劇場公開日 2020年3月6日

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Fukushima 50のレビュー・感想・評価

全489件中、1~20件目を表示

3.5現場の人間を見つめる作品

2020年3月30日
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鑑賞方法:映画館

この作品を鑑賞する際には、まず作り手がどのポジションから原発事故を描いているのかを確認する必要があるだろう。本作は徹底的に東日本大震災が起きてからの福島原発の現場にフォーカスしている。原発事故が起きる以前にどんな対応や予算が組まれていたのかなど、原子力政策全体を俯瞰して語るポジションを採用していないし、事故当時の官邸側にも立っていない。一本の映画で全てを語ることは不可能だ。だから、この映画は徹底して現場を見つめるという選択をしている。あの現場がどのような混乱の中で、誰がどのような決断を迫られたのか、混沌した状況がよく描かれている。組織のあり方やリーダーの指導力などについても考えさせられる作品だ。
これを観て改めて思うのは、原発が一度制御不能になれば、人間にコントロールするのは難しいのだと言うこと。コントロールできない力を使い続けることを良しとするのか、そういうことを訴えかける作品ではないか。

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杉本穂高

4.0日本人としてずっと対峙し続けなければならない映画

2020年3月27日
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鑑賞方法:映画館

原発問題は何ら収束していない。私が本作と向き合う時、自身が一体どのような感情へいざなわれるのか、恐ろしくさえあった。いちばん避けたいのは、何か安易な感動に涙して、そこで示された着地点に満足してしまうこと。そうなったならばもうおしまいだと思った。自分も。この映画も。ただ本作はそのようなものではなかったと思う。

9年前、TV中継を目にする私は、あそこに命がけの人々がいることを知りながら、頭でその意味を理解するのを避けていたように思う。本作は等身大の人間の行動や感情を突きつけ、同じ血の通った人々が身を投じていたことを改めて伝えてくれる。見ていて怖かったし、結果が分かっているのに震えた。もちろんこれは状況のほんの欠片に過ぎない。他にも様々な立場の方々がいらっしゃるし、本作についても様々な感想や指摘があるはず。我々は今後もできる限り「知りたい」と求め続けねばならない。そう強く感じさせる一作だった。

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牛津厚信

5.0素晴らしい!

2024年8月16日
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2回目。
また さくじよされたので
三度目の正直、
☆☆☆☆☆、満点を献呈します
どこかの誰かさん
ご苦労さまです。

たくさんコメント下さっていた皆さんごめんなさい。

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きりん

3.0「戦い抜いた人々の記録」として重たい一本

2024年8月9日
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鑑賞方法:DVD/BD

<映画のことば>
「全身防護服の遺影か?」
「運転員らしくて、いいじゃないですか。」

東日本大震災に起因する、いわゆる「エフイチ」(福島第一原子力発電所)の事故を描いた作品ということですけれども。

電気を作っているところ(発電所)なのに、そこの電源が喪失してしまうというのは、何やら皮肉な話のようでもありますけれども。結局は「電気を作るためにも、電気が必要」ということになるのでしょう。

いまや官民を問わず、どこのオフィスに行っても、当たり前のように業務には、一人一台体制でパソコン使われていて。
そして、どこのオフィスでも、仕事に必要なデータは、全てパソコンの記憶装置に格納されていることでしょうから、電源喪失でパソコンが使えなければ、仕事にもならないことでしょう。
(充分な能力の自家発電の設備を持っている事業所の方が、むしろ少ないようにも思われます。評論子には。)

日本は資源(エネルギー源)が乏しく、中東諸国のご機嫌伺い(失礼!)をしながら買わなければならない石油に代わる、他国に依存しない「日の丸エネルギー」として、原子力は開発しなければならない技術なのか、それとも(やはり)開けてはいけない「パンドラの箱」なのか。
はたまた、電力需給という公共目的のためには「許された危険」なのか。

福島で作られてはいるが、実は、東京で使われるための電気ということでした。本作によれば。

これまでも、地方は自らの経済を破綻させ、マチを寂(さび)れさせてまで「人」(労働力)を東京に差し出して来たのですけれども。
「地方の悲哀」は、原発事故と、原発事故による直接の被害、そして福島県産の農水産物や福島から避難された方々に対する風評被害にまで現れているのかと思うと、本当に切ない思いがします。

そこまで思いを致すことができた作品として、評論子には、充分な佳作だったと思います。

(追記)
佐藤浩市と並んで主役を張っていた渡辺謙が、印象に残りました。評論子には。
(もちろん、佐藤浩市の影が薄かったという訳では決してありません。)
別作品『沈まぬ太陽』の恩地・国民航空労組執行委員長のように、ストイックな役柄が、今回もハマっていたと思います。

(追記)
原爆症の例があるとおり、放射線障害は今の科学(医学)でも全容が解明されているとは言えません。

それ故に、本作の運転員の方々を始め、当時に作業に当られたエフイチの作業員、消防隊員、自衛隊員の方々の健康に関しては、今(令和6年)でも定期的なモニタリングが行われていることと思いますけれども。

それらの方々に、作業に起因する放射線障害が発現しないことを、祈るような気持ちでいるのは、独り評論子だけではないことと思います。

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talkie

3.0うるさい

2024年7月20日
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単純

渡辺謙がガミガミうるさい。
モデルもそうならば、リーダー失格。黙々と働く部下たちがかわいそう。福島原発事故のセミドキュメンタリーを狙ったならばまあ成功。

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コーヒービート

3.5福島第一原発をモデルにしたパニック映画

2024年3月12日
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鑑賞方法:VOD

佐野史郎さん演じる首相が印象的。
”当時の首相だった菅直人自身は、本作品に関して「周囲の人は、描き方が戯画的だとか色々言ってくれるんですが、そんなに、ひどいとは感じていません。劇映画ですしね」と語り、事実と微妙に違う点はいくつかあるが非常に事故のリアリティがよく出ている映画だと好意的に評価している。(ウィキペディアより)”
渡辺謙さんが演じる吉田所長とフクシマ・フィフティの活躍により、被害を最小限に抑えられて良かった。
水が出なくてトイレが臭いシーンで、ライフラインについて考えさせられた。
ラストの”日本女性の純潔と美の象徴”である桜の映像はハッピーエンドの象徴か、はたまた死の象徴か、あるいは、あらたなる何かの始まりを示唆しているのか、私には理解が及ばず。
佐藤浩市さんと吉岡里穂さんの親子エピソードは、『アルマゲドン』のようになるのかと思ったが違って良かった。
映画の冒頭で「事実に基づく物語」と明記しているが、事実と比較できるほどの知識がないので勉強しようと思った。

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Don-chan

3.0思い出したくはないけど、決して忘れてはいけないあの日

2024年2月12日
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鑑賞方法:VOD

2011年(平成23年)3月11日14時46分
あの出来事が始まった。

仕事場から出ると、外の道路は大勢の人、まるでラッシュ時の駅前の様だった。
都内にいても大変な揺れではあったけど、まだあの時はその後の状況はわからない状態だった。
夜、何とか家に着きテレビを見ると想像を絶する映像に「これは映画か?」あまりにも理解できないほどの映像に頭は混乱していた。そして次から次へ続く余震の中、津波・火災・コンビナートでの爆発などの映像が次々と映され自分の中で全く処理できていなかった。そして福島原発事故のニュースもやっていたが序盤はそこまで緊迫してはいなかった、少なくとも「メルトダウン」という言葉は私が観たメディアでは伝えられてなかった、しかしその報道が間違いだったと知るのはだいぶ後だった。

たまたまガソリン満タンだった車で職場まで行った。その車中のラジオ放送で「もうすでにメルトダウンが起きていてもおかしくありません、このラジオを聴いてる方はなるべく遠くへ避難してください」その信じられない様な内容は関西の大学教授が発していた話だった。テレビ報道では伝えていないメルトダウンという言葉に、昔観た映画「チャイナシンドローム」のことを思い出した。もし本当にメルトダウンしたら福島どころではなく東京も壊滅じゃないか・・・言葉を失った。
真剣に関東から離れる事も考えたが、心の何処かで大丈夫だろうという根拠のない気持ちと共に、何か自分にもできることがあるんではないか?逃げる事より対決する気持ちが湧きわがったのはいわゆるハネムーン期というやつだろうか、職場でも「俺が原発まで行ってくる」という奴まで出てきた。何の手助けにもならないだろうがみんなどこかおかしくなっていたのは間違いない。

そして、地震から数年後
NHKスペシャル 原発メルトダウン 危機の88時間という、福島原発であの当時何が起きていたかを検証したドキュメンタリ、事態が最も深刻化した“88時間”を徹底再現したドラマは衝撃だった、吉田所長役は大杉漣さん。
あのドキュメンタリータッチのドラマよりは若干ドラマ的な作りではあるが、当時の現場のリアルな雰囲気を伝えている貴重な作品。

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菊千代

4.0首相誰だっけ?

2024年2月10日
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福島の住人を含めた事故全体を描くには足りない部分も感じるけれど
あの時、あの現場でどういう状況だったのかだけに焦点をあてて
語り継ぐために必要な映画だと思います

あの時の私は夜中であっても原発に何かあったら
おしまいと思ってテレビの生中継を一晩中つけながら
リビングに布団を敷いて家族でねていました。

映画をみて、佐野史郎さん演じる
この国の首相があまりにもダメな人で実際には誰だっけーー?って考えたけどしばらく思い出せなかったよ。

#枝野寝ろ がトレンド入りしてたよね、、、

社員だから当たり前とは思わない。全ての作業員さんに感謝です。

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猫柴

0.5題材はともかく、映画のできは酷い

2024年2月10日
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まず演技が酷い。役者が下手とかじゃないよ。ともかく上から下まで全員、怒鳴り合ってるだけ。緩急もへったくれもない。それは監督がそう指示しているから。同じく想定外の事故災害対応映画「アポロ13」とかと比べると泣けてくる酷さ。抑えた演技で怒りを表現するくらいの技見せろよマジ泣けるわ。

途中出てくる外国人の要人だのニュースキャスターは、一瞬映るだけでわかる大根演技。無名でいいんだから、せめてうまい奴使えよ。下手くそな福島弁のど下手芸人とか使ってなにやってんのよ。

とまあ、最初から最後までいらいらするだけの映画。そもそも福島の水素爆発は、当時の菅首相が「俺が行くまで何もするな」と厳命し、事前ベントを禁じたから起きた人災だ。その事実に本作も触れてはいるが、「最前線で活躍するかっこいいボクを国民に見せたかった」という総理の動機に斬り込まずに流すだけ。日本の悲劇を題材にするなら、題材に対してのリスペクトは必須。だがその欠片すら感じられない「金儲け」狙いのエクスプロイテーション映画に堕ちたのは、残念という言葉では表現できないほど悔しい。何年後かに甲状腺がん(だったよなたしか)で亡くなった吉田所長を始め、あの事故で何人死んだと思ってんのよ。恥を知れ。

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kenny

3.0知識がないとやや難しいか

2024年1月1日
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プライア

5.0Fukushima50の命懸けの戦い

2023年11月3日
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泣ける

怖い

幸せ

東電や政府が頼りない中でも現場の人達が命懸けで戦う姿にグッときた。
時には仲間で衝突が起きたりなど人間の描写が非常にリアル。
東電の責任が描かれていない云々言う人達がいるが、映画の趣旨が違うので非常にお門違いだと思った。だったらそうゆう政治サスペンス映画を作ったらどうか。

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Jkgfbj

5.0命をかけた人たちがいたことを、忘れてはならない

2023年8月18日
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鑑賞方法:TV地上波

泣ける

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ぽん

3.0原発

2023年7月25日
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鑑賞方法:VOD

当時震災を体験したはずなのに、原発に関しての知識が薄く、分からないことが多々あった。
どうしてこんなに怒り、悲しみ、絶望しながら仕事をしているのか、オーバーアクトに感じてしまった。感情的になったって、覆せない現状が迫りきているのに、誰にも分からないのに、なぜ責めるのか、謝るのか。
応援や協力がない中で、命をかけながら少しの希望のためにできることをやっていく姿勢に感謝する。

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nemo

4.5感動!

2023年6月1日
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ありがとう

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おっさん

4.0未曽有の危機に命をかけて立ち向かった人々の物語

2023年4月18日
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鑑賞方法:VOD

泣ける

怖い

知的

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焼肉定食

4.5国民が知っておくべき事実

2023年3月30日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

怖い

この映画は、東日本大震災を知る日本人であれば見ておくべき作品と言ってもいいかもしれません。

家族を、故郷を、そして日本を守り抜いた現場の勇気ある作業員たち。
今の「日常」があるのは間違いなく彼らのおかげです。

あの日あの時、福島で何が起きていたのか。

政府の無能さに反発し、冗談抜きで日本壊滅かという危機的状況に自らの命をかけて立ち向かってくれた人たち。
私は心の底から感謝の気持ちしかありません。

彼らが守ったこの故郷で、この日本で、一日一日を大切に生きていきましょう。

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びぃあぃじぃ

4.0タイトルなし

2023年3月29日
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鑑賞方法:VOD

 佐藤浩一、やっぱいい。
 思ったよりよかった。
 キャスト、豪華。そして、本当に危なかったニ号の危機は、日本全国では共有されてなかった感。
 福島に久々に来る電車の中と、ホテルで続きを見た。

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えみり

4.0破綻無き大作。

2023年1月29日
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鑑賞方法:TV地上波

名優揃い踏み。これだけの俳優を揃えて良く纏め上げてある‼️素直に感動。それにしても渡辺謙が凄すぎる‼️当時の東電現場の凄まじさが良く伝わってくる。

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mark108hello

5.0あの日起こった事実とは

2023年1月20日
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泣ける

怖い

知的

アンビリーバボーな壮絶さがそこに。あの日闘っていた職員たちは…。各々に守るべきものがあって。逃げる選択肢を捨てて。仕事の範疇を優に。分かる展開があるから余計に辛い。それを届ける勇気。それを受け止める怖さ。全員が固唾を呑む。あなたの身に起こるのは明日かもしれないと。

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るいまーる

2.0本事故で唯一美談化できる部分の作品

2022年12月1日
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悲しい

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とこな