パリの恋人たち

劇場公開日:

パリの恋人たち

解説・あらすじ

フランスの名匠フィリップ・ガレルの息子で、「ドリーマーズ」「グッバイ・ゴダール!」などの俳優ルイ・ガレルが監督・主演を務め、パリを舞台に1人の男と2人の女が織り成す不器用な恋の行方を描いたラブストーリー。ジャーナリストの青年アベルは、3年間同棲した恋人マリアンヌから妊娠を告げられる。しかし子どもの父親は友人ポールで、アベルとマリアンヌは別れることに。数年後、アベルはポールの告別式でマリアンヌと再会するが、ポールの妹イヴからも思いを告白され、2人の女性の間で揺れ動く。実生活でもルイのパートナーであるレティシア・カスタがマリアンヌ、「プラネタリウム」のリリー=ローズ・デップがイヴを演じる。第66回サンセバスチャン国際映画祭で脚本賞を受賞。2018年・第31回東京国際映画祭「ワールド・フォーカス」部門で、「ある誠実な男」のタイトルで上映。

2018年製作/75分/PG12/フランス
原題または英題:L'homme fidele
配給:サンリス
劇場公開日:2019年12月13日

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(C)2018 Why Not Productions

映画レビュー

4.0“貞節な男(原題)”をめぐるブラックコメディ

2020年1月26日
PCから投稿

邦題やポスターから受けた印象とはずいぶんと違う、あっけらかんとした喜劇だった。とはいえ、フランスのコメディに多いバカ映画ではなく、巧みにミステリーも絡めながら、人間の裏表をさらりと描き出す。どこまでが監督・主演のルイ・ガレルの持ち味なのかはわからないが、フランスらしい恋愛至上主義のラブコメであり、ウディ・アレンにも通じるダメ男映画でもある。そして、ガレルを右に左に翻弄するのが、レティシア・カスタとリリー・ローズ・デップという世代の異なる女優たち。誰もが身勝手な中で、女性たちの方が一枚上手という図式は使い古されたクリシェのようだが、女も男も同じようにバカっぽく、同時に繊細さも描かれていて好感が持てる。混雑していた客席はあまり笑いで沸かなかったが、みんなで笑う雰囲気で観ると楽しさも倍増する気がする。

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村山章

2.0フランスのラブストーリー

2025年6月11日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

フランス流大人のラブストーリーとあったので視聴したが、男も女も身勝手でないものねだりでオモチャを欲しがる子供のようだった。マリアンヌが二股かけていた時期に妊娠して、二人の男性を同じくらい愛していたからと、父親をコインで決めるって人間として母親として最低すぎる。フランスの恋愛映画はどうも理解できない。

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ゆうき

3.5嫌になったら別れる。これが一番!

2024年7月26日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

笑える

ずっと一人の人を愛することなんでできないんですよね(たまにできる人もいる)。私は一途という価値観にも憧れないなあ。本作は自分に正直に生きている人達ばかりが出てくるので、本当羨ましかったです。フランス映画のこういう寛大なところが好きです。男女の関係は若い時には情熱的でも中年になると気軽が一番。嫌になったら決別できるって本当にいいですよ。フランスみたいになったら、日本でもほとんどのカップルが離婚しちゃうかもですね。女性の経済的自立が前提ですけど。

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ミカ

4.0日本人では考えられない不思議な恋愛観

2023年3月23日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

不思議なラブストーリーを、シンプルに飄々とそして少しコメディータッチに描いているのが小気味良い。
また、とにかく顔のアップシーンカットが多く、まるでドキュメンタリー映画のような臨場感がある。パリのきれいな風景にあまり頼らず、表情とセリフを中心に雰囲気作りをした本手法は、アメリカ映画にはないフランス映画の魅力の一つか。
短い上映時間なのにこのインパクト。これはただの恋愛映画ではない。
個人的には「ザ・フランス映画」って感じで、お気に入りの一本となった。

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いけい