Fukushima 50のレビュー・感想・評価
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ライト層のきっかけには充分
大前提として、
テーマがテーマだけに、
観る人の考え方によって印象が大きく変わる映画だと思いました。
ヒーロー物語的な印象は否めません。
映画ですから。
現場は団結して決死の戦い、
官邸は無能でマヌケ、
本店はいちいち邪魔、
徹底して、そんな描き方です。
勿論、原発で戦った方々が命をかけたことは事実であり、恐ろしい。私にすれば頭が下がるばかりです。
これがどう、ではなく、
この映画をきっかけに、
原発社会や原発に従事している人間に
考えを巡らせるきっかけになればいいのではないでしょうか。
現に、この映画を観てから、
原発事故関連の本を3冊は読みました。
コロナ禍でなければ、もっとたくさんの人が観る作品だったはず。
事故のことを少しずつ忘れてきている
福島の原発事故を基に作られた映画。
これを書いているのは21年3月4日だ。
事故が起きたのは11年の3月11日。
もうすぐ事故から10年が経つのかと思うと、月日の早さに驚く。
今現在も完全に収束していないのだ。
とんでもない事故だったのだと改めて思う。
最初から最後まで息苦しい映画だった。
生死を分ける選択の連続なのだ。
原発作業員の人の気持ちになると可哀想でならない。
作業員たちが命をかけて、原発を抑えようとする姿には感動した。
現場の蔑ろにした上からの指示にはイライラする。
総理が来た時には「はぁ? 来んなよ」と、吉田所長と一緒の気持ちだった。
ヘリコプターで原発を冷やすために水をかける。
原発の規模を考えれば、微々たるものだ。
事故の当時、自分はテレビで見ていて「あれは意味があるのかな」と思っていた。でもやるのだからきっと何かしらの効果があるはずだ。
しかし作中での会話から察するに『ない』らしい。
なんでも努力している姿勢を見せるためにやっていたとのこと。
馬鹿らしいと思った。
もうすぐ事故から10年。
記憶から少しずつ事故の記憶がなくなっている。
事故を風化させないために、この映画を多くの人に観てもらいたいと思った。
日本人として見ておきたい作品
知るために見る
総理大臣、一番の悪役映画
東日本大震災の際に福島原発の人たちが必死に戦ったのは分かる。 ただ...
迫真の再現
WOWOWの放送で観賞。
『Fukushima 50』のタイトルが写し出された瞬間から胸にこみ上げるものを感じた。
本編が始まる前に、海外メディアが敬意を込めてこの名で呼んだ人達の崇高な戦いに思いを馳せてしまったのだ。
東日本大震災は、これまで多くの映画やテレビドラマの背景として取り上げられてきたが、本作は原子力発電所の被災事故に対応した人々の姿を背景としてではなく直接的に描いている。
考えてみれば、東電や協力会社のスタッフはサラリーマンに過ぎない。民間人を残して撤収できないと語る自衛隊員もそこにはいたとは思うが、命を危険にさらして責任を全うしようとした人のほとんどはサラリーマンで、その姿に全編を通して涙を禁じえない。
そこには、出演者たちの迫真の熱演と、美術、CG、撮影技術などが結集して成立した圧倒的な再現力があった。
ただ、劇映画としての本作の意義を探ると、レベルの高い「再現ドラマ」に止まったと言わざるをえない。
称えられるべき主要登場人物は実名だったが、政治家は匿名で会社名すら架空のものにしているあたり、事故の根本原因や、対処が最善だったかの検証を試みる意思はなかったようだ。
実際の大惨事だから、実在する当事者やPTSDに苦しんでいる人達を慮らずにはいられないとは思う。が、年末のテレビ特番ではないのだから、もっと人間に食い込むようなドラマがつくれなかったものか。
原作のノンフィクションのタイトルにもなっている吉田昌郎氏(渡辺謙)の葬儀で幕を閉じるなら、平常時の部下や同僚たちとの関係で彼の人となりを見せるなどしてもっと人物に迫る方法があったのではないか。
映画の主人公伊崎利夫氏(佐藤浩市)を彼の家族との美談エピソードでお茶を濁すのではなく、吉田氏との関係性を描いた方が結末が活きてきた気がする。
素晴らしい俳優たちが揃っていただけに、残念だ。
鑑賞中に何度となく溢れた涙は、この映画への称賛よりも、モデルとなった人達への尊敬と感謝の念からくるものだ。
映画の最後に画面に表れる2020復興五輪のテロップを見て、コロナ禍で2021年を迎えて開催すら危ぶまれている今、複雑な思いだ。
観るタイミングは慎重に…
よく映画化出来たなと圧巻
震災10年…
あれからそんなに経つのだろうか。余震が続き、スマホの耳を劈く警報、物資不足、公共CM、異常な事態だった。連日、福島原発が報道され、流言飛語も飛び交った。映画にもあったが、近づけないために、報道される際の原発建物の引きの画が印象深い。何でこんなに対応が遅いのか?、予期していなかったのか?東電や政府は何をやっているんだ?などと思っていた。しかし、この映画はその建物で命懸けで働く人々をうまく描いている。必死の思いで働く部下を守る現場と東電本社、政府のジレンマが物凄く伝わってきた。渡辺謙、佐藤浩市は好演。あの人達がいなかったら、もっと違う事態になっていたかも知れないと思える映画だった。
人知れず、どこかで誰かが闘っている。
日本人なら誰でも記憶にある、福島第1原発の事故。
これはまだ今も終わってない事実だし、海外の人の中では少なからず肥大化して伝わってる部分もあると思う。
しかし政府が、東電が、いかに保身に走ろうと対応が後手にまわっていたとしても、あの時、福島を、日本を守ろうと不眠不休で必死に闘った人達がいるという事は、燦然たる事実だ。その事を知り、感じ取る事ができるというだけでも、この映画にはその価値があると思う。
細かな事を言えば、途中の海外ヘッドラインニュースや、米軍のやりとりなど陳腐な場面は割愛して欲しかった。あれもこれも、と手を拡げるより、ただひたすらに現場で闘う人達の一挙一投足をただ刻々と描いた方が、より現場の緊迫感は出ただろうと思う。
しかし豪華役者陣による個性あるやりとりだけでも観る価値は充分にある。日本人なら誰しもあの時の事を知り、感謝の念を感じる事は、けっして悪く無いんじゃないかと思う。
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