ごっこ

劇場公開日:

ごっこ

解説

小路啓之の同名マンガを千原ジュニアの主演、「ユリゴコロ」の熊澤尚人監督のメガホンで実写映画化。大阪のうらぶれた帽子店で仲むつまじく暮らす城宮とヨヨ子の親子。40歳目前にも関わらずニートの城宮と、5歳のヨヨ子は、けっして他人には知られてはいけない秘密を抱えていた。城宮が十数年ぶりに実家に戻ってきたことを知った幼なじみで警察官のマチは、突如として現れたヨヨ子の存在に疑いの目を向けるが……。城宮役を千原ジュニアが、ヨヨ子役をNHKドラマ「悦ちゃん」で注目を集めた平尾菜々花がそれぞれ演じ、優香、秋野太作、中野英雄、石橋蓮司らが顔をそろえる。

2017年製作/114分/G/日本
配給:パル企画
劇場公開日:2018年10月20日

スタッフ・キャスト

監督
原作
小路啓之
脚本
熊澤尚人
高橋泉
製作
前田茂司
ゼネラルプロデューサー
芳賀正光
プロデューサー
小松俊喜
企画プロデューサー
赤山健太
アソシエイトプロデューサー
篠崎典子
渡辺大地
撮影
今村圭佑
照明
織田誠
音楽
安川午朗
音楽プロデューサー
川村ケンスケ
主題歌
indigo la End
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(C)小路啓之/集英社 (C)2017楽映舎/タイムズ イン/WAJA

映画レビュー

4.0ずれた欲動が生む「誘拐と養育の物語」の系譜

2018年10月28日
iPhoneアプリから投稿

悲しい

知的

扱いが難しく物議を醸しそうで、それゆえ表現者が尻込みしがちなこの手の題材を描く映像作品が、ときおり登場する。今年だと洋画の「ブリグズリー・ベア」、テレビドラマの「幸色のワンルーム」、かなり前になるが「八日目の蝉」もあった。誘拐の引き金になる動機、衝動はまちまちでも、通常の誘拐監禁と違うのは、誘拐した側が愛をもって育てること。誘拐された側が抱く感情は、ストックホルム症候群の可能性もあり、対等の愛かどうか。描き方も難しければ、観る側も想像力を求められる。 千原ジュニアとヨヨ子役・平尾菜々花の演技はまさに圧巻。熊澤尚人監督もうまく2人の持ち味を引き出し、化学反応を促したように思う。優香は本作と「羊の木」で、タレントから女優への飛躍を印象付けた。それにしても平尾菜々花。今後がますます期待される“小さな大女優”だ。

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高森 郁哉

2.0いびつな映画。

2024年9月7日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

別のマンガ原作の映画を観て、思い出したように投稿。 こちらの映画も原作のファンで映画館に観に行ったが、 やっぱり今考えてもひどくいびつな出来の映画だと思う。 劇中で衝撃の事実を告白するシーンでは、 昭和のバラエティばりに画面がびよんびよん動いたり。 優香さんの関西弁もとってつけたような印象。 エンディングテーマの歌詞が出てくる演出も非常に気色が悪かった。 ただ子役の平尾菜々花さんの存在感は凄まじく、 千原ジュニアさんの演技には違和感があったが 元々社会からした異物のキャラクターのため奇妙にマッチしていたように思う。 総じて良い映画とは紹介できないが、自分は好きな映画。

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ハム

2.0グッと来たけど、それはない!

2021年6月14日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

怖い

《お知らせ》 「星のナターシャ」です。 うっかり、自分のアカウントにログインできない状態にしていまいました。(バカ) 前のアカウントの削除や取り消しもできないので、 これからは「星のナターシャnova」 以前の投稿をポチポチ転記しますのでよろしくお願いいたします。 ============== 金銭的な問題で公開が遅れていたとか〜 ラジオでプロの映画解説の方も語っておられましたが 「万引き家族」の高評価の後なので この作品も違う見方ができるんじゃないか? 遅れたことはかえって悪くなかったかも〜〜 千原ジュニアさんの朴訥な朴訥すぎる演技と あの商店街の寂れ方(商店街の方、ごめんなさい)が あまりにマッチしてて、逆にリアルというか〜〜 そういう意味で途中まではかなりグッと来ました!! で、月に8回ほど映画館に通う中途半端な映画好きとしては 評価が高い作品なので心苦しいが う〜〜〜〜ん、やっぱそれはないよな〜〜。 不器用な男だったとしても、 確かに残酷な話だけれど〜〜 やっぱ、それの必然を感じないない〜〜。 私としては受け入れられなかった〜〜。 ラストのラストも 涙の押し売り的な展開で冷めてしまった。 でも、千原ジュニアさんも絶賛する ヨヨ子役の平尾菜々花ちゃんや 優香さんも安定の演技でした。 @もう一度観るなら? 「悲しいからもういい〜〜」

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星のナターシャnova

3.0こんなもんか

2021年5月8日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

SNSでは結構話題になったんですが、どうなんでしょう。引きこもりのニートのおっさんが突然、突然ですよ。夜の遠目に見た女の子に虐待を疑って、衝動的に連れ去って実家で親子ごっこをする。 子役の平尾菜々花がうまい。この子のおかげでこの映画は成功したようなものだ。 小路啓之の同名マンガを千原ジュニアの主演で実写映画化。突然実家に帰ってきたからと言って怪しむ婦人警官。ニートでも1人で暮らしてたんだったら、なんらの生活の糧があったんだろう。10数年ぶりに帰ってきたからって、結婚せずにいた女がいて子どもができてても不思議じゃ無いやろ。設定自体無理やりな気がする。 ラスト、刑務所に面会に行って突然記憶が鮮明になるのか。 皆んな感動したって言うけど、無理設定で感動はあまりしなかった。まあ泣くことは泣くけど。

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