ダンスウィズミー

劇場公開日:

ダンスウィズミー

解説・あらすじ

「スウィングガールズ」「ハッピーフライト」の矢口史靖が監督・脚本を手がけたミュージカルコメディ。一流商社で働く勝ち組OLで、幼いころの苦い思い出からミュージカルを毛嫌いする鈴木静香は、ある日、姪っ子と訪れた遊園地で怪しげな催眠術師のショーを見学し、そこで「曲が流れると歌って踊らずにいられない」という“ミュージカルスターの催眠術”にかかってしまう。その日から、静香は街中に流れるちょっとしたメロディや携帯の着信音など、あらゆる音楽に反応するように。術を解いてもらおうと再び催眠術師のもとを訪れた静香だったが、そこは既にもぬけの殻。困り果てた彼女は、催眠術師の助手をしていた千絵とともに、催眠術師の行方を捜すが……。「グッモーエビアン!」の三吉彩花が主演を務め、ミュージカルシーンの全ての歌とダンスを吹き替えなしで演じる。共演には、お笑い芸人のやしろ優、シンガーソングライターでモデルのchay、「怒り」の三浦貴大、「銀魂」のムロツヨシ、ベテラン俳優の宝田明ら個性豊かなキャストが集結。

2019年製作/103分/G/日本
配給:ワーナー・ブラザース映画
劇場公開日:2019年8月16日

スタッフ・キャスト

監督
原作
矢口史靖
脚本
矢口史靖
製作
高橋雅美
池田宏之
吉崎圭一
朝妻一郎
有馬一昭
森田圭
太田和宏
杉田成道
飯田雅裕
中谷建
板東浩二
三宅容介
小形雄二
エグゼクティブプロデューサー
桝井省志
プロデューサー
関口大輔
土本貴生
アソシエイトプロデューサー
楠千亜紀
堀川慎太郎
脚本協力
矢口純子
撮影
谷口和寛
照明
森紀博
録音
郡弘道
美術
磯田典宏
装飾
前田亮
編集
宮島竜治
音響効果
岡瀬晶彦
音楽ディレクター
浅梨なおこ
石塚信孝
音楽
Gentle Forest Jazz Band
野村卓史
振付
Q-TARO
EBATO
助監督
井上雄介
キャスティング
吉川威史
製作担当
山岸秀起
プロデューサー補
七字幸久
アシスタントプロデューサー
前村祐子
鎌倉希
タイトルデザイン
赤松陽構造
全てのスタッフ・キャストを見る

“観る楽しさ”倍増する特集をチェック!

関連ニュース

関連ニュースをもっと読む

フォトギャラリー

  • 画像1
  • 画像2
  • 画像3
  • 画像4
  • 画像5
  • 画像6
  • 画像7
  • 画像8
  • 画像9
  • 画像10
  • 画像11
  • 画像12
  • 画像13
  • 画像14
  • 画像15
  • 画像16
  • 画像17
  • 画像18
  • 画像19
  • 画像20
  • 画像21
  • 画像22
  • 画像23

(C)2019「ダンスウィズミー」製作委員会

映画レビュー

4.0題材は違ってもやっぱり矢口作品!その安心感と喜びで胸が一杯に。

2019年8月28日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

矢口史靖の新作がミュージカルらしいと聞いた時から胸騒ぎを覚えていたものの、いざ作品のフタを開いてみればその内容はどこまでも矢口史靖な映画で、変わってないなあという懐かしさと喜びと微笑みで胸がいっぱいになった。これはきっと矢口や周防のようにマイペースに時代を駆け抜けてきた監督の作品でしか味わうことのできない感覚であろう。

矢口作品では出演者に試練を与え、本人がそれを克服することで役柄を自分のものとする。今回その試練がミュージカルなわけだが、「なぜ踊るのか?」という究極の問いへの答え(解決法)を求めてロードムービーヘと転じていく様が、定番とはいえ、痛快だった。「ウォーターボーイズ」や「スウィングガールズ」の主人公と同じく、ヒロインは多少遅れてやってきた青春をカラダ全体で謳歌している。その笑っちゃうくらいの懸命さ。軽快さ。そして友情の清々しさ。このようなタイプの映画と久々に出会えた気がした。

コメントする (0件)
共感した! 10件)
牛津厚信

4.0着想が秀逸、三吉彩花の才能も抜群だが、矢口監督作としてはまあまあ

2019年8月21日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

笑える

楽しい

欧米ではダンス自体が日本より身近で、ミュージカルを自然に楽しめる下地になっている。一方、大抵の日本人にとって不自然に感じられるミュージカル場面だが、催眠術にかかり「音楽が流れると否応なく歌い踊る」体になったという着想で納得させる点がまず秀逸。

三吉彩花の歌と踊りのパフォーマンスも期待以上。歳の近いモデル出身女優としては広瀬すず、小松菜奈、中条あやみらに差をつけられていた印象だが、三吉が才能と魅力を発揮した本作により、今後は映画・ドラマでの主演作が増えるのでは。

矢口史靖監督作としては「ウォーターボーイズ」「スウィングガールズ」と同様、若い演者らが難題に挑戦し、見事なパフォーマンスを披露する点も共通する。ただし、前述2作が登場人物らの成長物語と演者らの奮闘が絶妙にシンクロしていたのに対し、本作では主人公の成長とミュージカル的達成が直接は関係しない点が惜しい。この点が感動の弱さの一因か。

コメントする 1件)
共感した! 16件)
高森 郁哉

4.0歌もダンスも下手の横好き

2025年6月17日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

笑える

楽しい

癒される

絶妙な具合でダンスも歌も「素人の上手い人感」が出ているとこらが、嬉しい。歌もダンスも上手い下手ではなく好きなんだからそれでいいじゃん、という感じがして、とてもよい。
プロフェッショナルの上手さではない。楽しんだ者が勝ち。という気持ちが伝わってくる。

選曲もすごく良い。Orage Pekoe の「Happy Valley」は大好きなアーティスト・曲だし、「狙いうち」、「夢の中へ」、「年下の男の子」、「ウエディングベル」、サディスティック・ミカ・バンドの「タイムマシンにお願い」は、センスがよい。
そして、皆、元曲が良いのに、敢えてそれをディフュージョンしているのも好感が持てる。
ハリウッド映画なら、歌もダンスも本職(プロフェッショナル)を起用するところだろうが、敢えてのセミプロをキャスティング。演技者としてはプロだが、歌もダンスもプロフェッショナルレベルではない、素人の上手な人、感が共感を呼ぶ。友人同士でカラオケボックスで盛り上がる感覚。でも、それでよい。それがよい。

欧米人で歌もダンスも先天的に身に付いている人とは日本人は違う。例えば10ヶ月の赤ん坊が音に合わせてダンスもどきをして声にならない声で歌っている姿を見ると、DNAにしみ込んでいるんだなぁ、日本人はまだそこまでは行いっていないな、と思ってしまう。
でも、この映画は、「いいじゃん。それで」「楽しんだもん勝ち」を肯定してくれている。そこがいい。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
Takesan3

4.5笑いどころ満載

2025年5月29日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会、映画館

試写会帰りです。
矢口史靖らしいコミカルな切り口は健在で、なおかつ笑いの部分を尖らせ至る所に散りばめた作品です。気付くと観終わっていた感じで時間経過を忘れてしまいました。終わって映画館を後にした時、なんとなく幸せな気分でした。
確かにミュージカルではありますが、ミュージカル要素はストーリーに組み込まれていますのでミュージカルが苦手な人でも取っつきやすいと思います。
キャスティングも絶妙で宝田明のポンコツ具合、やしろ優のおばさん具合が特に面白かったです。三吉彩花は、、、相当ダンスに取り組んだように見えました。

公開したらまた行くと思います。(行きませんでしたw)

コメントする (0件)
共感した! 0件)
zem_movie_review