アド・アストラのレビュー・感想・評価
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反面教師
2大スター共演で期待したが、終始静かな展開で眠くなった。結局親に似て家庭を省みない仕事人間のブラピが、宇宙で亡くなったと思われた、自分と母親を捨てた父親ジョーンズに遠く宇宙の果てまで会いに行くと、地球に戻るのは嫌だと自ら死を選ぶ位、やっぱり自分勝手な父親を見て、これじゃいけないと地球に戻ったら、父親を反面教師にしていく生き方にした話。期待ハズレでした。
果てしない宇宙
いつかこういう時代が来るのか、、、月は地球から隣の駅でそこから火星、海王星まで。
ロイの父親は途中から1人になっても(意見の相違があったのか、その辺りがよく理解出来なかった💦)地球外生命体の調査を続けていたようだけど、20年以上(30年近いのかな)閉ざされた空間で通信も絶ち、孤独な状態。普通なら精神崩壊しそう。息子にあの任務を任せるNASAは残酷😰
ブラット・ピットが今回は感情を抑えた役所で、笑顔が見られなかったのが、ファンとしては少し寂しかったかな。ただ何度か睡魔に襲われて、何度か見直した😓つまらなかったという事なのか、、、今まで多くのSFが宇宙人👽や地球外生命体ありきの設定だったことに対して、この映画はロイの父親も結論を出していた様に地球外生命体はいなかった、としている。そういう点では斬新で、内容もつまらなくはないんだけどなぁ、でも眠くなるという事はつまらないのか、、、堂々巡りだ😅
これは映画館で観ればよかった。壮大な宇宙は大画面のがやっぱりいいに決まっている。後悔😔
トム・クルーズが宇宙ステーションで撮影を考えているそうだけど、実現出来たらすごいですね🛰
ベンソンアリゾナ
シリアスなドラマだがアクロバチックでもある。月面ではマッドマックスのようなバギー戦を生き延び、宇宙空間を慣性で泳いでくる。
ゼログラビティで主人公がコワルスキー(ジョージクルーニー)の幻影を見る楽しいシーンがあるが、あれを地でいく遊泳をやってのけるばかりではなく、羽目板を盾代わりにして、宇宙塵を突っ切って、母艦ケフェウスへ戻ってくる。
父子の心象へ比重を置くような気がしていると、マントヒヒが襲ってきたり、船を乗っ取ったり──不釣り合いなアクションシーンが出てくる。
慣性航行前に羽目板を外したときは、もしやここでベンソンアリゾナがかかるのか──とさえ思った。
雰囲気に凸凹があり、印象が収まらない。
この監督の特徴だが──といってもThe Immigrant(2013)とThe Lost City of Z(2016)しか見たことはないが──とても良さげで、いい感じなんだが、今ひとつ佳作には至らない──という映画を撮るひとだと思う。
そのバランスがむしろすごい。
IMDBで7には至らず、でも7に届きそうな映画を撮る。
ジョンヒューズのUncle Buckで、Buck伯父が姪にボールをピンに近づけるという競技だったら優勝できると言ったのを覚えているが、あれである。
実績ある監督なので、予算も潤沢である。ゆえに飛躍した未来ではなく、テクノロジー進捗の延長上にあるような──より現実的な未来を見ることができる。それが船内やハイテク機器によく表れている。だが、かなり雰囲気で落とそうとしている気配がある。テラハに山ちゃんが「こいつ、なんか雰囲気で落とそうとしてねえか」と評する男子が出てくることがあるが、この映画もそれを感じる、とは言い過ぎかもしれないが、すくなからずブラッドピットの表情と演技力に委ね過ぎの感があった。
面白く無い
キアヌ・リーブスの「地球が静止する日」以来の駄作だった。
話の本筋だけでは尺が持たないからか、何か波乱や陰謀を期待させるエピソードを入れてくるんだが、それが揃いもそろって肩すかし。全く、本筋に絡まない。
描きたいものがSFとは違うとはいえ、SFとして表現しているのにSF設定がいい加減すぎるから、SFを期待した層はガッカリ。かと言って、本筋も面白く無いから苦痛の二時間。
直接殺したワケでは無いとは言え、自分の命令違反が原因でクルーを死なせた主人公が帰還が特にお咎めも無いようなのは、如何にも主人公だけが大事なハリウッド映画と言う感じ。
絶望する勇気
月へのフライトシーンや衣装がリアルで面白かった。近い未来、本当にこんな感じになるんじゃないかしら⁈
ふさぎ込んだ内向的な主人公。ブラピの「静」の演技に惚れ惚れ。
静と動の映像のリズム感が実に心地良かった。
さて。
困難を克服して栄光を獲得する物語はもう卒業しようよ、というメッセージを感じ取った。
最も優秀な宇宙飛行士であり、理想のために仕事を全うしようとする父を誇りに思う気持ちと、自分の欲望を優先させ妻と息子を不幸にした父を恨む感情が交錯する。
「本当に父親に会いたいのだろうか。」
しかし、火星での通信で、自分の素直な気持ち(父への憐憫)が発露する。そして宇宙軍の本当の目的が明らかになり、憧れの英雄である父を助け地球に連れて帰りたいと欲するようになる。
ところが父は清らかな英雄ではなかった。更にロイ自身も自らの欲望の実現のためにクルーたちを死なせている。
このあたりの描き方が素晴らしい。
過去の栄光や夢を取り戻すために暴力を行使することは虚しいだけだ‼︎
アメリカはもはや英雄ではない。一度ちゃんと絶望した方がいい。
その先にしか一条の希望は見出せないのだから。
「先の事はわからない。でも心配はしない。身近な人に心を委ね、苦労を分かち合う。そして、いたわり合う。私は生き、愛する。」
良い親ではなかったのに、息子が自分と同じ道を歩んでいることを知った父。息子が本当の自分の人生を生きるために、親は潔く子どもと離れなければいけないよね。
そしてロイは父とは違う道を歩み出した。
…ブラピの瞳が悲しく、同時に希望も感じた。
駄作以上、凡作未満
壮大な舞台、映像の割に話運びは内面的で、取ってつけたようなアクションシーンも作品に魅力を付加する要素として、有効に機能していない。
かといって、登場人物の心情の描写やストーリーのテーマ性のみに特化しているわけでもなく、読解しようとすると底の浅さが透けて見えてきてしまう。
例を挙げるなら、16年間結果の出ない探査を続け部下を殺害した父親。英雄の父親に捨てられ、人間嫌いとなった主人公。監視役の父親の元同僚や、父親に家族を殺害された女性。キャラクターそれぞれに魅力的な設定が揃っているにも関わらず、彼らの出番はそれぞれ雑に処理され、バックグラウンドに対する説得力、キャラクターとしての深みが用意されておらず話は凡庸な結論で終わっている。
目立った欠点は無いのだが、ハイカルチャーとしての要素とポピュリズム、どちらも両立しようとして足を引っ張り合いどこを見ても中途半端な作品となってしまった。
個人的には不必要なアクションシーンを削り、地味で暗くても話とキャラ造形に深みを用意してくれれば好ましいSF作品となったのではないかと思う、惜しい。
孤独とは
多分、宇宙の映画って観ると、すごくつまらないのかも。
もちろん私もそう思って観ていた。
どの人が敵で、どの人が本当のことを言って。
それも分からない葛藤
冷静さを大事にしていた主人公。ただ何の為に?
遠い彼方で父に出会うまで、本当の孤独を知り、
人と触れ合う感覚の大切さなどを感じた。
一方父は探究心に想いを寄せ、孤独に慣れ、
人の優しさに怖さも感じたのかも。一人になることを選ぶシーンは切なかった。
遠い未来、難題に目を向け過ぎると、
一番近くにある大切なものを見失うよ。
って言われた気がした。
何でもやりすぎは良くないのだ。
一番近くばかり見ても、遠くばかりを見ても自己本意になりやすい。
人生観とかを考えさせる映画だったな。
今の私が観たからこそ、何か感じるものがあったのかも。
んっ? 何がいいたい? て感じで、観てた。 お父さんを迎えに行くん...
んっ?
何がいいたい?
て感じで、観てた。
お父さんを迎えに行くんだ。
でもお父さんはもう帰ることは拒否する。
悲しい。
いつか来るだろう、自分の母親との別れの時を感じた。
喪失感。
家族がほしいな。
新しい家族。
増やしたいな。
この映画、あんまりピンとこんな。と思ったけど、親の喪失感を味わったのは当たりだった。
学生の実験映画?
物語は地球を襲う電磁嵐の危機を生命体探査の途中で消息を絶った宇宙船の船長の所業と結び付け息子を餌に船長を誘き出そうという訳の分からない宇宙軍の秘密作戦の顛末を描くのだが例によって宇宙時間だから一向に話が進まない。退屈しのぎのエピソードも陳腐、エイリアンの仕業かと匂わせて正体は凶暴化した実験用のマントヒヒとは笑止千万、数少ないアクション・シーンもMADMAX風で月面の山賊襲来のプアなカート・チェイス、無重力漂流はゼロ・グラビティの迫力には程遠い。既視感満載なのだがちょっと外しているのは言い逃れか。
飽きさせないように観客にストレスを加える手法なのか、主人公は常に司令部の監視下に置かれ必然性のない心理診断がやたら割り込んでくるのも鬱陶しい。さんざん引き延ばした挙句拍子抜けの結末、磁気嵐は故意ではなく宇宙船の原子炉のメルトダウンだというがそんなレベルで反物質が生成されるわけもないだろう、たかだか海王星あたりで地球外生命体の存否を決めつけるのは早計だろう。英雄と言われた父親も研究に魂を奪われた狂人もどき、あえて分かりにくくすることで深遠さを出したかったのだろう、アド・アストラとはラテン語で「星の彼方へ」だそうだが知性の無い連中ほどインテリを気取りたがるものだ、最後まで来てやっぱり地球が一番、愛する人と再会し普通の生活の尊さを悟るオチには唖然、まわりまわって宇宙探査の全否定なら時間を返してと言いたくもなる。総じて作り手の独りよがり、学生の実験映画のレベルを脱していない愚作に思えた。
悪い意味で予想外
宇宙系の映画を観たくて、レンタルDVDにて鑑賞。
前評判が低いことは知っていたが、評判通りの印象。
父を探す宇宙の旅だが、結局この作品の伝えたいことが分からなかった。
サージを止めることを目的とするなら成功だし、父を助けることなら失敗。
私の理解力の低さが原因なのだろうか?
「感動」のちから、、、
ブラピーのファンです。 演技力はあんまり評価されてない気もする(イケメンだから?)。 でもまさか、宇宙飛行士の役は向いていないだろう、、、っと思ったら、めっちゃ誤算だった。
特に、父親を演じるトミー・リー・ジョーンズとの1シーンの感動感がハンパなかった。 グッときた。
宇宙でのアクションシーンも見事に描かれたある(たぶん)。 音が立たない宇宙の中でもインパクトはすごかった。
映画館で見た方が良いと思うが、それ以上にいい映画だ。
退屈だった。
ブラピが行方不明の父を探しに冥王星まで行く話。
要は宇宙を舞台にした自分探しというか、父殺しというか、ブラピの心の変化を描くだけの物語なので、スケールが大きいようで小さい。それ、宇宙じゃなきゃだめ?って感じ。
クライマックスもさほど盛り上がらず、全体的にブラピのモノローグで進行していくので、正直観ていて退屈だった。
好きな人は好きなのかもしれないけど、個人的には合わない作品だったかな。
すごい映像をみよう
物凄い潤沢な予算と、暑苦しいほどの情熱と、シンプルな脚本が集まるとこうなりますの典型。
と言いたい作品。
とにかく魅せる。
こんなロケット発射の撮り方を今まで観たことないし、そんなこと出来るんだ!のビックリもあるし、
おいおい海王星かよとか、
月はもうフツーに暮らせるんだとか、
火星もありですかとか、
そういったところは楽しめたけれど、
如何せん、脚本がシンプル過ぎて、こんな壮大なスペクタクルに、
そんな安直な動機なの?!とか、
それで良いんですか?とか、終始突っ込みどころ満載でした。
ブラピはワンハリとがらりと雰囲気を変えているので、
違和感なく観られたけれど、
トミー・リー・ジョーンズはもはや、
缶コーヒーのCMのせいで、
なにをやってもホントは宇宙人なんでしょと疑いたくなる始末w
凄い映像が観たければこの作品はとても良いと思う。
(奇しくも見終わった直後にHB2をJAXAが飛ばしたので、リアルの方が玩具っぽく見えた)
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