ラストレターのレビュー・感想・評価
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素敵な手紙
高評価レビューを見て期待しすぎてしまった。
余韻に浸りもせず涙も出ない…
私の心が乾いてるんだろーな。残念です。
高校時代はみんな同じ線上に立っているが、これから先はそれぞれの人生が待っている。躓いても転んでも、このスタートラインに戻り安息すれば良い。(この言葉がラストレター)みたいなことを言っていたが…
高校卒業時が人生のスタートラインだなんて、幸せな充実した純粋無垢な18年間を送っていたのね…
未咲さんは夫のDVで心を病み人生を台無しにした。
乙坂さんは高校時代から時が止まったまま未咲を求めている。
そして何やらマイペースに順調に生きてる松たか子扮する裕里さん。
それぞれが手紙を絡めて人生を紡いでいく。
近頃はスマホの影響で手紙を書くことがめっきり減った…
冠婚葬祭に現金書留に添える文ぐらいしかないなぁ
スマホの簡略化した文字は合理的で便利だけど心にも想い出としても残らない…
果たして残るのが良いのかは分からないけど…。
大事にとって残しておいたから未咲さんはDV受けた(夫にとって純粋無垢な母娘が苛ついて)と勘ぐってしまう。
中山美穂と豊川悦司の「ラブレター」懐かしい映画だ。
この二人が全く違うキャラで登場した事にも驚いた。(二人とも純粋無垢な未咲達とは違う人種)
二作とも「素敵な手紙」について描かれている。
たしかにラブレターもラストレターも素敵だ。
初恋の遠い思い出
彼女への思いや 彼への思いや
多くの切なく 悲しく きゅんとした思いが
詰まった映画だった
特に鏡史郎の美咲への思いが
本当に観ていて苦しくて悲しくて
高校時代の思い出はあまっずぱくてキラキラしてて
ラストで手紙のやり取りがこうして
つながるのかあと観ていて
涙が溢れた
キャストもみなとっても良かった
美しくロマンティックな大人のファンタジー
岩井俊二のひとつのスタイルを極めようとするような、濁りのない透明度の高い作品だった。美しかった。
手紙の中に思いを込めた。
その思いを受け取り生きる糧とした。宝物とした。
長く辛い時間、起こってしまった悲劇を厚めのオブラートに包み、汚すことなくしっかり飲み込ませる展開は流石。
実にストイック。この美しさが岩井俊二だ。
下心だろうね
ストーリーの出発点がそれだからあんまり共感できなかった。白石市の高校の同窓会が仙台市ってのもちょっとね。田舎は噂早いから同級生死んだら騒ぐしさ。あと乙坂の本業は何?まさか小説の印税とか言わないよね。
恋愛視点では見ちゃだめ。細やかな心理描写が楽しめる作品。
予告編やサイトが「恋愛」という軸で語られているので、それを意識しすぎるとよくわからない作品になるかもしれません。
この物語は恋愛を中心にとした、人間の苦悩、後悔、葛藤のお話。ですから、誰が誰を好きであるというのはおまけで、「どうしてこんなことをしたのだろう?」という疑問と、その行動ににじみ出る心情を読み取ってください。
「あー初恋の時ってそういうのあるよね」とか、「好きだからこそそういう行動とるよね」とか、その心理の変化が絶妙に映像で表現されています。
脈絡のない話です、とても落胆しました、最低でした
こんなイメージビデオみたいな、意味の無い、そんなものを延々と見せられても、どうかな、そう思いました。
ここの演技は凄いですが。
特に神木隆之介、森、松たか子、広瀬すず。
こんなにばらばらなら、ミュージカルにでもすれば良いのに。
松たか子とあの人は歌がうまいのだから。
人によって受け取り方は異なるだろうが、私自身は忘れていた気持ちを「...
人によって受け取り方は異なるだろうが、私自身は忘れていた気持ちを「喚起」させられたように思う。姉妹とその娘達(従姉妹)を、同じ女優2人が演じるというのはややっこしいが、可愛らしくもあった。自分が学生の頃までは当たり前だったと思う「手紙」のやり取りが新鮮だった。隣県の宮城県を舞台にしたことも親近感を抱かせた。果たして、小説『美咲』はどんな内容なのだろう。
思っていた以上に大人もキュンとする映画。
その艶っぽさを消し、誠実な小説家を魅せた福山雅治
さん、抑えた演技で、やさぐれた男を巧みに演じた豊川悦司さん、全編に柔らかさと微笑ましさを添えた松たか子さん、場末の雰囲気を漂わせた中山美穂さん達による練られた演技。
ピュアな男子高校生を演じる神木隆之介さん、若葉のような広瀬すずさんと森七菜さん達による透明感の有る演技。
書簡のやり取りを通して変化して行く人と人との繋がりを、青春のきらめきと共に巧みに描かれた作品。
手紙が紡ぐ物語
松たか子さん、広瀬すずさん、好きな女優さんがふたりでていたので鑑賞。森七菜さんはノーマークでしたが自然体な演技がフレッシュでとても良かったです(森七菜さんの歌うエンディング曲も透明感のある声がとても良かったです)。
ストーリーは「手紙」がキーとなり物語を紡いでゆく岩井俊二監督らしい切ないストーリー。
高校時代、鏡史郎から学校のヒロイン未咲に書き続けた「手紙」。
高校時代、未咲の妹の裕里が鏡史郎に書いた「手紙」。
大人になって裕里が亡くなった姉の未咲のふりをして送り続けた「手紙」。
亡くなった未咲のふりをして美咲の娘の鮎美が鏡史郎に送った「手紙」。そして鏡史郎が返信をした「手紙」。
鏡史郎が未咲をモデルに書いた未咲というタイトルの「小説」
未咲が娘の鮎美に贈った「遺書」。
そのひとつひとつの心のこもった手紙の想いがとても素敵でした。
オススメです。
素敵な映画
記憶屋と見るのを悩んでましたが、こちらを選びましたが良かった☆
子供の頃を思い出したり、人間が歳を取ってく姿も上手く描かれていて映画の世界に引き込まれました。
人間色々な人生があると思い知らされましたし、純粋な気持ちは大事だとも改めて実感しました。
広瀬すずちゃんは可愛くて、福山雅治さんと豊川悦司さんは良い味出してる大人な役でした。
涙も出たし怒りも込み上げてくる場面もありましたが、終わったあともずっとエンドロールに浸ってました。
オススメです。
じんわりと心が温かくなる映画
エンディングの森七奈の「カエルノウタ」が流れ出した時、まだ終わって欲しくなくて、席を立つことができませんでした。
何か大きな出来事が起こるわけではなく、1人の女性の死をきっかけに手紙という手段を通じて様々な登場人物の物語が始まります。
特に広瀬すずと森七奈の演技が上手く、無垢で真っ直ぐな汚れのない子供を見事に演じ切っていました。
観ていて学生時代の甘酸っぱい思い出(ほとんど失敗談、、)が思い出されました。
後悔のしないように生きていこうと思える作品でした。
なお、作中阿藤には嫌悪感しか感じませんでしたが、小説版の独白箇所を読むと、阿藤の気持ちが見事に書かれており、自分の中で少し消化することができました。
もやもやしてる方は是非小説版も読んでみてください。
タイトルなし
朝方WOWOWで録画していた「ラブレター」観賞
設定は強引だがミポリンの「お元気ですか~」で涙腺崩壊
その流れで「ラストレター」
今回はまぁまぁ
結論➡️岩井俊二は図書館に勤めてるような女子が好き
汚深さを追求せず洗練された映像
物語
四方舞った落ち葉と小枝、
掻き集め集約せしむ大幹、
綺麗に燃ゆり天高く煙上、
映像
そよ風に汗滴らぬ東北の夏
風背景情景描写素晴らしい
が
撮影カメラは手で持って!
配役
広瀬すずさん流石という感じで良かった、
が、
なんといっても森七菜さんが抜群!
ふわりとすシンプルなワンピース姿
二人共に素晴らしい!
この二人に集約された映画として満足でした( ^ω^)
映像で表現する人
3ヶ月ほど前、原作を読んだ時は何かだらだらつまらない話で、岩井さんの小説ってヘナチョコだ、と、がっかりでしたが映画を観てびっくり。素晴らしいじゃないですか! やはり映像表現の人なんですね。
クレーン多用の美しいカメラワーク、それを邪魔しない小林武史さんのピアノ、無意味な誇張の無い役者陣の演技。特に柱時計のチクタク音だけをバックにした長台詞にはしびれました。
「人の人生なんて、ちゃちな本に収まるものじゃ無い」と罵られ落ち込んだ鏡史郎が、自著にサインを求められ再生していく終盤も好感が持てました。
[追記]
エンドロールの「カエルノウタ」があまりにも良いのでspotifyで早速ダウンロードしました。ちょっとスワロウテイルっぽくてお勧めです。
ロケと設定は良いが、物語展開は...
夏の宮城の川や森が涼しげで、微妙に揺れる手持ちカメラや編集のリズムが穏やかな気持ちにさせる。姉になりかわる前半の松たか子がメインのパートは、夫や義母のエピソードを含め、コミカルさもあって快調。
しかし、福山雅治が宮城を訪ねてきた以降の展開は、?マークが次々と浮かんでくる。中山美穂と豊川悦司のやさぐれさは、思いどおりにならない人生の苦さを示すものだとしても、見たくないものを見せられた感じ。最後の広瀬すずの語りも、母が福山を想い続けていたことに熱く共感していたが、父である豊川に対する屈託なりを一切見せないことに違和感があった。
森七菜のピュアな演技が素晴らしく、これからが楽しみ。
「誰かが想い続けていたらその人は生きていることになるんじゃないでしょうか」
自殺した姉、その姉を忘れられない元恋人、その男を憧れていた妹、そして姉の娘。姉以外の三人それぞれの群像劇をシームレスに溶け合うような構図で描き出す、岩井俊二ワールドに満ちた映像で溢れる作品である。
岩井監督作品で印象に残るのは『リップヴァンウィンクルの花嫁』であった。今作品はロケ地が出身地ということで思い入れもひとしおなのだろうと想像する。
兎に角、キャストが豪華だ。監督のキャスティングであるならば、その力は凄まじい。まぁ、それだけではないだろうけど、誰もが主役を張っている俳優や、ミュージシャン、話題の人物達をチョイスできるだけでも驚く。庵野監督を引っ張り出した自体で何か別の力が働いたんじゃないかと訝しく感じる程だwもし、日本アカデミー賞にキャスティング部門なるものがあったならば間違いなく今作だと断言できる。音楽に小林武史を引き入れたのも特筆だ
そして、ストーリーも又ハードでアダルティだが、そこはきちんと優しさでオブラートしている作りでバランスを保った仕上げである。
何より、久しぶりに福山雅治の“自信がない人物役”を観れたことが興味深い。普段の尊大な役柄が常の彼が、これ程の矮小な役を演じていること自体、希有なのかも知れない。松たか子のコメディエンヌ振りや、トヨエツ&中山美穂のヤサグレ感の安定も、確かにデジャヴ感と言ってしまえばそれまでだが、しかし基礎がシッカリできてるからこその盤石の布陣と呼べるのであって、芸能界で長い間一線で活躍してきた人の凄みを感じずにはいられない演技である。そんな布陣だからこそ、敢えてチャレンジをした役柄の福山が一際目を惹く演出に応える事が出来たのだと思う。一方、広瀬すずも堂々たる演技だ。脚本の作りも絶妙で、敢えて自死の前のDVを受けていた頃の姉を登場させないことで、一番不幸で心身共にボロボロの状態を周りの情報のみで伝えた事で、鑑賞者それぞれの想像として落ち着かせたことが或る意味ナイスアイデアだと感じた。これならば輝いていた頃の姉として、広瀬を二役に演じさせることが出来る。メインストリートがシッカリしていれば、多少同時並行の脇道が多分に破綻していても何とか力任せに駆動はできる。まぁ、妹の手紙の嘘が又繰り返されるのを、お見通しで文通することや、同時に姉の娘との文通も始まることで違和感を覚えるだろう事への説明がないことの不親切感も、原作として岩井監督が発表しているのかは定かではないが、その辺りの綻びは多分制作側の編集優先があったのだろうから、致し方ない。姉がなぜトヨエツ演じるDV男に転がってしまったのか等々、説明不足も散見される中、それでもきっちり悲しみの涙を流させる演出力は大したものである。
ドローンによる空中からの俯瞰撮影の多用等、意図を訊いてみたいカットもあるのだが、それでも、トヨエツと福山の酒場での圧巻の会話劇のシーンや、クライマックスの霊前でのシーン、些末だが印象的なそれぞれのヒロイン達からサインをねだられるカットなど、心に残る画力を紡ぎ出す岩井監督の映像作家としての実力に感服させられる。
劇伴の効果的な挿入にも感服する、監督の健在さをアピールされた堂々たる作品であった。
PS.“なかたがい”高校っていうセンスも光っていたよw
切ない
チラシや予告で勝手に想像していた以上に切ない話だった。ありがちな話かと思ってたらどんどん違う方向に進んでいった。
それにしても広瀬すずのオーラすごい。自然と目が追いかけてしまう。神木くんもまだまだ高校生役できますね。不自然感が全然なかった。
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