クリード 炎の宿敵のレビュー・感想・評価
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ロッキーとは違う深さのある映画
スタローンてこんなに深みのある、いい役者やったっけ?こんな風に年をとりたいと思わせる名演技にあっぱれ。
ドルフ・ラングレンと息子の最後のシーンも泣ける。
ロッキーでは憎しみ、最後にスカッとさせる演出だったが、この映画は、それぞれ複雑な事情を抱えて、最後はジーンと来る展開に心が温まった。
哀愁漂う、良き映画です!
裏表のない期待通りの映画
ロッキー世代の映画
クリードの物語にロッキーのスター性が効いてる
ロッキーシリーズを1から全部観てから臨んだ本作。ロッキーの言葉一つ一つがとても響いて、胸が熱くなりました。ロッキーの生き様や愛、葛藤や挫折、孤独を見てきたからこそ、未来ある若者・クリードと向かい合う姿はカッコいいし、年取ったって貫禄・スター性は抜群です。
と同時に、あんなに強くて向こう見ずだったロッキーがこんなにも老いてしまったということが切ない・・・。よろよろ歩く姿や孤独な背中は見ているのが辛かったです。
今作はロッキーの物語ではなく、クリードの物語が前作以上にメインであり、新しいスターの誕生を感じられる作品という印象。ためてためて流れるテーマ曲はやっぱり最強パンチで涙腺にグッと来ます!格闘技興味ゼロですが、それでも拳を握りしめて観てしまう、男臭くて素晴らしい作品です!
圧巻のラスト30分。守るための、文字通りの死闘!!
【賛否両論チェック】
賛:守るものを見つけた主人公が、再び強敵へと立ち向かっていく姿が、感動を呼ぶ。試合のシーンは圧巻の一言。
否:予備知識は必須。試合のシーン以外が思いのほか淡々と進むので、思わず眠くなってしまいそう。展開も予定調和感が否めない。
特に前作までの説明をしてくれる訳ではないので、「ロッキー」シリーズや「クリード チャンプを継ぐ男」の復習はしておいた方がよさそうです。
復讐に燃える最強の敵を前に、1度は戦う意義を見失ってしまった主人公が、周りの人々との絆を通して、不屈の精神で再び立ち上がっていく姿が、観ていて熱い感動を誘います。守るべきものを見つけた人間はこれほど強くなれるのかと、改めて驚かされるようです。
特にラスト30分の激闘は必見です。ストーリーそのものは予定調和感がありますが、古き良き時代の流れを汲む熱血ドラマを、是非体感してみて下さい。
ドルフ・ラングレン
ストーリーはベタ中のベタ。
正直、ラストのドラゴ息子との戦いまで予定調和で、
こんなもんか、今回はロッキーも完全な脇役なんだなぁ
と油断していたら、
試合が始まると胸が詰まり、
音楽と同時に波田がこぼれました。
今作だけではなく、ロッキーシリーズそしてドラゴ父の
歴史が乗っかったような試合で、
見ててたまらなかったです。
ロッキーシリーズは父親が見てた横でボーっと見てた
僕ですら感動するのだから、
ロッキーファンが絶賛するのも分かりました。
そして、ドルフ・ラングレンがズルい!
前作もクリードが主役でロッキーは脇役だと思ってたら
癌に侵され戦う姿に感動したように、
今回はドルフ・ラングレンの物語に泣けました。
顔に刻まれたシワからドラゴ親子の物語を見たような
気がします。
ただ、物語はベタ中のベタ、
王道なのでシリーズ続編は怖い気もします。
今回はドラゴ親子だから見れたような気もしてます。
次世代のロッキー映画❗面白い
OK! 今度も泣けた!
今年の劇場鑑賞1本目は『ロッキー』シリーズから派生した『クリード』の続編。
老境を迎えボクサーからトレーナーに姿を変え復活したロッキー・バルボアが再登場。ロッキーがかつての対戦相手アポロ・クリードとイワン・ドラゴの息子同士による因縁のリターンマッチがハイライトだ。
結婚し家庭を持つも束の間、チャンプの座をドラゴJr.のヴィクターに奪われたアドニス・クリード。家族と離別しアドニスとも師弟関係を解消した闘病中のロッキー。ヴィクターを冷徹な戦闘マシンに育て上げたイワン。
3人それぞれの現在と家族関係を対比させながら物語は淡々と進む。アドニスとヴィクターがそれぞれハードなトレーニングに励む姿も『ロッキー4』のように執拗に繰り返さない。『ロッキー』のテーマ曲も最後の最後にさらっと流し高揚を抑える。また、巨額のマネーが動く世界タイトル戦を闘うのにカネや欲に絡んだ描写もないが、勝利にために肉体と精神の限界に激しく挑むという漫画チック
なテーマがぶれずかえって良い。
現実の話に見えながら、実は全くの劇画調ボクシング映画。それが『ロッキー』と『クリード』である。
今回はドラゴが“That's Okay.(もういい、十分だ)”と叫んでタオルを投げ入れた場面に思わず涙したが見終われば爽快の極み。文字通りの”OK”の好編であった。更なる続編も期待したい。
今年ベスト出た。(特に衣装がイイ。)
前作に引き続きストレートにおもろかったー!
あんまり難しい事考えずに、ただただ 、マイケルbジョーダン 演じる アドニス・クリードとシルベスター・スタローン演じる ロッキー のバディームービーを純粋に楽しむのが正解の映画。
トレーニングの合理性などは考えてはいけません!(ロッキー4の大自然トレーニングも似たようなもんだった!)
ロッキー4で殺された父親アポロの仇討ち的なストーリーだけど、相手のドラゴサイドにも取り戻したいものがあるので、ラストはどっちも応援したいようなアンビバレントな気持ちに…。
後、衣装がいいね!ドラゴとの初対戦の時のビアンカの衣装は完全にエイドリアンオマージュだし、
その時のクリード陣営のジャージーはエアジョーダン1モデルのジャージ!(背中にクリードの刺繍!)
エアジョーダン1は1984年末発売で(84〜85シーズンに着用)ロッキー4は1985年末なので少し時期はずれるけど、あのジャージを選んだのは意識的と思ってしまう。
もっと言えば、この映画は黒人男性が主役。
そして、ジョーダンブランドのウエアが所々で出てきます。(前作然り)
これは、現代のロッキー→クリード→黒人のスターのアイコン→マイケルジョーダン→ジャンプマンのロゴ。
現にアメリカではアスリートのみならず、カジュアルウエアとしてのジョーダンブランドの着用率は高く、これも現代っぽくて好き!
音楽もヒップホップが多い目な所も、現代版ロッキーって感じで、クラシックなストーリーだけどフレッシュ!
前作も良かったけど、今作もいいぞ!
何の為に戦うのか?
流れが良く、様々な視点でストーリーを楽しむことができました。
かつてのライバルであった友の二の舞にならないように、ロッキーはクリードに何の為に戦うのか問いかける。
しかし、クリードはドラゴ陣営の挑発により父アポロを失った復讐心で我を失っていることに気づいていない。
チャンピオンとして反則勝ちはしたが、完敗に等しい無様な醜態を晒してしまったのを機に、何の為に戦うのか、愛する家族の為に、そして自分の為に闘うことをようやく理解することができたクリードは、虎の門で心身と共に徹底的に鍛えぬく。
対照的にドラゴはロッキーに敗けたのを機に復讐の鬼となり、息子を鍛え上げるのだが、再戦で逆にクリードに追いつめられ、我が子を失っては困ると白タオルを投げ入れることになってしまった。
何の為に戦うのか、ここが勝敗を分かれたんじゃないかなと思う。
色々考えさせられたので、競技をやってる方にはお薦めの映画だと思います。
2階級制覇ならず
前作は確かに良作だったが、正直あまり好みじゃない…その理由が今作で分かりました。
アドニスが結局「私生活において」勝ちっ放し野郎だからです。んな奴応援できますか?俺ヤダ。
はい、私にとってロッキーは1とFこそ至高です。4(笑)
そして、今作のヒール、ドラゴ2世には致命的な2つの欠点があります。
まず、キャラが勃ってない。どう考えてもアドニスよりドラゴ2の方が良いキャラなのに、余りにも掘り下げが足りない。
マザコン以外の人間味あるシーンを10秒入れるだけで、どれだけキャラが輝いたことか。勿体ない。
もうひとつ。ドラゴ2、ガタイ良過ぎでしょw
アポロとロッキー、ロッキーとドラゴ1には互角の風格があったけど、ドラゴ2とアドニスじゃ大人と子供だよ。
メイウェザーとクリチコが闘ったとして、誰がメイウェザーに賭けますか?
ボクシングシーンに説得力がないのは、やっぱりツラいね…。
★自体は、諸事情を鑑みて上記のとおりとさせていただきます。ロッキー格好良いからね、仕方ないね。
巣立ちの一本となるのか
戦い終えた男たちの清々しさ
ロッキーシリーズは「ロッキー1」の鮮烈な印象が遠い記憶にあるだけで、まだ続いていたのかという程度の興味で見ました。戦いは息子の代になって親の代理戦争みたいな形になってました。いわゆる「因縁対決」なのですが、戦う理由をクローズアップすることで話を盛り上げています。ドラゴ父子は長い間の屈辱を味わってきて、ロッキーに復讐して名誉を回復することが唯一の戦う理由だ。マイナスのパワーがすごくて初戦はクリードを圧倒する。一方クリードは敗戦を経験して自分の戦う意味を問い直す。家族やロッキーに支えられながら、父のような偉大なチャンピオンになることが自分の戦う理由だと悟る。
ロッキーとクリードとの親子のような師弟関係も良かったが、ドラゴ父子が最後つきものが落ちたように変わる姿も印象深かった。迫力のある試合のシーンと丁寧な心理描写をクロスさせて見ごたえのある作品になりました。
雪原と荒野
期待に応える内容で満足できた
ロッキーシリーズの魅力って、
進退窮まった時に、本音や心を曝け出し、這い上がる様にあったと思う
そこに自己投影できてカタルシスを得られてた
今作にも そんな局面と描写がきっちり用意されてた
期待されること・チャンピオンであることのプレッシャーや苦悩を
ロッキーに吐露するアドニス、あれは迫真だったな
で、アポロの声が心中でも聞こえないっていうマジ告白
このシーンはリアル感あって胸に迫るものがある一方で、
アドニスのメンタル弱えーって不安になる感覚もあった
ここからどうやっって巻き返す??どうやってストーリー盛り上げるの??と不安になるも、後半の一気の捲り!!
荒野というか砂漠での合宿
あれはロッキー4での雪原トレーニングにシンクロしてた
ベタな80'sなBGMを被せてくれたら もっとあがったかもしれないけど、大団円への伏線とするロッキーシリーズの様式美のようでよかった
『ロッキー』シリーズらしい『クリード』新作!
思い入れたっぷり
守るべきものを守る強さ
これは『クリード』の続編というよりも『ロッキー4』の後日談として捉えるべき作品。王道のストーリー展開と言ってしまえばそれまでだが、アポロの死、投げ込めなかったタオル、勝者のその後、そして敗者のその後など、細部に凝った数々の演出が脳内で過去作をフラッシュバックさせ、ジャブのように琴線を刺激してくる。『ロッキー4』の復習は必須と言って良いだろう。
ロッキーもアドニスもこれまで恋人、家族、そして、自分自身と向き合ってきたが、意外にも父子をテーマにしたのは本作が初めてではないだろうか。無論、ロッキーとアドニスに擬似親子的な関係があることは言うまでもないが、対戦相手が血の繋がったドラゴ親子というところで、そのコントラストは明確になる。
リングに立つことで存在証明をしようとする息子とリングに立たせないことで息子を守りたい親心が複雑に入り混じる。同時に息子が勝つことで親子の存在証明をしたい気持ちも強くなる。だが、この作品で最も心が打たれるのは守るべきものを守る強さである。守るべきものがあるからこそ、人は強くなる。ラストで父ドラゴが取る“ある行動”は紛れもない父の強さであり、涙をこらえることはできない。ボクシングの枠を超えた親子愛がそこに光るからだ。(この演技だけでもドルフ・ラングレンにアカデミー助演男優賞をあげたい!)
アドニスとヴィクターの体格差から、階級が違うんじゃね?(笑)というツッコミを入れたくもなるが、それは野暮なことと思えるほどよく出来ている。願わくば、同じ時間軸でドラゴ親子のスピンオフも作ってもらいたい。ロッキーとアドニスと同じように、この親子にも描くべき物語が詰まっている。
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