蜘蛛の巣を払う女のレビュー・感想・評価
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緊張感が足りない。
ドラゴンタトゥーに比べて、
女の子が主人公である危うさや緊張感がなかった気がする。
結局助けてくれるのは腕利きの男たちであったりして、
なんだよって感じでした。
ミカエルがダニエルクレイグの無骨で男らしい風貌から
優男みたいな役者さんに代わってて最初分からなかった。
ミステリーの部分もアクションの部分も普通。
アクションに至っては男が主人公ならもっとやれてたでしょ
って思っちゃったのが残念。
女も男も関係ない!ってところまでやって欲しかった。
シャーリーズセロンの領域まで来て欲しい。
謎めいた怪しげな雰囲気も次どうなる?と言う
緊張感や危うさもビジュアルのヤバさも、
前回よりスケールダウンしてしまった印象で
ガッカリでした。
フィンチャー作品と比較されるのは酷なのだろうけど
前作に漂っていた独特の空気感は無く、並の映画にまとめてしまった。フィンチャーに比較されるのは酷かもしれないが、何もかもがいまいちの続編。一生懸命知恵を絞った感が無い。
前作のリズベット役が捻り出した、暗い過去と怒りと皮肉に満ちた複雑なキャラクターになりきった芝居や、事件のおどろおどろしさ、北欧の寒々しさは一切引き継がれないことに落胆し続けたまま映画は終わる。
いちいち大きな目を見開いて驚く芝居は、リズベットの肝が座った特異なキャラクターを完全に無視おり、センスを疑う。
もはやこの映画に語るべきものはないが、いつか誰か、このシリーズに再挑戦してほしい。
「金田一少年の事件簿」のブックカバーがついた「ゴルゴ13」。前任者があまりにもハマり役すぎた…。
ハリウッド版「ミレニアム」シリーズの第2作。
舞台は前作から3年後。個人の端末から全世界の核兵器を操ることも可能になるシステム「ファイヤーフォール」を盗み出すことを依頼されたリスベットだが、彼女の前に蜘蛛の巣のタトゥーを入れた組織が立ち塞がる。
前作『ドラゴン・タトゥーの女』の監督を務めたデヴィッド・フィンチャーだが、本作では降板しており、代わりに製作総指揮を担当している。
一応『ドラゴン・タトゥーの女』の続編ということでいいのだと思うが、何やら複雑なことになっているハリウッド版「ミレニアム」。
ややこしいポイントその①:監督が違う。
非常に作家性の強いデヴィッド・フィンチャーが前作の監督を務めていたので、どうしても彼以外の監督が作った本作を観ると「なんか違うな〜」、という感じがしてしまう。決して本作の監督フェデ・アルバレスがダメっ!という訳ではないが…。
とはいえ、シリーズの続編を別の監督が担当することはよくあることなので、ここは許容範囲内。
ややこしいポイントその②:キャストが違う。
ここが一番の問題点。シリーズの途中で役者が変わることはままあるが、メインキャストの2人、ルーニー・マーラとダニエル・クレイグが変わったのは飲み込みづらい。はっきり言って前作の魅力の8割は演者の素晴らしさだった。そこが変更されるというのはちょっと…。
しかも、役者陣は前作よりも明らかにパワーダウンしている。ギャラの問題か?
特に、前作で一躍名を挙げたルーニー・マーラが凄すぎた。あの役者人生の全てを賭けたかのようなリスベットを観た後では、クレア・フォイのリスベットでは満足できない。
ややこしいポイントその③:そもそもこれ「2」じゃない。
原作の「ミレニアム」シリーズは今のところ6巻まで刊行されており、実は「蜘蛛の巣を払う女」は第4巻。
というのもハリウッド版が製作される前に、本国スウェーデンで『1』〜『3』は映画されており、1作目の『ドラゴン・タトゥーの女』の続編を作るにあたり、映像化されている「2」「3」はすっ飛ばしてまだ映像化されていない「4」を映画化しましょう、という流れになったとしても不思議ではない。原作を読んでおらず、ハリウッド版しか観ていない自分のような観客には不親切だが。
そのため、『ドラゴン・タトゥー』の続きの筈なのに、なんかうまく繋がってない気がするぞ〜?という感じになっている。
ややこしいポイントその④:映画のジャンルが違う。
前作は謎に包まれた令嬢失踪事件を追うというミステリー映画だったが、本作は世界を核攻撃の危機から守るというとんでもないスケールのアクション・サスペンス映画になっている。映画の趣旨があまりに違いすぎてビックリしたのは自分だけではない筈。
久しぶりに発行された「金田一少年の事件簿」の新刊が、「ゴルゴ13」みたいになっていた、そんな感じ。
原作を読んでいないのではっきりしたことは言えないが、そもそも『ドラゴン・タトゥー』と『蜘蛛の巣』は原作者が違う。
「ミレニアム」シリーズは「1〜3」がスティーグ・ラーソンが書いた「正典」。「4〜6」がダヴィド・ラーゲンクランツが書いた「外典」、と呼ばれているらしい。『スター・ウォーズ』の『1〜6』と『7〜9』の関係に似ている。
これはシリーズの生みの親スティーグ・ラーソンが早逝してしまったため。
めちゃくちゃ売れている小説のため、ここで終わらせるのは惜しい!となった出版社が別の作家に続きを書かせたらしい。どこの国でも同じような事が行われているのね…。
『ドラゴン・タトゥー』は正典の作品であり、『蜘蛛の巣』は外典の作品である為、作品の趣きが大きく違うのだろう。
このような理由から、よくわからない感じになっているハリウッド版「ミレニアム」。
本作の興行は大コケみたいだし、続編はもう作られないかも…。
映画の出来はそんなに悪いものじゃない。キャラクターの魅力は無くなってしまったが、前作のシナリオがあまり好きではない自分としては、本作の方が楽しい、と感じるところも多かった。
まぁ、クライマックスでNSAのおっさんが無双し始めた時は笑っちゃったけど😅
あと、この世界のハッカーなんでも出来過ぎ問題。リスベット、なんなくNSAをハッキングしてたけど、そんな事可能なの?そこの掘り下げだけでも映画が一本作れそう。
もし、ルーニー・マーラがリスベット役だったなら、確実に前作よりも好きな作品になった筈。
映画におけるキャラクターと役者の結びつきについて、考えさせられたシリーズでした。…続編あるのかなぁ?
ビジュアルはなかなかなかなか
個人評価:3.7
ルーニー・マーラ版もキュートでよかったが、二代目クレア・フォイもなかなかなかなか。細さ、ドライ感、不健康さ、オシャレさ、どれをとっても確かにドラゴンタトゥーの女。
内容としては、キャスティングに難ありかと。妹役や、脇を固める俳優陣が弱い為、物語の厚みがやや足りないか。
しかしながら、リスベットが動き回る映像を見るだけでも見応えはある。
レビューを読んでみると原作ファンは今回の出来をお気に召さない方が多...
レビューを読んでみると原作ファンは今回の出来をお気に召さない方が多いみたいですね。
個人的にはかなり面白かったですが。前作とは確かに雰囲気やジャンルも変わっていましたが、
すんなり受け入れてしまいました。
皆さんも書いてますが前作は推理サスペンスで今回はアクションサスペンスって感じでしょうか。
ただ一般的なアクションよりもネットを使ったやり取りが凝っていて、力押しのアクションよりは
ずっと上質だったと思いました。
前作とはリスベットの女優が変わってしまったのが残念です。
シリーズ物を読んでいるわけではないので分からないのですが、あのスパイダーズって組織と
家族とリスベットの関係って最初からある設定のだろうか?前作にはかけらもそんな様子が
なかったように見受けられたので、取ってつけた感が拭えないかなと。そういう意味ではシリーズ設定を
考えないで見た方が見やすいかもしれませんね。
お姉さんとお父さんの書き込みがもう5分ほどあった方がしっくりきたかもしれないな。
スパイダーズの組織規模もなんかその辺のマフィアより小さそうな感じがするのも残念。
あとリスベットが強すぎるかな。格闘の経験者でもない限りあんなに戦えないでしょう?
じゃないと敵が間抜けに見えて嫌なんだよね。。。
思ったより好きになれました(^-^)
キャストが変わらなければもっと好きですが(笑)、爆発の時にバスタブに飛び込むスローモーションとか、凍った海(湖?)の上をバイクで突っ走るとか、追っ手が来たのかと思ったらバーガーが届いただけだったとか、好きなシーンはけっこうあります、今回の内容に関係ないシーンばかりですが(笑) 今後このメンバーだったとしてもまた観たいです(^-^)
二作目は劣化する法則!!
第一作は大変な傑作でした。
私はアメリカ版もスウェーデン版も、ともに観ましたが、両方とも傑作でした。
重層的に絡まる問題を、北欧の暗い画面の中でスリリングに展開させる作品で、スウェーデン版の3連作ともども、私はワクワクして観たものです。
で、アメリカ版の第2作が、これ。(第5作と言うべきかも知れませんが)
いや、まさかまさか。
これほど最低極まりない、退屈なだけのアクション映画に転落してしまうとは。
敵が最初から存在するアクション映画。この一言で、終わっていることを説明できてしまう作品です。
もう何百作と見たことがある、何一つ優れた点のない作品群のひとつに堕していました。
主人公がレズの女だというだけで興味が燃える人以外は、時間の無駄ですから、観ないことをお勧めします。
リスベットの存在が気になる。
この作品はどうやらドラゴンタゥーの女の続編のようです。
それなりに楽しめたけど、
知らないでみたので登場人物が誰?って思うところもあったので納得です。
なんとなく前作もみてみたいな。
The Girl with the Dragon Tattoo
世界的ベストセラーミステリー小説なんて書いてあったから読んでみたい。
PG12. ドラゴンタトゥーの女の続編
チェス姉妹
子供の頃のリスベット、カミラ
妻リンダDVする金持ちに私刑するリスベット
ちょっち幼くなった
双子妹は3年前に自殺
トカゲのペット。バイク
暗号
ファイヤーフォール
誰でも世界核戦争を起こせるセキュリティ侵害
NSAワシントン
PC奪われ爆発バスタブ最強説
バイクチェイス
スタッドレスタイヤなの氷湖疾走
スウェーデン公安警察
キャスト変ったので把握が大変
元軍人のNSA
犯人扱いされるリスベット
バルデル息子とセーフハウスに
蜘蛛のタトゥー
顔を削ぎ落とされ溶かされた?
スパイダーズ
毒殺者ロシア語
リスベット親父が絡んでる
注射された
撃たされた
子供攫われた
アンフェタミンで回復
ハッキングで追跡カーアクション
遠隔操作
橋跳ね上がるとは!
真っ赤な妹‼
スーパーカー
リスベット指名手配される
息子とチェス
過去はブラックホールに似ている
息子天才
ミッケと合流
パスワード教えてくれた
カミラサランデル=スパイダーズ
傷は接着剤からホッチキス
NSAを抱き込もう
携帯使ってハッキング
ブラックジャック持たせたのも意味あったのね
息子逆探知された
1時間20分弱で姉妹対峙
一瞬のすきをつきミッケと逃げたが息子が
ウォーチャイルド伝説のハッカー
チェスにGPS
勝手知ったる我が家
カミラガスマスク
罠だ
危機一髪
スタンスティック
捕まった
顧客の筈がまんまと利用されてた
ラバー圧縮きつい
16年間怨み
世界は燃え落ちるあなたのせいで
何が完了した?
捕捉、軍人の腕が
足開放骨折赤いには目が見えない
車人クラッシュ!
姉妹徒歩追跡
崖っぷち
何故助けに来なかったの?
私には戻れなかった
あなたは父を選んだ
データ削除
ミッケ表題の記事書く
見守るリスベット
記事消去
暗闇の中実家を焼くリスベット
タイトルなし
前作とはキャストも違うが、アクション色強めで、中々面白かった。白銀の世界に赤い衣装、黒のフェラーリ、デュカッティが良い。スマホやPCから、敵も味方も全てハッキングし放題。
生と死のダイブ
"ドラゴン・タトゥーの女" シリーズ第2作。
Amazon Prime Videoで鑑賞(レンタル)。
原作は未読です。
病的な痩せギスで、たくさんのピアスは自分を痛めつけているみたいで、壮絶な過去を背負って生きている。それがリスベットのイメージでしたが、クレア・フォイは合ってないなと思いました。優しくて穏やかな役の方が似合うよなぁ、と…。せめて、もっと痩せてたら良かったんだけど。
それはさておき、前作はミステリーの良作でしたが、本作はサスペンス・アクションとしてめちゃくちゃ良作だなと思いました。なのでミステリー要素は薄味でした。
封印していた過去と対峙し、リスベットが義賊的行動をしていた背後関係が明かされました。助けられなかった妹の代わりに災難に見舞われている女性を助けていたとは…
父親の犯罪組織を継いだカミラが絡んだプロトコル争奪の最終対決は、姉妹の実家へ。「007/スカイフォール」と「007/スペクター」を足して2で割ったような展開でした。
姉は生きるためにダイブ。
妹は命を断つためにダイブ。
最初と最後の対比が良かった!
※修正(2023/08/25)
もう少しメリハリが欲しいかも・・・
アメリカNDAより機密プログラムを奪取した主人公が、謎の組織に襲われて・・・と言うストーリー。
ドラゴンタトゥーの女の続編です。
原作がしっかりとしている、と言うのもあるのでしょう。とても整理されて分かり易いストーリーです。
前作との流れ。主人公の過去と因縁。国家的な危機。どんでん返し。無駄な設定もなく、あっと言う間の1時間55分でした。
ただ、前作と比較すると、ストーリー的には深みがないように感じ、私的評価としては前作の方が若干高めです。分かり易さと裏腹なんですけどね。
また、クライマックス前の組織との攻防がやや多すぎるように感じました。クライマックス前を少し削り、クライマックスをもう少し濃くしても良かったかもしれません。
映像美
監督を退いてもフィンチャー色が映像に出ているのでとても惹きつけられた。さほど目新しい内容では無いストーリーをスピード感と映像美・色彩コントラストで目を釘付けにするのはさすがデビッドフィンチャーですね。パニックルームを使ったのはパロディかな?ひとつ気になったのは子供を奪還する時になぜ車で気絶している敵を始末しなかったのかな?おかげで散々な目に遭うことになるのになぁ。
原作未読のヒトは置いてきぼりでは?
原作は全部読んでる。
スウェーデン制作の3部作も見てる。
フィンチャー作品も見てる。
だからリスベットの父親や妹カミラの関係も分かるが、フィンチャー作品しか見てないヒトは、オープニングの少女時代のやりとりだけで、それらが理解できるのかな?
これは、フィンチャー作品の続編というより、
「リスベットを主人公とした、単発のサスペンス・アクション」と判断すべき作品だろう。
そう思えば、前作とのつながりや、親子関係も気にならない。
確かに、「リスベット」というキャラクターは面白い。
007やアメコミヒーローのように、常に「今の時代のリスベット像」があっても良いと思う。
そのぐらい魅力的なキャラだと思う。
スタイリッシュな映像美とリアリティー
前作『ドラゴン・タトゥーの女』のデヴィッド・フィンチャー監督の映像美を継承しつつ、ストーリー展開も素晴らしく、「もの言わず語る」演技力が素敵です。
そして何より主人公が強すぎないリアリティーがよりいっそうこの映画を盛り上げて行きます。
リスベット強すぎ!
「ドラゴンタトゥーの女」の続編として観るより、別として観た方がすんなり観れる。続編としてはミカエルもリスベットもイメージが違うから。ミカエルはダニエル・クレイグより今回のが合ってる気もする。リスベットは三者三様みんな素晴らしい。ハッカーなのにそんなに話が難しくもなく、程よくアクションもあり面白かった。
双子の姉妹の黒と赤の対比も印象的。
リスベットは頭もいいし強い。クールなのに、ミカエルが他の女性と居ると分かると身を引くような少し弱さを見せるところがいじらしい。
本家スウェーデンでの「蜘蛛の巣を払う女」観て観たかった。
原作者他界により新リスベットに
「ミレニアム」シリーズの原作者、スティーグ・ラーソンの死去により、今作の原作者は新しくなった。
リスベット役も「ザ・クラウン」の美人女優クレア・フォイとなり、アクション主体のエージェントもののようになった。
ドラゴン・タトゥーの女誕生の秘密が暴かれ、なかなか面白い。
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