マグダラのマリア

解説

新約聖書に登場する聖女マグダラのマリアを主人公に描いた伝記ドラマ。「キャロル」のルーニー・マーラがマグダラのマリア、「ザ・マスター」のホアキン・フェニックスがイエス・キリストを演じた。イスラエル北部の町マグダラで暮らすマリアは、男性原理に支配された社会で苦しい思いをしながら生きていた。そんなある日、イエス・キリストに出会い彼の起こす奇跡を目の当たりにしたマリアは、神に仕えることを決意。家族のもとを離れ、イエスや使徒たちとともに神の教えを伝えながら旅を続ける。やがて死者をよみがえらせたイエスは、救世主として民衆から崇められるようになるが……。共演に「それでも夜は明ける」のキウェテル・イジョフォー、「預言者」のタハール・ラヒム。監督は「LION ライオン 25年目のただいま」のガース・デイビス。

2018年製作/120分/イギリス・アメリカ・オーストラリア合作
原題または英題:Mary Magdalene

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映画レビュー

3.0真面目な映画でした。

2023年7月2日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

至極まともなキリスト教映画でした。この映画の主眼はマグダラのマリアがイエスととも歩み始めるまでの半生なのですが、その部分は史実としては大して面白くもない(すみません)。その後は一気に畳みかけた脚本で、受難のシーンはわずかで、えっもうそこまで展開しちゃう?って感じ。まあそこを見せたい映画じゃないんでしょうが....  キリスト者が観るともっと違う印象なんでしょうね。
マリアが娼婦だったというのは長い間(1,400年以上)の誤解で、ごく近年正統な使徒として認められたという説明が最後につく。これは勉強になりました。
ユダが優柔不断でナイーブな青年だったところが面白い。ペテロがちょっと頑迷で偏見があるところも、らしくていい。
イスラエルの風景は素晴らしくきれいだった。
適切な印象ワードがない。悲しくも切なくもないしかっこよくもない。

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arlecchino

4.02000年もの間罪深き娼婦と呼ばれ 聖女と認められたのは つい最近...

2020年8月7日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

2000年もの間罪深き娼婦と呼ばれ
聖女と認められたのは
つい最近。2016年のこと。
1945年エジプトで見つかった福音書から
イエスの妻とも言われている
聖女マグダラのマリアを描いた
伝道ロードムービー
.
罪深き人のイメージで観始めましたが
マリアがイエスを視る眼には
愛がありました
マリアの人間性が表れていて
この映画ではマリアを
イエスに使徒として付き添った女性
イエスの死と復活を見届けた証人として
描かれています
.
裏切り者ユダの
イエスの力を信じるがゆえの行動など
歴史上の人物に対する思い込みも
作り手によって見方が変わること
考えなら興味深く鑑賞しました
.
.
体型が
イメージと違うと感じたのも最初だけ
ホアキンがイエスに見えた✝️

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lily

2.5現代の話の方が興味深い

2020年7月26日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

キリスト(ホアキン・フェニックス)の使徒のひとり、マグダラのマリア(ルーニー・マーラ)が主役のキリスト教映画。
結婚させられそうになるが断固拒否したため、悪霊憑きと思われたりしたが、キリストと出会って信仰の世界で生きることに。
マグダラのマリアがイエスの使徒として認められたのが2007年というから驚く。

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いやよセブン

3.5【”マグダラのマリア”を”多少の脚色”を含めて描いた作品。ルーニー・マーラの肌の白さ、無垢な美しさは素晴らしい。】

2020年7月25日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

悲しい

知的

幸せ

ー”マグダラのマリア” 古来からその存在に対し様々な解釈がされてきた女性。”罪深い女”であったり、”使徒たちと対等の立場で、イエスの死と復活の場に居合わせた聖女。-

 ・今作では、マグダラのマリアをルーニー・マーラが演じているので、聖女として描かれている。

 ・イエスはホアキン・フェニックスが演じているので、”少し誤解をしてしまいそう”な感もある。

■ストーリーとしては、マグダラに住んでいたマリアがイエスと、使徒一行と出会い、イエスから洗礼をされることにより、彼らとともに旅に出る姿が描かれる。
 だが、使徒同士の関係性や、イエスとの関係性も上手く描かれているとは言えない。
 又、イエスが起こす奇蹟も、あっさりと描かれているし(盲目の人の視力回復、死人を蘇生させるシーン)、ユダの行動ももう少し丁寧に描いて欲しかった。

<折角のキャスティングであるのだから、もう少し長尺で使徒も含めて、それぞれの思想の背景を描いたほうが分かりやすかったのでは、と思ってしまった作品。
 それにしても、ホアキン・フェニックスはもう少し痩せていたら、イエス!と思ってしまうかなあ・・。あの風貌は・・。>

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NOBU