天気の子のレビュー・感想・評価
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見てる間ずっと感じるこのちぐはぐさはなんだろう。夜の街、不法就労、...
見てる間ずっと感じるこのちぐはぐさはなんだろう。夜の街、不法就労、、、新宿界隈の現実世界を背景にしてるのに、家出少年や親なし姉弟をはじめとした社会的弱者が都会でめげずに生きていくという状況にリアル感がない。健全すぎるキャラクタのせいなのか、素人っぽい声のせいなのか、アニメテンプレートにはまらないようにという努力が裏目にでてるような気も。そもそも家出の動機が漠然としてない?異常気象と天気の巫女なる壮大なテーマにしては、ストーリーも単純で回収少なめ。期待が大きかった分ぐっちーになるけど、「君の名は。」の大成功後のプレッシャーにめげずヒットさせた日経ビジネス力はリスペクトに値する。
違和感
街並みは凄くリアルなのに、(主要)登場人物の内面はイマイチ現実味に欠ける気がします。
もし街並みや世界観がファンタジーなら、受け入れられるかもしれません。
→ファンタジー要素を入れたら、天空の城ラピュタっぽい話になりそう。
現実と非現実の比率が、ちょっと中途半端だったのかも。もう少しどちらかに寄っていたら…と思います。
眩しかった。
演出とか展開は「君の名は」のテンプレのように
感じたけど、楽しく観れた。
台詞やストーリーの盛り上げ方、語りの入りや
音楽のかかり方は「君の名は」で観たよこれ!
と何度も突っ込めたけど、
キャラが生き生きしてて魅力的だったし、
16歳の自分がこうと信じたら疑わない真っ直ぐな力が
おじさんには眩しく感じました。
大人になった僕には、そこに行ってもどうにもならんよ。
どうなるか分からないじゃん。ってところを
そこに行ったら変わる筈なんだ!と100%信じて走る
主人公に10代の自分が重なったりもした。
自分さえ自分と好きな人さえ良ければ良いというラストも
10代らしくて良いんじゃないかと思う。
だけど、おじさんになった自分は刑事と一緒で「うぜぇ!」
とも思ってしまった。
小栗旬さんは演技も上手いのね。
キャラは良かったけど、もうこの演出はお腹いっぱい。
次回作でどうなるのか?
同じなのか引き出しがあるのか、やはり注目です。
主人公の選択がもたらすものの違い
前作「君の名は。」の記録的大ヒットの後とあって、今度はどんな作品が見られるのかという期待と、あの非現実的とさえいえるほどのヒット作を上回ることができるのかという不安とがぼくの中にはあった。
結果は、本当に驚かされたいい映画だった。
少年が少女と出会い、救われ、彼女を守り助けるために一人戦い、最後に少女を救う。
その大筋は「君の名は。」と同じに感じるかも知れない。
けれどこの二つの作品には大きな違いがあった。
前作君の名は。では、主人公瀧がヒロインの三葉を救うことがそのまま糸守という町を救う事とつながる。
彼らの行動は全ての人を救い、全ての人から感謝され、称賛される。
二人は数年の時を経て運命的に再会し、幸せに結ばれる予感を残して観客から祝福されて幕が下りる。
しかし今作はそうではない。
天気が狂い雨が降り続く世界で主人公帆高はヒロイン陽菜と出会う。
祈るだけで天気を晴れにできる陽菜は「天気の巫女」であり、やがて彼女は世界を晴れにすることと引き換えに生贄となって消える。
その運命にあらがって帆高は陽菜を救い出し、それによって世界は再び雨に沈んでいく。
彼らの行動は、他の誰にも利益をもたらさないどころか不利益でしかないのだ。
それでも、たとえ世界を敵に回しても、自分の一番守りたいものを守ったっていいんじゃないのか?
これこそがこの映画のテーマだ。
我々人間は社会的な生き物だ。
常に一定の我慢を要求され、公共の福祉に利することを求められる。
隣にならえの風潮強い我が国では特に、「同調圧力」という言葉に表されるように、時として自分の願望よりも大勢の利益を優先することが美徳とされる。
そんな社会や風潮に対して、ノーを貫いたっていいじゃないか、と呼びかけるのがこの作品だ。
彼らの行動で世界はなにもよくならない。
それでも主人公は最後に叫ぶ。
「ボクは選んだんだ。あの人を、この世界を、ここで生きていくことを」
世界の全てを敵にしても貫きたい、守りたい大切なもの。
そのかわり、自分の選択の結果に責任をおわなければならないこと。
そういうことをこの映画から感じ取った。
エンターテイメントとして、見せ物としてはもしかしたら君の名は。のほうが面白いかも知れない。
けれど、社会に対する挑戦的なメッセージ性という意味で、最高傑作の一つに数えられるべき名作であると僕は感じる。
新海監督らしさが少し消えた?
新海監督の作品は全て見てます。
個人的には新海監督の背景の書き方が変化していると感じた。
例えば過去作品の言の葉の庭、雨シーンが多いのだが現実なら淀んで見えるであろう風景が公園の緑が強調され新海マジックで美しい世界観に仕上がっていた。
どの色と光を強調することで美しい景色になるのかというところをあのときはうまく抑えていたと思う。
しかし今回は作画が綺麗なだけに感じた。色々と手を加えすぎた感が迷走しているようにも感じそこは残念に思えた。
東京の夜景のシーンや空の背景や家の背景は素晴らしいが、
CGを取り入れすぎてるところは新海らしさを消してると個人的に思う。
魚のシーンは違和感を感じた。
話の内容についてだが、
元々新海誠は話作りに癖のあるパターンが多く(秒速が良い例)それが逆に視聴回数を重ねる毎に良い作品に変化する不思議な監督だった。
君の名は万人受けしたが今回は新海節が濃く好みは非常に分かれると思う。
話が進むにつれて主人公が好きになれない人もいるだろう。
しかし個人的に君の名はよりに今回の話は好きでした。
全てがハッピーエンドとは言えず、主人公が理想の世界観を周囲に押し付けた身勝手な選択は若く残酷で罪深い。
警察から逃げ切ったときヒロインと弟と三人笑って流しているのは若いなぁと大人目線で少しゾッとした。
彼らはあれだけ生活に困窮しているのに何も学ばない。
唯一の救いは主人公を取り囲む須賀や夏美初め良き大人に恵まれていたということ。
自分の立場を犠牲にしてでも立ち向かってくれる大人に出会えるなんてなかなかない。
終盤、主人公とヒロインが道を踏み外さなかったのはそこが大きいのではないだろうか?
あと、少し中盤雨のシーンが多く少し眠くなった。少しサクサク進んでもいいんじゃないかと思うシーンもちらほら。
スポンサーが沢山ついて嬉しい限りだ新海監督らしさを貫き通して作品づくりをしてほしい。
例えば朝、窓の外が晴れているだけで元気になれてしまう
映画「天気の子」(新海誠監督)から。
映画「君の名は。」と比較しているレビュアーが多いが、
私は、映画「言の葉の庭」と似ているな、と感じた。
こんなフレーズがある。「人の心って不思議だ。
例えば朝、窓の外が晴れているだけで元気になれてしまう。
空が青いだけで生きていてよかったって思えたり
隣にいる誰かをもっと愛おしく思えたりする。
雨ばかりの東京では皆が様々な理由で晴れを求めていた」
「言の葉の庭」では、雨の日にだけ会える設定なので
「夜眠る前、朝目を開く瞬間、気付けば雨を祈ってる」
同じ雨なのに、止んで欲しい、降って欲しい、と思う人がいる。
この対比が絶妙で、雨の描写も似ている、と感じた。
取材で訪ねたお寺の住職さんの一言、
「そもそも、天気とは、天の気分、
人の都合など構わず正常も異常も計れん」
「天気にとっては異常気象なんて知らん」ってことなんだろうな、
それにしても、この一言は、説得力があったな。
映像が
めっっっちゃ綺麗!
映画館で観たいなって思った!!
登場人物に感情移入出来るし
主人公頑張れ!
って素直に思える^^
ストーリー展開も
君の名は
っぽくて飽きることなく
最後まで楽しめたし
瀧と三葉にも会えたし♫
世界を変えた
っていうセリフも
良かったなって思う。
元に戻したのか歪めたのか
どちらも違うし
どちらも正しい
3年経っても
雨が降り続けて
海に沈んでしまった中でも
人は生きていけるから
素晴らしいね。
最後はハッピーエンド!
幸せな気持ちになりました^^
新海誠の作りたいものとファンが見たいもの
画面の美しさと演出の素晴らしさはさすが新海誠と言ったところ。ただ、『星を追う子ども』を見たときと同じような感想になりますが、「新海誠がエンタメな作品を作ろうとするとやっぱこうなるんだ」という思い。
監督本人は『君の名は。』だったり『天気の子』のようなエンターテインメントでファンタジーな物語でハッピーエンドな映画を作りたい(あるいはハッピーエンドの方がウケが良いのでお金を出してる人が新海誠の作風でそういう映画を作らせたい)のだと思うのですが、新海誠監督にはやっぱ拗れてて欲しいですよね。
ファンの一人としては『秒速』の方向性で行ってくれ、『言の葉の庭』は良かったぞ、といったお気持ちです。作品を通してやりたいことは分かるんですけどね…私もオタクなので…。穂高と須田さんの対比とかそういうこと、アニメ監督だったらやりたくなるよね……。
新海流ニューシネマ
拳銃や逃亡、権力、「傷だらけの天使」のビルの屋上に建つ神社など、いわゆるニューシネマ的なモチーフを引用し、これまでの深海作品同様“セカイ系”的展開は残しつつ、物語的成長を感じる作品。
設定や後日談に思うところがないじゃないけど、個人的には前作「君の名は。」より乗りやすかったし好きかな。
良い作品
君の名はと対になってる作品なのかなと思いました
ファンを裏切ってやろうと意図が伝わってきてすごくいい意味で裏切られました
ラストも自分でもよく分かっていないのですが詩的な印象を受けてあそこで一気に好きな作品になりました
後、これは主人公とヒロインは君の名はと違って結ばれていないだろうなって
陽菜は人柱の役割を放棄(笑)
天気を治す人柱たる陽菜が、最後は自分の人生を優先させるんですよね。穂高に誘導されてそうなった面もあるけど、そこがどうも腑に落ちない。その代償として、東京が水没しています。
穂高と陽菜のハッピーエンドが、それと引き換えに世界が破壊されています。これじゃあ利己的なラブロマンスになってしまいかねない。
穂高に焦点を当てると、もっとそれが言えます。自分の勝手な自我で親元を捨て、故郷を否定し、東京では世界を破滅させてまで、好きな女性と一緒にいたいのです。この映画は見方によっては、穂高の利己主義を描いているのです。
曇天の隙間から太陽が輝く東京は神々しく、またおなじみのバンドによる優しい歌声が、そうしたシナリオを忘れさせてくれますが、それに騙されてはいけません。
君の名は、では、利己的な恋愛が犠牲になり、世界が救われました。その上で、二人が東京で一瞬すれ違い、ハッとした。その後は描かれない、だからこそ、観客は涙したのです。
新海さんはあえて、二つの作品を逆に描いたのかもしれません。
こういうエンドがあってもいいよね
序盤中盤終盤飽きることなく楽しめました
小説版を読んでしまっていたので話の流れはある程度分かってはいましたが、流石の映像美や音の迫力が素晴らしかった。
話の内容については賛否両論あるようですが、窮屈な世界から出たいことや大切な人を取り戻したいという純粋な気持ちにしたがって走る、ある意味若気のいたり的な感覚があり、それでも大丈夫だと信じて行動した結果の良いエンディングだったと私は思います。
終盤のrad等の音楽が少しくどく感じた所はマイナスポイントかな
小説版みなきゃ良かったなぁと後悔
RADWIMPSの曲が良い
DVDを購入したほど、君の名は。が大好きなため、期待し過ぎたのかもしれませんが…君の名は。のあの感じには及ばずという感じでした。
主人公にあまり感情移入出来なかったのが原因かもしれません。
ただ、RADWIMPSの音楽はやっぱりとても良かったです。
不思議な魅力の作品
絶対にリアルでは起こらないだし、めちゃくちゃストーリーにハマるかというとそういうわけでもない。
でも何故か好きな作品。
映像がキレイなことももちろんその一因ではあるが、それだけじゃなくて登場キャラクターであったり、音楽であったり、なんか哀愁というか懐かしさを感じる部分であったり。
複合的な要素で魅力を感じる。
綺麗な雨
新海監督のアニメは写実的で綺麗だけど、この作品は、とにかく雨の表現が凄い。
大雨、小雨、電線から落ちる雨、道路に跳ねる雨、ビニール傘に当たる雨、車の曇ガラスを伝う雨、ありとあらゆる雨が表現されてる。
そこで登場する100%晴れ女。
雨が嘘の様に晴れに変わっていく様もとっても綺麗。
人物の描写とか感情の機微とかが単調なので、個人的にはチョット合わないんだけど、映像が綺麗なので飽きないで見れた。
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