居眠り磐音のレビュー・感想・評価
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悪くはないです(うまくいけば泣ける!)
原作は未読。
超人気の時代小説作家佐伯泰英氏の初映画化。やっぱりおじさん率が高い!
予告編を見せられていた立場で言うと、予想を超えない範囲の筋書きだった。予告編を見ていたせいで感動場面の予想がある程度ついてしまうのはどうしたものか。
役者陣もそれなりに豪華で、原作は人気作品。これくらいの出来にならないと嘘だよね。
前半の幼なじみとのやりとりはまだ裏がありそう。続編で解決していくのだろう。
佇まいや宜し
日本時代劇。荒唐無稽なものを含めて、日本映画界からなくなって欲しくないもの。だもんで、この作品には是非ともシリーズとして頑張って欲しい。そう思える作品でした。
松坂桃李くんは、好きな俳優の一人ではあるのだが、なんとも言えないあの雰囲気が、快活な主人公にはどーにも合わない(それが好き)のだが、だからこそ、スッと磐音ワールドに溶け込めるのかもしれない。今回は序盤、中盤、終盤と贅沢な位にクライマックスがあり、他の役者さま共々の熱演で、震えさせて頂きました。
斬る覚悟のある優しい主人公に、暫くは酔いしれたいと感じた今日この頃。時代劇?という方々にも観て欲しい逸品です。
令和に新時代劇誕生。
最初劇場で観るつもりはなかったのですが。
評判がとてもよかったのと、そういえば時代劇映画って久しぶり(3年前の「超高速参勤交代リターンズ)だなあ、と思い劇場へ。
原作の知識が全くなかったのが幸いしてか。
友情・恋愛・剣術・「おぬしも悪よのお」・「正義は勝つ」なストーリー展開が面白い。
というより、子供の頃に見た時代劇の面白さを、ちょっと思いだししました。
これだけスピードと音響がうまく合わさった殺陣(ワイヤーアクションなし)。
桃李君の長身を生かした組み合わせが、とってもかっこよく惚れ惚れ。
時にぶるっと来るような素晴らしさでした。
左利きの桃李君が、右で殺陣をする。その微妙な感覚の美しさの一つに加わわったのかなって気もします。
まあ「居眠り剣法」がさっくり説明されているところが、ちょっと残念でしたが。
群像劇にもなっていて。この人見たことある・・・なベテラン勢が勢ぞろいしているのも、見ごたえ抜群でした。
出来れば劇場で観ると、より臨場感があっていいでしょう。
紆余曲折経て(某俳優逮捕事件)、公開されてよかった。
詰め込みすぎ
原作未読です。見た後に読んだ人に感想を聞かせながら逆にその先のストーリーも聞きました。
まず、松坂桃李は適役でしたが始めのもとどり髪は頭の形が合っていなかったのか気になって仕方なかったです。すぐに変わったのでよかった。最も気になったのは剣術シーン。海外の俳優さんと違い、長い役作りがなく(テレビやらタレント業やらいそがしいのはいいわけにならない)お粗末で、なんなら元からやってる人選べば?なんて思ってしまいます。松坂桃李と佐々木蔵之介は割りと違和感なかったかな。で、後のストーリーを聞く前から、約2時間の映画に詰め込み過ぎ。もっと脚本で何とかなったのではと私にはそう感じました。谷原章介の配役がよかったのや、とにかく配役がバツグンだったのでおしいです。見て損はないかもですが自分的には最近で一番低評価で☆3.4です。
派手過ぎないのが好印象
松坂桃李を初めて見たのは、デビュー作の侍戦隊シンケンジャー。
あれから10年。
いろんな役を見てきたが、この磐音役はとても良く似合っている。
原作未読。
何度となく登場する殺陣のシーンは、必要以上に派手になり過ぎず好感が持てる。
更に、時代劇にはありがちな、バッタバッタと敵を斬り倒す訳でなく、自らも傷を負うなど、実際にはこんな感じなのだろうと思えるリアルさがある。
豪華キャストが勢揃いなわけだが、公開直前に急遽代役での撮り直しとなった、奥田瑛二の憎たらし雰囲気が実に良い。
そして、磐音の許嫁奈緒役の芳根京子も頑張った。
ラストがなんとも切ないではないか。
続編を制作するなら、是非観たい思う。
ただ、木村文乃と中村梅雀のやり取りは、ちょっとテンション高過ぎで、まるで寅さんみたいだが、木村文乃が相変わらず可愛いから良いのだw
来場者プレゼントとして、特別文庫『居眠り磐音劇場版00』をもらえたのは嬉しい。
殺陣より人間ドラマを魅せる映画❗
星🌟🌟🌟🌟 あんまり評価が良くなかったのですが…凄く面白かったです❗前半と後半物語が別れていて前半は柄本佑が後半は柄本明の親子が大活躍してました❗殺陣のシーンも居眠り拳法なので凄い殺陣シーンだったら居眠り拳法にならないので私は良かったと思います❗芳根京子の花魁役もぎこちないかも知れないですが磐音のシーンを考えるとその方が良かったと思います❗松坂桃李の悩める磐音役あっていたので出来たら続編観てみたいです❗あと木村文乃も良かったのでもうちょっと活躍して欲しかったです❗
純正チャンバラ!
この物語を「散り椿」の映像クオリティで撮れてたら…なんて思ったりして。
昔、「時代劇役者」と言われる俳優が存在して、チャンバラは専門の俳優でなければできないのだと、小さい頃親が言っていた。
それくらい殺陣(たて)が難しいと言っているのだが、最近の俳優は凄いなと思う。
松坂桃李は時代劇はじめてだって?
51巻にもおよぶ人気時代小説シリーズが原作。
国許である九州の架空の藩を脱藩し、江戸で今津屋の後見になるきっかけの事件を描いている。
序盤で磐音と琴平(柄本佑)の剣技の違いを見せたうえで、あれよあれよという間に突入する二人の死闘は実に悲痛だ。
そもそも同じ道場で同じ流派を学んだのだとすると、なぜあんなにスタイルが違うのか?
ビジュアルとしては効果があるが、居眠り剣法の威力はよく分からなかった。
一方、事件のクライマックスとなる敵方浪人天童(浪岡一喜)との闘いは、天童の危険性が殆ど説明されていないので盛り上がりにやや欠ける。
ただ、説明がなくても非道な悪人だと想像させるのは、浪岡一喜の映画やテレビドラマでの徹底した仕事ぶりによるものだろう。
柄本明演じる阿波屋の奇っ怪さは、際立つ。
ノリノリで演じたのだろうと想像する。
結局、国許の事件がチラカシっ放し。
家老(奥田瑛二←ピエール瀧から交代!)の陰謀が描かれず、中途半端なまま。
これも、奥田瑛二だから説明がなくても陰謀を感じさせている。サスガとしか言いようがない。
奈緒(芳根京子)の花魁も唐突すぎないか。
奈緒は美人ゆえに数奇な運命をたどるのだから、もう少し周囲が美人扱いしている場面とかを挿入してもよかったのではないだろうか。
芳根京子の花魁道中は、シーンとしては見せ場なので、少し残念な気がした。
磐音という男、悲惨な経験をして故郷を出て、江戸にいながら恩師に挨拶にも出向かずストイックに暮らしている割には、身の上を周囲にちゃんと話しちゃっうあたり、暗すぎない現代風の時代劇ヒーローだ。
木村文乃と中村梅雀の親子、剣の師匠佐々木蔵之介のほのぼの感も良かった。
とにかく、粒揃いの役者たちに支えられた、良心的なチャンバラ映画だ。
かつて、チャンバラヒーロー映画はシリーズが当たり前だった。
原作を追って続編シリーズ化を期待したい。
思わぬクライマックスに涙涙
大分県杵築市
柄本親子が各々魅せる
月代を剃った松坂桃李がまるでイケてないのに気付いて浪人になって髷をやめたのは正解。
原作は読んでいないが磐音は毎回傷を負うのお約束なのだろうか。それならそれで面白いけど。
あまり奥行きと風情を感じないテレビ的映像ながらシリーズ化してくれたらまた観に行きたいとは思う。
周りのキャストが良い。特に女性陣が総じて良い。
中村ゆりの花魁からまさかの花魁道中で号泣
芳根京子が可憐で可愛い。
川村ゆきえが意外とハマってた。
口の小さい奥女中の木村文乃は鉄板
エンディングテーマにMISIAを持ってくるのはやめて。時代劇におかしいでしょ!
痛快かつ切ない。これぞ時代劇の真骨頂!!
【賛否両論チェック】
賛:前半では磐音の背負う哀しみが、後半ではそんな哀しみを秘めた心優しい磐音が悪党と戦う姿が、痛快さ満点の中にも切なく描かれていくのが印象的。磐音の殺陣も特徴的で魅力。
否:展開はご都合主義で、ラストもやや呆気なく終わってしまった感が否めない。
まさにこれぞ時代劇といったお話です。前半は、理不尽な事件に巻き込まれ、竹馬の友を2人も同時に失ってしまい、しかも1人は自らの手で斬らざるを得なかった、磐音の哀しすぎる旅立ちの物語が描かれます。その壮絶な出来事が、その後の磐音の心優しい人柄に繋がっていると思うと、物語が非常に深く感じられるような気がします。
そして後半は一転、江戸でしがない浪人として生きる磐音が、新貨幣流通に絡む陰謀に巻き込まれながらも、用心棒としてその実力を遺憾なく発揮していく姿が、観ていてとても痛快です。
そんな普段は心優しく、いつもほんわかとしている磐音の、悪を前にした時のガラッと変わる圧巻の強さが、本作の見どころの1つでもあります。彼が刺客に言い放つ、
「そなたに次などない。」
っていうセリフがカッコよすぎました(笑)。
ラストはややあっさりしている感もありますが、時代劇好きには必見の作品といえそうです。
テレビシリーズで見たい
松坂桃李さんと磐音のキャラクターがベストマッチ!
暴れん坊将軍的とか水戸黄門とか、昔あった時代劇のちょっとゆる〜い所と、映画として話の筋がしっかりあって、テレビシリーズを始めるにあたり先ずは0話として映画公開しました!って感じでした。
ほのぼのしつつ決めるところは決める!殺陣もかっこいい。ぜひ、テレビシリーズで地上波でゴールデンでやってほしい。
ストーリーが・・・
評判が良かったので、観てきました。映像には不満はなかったのですが、どうもストーリーが浅すぎて。
序盤の展開も簡単すぎるし、その掘り下げもないまま無理に次の展開に持っていった感が拭えません。
こんな展開にすれば、時代劇の話として成り立つし涙も誘うだろう的な筋書きで、細かな人間の複雑な思いが描ききれていないように思いました。
花魁は可愛すぎて、迫力なかったなぁ。
時代劇好きな人も、そうでなくても楽しめる
令和初邦画、そして初時代劇を観賞してきました!
この映画は先日僕のTwitterで「オススメ映画」のアンケートを取ったところ、この映画が一番多く入っていました。
評判が良かったので観たのですが、アンケートを取った甲斐がありました!
正直観る前は期待が半々だったのですが、想像以上に良かったです。
時代劇を観るのは去年の散り椿以来であまり見ないのですが、それでも好きです!
邦画は洋画と比べてストーリーの細かい所をはしょったりすることが多いのですが、これ映画ではそれをせずに丁寧に描かれていて、尚且つストーリーも面白いです。
特に松坂桃李演じる坂崎磐音が浪人になるまでの話は緻密に描かれていたので、柄本祐や芳根京子との一連のシーンはこちらまで感情的になりました。
主演の松坂桃李は映画に多く出ているので既視感が強くなるかと思ったのですが、全然そんな事も無くて今までともまた違った演技を魅せてくれました。
殺陣のシーンは血はそんなに出ませんが、結構緊張感があってハラハラしました。
特に「散り椿」という岡田准一主演の時代劇で中途半端だった主人公と幼馴染が戦うシーンが切なくシリアスにやってくれたのが本当に嬉しかったです。
そして意外だったのが、映像が綺麗でした。
この映画の監督は「空飛ぶタイヤ」を観たときにそういった映像やフレーム等に拘らないのかな?と思ったのですが、そんな事は無かったみたいです。
背景やフレーム、色彩の使い方が絵になるように美しいです。
ただ、ネタバレを含みますのでここでは触れませんが中盤の下りと終盤のある展開に疑問を抱いてしまいました。
その他に、若手俳優の演技があまり上手くなかったり邦画特有の臭い演出もありますが、内容や映像が素晴らしいのでそんなに気になりませんでした。
この映画は軽快なトーンですが、同時に切ない人間ドラマの話でもあります。
特に前半の過去エピソードやラストは切ないですが、それでも希望を持てる内容となっていました。
こういった悲しくも希望がある話は個人的に結構好きです。
この映画はあんまり観客が入ってないみたいなので、観てない方にも是非ともオススメします!
よく出来ているが
一作目ということもあって最初の運びが若干まどろっこしいのは仕方ない。とはいえ、道場から故郷での出来事まではリアリティ重視で、荒唐無稽とも思える各々の構えなどを納得させるだけの出来。悪くない。
ただ、後半は長屋がらみの「いつものTV時代劇っぽさ」が浮いていたのが残念。戦う毎に傷を負う主人公、というのもなかなか新鮮で良かったのだけど。
前半の芳根京子のずいぶんぼんやりとした口調が気になったが、後半との対比と考えれば納得。
でも、柄本親子に持っていかれた感は否めないな…ww
全162件中、61~80件目を表示