愛がなんだのレビュー・感想・評価
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全ての理由は後付けである。
丁寧に撮ったら二時間越えてたか?岸井ゆきのの可愛さが◯で、なんとか最後まで付いて行けた、はずが。タナカマモルに成りたい、と言う心理が理解出来ず、ラストシーンで置いてけぼり。
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追記
未だに「タナカマモルに成りたい」って何なんだろう。と、少しだけ考えてみたけど。「それが愛であること、もしくは愛であったものの残骸である事を認めたくない悪あがき」。くらいしか思いつかない。違う生き方、見つけなよ、って発展的に終わって欲しかったかなぁ。
繰り返して言うと、岸井ゆきのは良かった。
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4月30日 追記と修正
K.Kさんに「田中守になりたい」の解釈を示唆して頂き修正入れて考え直して。
ちょっと待て田中。お前、何でそっち?
いや待て、テルコ。君は何でその様な駄目男を「愛」した?
愛は、あらゆるモノに変化する。あらゆるものは愛に変化し得る。愛がそれを可能にし、愛ゆえに不可能になるものもある。
テルコの孤独感は田中守への愛に変わり、愛は執着心に変わり。「ウソつき」を可能にし、生き方を変えることを不可能にした。
「愛が何だ」は、所詮強がりのコトバにしか聞こえない。それ乗り越えて行けば、別の愛に変わるのに。と、テルコに言ってあげたくなりました。てな事を鑑賞翌日に思う。
「丸く収まり過ぎ」な画と、ミキシング後にイコライザー掛けまくった感のある「過剰処理」した音楽が苦手。役者さんは総じて良かったです。
愛がなんだ、なんなんだ
わたしもテルちゃんみたいな愛が、本当の愛とか好き、なんじゃないかと思っていた時もあった。
でも今は、テルちゃんの恋愛スタイルは、絶対自分自身が幸せになれないじゃん、やめなよ、って言いたくなってしまうようになった。そう、自分が恋愛で幸せになる事に重きを置くようになった。ある意味テルちゃんは、彼の幸せ(本当にそうかどうかはさておき)を願っているんだよなあ。それもひとつの愛なのかな。わたしのもひとつの愛なのか。なんだか全然わからないや。愛なんてめちゃくちゃ曖昧で、真実の愛!なんてないんじゃないのってちょっと気持ちが楽になったかも。人間って馬鹿馬鹿しくてかわいい。
それぞれの目線を追うシーンが印象的。
不器用な人達、みんな幸せになってほしい
原作を読んでから鑑賞 原作では主人公の「痛さ」とマモちゃんの勝手さにイラっとして、救いようのない気持ちになりました 映画では原作に忠実ながら登場人物の言葉そのものだけではなく、相互の関係、背景などがみえてくると、あの時代をかなり昔に通り抜けた者としては、みんなの幸せを願わずにはいられません 岸井ゆきのさんがそういう思いを抱かせるのか、「痛さ」はあっても応援したくなる演技でした ナカハラの話は原作よりも深かったし、すみれさんがテルコにやさしいのも、あのキャラクターとのギャップもあって、悪い人のいない関係から余計にみんなの幸せを願いたくなりました(4月28日 イオンシネマりんくう泉南 にて鑑賞)
懐かしい気持ち。
二十代の頃、高円寺とかそのあたりで男女の友人たちと遊んだり語り合ったりしてた頃の雰囲気がよみがってくるような空気。
若い時代にしか経験できないかけがえのない時間。
こんなことになっている人たち絶対いるだろう。
演者も良かった。
滋賀住みます芸人のファミリーレストラン風に言うと、テルコの魅力ギャーーーーー!!!
マモちゃんが好意を寄せるすみれのもたいまさことリリー・フランキーを足して若くしたような存在感。
好きな映画でしたよ。
なんかいい、とても。
ハッピーエンドじゃないけど、全体の雰囲気がとてもいい。
初っぱなのマモルの電話の声のヤラれた。女の子ならキュンとなる…ましてや気になる相手だったら、嬉しいょ。でも風邪気味の人の家でカビキラーはヤリ過ぎだ、男なら引くょ。
登場人物はみな少し病んでいて、自分本位。上手く立ち回れる人なら、リサーチして相手の好みの人に成ろうと努力する。でも不器用だからそんなことはしないで、ドンドン好きになる。テルコがマモルのことを好きになり過ぎて『マモちゃんになりたい』と言っていたが、とてもよく解る。
手に入らないモノほど、素敵に思えてくるんだよね。
すみれのファッションセンスと最後のテルコの就職先には笑った。
原作との比較で、この映画の素晴らしさがより深まります。
今年の日本映画の中で珠玉の作品を選べと言われたら、真っ先に挙げるであろう、なんだか抱きしめたくなるような愛おしさを覚える良作でした。
脚本と構成に隙がないので、どんな原作をどのように脚色したのだろう、と興味が湧き、テアトル新宿の帰りに紀伊国屋書店で角川文庫版を買って帰りました。
どちらも素晴らしい‼️の一言です。
冒頭、マモちゃんの呼び出し電話のとき、原作では会社で残業のフリをして居残ってるのですが、映画では、帰宅したばかりの設定にすることで、テルコが嘘をつきながらもそれがバレないように何気なさを装っているのが、瞬間的に伝わってくる。
動物園のシーン。
原作では、「33歳以降の未来には、私も含まれているのだと、なぜかその日は強く思った。何もかもが完璧すぎて、泣き出しそうなのをこらえなければならなかった。」とあるが、映画では岸井ゆきのさんに本当に泣かせてます。ナレーションでもカバーできるところなので、もしかしたら、演技に感情が入って想定外の落涙だったのかもしれないですね。
大晦日のテルコと葉子母とナカハラさんの食卓。
原作の葉子母は、「垂れたしょう油じみのあたりを見つめてふとつぶやく」のだが、映画ではこびりついて落ちないのが分かっているのに同じ場所を何回も布巾でこすっている。
葉子と葉子母との長い年月とその間のすれ違いが印象的に伝わってきました。
次のセリフはほぼ原作通りでした。
「いい仕事が見つかって男運が反比例で減ったら困るもん。」
「言いたかないけど、テルちゃんて、ときどきぞっとするほど頭悪いこと言うね。」
「おれさあ、山田さんのそういうとこ、ちょっと苦手」
「五周くらい先回りしてへんに気、つかうとこっていうか。逆自意識過剰っていうか」
映画の理解がより深まるであろう箇所を原作の中から引用します。
『幼稚園の先生になりたいという作文を書いていた十歳の私に「十八年後のあんたは無職で、しかも、仕事ではなく、男に費やす時間が得られやすいアルバイトを捜しているんだよ」と教えてあげたら、彼女はどんな顔をするんだろう。そうして男に費やす時間を作っても、彼が連絡をよこさなくなれば、私のしているいっさいに意味もなくなる。
そんなことを考えて、自分の中に、自尊心らしきものが未だにきちんと存在することに驚いた。そして、その自尊心すら不必要だと思おうとしていることに、さらに驚いた。』
『そうして、私とマモちゃんの関係は言葉にならない。私はただ、マモちゃんの平穏を祈りながら、しかしずっとそばにはりついていたいのだ。だったら、どこにもサンプルのない関係を私がつくっていくしかない。』
というわけで、マモちゃんの友達とお付き合いすることにしたのです。
原作も、一般の人が感じるもどかしさや愛おしさやさまざまな複雑な感情が、さり気なく的確に表現されていて、この映画と同様、若い世代には共感を、年配の方には懐かしさを、味わわせてくれますので、おススメです。
へえ〜意外といいじゃん
どーせチワワちゃん系だろ?と事前知識ゼロでみにいったら人がクッソいた若い女が密集していた
中身だけど意外と良くて かなり「リアル」だった インスタ映画って感じ
成田凌のこと何を見てきてもピンとこなかったけどこの映画で初めてこの男の子かわいいな〜と思った 成田凌が「俺ってかっこいいかかっこよくないかに分類したら確実にかっこよくないじゃん」とか言ってんのは無理ありすぎた
この映画の最後はまあどちらかといえばBAD ENDかな?って感じだけど現実この二人は結局腐れ縁でうまくいきそう。この感じだとそのうち男の子のほうが女の子を追っかけそうだよね
象のシーン入れてくるあたりが角田光代らしいと思った
チワワちゃんより女性の洞察と感受性を感じられて、期待以上に良い映画だった
とにかく岸井ゆきのが痛くてかわいい
いや、岸井ゆきのって、大人っぽいおねぇさんの印象を持ってたんですが、
テルコはぜんぜんちがってめちゃくちゃ可愛かったです。
あの、華奢な肩と
成田凌との身長差。
見た目は理想のカップル過ぎて、
でも内容は痛すぎきつすぎ辛すぎ、、、!
共感と思い出し羞恥と思い出し哀しみでなんだか忙しい時間でした。
なんというか、恋愛ってやっぱ一方通行だなって。
好きな人に報われないし、
自分の事を好きになってくれる人を好きになって愛とか優しさとか返せるかって云われると返せないし。
ナカハラの幸せになりたいッスねが
ほんとそれな。って気持ちでした。
あのシーン、ナカハラ泣かなかったな。偉いぞ。最後につば吐くのも好きだった。
報われなくてもいいなんて、仲間内では言えるけどそんなわけないじゃんね。
あー、幸せになりたい
岸井ゆきの
この感じの恋愛観には共感する人しない人に大きく別れるはず。でも観ていて不快感を感じさせないゆきのちゃんの透明感はその演技力とともに大きく評価に値する。朝ドラで覚醒した子供から大人まで演じ分けるその能力と魅力は突出している。
20代後半非リア向け
俳優さん達の演技は素晴らしかったので星2つ
なんでもない普通な人の1週間を眺めてる映画です。
展開は何もないので、この映画のような経験をしたことがある人は高評価でしょう。あとは、なんか凄いって錯覚した人は高評価でしょうね。そう思う人が多ければ監督の勝ちです。
成田凌カッコイイ!
友人と貸切モーニングにて!
大学生です。
まず原作ファンではないです!
岸井ゆきのさんをインスタで知って観に行きました!
率直に観た感想を述べると、すごくリアリティの高い 身の回りでよくある出来事を見ているかのようでした。それくらい役者さん達の演技の上手さと作品にかけられてる熱が伝わってきた気がします。
観終わった後 凄くすっきりした感じで、友達と作品について話し合うのも楽しかったです。
是非気になる方 劇場で観て頂きたいです。
おすすめします。
面白いけど共感はしたくない。
「サッドティー」や「知らない、ふたり」でおなじみの今泉力哉監督の作品、かつ好きな女優さんである岸井ゆきのが主演なため観に行きました。
マモちゃんに尽くし過ぎるテルちゃん、そんなテルちゃんに引いてしまい自由なスミレさんに恋をするマモちゃん、誰にも熱を入れずふわふわと生きるスミレさん、芯が強いけどナカハラくんを振り回しているヨウコ、ヨウコが自分に振り向いてくれないとわかっていながら離れられないナカハラくん。
恋愛における温度差を相手に合わせて上げたり下げたりして調節するということの難しさを感じた。
幸せになりたいっすねえ。愛がなんだってんだ。
2回見に行きました。
1回目は1人で、2回目は友人と見に行きました。
初めてこの映画を視聴した時は、個性の強い登場人物それぞれの恋愛観について考え、自分と照らし合わせ共感したり、首を傾げたりしながらも映画のストーリーそのものを楽しみました。
2回目は1回目の視聴後に感じたテルコへの違和感?(マモルになろうとしてる?)を考えながら、ワンシーン、ワンシーンを丁寧に見ました。
丁寧に映画を見ていくと、初回では気付けなかった至る所にに散りばめられている伏線を見つけることができました。
中でも印象深かったのはテルコが中原くんのことで葉子に怒るシーンでした。
それまではテルコ自身と近しい存在だと認識していたはずのヨウコが、実は孤独を感じない自分とは違う感性を持った人間なのではないのかと疑いながら話しているシーン。
ヨウコはテルコより物理的にも精神的にも高い場所から会話を行い、とても綺麗に見えました。
まるで本当にヨウコが別人になったかのように。
このシーンからこの映画は山田テル子という人物の変化について、テルコを中心に描かれた映画なのかなと感じました。
そして、好きという感情を越えて、マモルになろう(マモルと同じ景色をみたい)とテルコは考えるようになったのかなと思いました。
だから、映画の最後でテルコの前からマモルのことが好きな幼少期のテルコは、マモルが好きだという感情と同時に消えたのだと感じました。
最高に心地良くて大好きな作品!!
期待以上に心地良くて最初から最後まで完璧でした!かなり好きな映画になりました。映画なんだけど映画じゃなくてドキュメンタリーのように感じた。
原作読んでたから内容は知ってたけど新鮮な気持ちで観れた。
冒頭からテルコのマモルの片思いが止まらない。
岸井ゆきのさん演じるテルコがピュアすぎてキラキラしすぎて眩しい。
成田凌さん演じるマモルのテルコに対する行動や態度にイライラ!
マモルがテルコを家に呼び出して用が済んだら夜中なのに追い出したり
普通あり得ない!危ないし何かあったらどうするの!最低!
でもそんなことをされてもマモルが好きなテルコ。なんで?普通は幻滅するでしょ…と思うけど「普通」だったり「好き」は人それぞれだ。 「恋は盲目」という言葉通り
恋をすると理性や常識を失ってしまう。
マモルのテルコに対する態度は理解できなくて嫌だ。ひどすぎるし自分勝手すぎる。だから尚更テルコにいい恋愛をしてほしいと思いました。
テルコはテルコでマモルの洋服や下着の押入れが乱れてたから勝手にキレイに整頓したりありがた迷惑な行動をしてしまうんだけど…。
テルコ・マモル以外にも
深川麻衣さん演じるテルコの友達の葉子、その葉子に恋をする若葉竜也さん演じるナカハラの二人が絡んできてさらに「それぞれの恋」は止まらない。
ナカハラはまさに男版・テルコ。
葉子に呼び出されたらすぐ駆けつけるし「ビール買ってきて」とパシリに使われても喜んで出て行く。
葉子が好きでしょうがないナカハラ。
ナカハラを好きじゃない葉子。
ナカハラのピュアな気持ちに男の自分は一番共感しました!
「寂しいとき誰かと話したくなる。
そんなとき葉子さんが自分のことを少しでも思い出してくれたらそれでいい」というセリフ。
片思いするピュアな気持ち。
ナカハラと葉子がいたから更にこの物語は素敵になったんだと思う。
この作品に欠かせない「ビール」
とにかくビールを飲みまくる。テルコがマモルの家を追い出されて歩きながらビール、葉子と二人でビール、ナカハラとビール。
ビールを呑めない自分も「ビール美味しそう!」と思うくらい美味しそうに呑む!女の子が缶ビールを呑む姿に少しドキッとした。
片思いするすべての人が共感できると思う「愛がなんだ」
派手なシーンはなく大きな展開はないけどこんな面白いと感じるとは!
たくさんの人に観てほしい!
愛がなんだのタイトルに納得
先ず最初に私は今泉監督の作品を観るのは
この作品が始めて。なので観に行こうと思った理由は
「愛がなんだ」のタイトルに惹かれての鑑賞です。
岸井ゆきの演じるテルちゃん成田凌演じるマモちゃん。
この二人の恋愛を主に話が展開される。だいたい私は恋愛映画にドロドロな濡れ場は期待しない。かと言ってこの手の作品は女優さんの登竜門でもあると考え観るので音楽と撮影さんカメラには注目度があがる。その点ではこの作品私好みな音私好みな撮影で非常に満足感は高い。原作の角田光代さんからの脚本。実際には私原作読んでないので脚色がどれくらい入ってるかはわからないですが脚本は間違いなく良いとヒシヒシ胸打たれながらの鑑賞。テアトル梅田ほぼ女性。男性比率5パーセントぐらいの中で「愛がなんだ」をひたすら観る。
テルちゃんはマモちゃんが好き。でも私にはテルちゃんはマモちゃんを好きな自分が一番好きと言った感覚で見てしまう。マモちゃんを好きなことで自分の生き方をその方向で合わせる。実際には仕事などしたくない、やりたくない、でもそれでは生きていけない、もしマモちゃんを好きになることをやめてしまったら単純に道が見えなくなってしまうのがコワイのかなぁ〜と思ってしまう。こんな思いも一欠片でしかなく一言一言の単純な台詞にさまざまなな思いを感じ取れてしまうから最高に楽しく最高にツラく最高に泣きたくなる。愛は必要で愛がなければ人は悲しく荒んだ気持ちで生きて行かなければいけないと思う。だがこの作品を観ることで「愛がなんだ」その響きに逆に愛を感じさらには愛の上にあぐらをかけそうな気にもなることで愛と上手く付き合っていける気がした。間違いなく必見映画。
区切り区切り
前作の「パンとバスと二度目のハツコイ」がとても好きだったのでまた今泉監督の作品をもう一度観たいなと思い、観にいきました。
成田凌君と深川麻衣さんのファンなのでその時点でワクワクしてました。
物語が区切り区切り繋がれていて分かりやすかったのですが、裏を返せば短編を観ているような感じでした。一本の映画としては少し物足りないなと思いました。
勿論、いいシーンもありました。
キスシーンは岸さんと成田君の演技力が醸し出す雰囲気に圧倒されました。あれは興奮ものです。
ドカン!と来るものがないけれど、決して悪くはない。そんな作品です。
観る人の想像力が深ければ深いほど楽しめる映画と私は思います。
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