THE GUILTY ギルティ(2018)のレビュー・感想・評価
全227件中、21~40件目を表示
見せ方は斬新で面白いがラストが弱い…?
オペレーター室にいるだけなのに物語の展開が早く、ハラハラしていく様子が面白かったためか、ラストが少し弱く感じてしまいました。
入ってくる情報全てが正しいとは限らないですね。
"静"だけで魅せる、"想像力"を演出に仕立てた秀作。
シチュエーションはほとんど変わらない、映画としては有り得ない1時間半。にも関わらず、鑑賞者をグイグイ引き込んでいくのは、脚本と何より素晴らしい"間"の取り方。
電話の向こうの『情景』を、"間"によって当たり前のように想像してしまうのだが、鑑賞者全員が違う『情景』を頭に描いているというのが凄い。
そして、さらに想像力を掻き立てる"音"。アスガーと一緒にイヤホン越しに聞いているかと錯覚する程に、入り込んでしまった。限りなく一方通行に近い『緊急通報』という状況で、落ち着いて情報を聞き出し、そこからの判断と指示する難しさ。
しかし、本題は実はこの仕事ではなく、主演であるアスガーの明日。
ストーリーが進むに連れて少しずつ明らかになっていくが、モヤッとしつつもスッキリとしたラスト(?)。真っ直ぐ前を向いて開けた最後のドアの先が、未来を暗示するかの様に明るいのが何より。
近年のハリウッドの様に莫大なお金は掛けないで、人を惹きつける作品作りのお手本の様。オススメ。ジェイク・ギレンホール主演での本作のリメイクも気になる。
電話を直ぐに取るべき仕事なのに、携帯含めてすぐに電話を取らない事への違和感。考える時間なのも理解出来るが、他の"間"がとても良かっただけにこれが唯一、観ていてストレスに。少しだけ厳しく★-0.5。
観せ方が面白かったです
公開時twitterで話題になっていたからすごく観たかった作品
主人公がそう思ったように何の疑いもなく私もそう思いながら観ていました
人々を守るのが警察の仕事という主人公の想いは正しいし優しい人だと思うけど、仕事っぷりがどうなんと…
ダラダラ話をせず早く伝えないといけない事を言えば良いのにとか、緊急電話してきた人を放ったらかしとか、イラッとする主人公でした
デンマーク映画では普通なのか、映像が止まった?と思うくらい動きも音もないシーンが何回もあり、そういう間が必要なのかもしれないけど、それが私は気になりました
デンマーク作品は「真夜中のゆりかご」とこの2作だけど、子供が絡んでの良い後味ではなくて、むしろ重くて、こういう作品が多いのでしょうか
でも真相にはビックリだったし、会話と音だけで進むストーリー展開には楽しめました
秀逸でした
シーンのほとんどが電話のみというこの作品で
ここまで面白く、ハラハラさせることができるのかと感心してしまいました。
結末については途中で何と無く読めてしまいましたが
全体を通してとても面白かったです。
サスペンス好きにはたまらん作品です。
主人公と鑑賞者が同じ土俵に立つ、だけど…
演出 ★★★★☆
音楽 ★☆☆☆☆
ストーリー ★★★☆☆
アメリカ版リメイクを観てから、こちらのオリジナルを鑑賞しました。
主人公の演技力に物足りなさを感じつつも、演出はとても素晴らしかったと思います。
主人公と鑑賞者が同じ土俵に立ち、イメージしていく、内容が暗いですが、飽きない映画だと思います。観てない人は一度は観るべき。
沈黙の使い方が上手!!
個人的には凄く好きな映画ですが、賛否は分かれそうなイメージ
無駄な説明など音楽を一切省いているので、映画を観ながら主人公の人となりや立場などが段々と解ってくるのと、画面的にはほぼ変化はないですが、電話越しの俳優さん達の演技でストーリーが進んでいく感じが新鮮で面白かった
静と動の使い分けがとても上手な映画だなと思いました
想像力の偉大さ
リアルタイム進行
主人公の視点のみ
派手な映像はないため、大画面で視聴する必要はない
タイトルは原題そのまま英語に訳したもので、有罪人、犯人、罪の意識のあるもの。と言った意味だろうか
これは下手な日本語タイトルをつけるよりもずっといい
密室劇的な作品は数多あれど、都度思わされるのは想像力の偉大さ
『フォーン・ブース』『十二人の怒れる男』
本作もそれらと同じ系譜
シチュエーションとしては『ザ・コール [緊急通報指令室]』が近いかな
先入観を駆使した物語の展開は素晴らしい
ゾクゾクするような演出は非常に良かった
もう少し主人公の掘り下げ、心境の変化があったほうが個人的には好みだったし、掘り下げが浅いまま直情的すぎなシーンに突入で感情移入が出来なかったのが少し残念
新鮮で驚きある映画
リメイクされるのもわかる。設定が秀逸。
会話だけで誘拐?事件の緊迫感を演出して、それを映像として成立させるその発想の勝利。電話で状況を伝える難しさ、お互いに話を遮って会話が成立しないもどかしさ、状況は違えど恐らく誰もが経験あると思う。この没入感はそんな共通の体験があるからこそ。目の付け所がいい。
近いのでトムハーディのずっと車で電話する作品があったけど、あれより断然設定が活きてる。
まあ、ちょっと醒めること言うと、ここまで事件がいったらさすがに共有して対処すると思う。オペレーターも複数でモニタリングするだろとか、中盤一人で抱え込んで直でやりとりしまくるあたりは頭でいろいろツッコミ入れながら観てた。しかし、終盤そんなのも飲み込む力のあるシナリオになってる。
演技も突き詰めたものがあるし、リメイクはこれ超えるの難しいだろうな。話の筋含めここ最近ではもっとも新鮮で驚きある映画だった。
罪、、、
画面に登場する人物がほぼ1人という、なかなか珍しい映画。
全編通して電話を通じて現場で何が起こっているのかは視聴者に想像させるストーリーになってるのは見事。
緊張感もなかなかにあるし、それよりも全てが裏目に出たと分かったときの絶望感はヤバいです、、、
もう少し長くてもいいからもうちょっと見せ場が欲しかった!
最後に、警察官同士の会話
A.今飲んでるのか?
B.飲んでない。
A.何杯目だ?
B.2杯だ。
A.じゃあ運転できるな!
え?w
オペレーターではなくネゴシエーターみたい
ストーリーがポンポン進んで、まるで自分が電話を受けているような感覚で楽しめる。
主要人物のほとんどが音声のみなのに、人柄やキャラクター性をミスリードさせるのはすごい!!
全227件中、21~40件目を表示