のあの熱気に互角に渡り合えないのかもしれない。職場に乗り込んできて一方的にプロポーズする宮本を罵倒しまくった後、「そういうことでこの度妊娠しました」と職場の皆にシレっと言うところも笑ってしまった。しかしその一方で、母親や妹には屈託無く接するのに父親に対する複雑な感情(ちょっとファザコンか、父親の“東京に出す時にこういう帰り方だけはしないと約束したよな”という台詞は重いなァ、本人も痛いほど自覚しているようだし)をそれとなく表現して、一歩間違えると宮本同様マンガの登場人物(原作はマンガだったね)の単なる実写化になるところを、靖子という活きた人間像の造形に成功している。④映画化の前に同じ監督、同じ俳優陣で前日譚を撮っているんですね(未鑑賞です)。だから宮本の造形もそっちで済んでいるわけだ。映画では最初っからハイテンション。上司や先輩と対峙しているときは普通の社会人っぽいし、靖子の実家に挨拶に行った時も好青年だが、それ以外はすぐキレて初めはややウザイ(でもチンピラとかのキレ方とは違うね。チンピラは自分の弱さを隠す為にキレる芝居をしているけど、宮本は真剣に事態に腹を立ててキレているから本物だ。経験者は語る。)映画を観ているうちに宮本のその真っ直ぐさ(中間がない)が段々分かってきて愛おしくなってくる。⑤しかし、裕二から靖子の妊娠を聞かされた途端、裕二の股間を蹴りあげるか、普通⁉️でも、靖子に子種を宿したのは自分だと真っ直ぐに愚直に思い込んだ宮本にとっては、もう一人の子種の主かも知れぬ裕二の精子は敵・邪魔者以外の何でもない。そこでその精子の生産場所である精巣(=キ⚪タ⚪)を破壊する行動を男の本能として取った、と考えれば納得がゆく(って私だけか)。でも、裕二は口から泡を吹きながらもそれがわかっていた様な気がする。(このモチーフ=男→精巣=キ⚪タ⚪はクライマックスで再度出てきます。)
⑥しかし、その時宮本君は既に大きな厄介事に直面していた。大体あのラグビー同好会っのが最初から胡散臭かった(体育会系のああいうサークルの飲み会が元々私は嫌いというバイアスがかかっているとしても)。デカイ男ばかりのサークルにどうして(ハッキリ言って)そんなに体格の良くない宮本が入る?ラグビー好きという描写もないし。取引先からの誘いを断われなかった?(断われよ。というのは37年間のサラリーマン生活で一度も営業したことないので、営業の大変さがわからないと言われればそれまでですが)。百歩譲ってそうだとしても(宮本の事だから仕事のためと疑いもなく受けたのかも知れないけど)、何故宮本が彼女を連れてこなければならない?これも彼女をマネージャーにせよ、との取引先の命令?オッサンの中に女の子が一人だけいるのに凄い違和感があった。⑦しかも、佐藤二朗扮する大野という課長野郎が一番胡散臭い。靖子に絡んで勝手なスリーサイズ当てとかセクハラすれすれの事をやっておいて、そのすぐ後にピエール瀧扮する真鍋部長の有名な学生ラグビー選手らしい息子に電話して早く来るように誘う。その時呼び水みたいに靖子のスリーサイズを言ったり年上だぞとか言っていたが、“やれる女がいるから早く来いよ”と言ってるのと同じ。傍らでそんな事が進行しているとも知らず宮本君は一升瓶の一気飲みなんかさせられている(宮本なら煽てられれば或いは営業のためなら如何にもしそう)。
暑苦しい映画。
原作未読で鑑賞しました。
ドラマシリーズを観てたらもっと感情移入できたのかなぁ。
蒼井優ちゃんがとても良かったです。
ラストのバトルは迫力あってとても良かったです。
でもあそこまでやったら死んじゃいそう。
開映50分後やっと事件が起こる。 強○される蒼井優。 その横で酔いつぶれて寝ている池松壮亮。 劇中のほとんどの時間で情けない池松壮亮をずっと眺めている時間が不快だった。
動画配信で映画「宮本から君へ」を見た。
劇場公開日 2019年9月27日
2019年製作/129分/R15+/日本
配給:スターサンズ、KADOKAWA
池松壮亮
蒼井優
井浦新
一ノ瀬ワタル
柄本時生
星田英利
古舘寛治
佐藤二朗
ピエール瀧
松山ケンイチ
冒頭から池松壮亮と蒼井優が
ほとんどずっといちゃいちゃしているだけだった。
開映50分後やっと事件が起こる。
強○される蒼井優。
その横で酔いつぶれて寝ている池松壮亮。
劇中のほとんどの時間で情けない池松壮亮をずっと眺めている時間が不快だった。
終盤近くで、強○の犯人を奇跡的にやっつけた池松壮亮。
少しだけ胸がすっとした。
満足度は5点満点で3点☆☆☆です。
また池松、女抱いてる🤣
濡れ場男優、池松壮亮。
今回のお相手は蒼井優。
おー、山ちゃんの嫁さん‼️🤣
まあベッドシーンは苦手ですよ。
でも不満なのは、
R15にしてはそんなに露わになってない。
何が❓ナニが‼️
原作知ってましたが、
ドラマからの流れなんですね。
いきなり歯抜けの宮本が、
何で歯抜けになったのか、
という訴求力でどんどん観させる話。
その相手が現れてからの高揚感、
盛り上がり方が、熱量がスゴイ。
非常階段の決闘は手に汗💦
形成逆転した時に
オッシャー‼️叫んでしまった。
裁判で裁かれる案件だが、
この方がスカッとするなー😊
新井英樹原作では、
「愛しのアイリーン」も好きですね。
監督違うから観せ方も違う。
200メートルハードル。超高速で飛び越えろ!!宮本!!
観るのは2年振り、2度目ですが、今回も激アツ、熱々アチチのイタタタ・・・でした。
中野靖子(蒼井優)との激動の恋愛史・・・
結婚に至るまでのハードル・・・宮本(池松壮亮)は、脇目もふらぬ疾走感でラストまで
突っ走ります.
靖子は宮本にとって唯一無二の運命の女(ファムファタール)。
靖子をレイプしたラガーマンの拓磨(市瀬弥ワタル)と、宮本の、
マンション非常階段の一騎討ち。
伝説の「決闘」シーン。
(私の中では永遠に語り継がれる名シーン)
格闘家の一ノ瀬と、見るからに非力な池松壮亮。
一ノ瀬はこの映画のために30キロ増量したと聞く。
しかし結果は宮本劣勢での、一発逆転○○○潰し!!
それにしても拓磨の親(ピエール瀧)の部下の佐藤二郎。
コイツが悪い。
拓磨を「86-58-85のいい子いますよ。やれますよ!!」って呼び出すか!?
(コイツが悪の枢軸だ・・・一人でロシア、中国、北朝鮮くらい悪い)
こんな超特急で走り抜ける宮本の将来が心配になるが、
原作漫画では、確かすごい子沢山で、結構長生きする筈です。
宮本みたいに暑苦しい男。
(一途で、脇目をふらず、真っ直ぐだから一直線!!)
天然記念物だけど、ちょっと憧れる!!!
過去鑑賞
真っすぐな男の物語
宮本という男の生き様を描いた作品。
宮本の真っすぐで熱い靖子への想いと、それを受ける靖子の感情表現の演技が素晴らしかった。宮本のような熱さは自分にはないので、あそこまでは必要ないと思うが必要な要素であるのかなと思った。
宮本の熱量が凄いところがこの作品の良いところであるが、凄すぎて逆に入ってこないところが自分にはあった。ドラマ版を見た後だと入ってきやすいのかなと思った。
自分はドラマ版を見ていないが、見た後に映画版を見た方が良いと思った。
真っ直ぐなおバカ
この宮本は、人生が上手くいかない事ばかりである。
ドラマ版は、観たことないのでこの主人公の人物像や周りの人間関係などは、そっちの方が詳しく分かるかもしれない。
この映画では、ある1人の女性の為に直向きで正直な姿が心を打ちました。
ガムシャラっていうイメージがすごい。
所々でシリアスなシーンなのに真っ直ぐなバカさ加減が余計に良かったです!
米粒と飛ばしながら自分の気持ちを語る姿も良かった。
今、何が辛いと思う事があるなら一度この作品を観て観るのもおすすめです!
ここまで真っ直ぐな生き方に憧れました。
総体でいえば「すごい」に尽きるのだが
熱量と怒声について行けない人はいるだろうな、ということで星3つだが、人間が本当は野獣だということを思い出させてくれる。なかなか最近見ない作品。いわば、人間という動物のドキュメンタリー映画みたいな感じ。社会とか制度とかを剥ぎ取ると人間ってこういう風に見えるんだなぁ。
時制がけっこうあっちに行ったりこっちに行ったりで、居場所を見失う可能性がある。でも、構成を考えるとそうなるのかも。
私? もちろん泣き笑いしましたよ。
熱い、ひたすら熱い
原作もドラマ版も大好きで観ていたが劇場版は初めて鑑賞。ドラマ版ではそのキャストのマッチング具合と池松壮亮の熱演(怪演)がグイグイと観る側の心情に食い込んできてなかなかの出来でした。んで劇場版は原作の一番のクライマックスシーンを含む後半戦。何かとインターネット社会における人の繋がりが薄い時代に更にコロナ禍。そんな中で宮本はひたすら暑苦しいまでの人間像をどぎついまでの描いている。脚本も原作に忠実につくられていて違和感なし。池松壮亮に続き蒼井優もキュートで心打つ演技でかつ全裸も厭わず魅せてくれる。真っ直ぐで気の強い年上彼女靖子を演じていますが個人的には原作のイメージより少し優しげ。こんな時代だからこそベタベタな人間模様にストレートな感情をぶつける作品、嫌いでないです。宮本と靖子には幸せになって欲しいなあ。
少しは落ちついて宮本くん
宮本くんが常に叫んでいてので任侠映画かと。
蒼井優と池松壮亮の熱量が大きくて疲れました。他のキャストの方々の味付けが良かったので観られました。
宮本くんの誠実なところは伝わりました。
所々。引くところもあったので★半分です。
30年後の二人を見てみたい。
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