グリーンブックのレビュー・感想・評価
全920件中、121~140件目を表示
実話に基づく作品。 黒人差別という内容でありながら暗くなく、旅を通...
実話に基づく作品。
黒人差別という内容でありながら暗くなく、旅を通して通じ合い、人種を越えた友情に感動した。
終始、2人のやり取りもおもしろい部分もあり、じわじわ展開していく感じ、だんだんと観ていて何かが晴れていくよう感じがさらに良かったです。
グリーンブック何で
差別問題を描いた良作
ネットフリックスにて鑑賞
話題になり気になっていた作品
黒人に対して差別意識のあるイタリア系アメリカ人が黒人のピアニストの運転手兼ボディガードとして演奏ツアーに同行するというストーリー
まあ差別の強い南部を黒人で演奏ツアーするという事でそこらへんの差別を描くのだろうと思っていたが
スーツをきて白人の後部座席に座るドンシャーリーは黒人にも差別される
いわゆる黒人らしくないのだ
労働者でフライドチキンが好物でリトルリチャードが好きなのが黒人らしさなのだ
また同性愛者でもあり「男でもない自分は何者なのか」というシーンは考えさせられる
また主人公のトニーもイタリア系である事で差別を受ける
イタリア系だから黒人の運転手なんかしてるんだという事を言われて怒るシーンがありドンにお前も我慢しろと言われる
そうこの映画は単に黒人差別だけを描いてるわけではなく色々な差別を描いていてまた差別されている人が差別していたりする事を描いてる
それはとてもリアルだと思った。
また黒人の演奏を聴きにきたり屋敷に呼んだりしている人が差別したりしているのも複雑である
そう彼らは差別している意識もないのだ
法律で決まっているからしきたりだから区別しているという感覚なのである
それを撤廃する勇気を作るためにドンは演奏ツアーを敢行したのだ
すごい勇気だと思う
史実をベースにしている作品で実際は一年半近く行っていたみたいだ
映画よりすごい大変だったろうなと思う
映画を盛り上げるためだろが黒人嫌いの人が運転手するという設定はやはり少し無理があるように感じるし仲良くなるのも何か大きなきっかけあったかな?と思う
演奏シーンは素晴らしく音楽も良い
終盤の黒人のバーで演奏するシーンも楽しそうな雰囲気が伝わってきて良かった
またドン役の俳優演技が上手く表情に全て表現されていた。
トニー役の人がロードオブザ・リングの人とは信じ難い笑
またケンタッキーのシーンとか随所にクスッと笑えるシーンもある
よくある男2人の友情を描いたような作品だが差別問題を織り込みつつ説教臭くはなく楽しめるし最後は温かい気持ちになれる良作である
ドク・シャリーの笑顔
胸が熱くなる映画だ。
黒人差別がまだまだひどい時代、世界的に有名な天才ピアニストのドクター・シャーリーが南部へツアーに出るときの運転手を雇う。運転手は腕っぷしが強く用心棒的に採用されたトニー・リップ。ガサツですぐ手が出る乱暴な性格だが家族を愛する頼りになる男だ。天才ピアニストは北部で富裕層のパーティに出ていればずっと稼げるのに黒人差別の色が濃い南部へツアーに行くことには理由があった。ツアーで行く先々では嫌な思いをすることばかり、よくあることだと我慢しているがトイレだけは別だ。家のトイレは白人専用とばかりに黒人は庭にある簡易便所を使うよう言われる。また、レストランに招かれているのにそのレストランでの食事を断られるシーンがある。そのレストランでの演奏をもってツアーが終わるのに、ここまで我慢してきたのに、そのレストランでの演奏はせずに、場末の酒場へ行くシーンは最高の山場だ。なぜタキシードを着ているのか、いぶかしがるカウンターのウェイトレスに、トニーが「この人、世界的なピアニストなんだぜ」と言うと「なら説明は要らないからやってみせてよ」とステージ上のピアノを指差した。この場面はめちゃくちゃ良い。クラシックしか演奏しないドクターシャーリーがロックを演奏するとバーは大盛り上がりだ。そしてトニーが家に着くとそこはクリスマスパーティの真っ最中。帰ったはずのドクターシャーリーが戻ってきて最後の場面。感動!
ドクター・シャーリーの演奏、作曲は賞賛され、「彼の技巧は神の領域にある」と言わしめた。トニー・リップはコパカバーナに戻り支配人になったそうだ。この物語は彼らの、終生友情で結ばれた実話だ。
タイトルなし(ネタバレ)
監督の力量に脱帽。他の作品でも差別へのプロテストを表明していらっしゃいますが、この作品で見事に結実。
ハラハラする場面も、たくさんの笑いとユーモアで和ませてくれました。
酒場のオンボロピアノでのセッションで二人が笑顔を交わすところとか、クリスマスディナーでの「席を用意して皿をやれ」と、「手紙の指導をありがとう」に涙腺崩壊でした。
ちょっとわからなかったところがいくつか。
大豪邸に招かれての食事がフライドチキン。これは賓客をもてなすものなのか?まぁ揚げたてをどうぞ!みたいに全員にふるまわれているので、そうだと思いたいのですが。
それから、契約書にはホテルや食事などの待遇は含まれないものなのでしょうか。
(ヒスイの石を隠し持っていたのをどうして知ったのかな?ということもあります。)
音をハズすのがコツなんだよ
1962年の実話。
北部と南部の格差がよ~くわかりました。警察、ホテル、レストラン、トイレ、テーラーショップ。
アラバマはヤバいと思ったら、やっぱり。オレンジなんとかという黒人専用レストランのブルースセッションで映画の中で唯一みられたシャーリーの満面の笑顔がとても印象的でした。
教養ある天才ピアニストとDear を Deer と書いちゃうコパカバーナの用心棒のロードムービー。
こうゆうコンビの映画はわかりやすくて好き。
魅力的な可笑しな用心棒。
トニー・バレロンガの実の息子(次男)のニックが製作・脚本。トニーパパが賭けでハンバーガー26個食べたときにいっしょにいた子ですね。
ドクター(ドン)・シャーリー。この時代にすごい人がいたものです。ジャマイカ系の両親は司祭と教師をしていた。シャーリーは黒人がクラシックピアノを弾くことに諦めて、一旦シカゴ大学で心理学を専攻しています。教育と教養、品格は大事ですね。イタ公の用心棒と上手くやるのに心理学が役に立ったのかも。カーネギーホールの上に住んで、象牙や古代エジプト風の家具。てっきり、アフリカの王様の血筋かと思いましたよ。
カティーサークは若い頃に飲んでた唯一の洋酒。1960年代のアメリカでは高い酒だったのかな?キューバの酒だからシャーリーが好んだのかも。
ケンタッキー・プライドチキン🍗の下りはなかなかよかったですけど、ノースカロライナ州の公演前にプライドチキンでもてなしを受けたのも、偏見っていうことですな。シャーリーがこの時、オブラディ・オブラダ風の曲を弾いて、最後、音外すんだよね。それでも、拍手喝采。きっと、奴らを試していたんだね。プライドチキン出してきた奴らをバカにして。
ヒスイの話しも人が悪いですよね。
イタ公呼ばわりする輩をぶん殴るシーンも大変スッキリしました。
シャーリーがケネディ大統領と友達だったのは本当?
同性愛者だったのも事実???
ラブレター指南は本当???
ドロレスにはお見通しだったってことは、結局コメディじゃないのよ❗
自分から行動することの大事さ
最強のふたりに似てる。
結構社会的地位が低いとされる人(低所得など)が、地位が高めの人を連れて心開かせる的な映画多い気がする。
全部名作だけど。
見てから時間たってるけど印象的なシーンが2つ。
①黒人ピアニストが警察に怪訝に見られたシーンがあったが、終盤同じく警察に停められたが「メリークリスマス。気をつけて」で終わったところ。めっちゃホッコリした。
②ラスト黒人ピアニストが自分から主人公の家に行ったところ。
予想では主人公が誘うのかと思っていた。そういえば途中のシーンで、孤独なら自分から行動しなきゃ。と言っていたなぁと思い出した。
「グリーンブック」とは
ヴィクター・H・グリーンという黒人の人による自動車で旅行する黒人のためのガイドブックだそうです(現在は廃刊)。この映画を観るまで知りませんでした。
最初、映画の中で途中シャーリーと泊まるホテルが違うことになる、てなセリフが出てきて、何も知らない私はてっきりスターが良いホテルに泊まり、運転手はクラスの違うホテルに泊まることを指すのかと思ったら、その逆。当時黒人の人たちは自由に移動することさえままならなかったという(詳細はWikipediaの「黒人ドライバーのためのグリーン・ブック」をご参照のこと)。
映画を観終わったときは単純に良い映画だと思いました。
ただ、この映画、トニー・リップ(本名トニー・バレロンガ)の実の息子であるニック・バレロンガが製作・脚本を手がけており、映画「グリーンブック」のWikipediaによると
『いわゆる典型的な「白人の救世主」の描写』
との批判もあることから一方的(白人側からの)な内容だったのでは?とも思うのです。
映画ではシャーリーがどういう家庭に育ったのか描かれていません。Wikipediaでシャーリーのことを調べてみれば、映画の内容についてシャーリーの遺族から抗議を受けている点について合点がいきます。
監督の力量が冴える傑作
脚本、映像、演技、申し分ない傑作。
黒人役の主役の方、笑顔が上手くできない人の演技が凄すぎた。たった一つのシーンで本当にこの方の辛く険しい人生を感じてしまった。
時折入るコメディ要素も、クドくなくて絶妙。例えばフライドチキンの骨は笑って車から投げ捨てるけど、コップは拾いに戻るシーン。映っていたのは車のタイヤだけでも、二人の会話が想像できて微笑ましかった。
他にも最後のシーン、豪華絢爛な美術品に囲まれた孤独な部屋と、貧乏だけど笑顔に溢れた部屋の対比も、まさに見事でした。
そして何より、初めは黒人が使ったコップを捨てるほど差別主義だった荒くれ者の主人公が、旅を通じて分かり合い、差別に憤りを感じる様になる心の変化を、分かりやすく、かつ、嘘くさくなくこの短時間で描ききったことに脱帽でした。
日本映画でもこのレベルが出来ることを期待する。
旅が終わる寂しさ
心あたたまるロードムービー。
◇白人運転手トニーと黒人ピアニストのシャーリーのロードムービー、バディムービー。
◇トニーはゴロツキだ。腕っぷしが強くて口も達者、悪知恵も働くからトラブルもよく解決すると評判だ。そこをシャーリーに見込まれてコンサートツアーの運転手になる。おしゃべりなトニーと割りと無口なシャーリーとの車内でのやり取りが楽しい。粗野なトニーと品行方正なシャーリーは衝突するが、対照的な2人が少しずつ近付いていく感じが良い。
◇トニーは黒人のことも黒ナス呼ばわりする人種差別ヤロウだが本人はあまり自覚してないように見える。しかし人種差別が色濃く残る1960年代の南部、トニーは差別されるシャーリーを目の当たりにする。ある時、トニーはカッとなって殴ってしまうが、シャーリーに 「暴力では何も解決しない」 とたしなめられて自制するようになっていく。トニーの変化していく過程が面白い。変化はもちろんシャーリーにも表れて、2人の間に友情が芽生えていくのが心あたたまる。
◇最後のほうでトニーの妻ドロレスがシャーリーに言うセリフにニヤリとさせられた。
☆アカデミー作品賞は当然である。♪ヽ(´▽`)/
2022/3/23(水) 🌤️☁️ 青梅
人種差別を越えて絆を深める二人の男
車に乗った白人と黒人という地味なフライヤーからは予想できない、全編、心地良く鑑賞できる実話ベース作品だった。大事件は起きない。台詞に無駄がなく緻密なストーリーで二人の男の旅路で起きる出来事を丁寧に描いていく。自然に作品世界に入ることができる。緻密なストーリーが奏功して観客の気持ちは徐々に高揚していく。そしてラストは心温まる感動に浸ることができる。
本作の舞台は1962年のアメリカ。主人公は、高級クラブの用心棒トニー・リップ。彼は、クラブの改装中に、黒人ピアニストのドクター・シャーリーの運転手に雇われる。そして、二人は人種差別が激しいアメリカ南部への演奏ツアーに旅立つ。人種、性格、価値観が全く異なる二人は、衝突しながらも徐々に親密になっていくが、人種差別の壁に直面していく・・・。
従来作とは異なり、粗野な白人ドライバーと雇い主は黒人天才ピアニストという設定が効いている。シャーリー役のマーシャラ・アリは人種差別の被害者である黒人ピアニストの孤独と苦悩を流石の演技で表現している。一方、粗野だが心優しく人間味溢れるトニーは当初、人種差別に無意識だったが演奏ツアーでシャーリー側から見た人種差別の実態を知る。被害者側の苦悩を知る。
当時、人種差別は合法化されていた。例えば、本作でも登場するがレストラン、トイレなどは豪華な白人用、粗末な有色人種用に分かれていた。故に白人にとって人種差別は普通のことであり加害者意識は希薄だった。加害者意識の希薄な加害者と差別に苦悩する被害者。どんな差別にも当てはまる普遍的な構図である。
演奏ツアーを通して、トニーは次第に覚醒していく。シャーリーの苦悩を理解できるようになる。人種差別に真摯に向き合うようになる。トニーは己の無意識に気付きシャーリーと徐々に絆を深めていく。そして、二人は人種差別を越えて、相互理解、相互信頼できる友と呼べる存在になる。
作品全体としては、日常的な出来事を巧みに積み上げて見心地、後味の良い感動作に仕上げている。人種差別シーンもあるが喜怒哀楽のバランスが絶妙である。実話ベースの緻密な脚本の賜物だろう。作品賞とともに脚本賞受賞も納得の良作である。
本作は美談=良い話だが人種差別の現実はそう簡単には変わらない。本作のような話が日常的になり、人種差別という言葉が死語になる、人種共生の日がいつか必ず到来することを信じて止まない。
黒人ピアニストと白人の付き添いによる米国内ツアー
気軽にストーリーを楽しみながら人種差別についても考えられる機会になる映画。
普段日本で生活していると、人種差別について考えることはほぼほぼない。世界全体で見るとやはりまだ白人至上主義が残っていて、黒人だけでなく自分達アジア人も差別を受ける側の人種である。
黒人のピアニスト、ドクターシェーリーがアメリカの各地に招かれてコンサートを行うが、演奏以外は差別を受ける。トイレも使わせて貰えず外で用をたせと差別されるシーン、バーで突然殴られ脅迫されたり、レストランで食事させて貰えなかったり。
付き添いのトニーリップは最初、黒人嫌いしていたが、ドクターシェーリーと旅を続けるうちに2人の間に友情が芽生えて差別主義者ではなくなる。
自分も鑑賞しているうちに、改めて人種差別について考えさせられた。人種ではなくて、その"人"を見て、接して関係性を築いていきたい。
p.s
・ドクターがフライドチキンの骨を投げ捨てるシーン、トニーが捨てた飲み物のゴミを取りに戻らせるシーン面白かった😆
・KFC食べたい
・楽しめたし心動かされる映画だった
シンプルだけど、良い映画だった
大人向けの良質な映画
1960年代の人種差別が根付いている頃の物語
人種差別により、黒人だからブルーワーカーだ。黒人だからホテルには泊まれない。黒人だからホテルのレストランを利用できない。黒人だから不当に逮捕される、
この様や理不尽なルールが色濃い時代の、心温まるヒューマンドラマの映画。
映画の良さは、自分が体験できないことを疑似体験できる、行ったことがないところ、行けないところに行くことができることにある。
宇宙に行きたいな〜と思えばゼログラビティを見る。
冒険したいな〜と思えばインディージョーンズをみる。
また、百聞は一見にしかず。
聞いたことあること、読んだことあること、などを
それを映画を通して体験できることにある。
つまりは映画を見ることにより人生においての知識を養うことができる。
改めて映画の意義や良さを感じさせてくれた作品でした。
内容は、皆さん書かれている通り。とても素晴らしい作品。
私の所感は、人種差別下の黒人と白人の立場において、ボスと雇われ者が入れ替わっていて、まさにこの時代、差別が横行している時代に生きる2人が清くも素晴らしく、とても温かく思えた作品でした。
全920件中、121~140件目を表示