クロガラス2

1に続いて鑑賞しましたが、普通の深夜ドラマという感じで前作の方が断然良いと思います。プチエンジェルや「肉体の門」の要素があり、千鶴が公務員を標的にする事を最上としケツモチも兼ねているのが良かったですが、前作の後だと全体的に物足りないです。3で盛り返して欲しいです。変態教師は印象的でした。

人の恨みを買うようなことをしてると必ず自分に帰ってくる。また、恨みの種は自分で気付かないうちに撒いてるかもね。

ストーリー自体はそこそこ面白い。けどやっぱりメインの3人は演技が微妙だったなー。今回の依頼人の二人は中々良い演技してたと思います。特に美音の化けの皮が剥がれてからの演技が良かった。
唯一のアクションシーンの小林戦はすっごい微妙。二人共何の迫力もないし、キレがない。小林はただの変態じゃないとこ見せてよ。普通に雑魚じゃん。

最後の方の病院のベッドでのシーンだけど、あそこで笑顔でるかね普通。勝手な大人に対する反骨心湧かないの？信頼できんの？お互いに不倫相手にフラれただけかもよ？
とか無粋な事を思ってしまう。

《クロガラス1》はホスト業界の面白さでもったから、途中の展開でもたつくことがなかったのね。
今回は援交の話で、裏話もないから、そこがもたなかったな。

ラストに向けてはドンデン返しの連続だけど「多分、黒幕はコイツだよね」と思って観てたから、あんまり意外性もないかな。

それで、援交やってる女の子に同情する要素がほとんどないね。それ、自業自得でしょって感じだったし。

最後はお父さん、お母さんからメールが入って「全部失ったみたいに見えるけど、一番欲しかったものだけ手に入れたんだ」ってラストにしてるけど、どうなんだろう。「今さら、遅いんだよ！」とキレても良いタイミングだよね。

でも淡々と演技する解決屋の三人を使って、ここまで作品を仕上げてくるのは見事だと思う。

JKCという援交という名の売春、及び、美人局グループのリーダーがチンピラに500万円を要求されて相談に来たことから巻き起こる話。

好き勝手やって裏のお仕事に手を出したらそりゃあねぇ…と思ったがチンピラ程度の話であれれ？

そこからどう話が拡がるのかと思いきや、危険度と規模は小さくなったけど、陰湿で嫌悪感は高まってなかなか面白かった。

色々とツッコミ処は満載だけど時間的にも内容的にもそれはそれということで。