グリーンブックのレビュー・感想・評価
全915件中、201~220件目を表示
Dignity Always Prevails. 千里の道も一歩から
黒人非差別を謳うような所謂なかつての作品とは、エピソードは似たり寄ったり。構図だけが逆。ミスデイジーのように、今までは、教養もお金もあるのが白人、差別されても忍耐があるのが黒人の構図だった。
本作は、教養もある豊かな黒人男性に、白人運転手がつかえる。日本人だと、アメリカの過去の歴史を知っているからその違和感に気付くだけで、それが快でも不快でもないが、本作のフライヤーも作中も、その写真を前面的に使っていて、アメリカの一般人からすればパッと見ただけで目を引く関係性なのだとわかる。例えば、犬が人を散歩させている写真くらいの違和感なのだろう。
でも、今作のその構図すらも、白人が作っているのならとてもシラけるが、実話に基づいていることで、入り込める。
仕事を求め何者を相手にする運転手の仕事かもわからず面談に行ったイタリア系アメリカ人のトニーが、雇い主となる黒人系のドクターシャーリーに出会う。ドクターシャーリーは実は他分野で博士号を沢山持つピアニストで、まだまだ黒人差別の残る時代にニューヨークからアメリカ南部を回る演奏旅行に出る。そのガードマンや運転手を兼ねた、トニーの仕事。
普通ならば、まっぴらごめんなのだろうが、トニー自身が白人と言えどもイタリア系で、黒人ほどではないにしても生粋の白人からは差別される対象でもあり、職業や経済的な水準も移民層にあたるから、お金のためにも不本意ながら引き受ける事になる。
黒人差別かと思いきや、白人内での差別も含まれていて、トニーがドクに理解を示せるのは同じ被差別の立場を味わっているものとして当然でもあるのだが、それでも、最初はイタリア系も黒人系には家に入る事さえ快く思わないほど。それが、お互いの境遇を理解し合い、傷の舐め合いに至り、深い友情と信頼関係を築き上げる話でもある。
正直、多様性をアピールしながらも、いまだに何かにつけて暗黙の序列を決めたがる白人は、一対一なら良くてもメジャーな価値観は本当に不愉快。今作を見て、先人達がしてした過去に落ち込むどころか、拍手して賞を授けようとするのは、作中で黒人音楽を理解するアピールのためにアーティストを呼ぶが、黒人そのものにはされたら嫌な態度でも平気で取る文化を当然とする姿勢と、現代もなんら変わらなく思える。
でも、口は悪いがハッタリと機転はきくトニーと、才能とお金はあるが性的マイノリティのハンディと寂しさを抱えたドクターシャーリーことドクの関係性は最強のふたりそのもので、見ていて面白さはある。
ドクはその時代にどこで育ったんだと不可思議に思うほど、言葉も綺麗で教養があり男性ながらお淑やか。
でもドクがそう振る舞う理由は、どこに行っても差別される黒人だからこそ、たとえ暴力に訴えても国全体が白人有利であり通らない。勝つための唯一の手段が品位で勝ることと考えているから。だから、何があっても態度を崩さないのだ。白人社会の中でも被差別地位に当たるイタリア系移民のトニーはカッとなったら手が出てしまうタイプだが、ドクがそれを諭し、マナーや文語を教え、繊細な速弾きをするドクは一見無敵。
ところが、ドクには疎遠になった兄しか家族がおらず、ドク自身はゲイ。それゆえいつもどこか孤独を顔に浮かべていて、1日にウイスキーを一本空けるほど飲んでしまう。黒人という理由で括られがちだが、奴隷のようにされる黒人達と、モーニングを着てピアノ弾きをするドクの立ち位置は差別を受けていてもまた少し社会的立ち位置が異なり、でも白人にも混ざれず、更にゲイでもあるドクには混ざれるコミュニティもないのだった。
なんでも口に出しストレートで配慮がない表現もするトニーとは真逆のドクだったが、お互いへの理解が進むうちに、「嫌だったら口に出せよ。寂しい時は自分から先に手を打て。」と言ったトニーの言葉を胸に、ツアーを終え、ニューヨークに帰宅し家でひとりぼっちになったクリスマスの夜、ドクはトニーの家のファミリーディナーに訪ねてくる。一対一では親しくなっても、公の場では疎外されるのが常識なのに、クリスマスに白人家庭を訪ねたらどうなるのか、想像に容易いからドクは一度は断った。どれだけの勇気を持って、壁を乗り越えるために訪ねてきたのか。そして、元々差別意識の薄いトニーの妻は温かく迎えるが、ドクに「素敵な手紙をありがとう」と言うところから、表面的な態度ではなく、心からドクそのものを歓迎しているとわかる。
本当だ。品位こそが唯一の方法であり、どんなに傷付いても品位しか見方を変えて貰える方法はないのだと実感する。そして、それでも貫いてきたドクがやっと、ひと家庭を変えることができた瞬間を見られて、見ていても嬉しさがこみあげると共に、それほどまで地道で長い道のりなのだと実感する。
差別に抵抗せず品位を保てど、人間なのだから毎回傷つく。それでも常に耐えて、態度を崩さない忍耐力は尊敬を超えるのだが、吐き出す場を持てていなかったドクにとって、トニーと知り合えたことは一生の財産だろう。
最初はトニーの周りも、自身たちもイタリア系でありながら、黒人をニガーニガーと呼び、汚らわしいかのように扱い、黒人が家に来たりなにかを触るのも良い顔をしないような、差別意識が当たり前に染み込んだ人達しかいなかった。
教養とは無縁だったトニーが、国内トップクラスのピアニストの音を知る機会を得て、更に価値観まで正してくれるドクと知り合えたのもまた大きな財産。クリスマスに、ドクがいない場面でも、帰宅したトニーは「ニガーはよせ」と言えている。作中、知らなかった田舎の風景の自然に癒されて「なんでも見てみるもんだな」と妻に手紙を書くトニー。その通りである。
最初こそドクに財布を取られないか警戒したりするトニーだったが、お給料のためもあるが何よりドクのために、ドクを守ってくれるトニーがドクはきっととても頼もしかっただろう。
家族持ちで家族を愛しているトニーはクリスマスに間に合うように家に帰りたい、その希望を叶えるため、豪雪の中運転を進めて眠くなったトニーの代わりに、最後にはドクが自らハンドルを握って運転し、トニーは後部座席で安心して眠る。
でも、劇中、お互いの価値観に相違はあるが、どちらも必要な場面が多数ありピンチを切り抜けていくのは見ていて楽しい。
・飲んだくれたドクをバーに迎えに行き喧嘩をふっかけられるが、ハッタリで銃を所持と思わせて事なきを得る。暴力で勝負するなと話したドクにトニーも理解をしていたが、現金を奪うために強盗されそうだった場面では拳銃のおかげで助かる。
まさか本当に拳銃所持だったとは。ハッタリで後ろのポケットに手を入れていた時は、実はポケットにあるのは黒人専用ホテルが記載されたグリーンブックだったりして笑、などと思っていたのに。
・嘘や買収を嫌うドクだが、ゲイとして警察に捕まったドクをトニーが迎えに行き、トニーが警察を話術で買収し揉み消してもらう。
・差別発言にカッときたトニーが警察を殴り、ドクもトニーも警察に収容されるが、不本意ながら普段は口聞きなど好まないドクが人脈を利用し大統領からトップダウンで警察に電話が行き、解放して貰う。
・立ち寄った土産物店で売り場から離れて地面に落ちていた緑の石、翡翠を落ちているしラッキーとトニーが盗み、ドクが断固譲らず戻しに行くが、最後にはドクがお守りがわりに翡翠を車のフロントガラスに置こうと言い出す。
・作中何度も警察沙汰になり白人が善悪まで取り仕切り黒人というだけであらぬ事でも悪いとされる場面を何度も見てきて、クリスマスに運転中もまた警察に車を止められる。トニーもドクも見ているこちらも「あぁまたか面倒な事になる」と思ったところで、「タイヤがパンクしていませんか?」と親切心とわかる。度重なる差別に憤ってきながらも、逆に白人を決めつけた自分を自覚し、思い込みは良くないと思わされる場面。
など。
産まれた時にはマイケルジャクソンがいて、60年代70年代の黒人音楽も好きで育った私は元々有色人種だし、白でも黒でも黄色でも、同じ人間同士にしか見えない。
本来ならただの、ピアニストと運転手の友情の話で、経済的な水準を信頼関係が乗り越えただけの話なのだが、人種差別という文化が背景にあるから一本の映画になり賞まで取るほど大きな話になる。それほどまでに根深い、差別の社会問題。
肌の色が違うから人間扱いしないという見方には理解に苦しむ。肌が黒いから動物とみなし、奴隷にする目的で黒人をアフリカから買ってきて、裸で鎖に繋いで船で輸送し、やりたくない仕事はなんでも押し付け、感謝どころかゴキブリかのように扱ってきた心境が未だ本当に理解できない。たとえ百歩譲って別の生き物かのように見えたとしても、顔を見れば感情があることくらいわかるだろう。嫌がることをさせて心が痛まない人達が大量にいる白人社会は理解に苦しむ。
同じ白人の中でも、ブランド青目は良し、アイルランド系イタリア系オランダ系など移民は下、ユダヤ系は嫌い、イギリスとアメリカは馬鹿にし合うなど、排他しそれも猿扱いするようなジョークを当然としていた過去の価値観は現代でもそう簡単には覆っていない。価値観が遅れていると思われないよう保身目的で、態度に出さなくなっただけ。奴隷はやめても、基本的に共和党は白人に優しいし、社会的な水準をひっくり返せている移民層が少ないことからも根深い。
理由なく長年ずっとずっと差別されてきた側も、白人からなにか指摘されると素直に受け取れず、根底に差別があるからではないかと白人を見てしまう逆差別の意識が芽生えてしまうのも仕方がないかなと思う。
トニーが俺はイタリア系だけど、全員ピザやパスタが好きだと思われてもいちいちなんとも思わないよと話す場面で、傷つき方は人によるかなと思うが、やはり揉め事でイタリア系をハーフニグロと罵られると、トニーも手が出る。
白人だって、白人だから人の気持ちがわからないんでしょと言われたら嫌なはず。
血の系統で、体格毛質や運動や音楽の才能はある程度分類できたりするが、人種に限らず誰と接する時も、「どうせ〇〇なんだから」と決めつけてはいけないし、決めつけられすぎて、「どうせ自分は〇〇だから」と理解されることを諦めてもいけない。
それを理解して、ずっと差別にも孤独にもひとりで耐えてきたドクが、終始品位のある佇まいは維持しながらも、自分から人の輪に入れていくようになる変化を、ライトゥーミーで刑事役、ハウスオブカードではフロントマンを務めていたマハーシャラアリが演じている。堂々としていてしなやかで、とても素敵。フライドチキンを初めて食べる場面でも、風呂上がりにクリームかなにかを塗る場面でも、ピアニスト役でも納得の細くすっとした綺麗な手がとても印象的。
「素敵な手紙をありがとう」と迎えるトニーの妻ドロリスに、満面の笑みで応えるラストシーンが大好きな作品。笑っていた方がさらに素敵。
想定よりも遥かにマイノリティをテーマにした映画
アメリカお国柄がにじみ出る作風で個人的にはあまり好きではない
高評価なのでそれなり以上に面白いのだろうと期待したが
叩きづらいテーマで、特に大きな失点がなければ高評価になるのだろうか
まれによくある人種差別はいけませんよ系映画、その進化系
見る前からわかってはいたが、ここまで来るとうーん、キャラクターが記号的に感じる
マイノリティと荒くれ者のツアー
黒人差別色濃い時代に
完全DQNイタリア系を品位あるアフリカ系が諌めながら旅をしていくのは面白い
ロードムービーとしては似たような風景、トラブルもほどほどで想定の範囲なのが残念
映画そのものの品質は悪くない
時系列シャッフル、複雑な場面転換などの難しい演出も特に無く
安心して見れるだろう、言ってしまえば陳腐
吹替版声優が豪華なので日本語吹替版もおすすめ
南北戦争から約100年…それでもまだ色濃く残る黒人差別
時代背景は1960年代のアメリカ。
黒人のジャズピアニスト(クラシックジャズ)であるドン•シャーリーと、南部アメリカ遠征に行くために雇ったイタリア系白人であるトニー•バレロンガの2人が、差別と向き合い友情を得る物語。
南北戦争から100年経ってもなお、南部アメリカには白人による黒人差別が色濃く残っており、演奏会のため遠征を続ける中で多くの差別を目の当たりにする。
なぜ、わざわざ差別が色濃く残る南部へ演奏に行くのか?そこにこの映画の見どころが詰まっている気がする。
また差別というのは単に有色人種であるという事のみでなく、格差も含めてみると面白い。そういう意味ではイタリア系白人のトニーもそこに含めて考える事が出来るからだ。
これを見た私が思うに、差別とは個人の心のありようを映していると思う。何故ならば、差別は人の心の中で生み出されるものであるからだ。
綺麗事ではなく差別と真正面から向き合うには個人個人の一歩踏み出す勇気が必要であり、過去の歴史からも、痛み無くして成果を上げることはできない。差別を無くすという事は歴史を変えるという事であり、差別なき世界を作るには大きな代償が必要なのかもしれない。
そして何よりも友情に代えられるものは何もないという事である。
ところで、日本の大相撲において、ある年の春巡業で市長が倒れ、とっさに救命措置をした女性に対して「土俵から下りてください」。行司が場内アナウンスを繰り返して議論を呼んだあの一件を覚えているか?土俵という神聖な場に女性は上がってはいけない。それは古くからのしきたりであり、行司はそれに従ったのであろう。知らなければ全く懐疑的な行動ではあるが、まさにこれは南部アメリカでの黒人差別と一緒だ。レストランやトイレ、衣装室までもが白人とは別の場所。あくまでも黒人個人に対して差別を行なっているわけではなく、古くからのしきたりを守っているというのが差別する側の意見である。
私達の社会でも、そのような古いしきたりを今も考えもなしに、ただそう教えられてきたからという理由だけで使っていないだろうか?
今一度、差別とはなにか。人種に対する差別。社会規範の中でうまれる差別。そのような事に対して今一度考えさせられる映画であった。
最後に、映画を最後まで見た人の中で、ある意味不完全燃焼に終わった人もいると思う。なんというか、終わり方が浅いというか、ドキュメンタリー系やヒューマン映画系にありがちなクライマックス不足のようなもの。そのようなものを感じた方、ご心配なく。そこから先のクライマックスを作るのは貴方です。何故なら差別は至る所に残っているから。考えに考えて多くの人と考えを共有していくことが大事だと思い、レビューさせて頂きました。
最後まで読んでくださった方ありがとうございます。
ヴィゴモーテンセンの魅力により最後まで観れた!
評価が高い映画だと認識があったので、たまには良い映画でも見ようかと思い、Huluで鑑賞しました。
これはわたしの性ですが、、。
観賞後に違和感と不完全燃焼感がじわじわときて、この感覚を誰かと共有したいと思ってレビューを見たものの、やはり結構な高評価が多くちょっと寂しさとやるせなさを感じたので、この性を満たしたいがためにわざわざアカウント登録してレビューを書くことにしました。汗
題材が題材だし実話だし高評価だから結構リアルに描かれてるのかなと想像してたのですが、普通の娯楽映画でした。多分そういう感じで見れば面白いと思います。
私は日本人でものすごく安心安全に育っていて、歴史も詳しくないし、黒人奴隷の知識もないけれど、それでも「んーーー、描かれ方が浅い。」と思ってしまいました。
いや、浅くても良いんです浅くても。そうゆう映画も好きです。わたし、ハッピーエンド大好きですし。
でもなぜだろう、、、なんでこんなにやるせない気持ちになるんだろう。。。そうじゃない雰囲気漂わせてるからなのかな。深いところまで突いてくれると思っていたのに突かれなかったからかな。
いやいや、曇ったところ見えないままやん!
みたいな。。
黒人差別問題って、もっと残酷で、説明できないほどにものすごく複雑に絡み合っているから、あの二人の間に起こる変化とか、そもそものキャラクターをもっと掘り下げて、それを細かく描いてほしかったなーー。。。と。
それでもなぜ最後まで見れたのかと言うと、ヴィゴモーテンセンがとてもとても良かったからです。彼はやっぱりすごいなあ、と思いました。彼の存在によって深みがある映画のように見えてしまうんです。イリュージョン的な。
ツッコミたいところはあるけど、許しちゃう。みたいな。。。
そんな感じです。
軽い感じで見ればよいかと思います。ポップコーン片手で見る映画としては良きかと。疲れてる時にみてもよいかも。サンドイッチとも相性が良さそう。
っていろいろ言いましたが、映画を一本つくるって、毎日ぐぅたらしてるこのわたしにはとても計り知れないほどの労力とスキルと忍耐と団結力と運とそれ以外にもたくさんのものが合わさってできているから、そこは本当にリスペクトしてます。🙏
出逢えてよかった映画
レビュー
安心して観られます
黒人差別問題もちょっとある、おっさん同士の友情ロードムービー
言ってしまえば、よくあるアメリカにおける黒人差別を問題提起した映画なのだが、
王道から色々な要素が少しずつズレている感じが、
今までのそういう同じジャンルの映画を踏襲しつつ、
現代の映画思想と技術で楽しませる事に成功していると感じる。
大きく見れば少し思慮が足りないイタリア系の白人と富豪ピアニストの黒人のコンビの話なのだが、
だいたいこういう映画では黒人は聖人的なポジションで、
その聖人っぷりに諭される白人みたいな綺麗すぎる描かれ方をするのが相場ではあるが、
この映画においては常識人ではあるが、決して聖人ではなく、白人社会に対する憂いや葛藤に自分の内面を曇らしている感じがリアルに思えた。
映画が始まって、旅の終わりまで何か政治的に思う所が出てくる、といったような映画ではなくてほとんど終始ピアニストとドライバーの人間関係に焦点を当てているのが、説教臭くなくて、問題はほとんど何も解決はしていないのだが、映画としての後味としては凄いスッキリしている。
自分の国がこんなに綺麗だとは思わなかったみたいな車からの発言等からも、いいなあこんな旅を自分もしてみたなと思わせるような、黒人差別問題もちょっとあるおっさん同士の友情ロードムービーだった。
生涯ベスト30入り
時間を感じさせない映画
映画館でみそこなってやっと観れました。 この手の問題を取り扱った映...
勇気と友情と融和★
心に残る余韻
良い映画
ドクの運転にキュンと来る👍
こういう映画を見た時、一番なんで面白いのかが自分の中で
整理できない。でも、間違いなく面白いと思うのだ。
単純にアクションや恐怖シーンがあればわかりやすい。
だって、興奮したか?怖かったのか?感情のバロメーターが
振り切れれば映画としては成功だから。
当時のアメリカは今よりもっと差別の激しい時代。
育ちのいい黒人のドクと貧困層の品のないトニー。
たった80日のツアーなのに多くのトラブルに見舞われる。
トニーはお金はないけど愛する家庭がある反面、
ドクは孤独であった。トニーは乱暴ものではあるが本質的には
単純で良い人間である。元々黒人に偏見を持っていたトニーも
ドクと長い時間共にすることで簡単に友情が芽生えていく。
トニーは下町育ちの乱暴なテクニックで力づくで解決するのに対し
ドクは有力者に裏から手を回すところに二人を対比するギャップが面白かった。
クリスマスイブに間に合わせるためトニーの代わりにドクが運転するシーンなど
ドクの優しさやトニーに対する感謝の表れが見られ非常に心温まった。
また、トニーがドクをパーティに招待したのを一旦は断ったに関わらず、
再び舞い戻って来たのは、やっぱり家族愛に飢えていたのだろう、
非常にキュートに思えた。
過剰な演出や展開もないが二人が徐々に心を交わしていく様子が
丁寧に描かれていてとても良い作品だと思った。
これ、最強のふたりと通じるものがあるよね。
これも実話を元にしてるんでしょ?
こんな素敵な出会いってあるんだなー👍
24位/443 2021.05.28現在
この作品は、自分の語彙力では
語れない気がする。
アカデミー賞作品って
自分には合わないこともあって
多分、絵画を見ても
良さが分からないのと同じ感覚?
自分の感性がそこまで
達してないので、、、
なので普段は
アカデミー賞だから観に行こう!
とは、あまり思わなくて。
もちろん観たいと思ったことは
何度もあるけど
これは、なぜか劇場で観たい!
って、思って、そして大当たり!
最強の2人 と
観終わったときの気持ちは
ちょっと近い感じがあるかも!
この2つの映画を世界中の人々が観たら
世界は少しだけ平和になるんじゃないか?
でも鬼滅の刃が日本で
これだけヒットして
自分は真面目な人が
一生懸命頑張るのが大好きで
でも、鬼滅がヒットしたからって
日本が何か変わるわけでもないから
世界はそんなに簡単じゃないのか。
って、めちゃ話がそれたけど
素敵な演奏してくれる、
それは、賞賛する。
でも、差別はする。
それが、本当に理解出来ない。
だから主人公←名前思い出せない
主人公は最初暗いけど
ヴィゴモーテンセン←役目思い出せない
むしろ、アラゴルン。
アラゴルンと旅することによって
主人公が変わっていくのがいい!
差別はひどいよ!
って、それに耐えながら
希望を求めるんじゃなくて
主人公自身が変わっていくのが
とても素晴らしかった!
ペットボトル取りに行かせるの
めちゃ面白かったなぁ。
自分もそういうのは許せないので
取りに行かせる。
正直、チキンの骨も捨てれないけど。
そして手紙のやり取りの
最後の奥さんの返し
最高に素敵だったなぁ。
自分のランキング付けてて
24位だけど
トップ10でも問題ない24位です!
以下、
超個人的主観による駄文のため
盛大にスルーしてくださいあ
(RG風)
グリーンブックのあるある言いたい♫
グリーンブックのあるある早く言いたい♬
グリーンブックのあるある今から言うよ♪
観終わった後ケンタッキー行きがち♩
↑
実際帰りに買った!
アラゴルンだということ忘れがち♩
↑
同じ人とは思えない!
素敵ない歳の重ねかた
備考 点数は自分が
生まれてから現在まで
観た映画をランキングにして
相対評価で点数付けてます
上位と下位から順番に
感想書いてます
初回鑑賞年齢→38歳
(2021年時点40歳)
初回鑑賞場所→映画館
鑑賞回数→1回 また観たい
記憶度→70%
マイ映画ランキングは
2021年時点
全映画中→24位/443
洋画部門→19位/368
ケンタッキー食べたくなる部門→1位
全915件中、201~220件目を表示