ラストレターのレビュー・感想・評価
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トメル、トマル、キリトル、ウゴキダス
それぞれが、止める、止まる、切り取る瞬間であったり、場面であったり、時間であったり、が瑞々しく伝わってきた。そして未咲の死を知る、話す、受け入れることで、それぞれの時間や気持ち、日常が動き出す、のが美しく伝わってきてエンドロールまで余韻を残す。
死んだ人は忘れられた時が本当の死だと思うので、未咲の死を知らない同窓生の中では彼女は今も生きているのが嬉しいような哀しいようなそんな気がいつまでも。
設定には少し無理があるけど、登場人物一人ひとりがていねいに描かれ...
設定には少し無理があるけど、登場人物一人ひとりがていねいに描かれていて展開も急ぎ過ぎず、いいなぁと感じました。
広瀬すず、松たか子、福山雅治、神木隆之介さんたちの演技がよかったのでそう感じたんだろうと思います。
ときどき出される風景も美しく、落ち着いた気持ちで見ることが出来ました。
私はこんな、ていねいで落ち着いた感じの邦画が好きなので、観てよかったです。
これ、おもしろいですか
珠玉の名作です
広瀬すず賛歌
まず最初に言っておきますが、私は広瀬すずのフアンです。だから圧倒的にすずちゃんよりの
レビューになります。
さて皆様いわゆる聖地巡礼。映画のロケ地に行った事はありますか?正直無駄な行為です。いや勝手に来られても受け入れ体制もないです。
迷惑千万だ!
そんな暇があったら映画館に行け!一言で言うと・・・
馬鹿だ❗️
もうオチが分かった人は多分いると思いますが・・・
それは私だーー❗️
例えば「君の名は」エンディングの石段は
四谷の須賀神社だ。私は5回行ったぞ。行く度に外国人が増えている。
YOUは何しに須賀神社へ?
愚問の極致だよ❗️
瀧くん(神木くんが声優やってる!)のバイト先のレストランも行った。新宿御苑、大木戸門のすぐ前だ。いい感じの店だ。噂では今日瀧くん来ていますか?と聞くと「今日は休みなんですよ」て答えてくれるとの事だったが・・・
恥ずかしくて聞けなかった!
ヘタレか❗️
いやね、流石に馬鹿でも聞けなかった。その頃はここの会員じゃなかったし・・・
申し訳ない!
で、もっと行ったのが「海街diary」の舞台の鎌倉だ。この映画を簡単に説明する。鎌倉に住む三姉妹が異母姉妹のすず(なんと広瀬すずが演じている。)を家に迎え入れ四姉妹になった日常を淡々と描いている映画だ。
大きなドラマはない。でも好き。それでたまらず、聖地巡礼ですよ。江ノ電で極楽寺へGO!
あの美人四姉妹はどこに?
いねえよ❗️
でも楽しかった!何回も行った!鎌倉の街は山あり、海あり、古刹あり、切り通しあり、古民家カフェあり、猫カフェまであるぞ!
素晴らしい!
それで広瀬すずちゃんの大ファンになった。カルタ、チアダンス、バイオリン、アニメ制作、前のめりで頑張れ!頑張れ!
日本一応援している女優だ!
さていつものように長いまくらが終わりました。申し訳ございません。この先はネタバレが、含まれているかもしれません。映画未見の方は読まない方が良いですよ。
まず私が力説したいのはロケーションだ。映画のロケーションは大事だ。凄く。
例えば大林宣彦の映画だ。年月が経ち一番記憶に残ってるのは尾道の風景だ。そうじゃないですか?
この映画は仙台市と白石市で撮影されている。
。冒頭の滑津大滝(白石市) 何故か懐かしい。私のこころの風景になった!
今度、火野正平さんにお手紙を書いて行ってきて貰おう。いや、まじで!
縁側のある古い家屋。日本人の原風景。庭先で花火。西瓜。いいねえ〜
また音響効果が素敵だ。
ヒグラシの鳴き声。実はこれだけで多くの情報量がある。季節は夏の終わり。時間は夕刻近く。場所は自然豊かなところ。
ヒグラシは夏の名残を 追って鳴く
淡い青春への 想いを込めて
ヒグラシの鳴き声にある登場人物の心理がシンクロする。自然音と言うより効果音。
上手い。思わず唸った。時計の音の使い方もいい。ドキドキした。
画面構成の美しさ。夏の終わり。里山に優しく降る雨。古いバス停で白いワンピースをまとい見送る美少女が二人。
フェルメールの絵に匹敵する。
一幅(いっぷく)の絵画は千の言葉を語る。筆舌に尽くしがたい。
キャスティングも素晴らしい。適材適所。それぞれの場所で輝いてこの美しい物語を紡ぎあげた。
この撮影の時は広瀬すずは19歳、森七菜は16歳だ。少女と言っても良い。「時をかける少女」の原田知世のように、この二人はスクリーンの中で永遠の命を得た。
そして私たちの心にも、美しい風景と共に深く刻まれた。
刹那が永遠に変わる魔法、それが映画だ。
とてもとても美しい映画
美咲でなく未咲
福山雅治さんが、陰のある人を演じると趣きがでますね。普段がエネルギッシュなだけに。集団左遷の片岡洋役は、熱量が多すぎてちょっとどうかなって、思ってしまいました。容疑者Xの献身の堤真一さんの役と福山雅治さんの役が入れ替わっても面白いのでは?とふと思いました。
それはそれとして、乙坂鏡史郎は誰の人生を生きているのか?大学時代の遠野未咲と付き合っていたときから先に進んでいないのは、あまりにも人として弱いです。未咲が阿藤と駆け落ちしたのも知らずに独身のまま想い続けても自己陶酔にしか見えず、阿藤のセリフの「お前は未咲の人生に何の影響も与えていない」は、豊川悦司さんの圧倒的な演技と相まって、乙坂のダメさを端的に示していると感じました。裕理の家を東京から尋ねる行動力があるのだったら、もっと早く動けと思います。
生徒会長でマドンナだった遠野未咲が、乙坂の反動で阿藤の男らしさを勘違いして駆け落ちし、美しく咲くことなく、未だ咲かずにそのまま落ちてしまったのは、阿藤だけの所為ではないのでは?と思いながら見ていました。
鮎美は、まだ子供なのでDVの阿藤に対する恨みがあり、温厚で優しい乙坂が素敵と考えるかも知れませんが、未咲の遺書は「鮎美の人生は無限の可能性があり、自分で考えて『積極的』に生きて行け」と言っているようにさえ思えました。乙坂は、一度しかない乙坂の人生をどう生きたいのか?フラストレーションが溜まってしまいました。
ドローン多用のカット。自分には刺さらなかった。
自分には刺さらなかった。
ストーリーとは少し別のところ。
ドローンを利用した"上から俯瞰するカット"の多用。
これが自分はダメだった。
自分の嗜好も影響している。
自分の場合、"地上から美しい山なり空なりを見上げる"のが好きな人間であり、
上から見下ろす視点が"ノイズ"に映ってしまったのだ。
杜の都・仙台を描くツールとしてのドローン使用ですが。
自分には"ノイズ"で、
ストーリーに入り込む前に邪魔になってしまったようです。
だって、人は地上を歩く生き物だから。
悲しい出来事があったとしても、
それを受け入れて前を向いて歩く。
その視点は普通の人の"目の高さ"で
あってほしかった。
そう思います。
まぁ、私個人はダメでした。…ということで。
君にまだずっと恋してる!
初恋厨二病拗らせちゃった系男子と雰囲気映画
題名の通りです。
まず、中年になった2人とその子供を中心に話が進みます。
よく映画やドラマである「この人のここが好き」がなく、福山雅治の高校時代、神木隆之介は学年のマドンナ広瀬すずの顔を好きになり、そこからずっと好きです。どこが好きかは言えませんが、とにかく好きみたいです。そして色々あったけど中年になって「25年間ずっとすきなの」と手紙を送りますが、広瀬すずの妹の森七菜が中年になった松たか子が姉のかわりに手紙を送る…そのような話。そこでもいろいろあるのですが、とにかく、くさい。
初恋を引きづらずに結婚して子供を育てている松たか子(森七菜)はともかく、福山雅治は高校時代に好きだった理想の女の幻を今でも追い続け、自分でも「まだ君の幻を見る」とか言っちゃう。大学時代にあっけなくふられてそこからずっとすき。多分結婚してない。出した小説も女のことを書いた一冊のみ。
いろいろあってあとで「もっと早く結婚しておけばよかった」と周囲含めて後悔しますが、その周囲もネチョネチョしててわけわからない。普通に考えて初恋拗らせてる中年男子がいきなり家に押しかけてきて「結婚しておけばよかった」なんていったら気持ち悪いでしょう。
あと、広瀬すずは生徒会長役ですが、おしつけられたようにしかみえない。マドンナっていわれてたのも、周りがそういうことによって囃し立てるためのものでは?と思ってしまう。
人気者の生徒会長っていうよりも、面倒くさいことは押し付けられるタイプ。
もう少し高校時代の描写が欲しかったですね。森七菜とかいろいろわからないことも多いので。
いろいろありますが、とにかく是枝監督のような良さげな雰囲気出しておいて中身は気持ち悪くてねちょっとしている青春引きずった厨二病のお話です。
主題歌も森七菜が歌っているけれど、あのラストシーンの後はミスチルでしょう。
女性の声は合っていない。
果たしてここで歌手デビューさせる必要があったのか。せっかくいい女優さんなのに、勿体ない。
主役でもないんだから、ここまでゴリ押ししなくても、と思う。
剛力彩芽ルートにならないといいな。
役者さんたちの自然な演技、映像美が素晴らしい!
初恋。
そんな相手の存在と思い出があることで、
今を生きていける。たとえ、悲しい結末でも。
初恋、恋の素晴らしさがわかる映画のような感じを受けました。
しかし、それは、生きている乙坂鏡史郎だったから言えること。
自殺してしまった未咲にとっては、恋って、なんだったのだろうと、思ってしまいます。
ストーリーも淡々と進むのだけど、映像が美しく、役者さんたちの演技もとても自然で、引き込まれました。
森七菜ちゃんの良さが際立っていました。
最後の主題歌も素晴らしかった!
福山雅治は冴えない中年にも見えたけど、
やっぱりかっこよかったです…
ラストの広瀬すずのシーンは、とても良いです。
しかし、
自分の人生にとってかけがえのない財産と言える、学生時代の思い出がない人は、どうやって生きていくのだろう。
自分には、今の支えとなる学生時代の思い出、過去の記憶が見当たらず、悲しくもなりました。
まだ20代。これから、そんな記憶が作られていくのだろうか。
しっとりとじわじわと心に刻んでいく物語
結構最後の方になりますが、福山雅治さんがお線香をあげに行った時にすずちゃんが言った、ラブレターについてのセリフで「宝物にしてました」が、私的には一番のぐっとくる印象に残ったシーンでした。
松たか子さんの演技は本当に良い!好きだなぁ〜
本当のことを隠しながら話すかんじとか、つまりながらの話し方が上手すぎる。あと、目線の動かし方もすごく魅力的。
演出に関しては、しっとりゆっくりな雰囲気で景色とかを多く映す映画ですがほとんど退屈せずに鑑賞しました。
そういえば、広瀬すずさんと森七菜さん、二人が並ぶと、すずちゃん大人になったなぁって感じる。大人の演技になっていくすずちゃんを見ているとなんだか時の流れって早いなぁ〜って感じました
惜しい印象を受けました
原作を読んでなかったので、映画では心情の描写が裕里サイドだったので、同窓会で会った時から裕里と思っていた鏡史郎側の心情の細かい部分が分からなくて、ここが分かっていたらもっと楽しめたのかなと思うのが1つと、阿藤と未咲がどんな出会いをしてどんな結婚生活を送っていたのかの描写がなく、自殺する程苦悩をしていた様子が阿藤の風貌や言葉だけで伝わりにくかったのが1つ、鏡史郎が未咲に一方的に想いを寄せている描写は大変美しい思い出としてあるけど、想いが成就し付き合っていた時の描写や阿藤に奪われた時の苦しい描写がなく、片想いの部分だけに描写を当てすぎなのは、主人公が裕里だからでしょうか?交際していたはずなのに、遺言が交際前の答辞であるのもよく分からなくて、その4点がモヤモヤしました。裕里の片想いを主に考えたらそれで良いのかも?ただ、それだと裕里の家庭が崩壊することも無く、今ひとつインパクトがない退屈な印象を受けました。
俳優さんは福山雅治さんを始め豪華キャストで、風景も良かったので、本当は素晴らしいラブストーリーでしょうが、美しさ重視でドロドロな部分が省略されすぎて分かりにくく、惜しい印象を受けました。
個人的にはマチネの終わりにの福山雅治の方がキュンキュンしました。
会いたい人も死んだと思えば…
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