THE GUILTY ギルティ(2018)のレビュー・感想・評価
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何気ないよくあるシーンから・・・
緊急電話。対応する刑事。
何か抱えてそう、かつ気怠い感じの彼が巻き込まれる事件。
衝撃の結末。
目に見えないもの。ホラーでも、サスペンスでも、スリラーでもないが。
ここまで恐怖と鳥肌を覚えるとは思わなかった。
メチャクチャ引き込まれます。面白い。
すごくドキドキします。
電話の向こうから聞こえる声の主の姿を想像できますか?
緊急通報指令室。そこへ「誘拐された」という女性からの電話。
電話の向こうで起きている誘拐事件。
声と音を頼りに事件解決を試みる主人公・アスガー。事件に関わる電話の向こうの声は警官を除くと3人のみ。
上映時間88分。事件に関わる電話の向こうの声は警官を除くと3人のみ。映像に映るのは緊急通報指令室だけ。映像は観ていなくても台詞に耳を研ぎ澄ませていれば内容はわかります。ただ、なぜか殆ど動かない映像から目が離せなかった。
声と音を頼りに事件解決を試みるアスガーの推理は如何に…。
「目は口ほどにものを言う」
おそらく、観終わった後に誰もが思い出す言葉です。
あなたは電話の向こうから聞こえる声の主の姿を想像できますか?
命の電話。私情の泥沼に落ちていくアスガー。
映画なのにその作りは“ラジオドラマ”=“放送劇”なのです。
計算され尽くした演出によって一瞬たりとも気を抜けない脳内映像のるつほに僕は投げ込まれてしまったようです。
実際、見終わってはたと気づいたのは画面上の登場人物はアスガーともう一人の電話オペレーターのほぼ二人だけだというのに、僕らは電話の向こうのイーベンやミカエルの容貌と六才の娘マチルデの年格好、はたまた相棒の酔った顔やミカエルの家の間取りまで知っている!という放送劇マジックでした。
映画制作費に占めるロケ費は全くかかっていないだろうに、よくまあここまで勝手に他人の脳内スクリーンを使ってくれるものです、
お見事です。
シリアスに辛かったのは「誰も力になってはくれなかった」と世間に対する絶望を吐き出すミカエルのくだりかな・・
昨今の児童虐待に関する通報の電話や、それを受ける児相や警察のやり取りのじれったさも かくやと想像しました。
手に汗握る88分でした。
償い
電話越しの声だけで、事件が起こり解決する
物語だからとにかく集中して入り込める。
声だけで事件が二転三転して行き、
ラストに主人公の行動の理由が分かる作りも
楽しめた。
なるほど、だからギルティか!と納得した。
時間も90分と丁度良い。
声の印象や、固定観念で決めつけるのは良くないな。
想像力で没入する音声サスペンス
『search サーチ』を観たときの衝撃と似ている。
全編ほぼ主人公である緊急通報指令室のオペレーターアスガーの表情のみが映っている画なのに緊迫したストーリーが展開していく。電話の向こうの一家の声だけで情景や人間関係が浮かび上がってくる。ヤコブ・セーダーグレンの細かな演技のうまさもあるか。小説やラジオドラマのような自身の想像力で楽しむ魅力がある作品。
もう少し推理的なサスペンスの展開を予感していて、クライマックスがやや唐突な印象だったが、逆に人間ドラマの複雑な結末が待っている。最後はじんわりと胸を締め付けられるテーマの映画だ。
また今回、新しい取り組みである映画をハブとしたコミュニティづくりとしても期待する会員制サブスク映画館「TheaterGuild」での特別上映会に参加。リラックスできるソファーやチェアの並ぶ落ち着いた空間でヘッドフォンでの鑑賞だったため、まさに主人公のオペレーターと同じように音声に集中して視聴できる没入感が効果的だった。
マッツは出ないが面白い
シアターギルド🎧上映会で鑑賞。緊急通報指令室のオペレーターの主人公アスガ、彼が白髪の年配者だらけの部署にいるのには理由がある。通話だけの演技で視聴者の想像を掻き立てる演出は素晴らしい。まさかの展開も面白かったです。少々荒っぽい性格ですが正義感のあるアスガ、シフト交代の時間が来たからって途中で仕事を放り投げてとっとと帰ったりはしない。テンポ良くストーリーが進んでいくところも良かったです。ジェイクギレンホールのリメイクも見てみたいですね。
今日から夏季休暇。まずはやはり劇場へ。 二本立て一本目。全編電話通...
今日から夏季休暇。まずはやはり劇場へ。
二本立て一本目。全編電話通話のみ。
異色のサスペンス。スリリングな誘拐事件、ショッキングな内容で惹きつけます。素晴らしい脚本ですね、高評価も頷けます。
でもね、やっぱり画面にほとんど変化がないので寂しいんです。それも綺麗なお姉さんとかならともかく(笑)
ということで、面白いながら後半は欠伸ばかり出たという変な作品となりました。
劇中、同僚警官に飲酒運転させるのには驚いた。ヨーロッパはありなの?
スリリングな話の最後は〜
デンマークの映画なのでセリフは全く解りませんが
切迫した空気は十分に伝わってきますね。
基本的には警察の緊急電話に対応するオペレータールームから
画面はほとんど変わらないけど
電話越しの音やいろんな人々の証言から
想像は大きく膨らんでゆく〜
ハラハラする展開が好きな方には絶対にオススメです。
で、最後は「ええ〜〜〜〜」(驚)
是非お楽しみくださいね。
で、月に8回程映画館に通う中途半端な映画好きとしては
デンマーク映画で馴染みのない役者さんだから、
逆に画面が臨場感に溢れてる。
まさにドキュメンタリーみたいな空気感。
内容が面白ければ俳優の有名無名など
全くどうでもいい事なのよね〜
自分が知らないだけで、
名優は世界中に星のごとくいるのであります。
@もう一度観るなら?
「ネット配信とかで〜〜」
音って物凄く想像力をそそられる
以前『search』という、終始PCで誘拐された娘を探すって作品を見たけど、この作品はそれを緊急コールセンターの警察官が一人で解決して行く話だった。
ちょっと話が進まず退屈な時間もありましたが、絶対に鑑賞者を誘導したであろう結末に至らず、ちょっとびっくりした。
後からじわじわくる。
よく似た映画がありました。
「ザ・コール 緊急通報指令室」、「オン・ザ・ハイウェイ その夜の86分」、「フォーン・ブース」。
いずれも面白かった。これらをミックスし、シンプルに仕上げた作品っぽいです。
どのエピソードも通話の内容から、「多分こうなんだろうな」「もしかして?」と観ている側がイメージを膨らましていくのが。
もどかしいようで、そこが内容に引き込まれて行きます。
主人公の設定もまた、同じ。
私用電話にかかってくる元同僚の会話から、「なんかあったんだな」と。
オペレーターの主人公は、会話の内容ですべてを判断しないといけない。
そしてあちこち電話をかけ出動・調査を指示するのだけど。
自分は椅子の上。全然解決に結びつかないので、段々主人公がイライラが募っていく様。
こっちもイライラ・・・?!。
指令室以外の場面が、ありません。音楽もない。
脳内イマジネーション120%状態。
観終わたっ時は、正直「ふーん」でしたが。
翌日以降に、どこかじわじわ来ました。
地元の名画座系映画館で観ました。席も少なめの暗ーい中。
そんな状況が作品にぴったり。
ほぼ劇場上映終了しているので。
興味のある方は「夜中に一人で、ヘッドフォン鑑賞」をお勧めします
観てる途中で飽きてきた
主人公のほぼ独白、電話口で5人くらいと話はするのだがセンテンスは短い。観てるうちにだんだん落ちがみえてきた。サーチの方がまだ変化にとんだ映像つくりをしており、音の世界を映像にする無理が目立ちました。
狂気
主人公はあの後妻に電話し、そして、飛び降りたのだろうか・・・・・。
見事な演出だった。
ほぼ主人公1人しか出ていない状態にもかかわらず、いやだからこそ、
音声の先に想像を膨らませ、どんどん引き込まれた。
初めは電話の向こうにこそアブノーマルなものを感じたが、
途中からは主人公そのものの狂気がどんどん増幅した。
サーチの時と同様に、見せ方そのものに感嘆した。
ストーリーも悪くはなかった。
しかし、さすがに途中から電話の先の事情は飲み込めてくるし、
主人公のダークサイドも容易に想像できてしまう。
結果、ラストもやっぱりね!という感じで終わってしまった。
もう一ひねり欲しかった分だけ、マイナス☆1つ。
ちょっと飽きてくるけど面白い
予告編を観て、斬新な切り口だな…と思ってました。日本でいう110番の電話口で対応する男の話。ストーリーは、このオペレーター室のみで展開し、ほぼほぼ、彼の顔ばかり見ていたので、ちょっと飽きてきます。でも、ストーリー展開も面白く、どんでん返しも…。この、どんでん返し、なんとなく読めましたが、それでも面白かったです。電話でのやり取りだけなので、ある意味、小説を読むような、想像力を掻き立てる作品でした。
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