ラストレターのレビュー・感想・評価
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声がいい
多分3回目でやっと、観た!!という感覚になりそう。
多分だし、そう。
まずは、映像が素敵すぎて、どのシーンの映像も光の入り方も、もう儚くて尊くて美しくて。岩井俊二作品は映像がとにかく好きだが、今回もとにかくどきどきした。とにかく。
キャスト俳優陣が凄すぎる。特に広瀬すず森七菜。なんだこれは。目線、仕草、動き、声、話し方。個人的に最後の学校に行きたくない理由を聞いた広瀬すずのリアクション。お線香をあげに来た、福山雅治と話す広瀬すずの横にいる森七菜のリアルな自然さ。あと、森七菜は写真を撮られている時のリアクションもとにかく良かった。ゆうりの娘である、そよか。分からないけど、そよかそのものだった。
卒業のスピーチづくりを手伝っているシーン。あれは何だ!!たまらん!!!
お願いをして階段を降りるあゆみ、降りている途中の階段を少し上がる鏡史郎、踊り場で向き合う2人の映像。美しい夢を観ている気持ち。
今日はいい夢がみれそうな気がする。そうだし、気がする。
そして、乙坂さんのサインちょっとかわいいですよね。
追記、庵野秀明はもう風立ちぬ
朴訥とした雰囲気が心地いい。
学生時代の思い出って良いなあ
面白かった。
すずちゃんも七菜ちゃんも可愛かった。2人の演技が光ってるからこその映画だと思った。
なんか、みさきがトヨエツ演じる阿藤とくっついたのは、若い頃ってちょっと悪ぶってる人がカッコよくみえたりするから、そーゆう事なのかなって思った。この辺りの描写があまりないから、想像だけど。
あと、漫画家の旦那が急に大きい犬を2匹も買ってきたら、私だったらブチ切れるなあって思った。ちょっとヤバいやつな感じが庵野監督にピッタリだった(良い意味で)。
チイファの手紙を視聴後に
若手女優の二役が素晴らしい
予告編を見た感じでは、もっと、ドラマティックなストーリーなのかと想像してたんですが…
穏やかな、静かな映画でしたね。
ともすれば、退屈な映画にもなりかねない程に静か。
でも、俳優陣が本当に上手で。
特に、共に二役(回想パートでの母親と現代パートの娘)を演じた広瀬すずと森七菜が、本当に素晴らしかった。
松たか子の演じた裕里は、常識的なところもありつつ、少し素っ頓狂なところもあって、おかしみのある女性。
回想パートの裕里(森七菜)は、それを踏襲した女子高生に。
現代パートに登場する裕里の娘 颯香は、屈託のない無邪気な女子高生。
広瀬すずは、回想パートでは健全な優等生キャラの美咲を演じ、現代パートでは、幼い頃から父親のDVに苦しみ、母を自殺で失った、憂いを含んだ女子高生 鮎美を演じてます。
2人とも、血の繋がりを感じさせつつも、別の人格をきっちり演じ分けてました。
しかも、現代パートでの2人の透明感といったら…
吸い込まれそうなほどに美しかった。
広瀬すずなんて、もう、大学も卒業するような年齢なのに、高校生にしか見えなかったですよ。
女優って、凄いですね。
(神木くんも、普通に高校生に見えました w)
話としては、ほんと、「目を見張るような展開」なんて、全然ないんですよ。
でも、仄かな、それでいて芯の強い愛情が、それぞれの関係性の中に感じられて、胸がじんわりと温かくなる映画でした。
返信早いんで
ただただ評価がいいので気になって鑑賞。
岩井俊二監督の作品は今まで1度も見た事ないですし、出演者の広瀬すずと福山雅治が個人的にどうも好きになれない(ファンの方すいません)。ということで、そこまで期待はせず。
なかなか良かったです。
静かな恋愛映画だけれど、かなり趣深く監督が伝えたかったであろうことが沢山詰め込まれており面白い。
裕里(松たか子)は姉・美咲の葬儀に参列し、帰り際に姉の娘である鮎美(広瀬すず)から美咲宛の同窓会の招待状を手渡される。裕里は姉の死を伝えるために同窓会に足を運ぶが、自分が美咲だと勘違いされてしまう。
雰囲気とにかく良い。
照明の当て方や絶妙なカメラワークがとても居心地よく、ただの日常に見えるのだけどどことなく寂しさが空気中を漂っており、グッと苦しくなるものがある。特に福山雅治が涙を流すシーンではあの雰囲気と2人の心情に胸が張り裂けそうになり、姉の偉大さが感じられた。
先走って言ってしまったが、演者の良さが引き立っている。この監督は一人一人の演者を非常に上手く使っており、演技をしているとは思えないほど自然で違和感のない作りになっている。不器用だけど心優しい松たか子、漫画家で怒ると怖い庵野秀明、素直で陽気な森七菜、不安を抱える笑顔が素敵な広瀬すず...などなど、それぞれぽいな〜と感じる部分が凄く多い。オフの時もこんなんじゃないかな?と思えるほど。
そして余韻がとても良く色んなことを感じる。
私が一番強く感じたのは「昔の今の連絡」。
監督はこれを伝えたかったんだろうと思った。
昔は文を送るとなると手紙だけ。誰かを通じて手渡してもらったりして相手のことを想う。今でもおばあちゃん世代はその考えが根強く、手紙を書くこともしばしば。便箋ちょうだいと言えば直ぐに出してくれるし。
だけど、今ほとんどの人はLINEでメールを送る。LINEだとすぐに返信が送れるし返ってくる。紙とペンを出す必要も無いし、ポストに投函しなくてもいい。だけど、同じ文章なのに感情が伝わりにくい。
「誰?」って怒ってるの?ただ聞きたいだけなの?
手紙は長文のやり取り。これがどんどん無くなっていくのは悲しいな〜。
ただ、見応えにかける。
感動しないし、共感はあまりできない。
松たか子が主演というには何だか納得がいかないし、高校時代と現在の間に何があったのかというのをサラッと流しすぎている。ドラマでじっくりゆっくり時間をかけて話を進めて欲しいと思ったそんな作品だった。
また、意味不明な部分もいくつか。
3つの手紙が行き来する中でなぜ不信感を抱かないの?とか、じゃあなんで言わなかったの?とか、そんなアッサリしているもんかね?とか。この点も含めて1つの映画にまとめるには少し無理があったのかと感じた。
ただ、非常に心地よかったので満足です。
最近松たか子ブーム。大豆田とわ子と3人の元夫、マジで面白すぎますって!!!
人によって評価の振れ幅が大きい映画
舞台が田舎町ということもあり、風景はどこか懐かしさを感じられるもので敷き詰められている。その雰囲気とは裏腹に様々な展開が襲ってくる本作。
終始広瀬すずの美貌に目を奪われ続けてしまった。肝心の内容はというと、全体的には良い映画だったかな程度。
こういった類の映画であれば、お涙頂戴シーンを増やすことが出来ると思うのだが敢えてそうしなかったところには好感が持てる。
ハラハラする展開もあるが、その中にも日常に近いものが多く感じられ観た人の昔の記憶を思い出させてくれると思う。
観た人によって評価の振れ幅がだいぶ変わってくると思う。こういう作品を求めている人にはとても響くものだと思うし、なんとなくで観た人には少々退屈さを感じさせてしまうかもしれない。
岩井監督ありがとう
止まっていた時が動き出す。
感想
岩井俊二さんの作品は『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』しか見た事がありません。岩井監督独自の世界観は今作でも健在で、岩井俊二作品のファンであれば楽しめる事間違いなしだと思います。どこか懐かしい世界観に引き込まれて楽しめました。
ウソの手紙から始まる恋愛ドラマ作となっており、恋に年齢は関係ないと思わせてくれる温かみを感じました。
また、登場人物の背景も細かく描かれており感情移入しやすかったです。短い様で長い人生、何が起きるかわかりません。悔いのない様に生きていたい思わされました。
出演されている俳優陣が豪華すぎてその点は驚きました。皆さん流石の演技力でしたね。
総評
岩井俊二節炸裂の良作。
たまには重厚でゆったりした大人な青春ドラマで浸るのも良いのでは⁈
美しい姉
正直、最後まで入り込む事が出来きませんでした。重い設定の割に話が淡々としすぎているような、、、(他のレビューを読むと感動されている方が多かったので、書きづらいのですが、、、)
妹裕里が姉未咲の事をどのように思っていたのかがわかりにくかったです。
美しい姉。人気者の姉。初恋の相手を奪った姉。。。
妹の裕里から見て姉はどんな存在だったのだろう。憧れもあったかもしれないが、嫉みや嫉妬もあったはず。
姉の同窓会に行く裕里の真意も読めませんでした。本当に姉の死を知らせる目的で行ったのだろうか?一度でいいから姉になってみたい。そんな気持ちがどこかにあって、それで同窓会に行き、人気者の姉の気分を味わいたかったのではないか?、、、と、あれこれ考えてしまったのですが、そんなドロドロした映画ではなかったですね笑。
妹は姉をどう思っていたのか。
姉が亡くなってまだ一ヶ月。それなのにケロッとした感じで、しかも初恋の相手にときめいたりもしている。姉妹の死ってその程度の重さなのでしょうか?でも、だからといって姉を恨んだり嫉んだりしている風でもありません。二人がどんな姉妹だったのかが伝わる描写も無く入り込めませんでした。
嫉妬と憧れの入り混じった妹の姉に対する複雑な感情をもっと出してもいいのではないか?そういう人間の汚い部分が無くて綺麗な話にまとまっていたので違和感がありました。でも重い設定なのにジメジメした話になっていなかったのはある意味すごいなと感じています。
『シン・ゴジラ』の庵野秀明監督が、おとぼけキャラの夫役を好演されていました。この前ゴジラを観たばかりなので驚きました。こんなお顔をされてたのですね!庵野監督が出ている場面はほんわかとして安らぎました。福山雅治さんも良かったです。『マチネの終わりに』では大スターオーラが眩しかったのですが、ここでは、良い意味でそのオーラが無くて、売れない小説家役が違和感無かったです。
「ラブレター」がよかったから楽しみにしていた。 過去・現在のタイミ...
「ラブレター」がよかったから楽しみにしていた。 過去・現在のタイミ...
そんなちっちゃな本に収まるもんじゃねぇんだよ
映画「ラストレター」(岩井俊二監督)から。
普段、頻繁にメールをしているにもかかわらず、
レター関連の作品は好きで、溢れるくらいのメモが残った。
「誰かがその人のことを想い続けたら、
死んだ人も生きてることになるんじゃないでしょうか」
「うん、そうかもしれないね」・・と会話をメモした時、
あれっ?、先日観た映画と同じ発想?と、やや残念さが残った。
(「記憶屋 あなたを忘れない」(平川雄一朗監督))
若い頃、交際をして好きだった人をモデルにして、
さらには小説のタイトルまでつけた小説「未咲」は、
それなりに話題になり、売れたようだ。
しかし、その呪縛から逃れられずいた小説家に向かって、
前夫を演じた、役所広司さんが、こう言い放つ。
「(あいつが死んだのは)俺のせいだ。だがお前のせいじゃねぇ。
お前はな、あいつの人生に何ら影響を与えてねぇんだよ。
あの小説は俺とあいつからのプレゼントだ。
お前の人生に贈ってやった、偉大なる贈り物なのさ、違うか?
人の人生なんてな。
そんなちっちゃな本に収まるもんじゃねぇんだよ」と。
自叙伝、自分史など巷ではブームだけど、
この台詞、けっこう心に響いたなぁ。
透明感❣️
真っ当なノスタルジーもの。支持。
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