飛べない鳥と優しいキツネ

劇場公開日:

飛べない鳥と優しいキツネ

解説

孤独な女子中学生の恋と友情を描き、人気を博した韓国のウェブ漫画「女子中学生A」を実写映画化。文章を書くことが特技の女子中学生ミレは友だちもなく、寂しい中学生活を送っていた。ゲームが趣味の彼女は「ワンダーリング・ワールド」というゲームを知り、学校にも行かなくていい、暴力をふるう父親もいない、夢のようなゲームの魅了されていく。一方、現実の世界で友だちを作ろうと頑張ってみたものの、あるアクシデントにより心に深い傷を負ってしまったミレ。そんな中、「ワンダーリング・ワールド」配信中止の知らせが届く。茫然自失状態のミレは、ネットで出会った友だちのジェヒに会いに行くが……。「哭声 コクソン」の演技で新人賞を受賞したキム・ファンヒが主人公ミレ役を、K-POPグループ「EXO」のリーダー、スホが友人ジェヒ役を演じる。

2018年製作/114分/韓国
原題または英題:Student A
配給:クロックワークス
劇場公開日:2019年1月19日

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映画レビュー

4.0大人っぽい意匠

2020年7月11日
PCから投稿

原作はWeb漫画とのことで、おそらくターゲットも若い世代だと思われる。共感がじわじわと拡がって映画につながったのだろう──と思った。

素朴な子を起用していて、効果的なファンタジーが挿入される。
善悪を単純化しない。
幸不幸の都合調整がなく、安易な救いに走らない。
シビアだが、さわやかな後味がある。
さながらEigth Gradeのようだった。

俳優は一般庶民を演じてもショービスな背景が見えるものだが、この主人公には、無垢を感じた。たんなる主観、あるいは新鮮だから──なのかもしれないが、素の感じが、ほかにいないほど顕著に出ている。

転じてこんな子を、探して、見分ける慧眼やマネジメントに底力を感じた。なんていうか、一事が万事である。近年の韓国映画の好調と、新人の発掘、俳優の多様性はつながっていない──はずがない。

また追尾の撮影がうまい。
少女が歩いている。
ただそれだけを爽快に撮っている。随時そのフォロー/トラッキングショットがあらわれ、過酷な現実や悲哀が、相殺される。
ファンタジーの挿入と洗練された撮影によって、悲劇を悲劇的にしない軽妙があった。

主人公は少女だが、映画にはそこはかとない大人度がある。
すなわち作品の共感は同世代に拡がったものだが、映画の意匠はEigth Gradeのような広汎な見応えを持っている。

日本にもよくある、ありがちな映画のそとづらと内容を持っていながら、ペーソスはありがちな映画にはない。
いじめを主題にして、この滋味へ持っていくことが、きょうびの日本映画にできるとは思えない。

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津次郎

5.0可愛い、萌え、感動

2019年10月29日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

幸せ

萌える

主人公のミレが可愛い!
素朴でリアルな女子中学生感がすごいです。
物語の構成もしっかりしてて、最後まで楽しめました。
二人の交流が微笑ましくてたまりません。

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楡

3.5成長なのか?

2019年2月15日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館
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emp

4.0関係性の変化が凄い

2019年2月2日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
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Scott

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