愛がなんだのレビュー・感想・評価
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What's up! それがどうした、わたしが好きなんだ!と 叫び...
What's up!
それがどうした、わたしが好きなんだ!と
叫びたい気持ちと
シンデレラが時を告げられるように
時間の中で生きていることを突きつけられる
ような感情を思い出させてくれる映画でした。
言葉のやり取りが絶妙なのですが、100%脚本の良さをくみ取れていない自分が残念です。
そう言えば楽しかったんだな、あの頃は。
なんて帰り道に一人思い出し笑いしている自分がいました。
田中守との同一化願望
テルコにとって、マモちゃんへの愛は執着のようなものだった。現代人すべての人にとって、愛=執着と相対化することはできないけれど、物語中では、そのような愛が多数派で描かれることから、そのような人は少なからずいる、それは意外にも多く、ということだろう。
テルコの「田中守になりたい」という言葉が印象的だった。デートのときマモちゃんが思いつきで言った「33歳になったら、象の飼育員になる」という過去の言葉を受け、テルコは最後に象の飼育員になろうとする。田中守になるために。しかし、それは虚の田中守を模倣することにしかすぎない。テルコはやっぱり田中守になることはできないのだ。
執着を手放したふりをし続けること、これこそが最も残酷なのではないかと思った。
ひと言では表現できない映画である。
見て欲しい恋愛映画
甘酸っぱい想いが・・・。
物凄く自然に昔の自分を思い出してしまう
とても普通の男女の、その辺にありそうな恋愛のお話。等身大でナチュラルなので、自分の過去の経験や思考回路を思い出し、共感とはまた違うけど、物凄く登場人物たちを近くに感じながら観ていました。
テルコの行動や思考を通して昔の自分を見ているようで、懐かしくもあり、恥ずかしくもあり、羨ましくもある。客観的にマモルを見たら、「そんな奴やめておけ、酷いやつじゃん」と思うし、「何がそんなに好きなの?」と理解できないのも分かる。それにテルコ本人だって分かってる。それでも、抜け出せないやめられないのが、こうゆうタイプの恋愛なんだよなぁという感じが絶妙に表現されておりました。
仲原のように自分から断ち切ろうとしても、相手が少しでも構ってくれる以上、結局ズルズルまた戻ってしまう・・・。そうゆう心理描写がとてもリアルに生々しく描かれていて良かったです。台詞の一つ一つが自然で逆に突き刺さりました。
反面教師にするべきだけど…きっとみんな出来ないんだろうなぁ。でもこんなにも大好きで、他の人は全部どうでもいいと思えてしまう程の恋が、羨ましいと今は思います。
ちょっとずつ重なる思いがある
恋でも愛でもなくていい!
ちょいおばさんですが、若いときに散々不毛恋愛をしてきた私にはピッタリすぎる作品。出演者は魅力のある方々、今後に注目な俳優さんばかり。好きという気持ちは程度が軽ければ好意ですが、重くなっていくと好意を超えて不毛な感情へ。両思いになることなんて奇跡。
守ちゃんが連絡をしなくなり新たな人物が登場、おまえといるより楽、発言にはじんわりと涙が。嫌ならはっきり言ってもらいたい思いも、やはりはっきり言われるとガーンなんです。女同士の言い合いにもじんわり。恋愛に対する考え方は様々、ときには対立することもあります。ライバルにムカついたときに口に出してラップ風に唄うシーンが好きです。もう唄いたいことたくさんあった。自分の過去を思い出しながら、イマドキ若者を応援したい気持ちで鑑賞しました。
なんだなんだなんだ
なかなか面白い。
他愛ない会話や、間がなんとなく心地よい。だけど、登場人物の関係は普通ではなく、意外にハード。このギャップが良いのかな。
真っ直ぐな性格のテルコ(岸井ゆきの)の、マモちゃん(成田凌)に対する一途な恋の話かと思ったら、だんだん話は変な感じになってゆき、テルコの一途さも形を変えてエスカレートしていく。親友の葉子も、彼氏ではないが葉子を一途に想う便利な存在のナカハラくんと不思議な関係。なんか変な関係の人々が、普通に感じられる空気感が不思議だ。
親友である葉子からの「あんた不思議ちゃん超えて、不気味ちゃんだよ」とか、葉子の恋人未満の便利な存在ナカハラくんの「幸せになりたいっす」とか、テルコの「あたし達ストーカー同盟の反省会みたいだね」とか。普通じゃない状況にすんなりハマるセリフに、なぜか安心感を感じる。
画面も、不思議な関係の四人での線香花火のシーンは、妙に笑えて好きだ。マモちゃんの片思い相手のスミレさん(江口のりこ)をディスったテルコの、ラップのシーンも見せ場かな。
岸井ゆきのの演技も良い。ファンには怒られるかもしれないが、なんかカメっぽく見える。可愛らしいカメだけど。
絶妙な塩梅で、映像とセリフが絡み合う。変な例えだが、流れてきた白いソーメンを、綺麗にすくって、スルッと胃袋に収まった爽快感というか、スッキリさ感じられる面白い映画だ。
報われない
原作が読みたくなった。20代女子向け
スタイリスト:馬場恭子
映像がきれい。女性がきれいに撮れている。
世田谷代田
豪徳寺商店街
今の二十代の中目黒ってあんなイメージなの?西麻布っぽい
角田さんのイメージ?
片想い、一方通行がぐるぐる
金麦
ボルダリング
にいた人がかんばやし君では?
酔の助 神保町本店は他の映画でも見た気が
テルコは西荻窪なのか
葉子の実家は高井戸ね、納得
好きな人が
自分を同じく好きになってくれる。
それはとても奇跡なのだ。
改めてそれを思い知らせてくれる。
マモちゃんも葉子もそれぞれ想いを寄せる人にはみんな同じ気持ちになるのだ。
この映画において、誰もが人を思う気持ちは平等に備わっているということを示してくれていることに救われる。
恋愛においてどちらか一方の想いの強さが違うだけでうまく行かなくなってしまうのである。
そしてその想う気持ちが人間の原動力になっているということが
とても上手に描かれていて、みんながみんな旨くいかないのだけれども
なんだか愛おしいと感じることができるのは、この脚本力につきるのだと思う。
特にテルちゃんの即興ラップシーンとセブンイレブンを背にしてテルちゃんとナカハラくんが話すシーンは秀逸でした。
例え想いが成就しなくても、そんな風に人を好きになれる人は
とても幸せなんだよ。
その想いがその先に進む力になるし、生きる希望にもなる。
そんな大切なことを教えてくれる映画でした。
「良質な映画、ありがとうございます」
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