THE GUILTY ギルティ(2018)のレビュー・感想・評価
全336件中、201~220件目を表示
アイディア勝負の低予算作品。
1年に1作くらいは出てくるアイディア勝負の低予算作品。
途中、主人公の暴走気味の指示とかに違和感を感じるけど、「ある意味、正義感が強い人物か。」
なぁんて思えたり。
右だと思わせて左だったなる展開も面白かった。
ただし、88分の作品にしては、やけに長く感じたのが残念。
完全に字幕慣れ+聴覚を試される作品なので、条件を満たさない人には作品の意図が通じないかと。
想像とは違ったが唯一無二の作品
緊迫の88分。
ハラハラした
間を観る
そんな感じの映画でした。すごく良かったです。
警察の緊急通報司令室でオペレーターをするアスガーが主人公。
オペレーターとしての仕事を真面目に?こなし問題に対応していきますが、私物の携帯にかかってきた電話でアスガーも問題を抱えている事がわかります。
そんな問題を抱えたアスガーが受けた1本の通報が今作の主となるストーリーです。
この映画はオペレーターが外へ飛び出して事件に関与しているみたいな派手な展開はなく、司令室の中でのシーンだけで映画は構成されています。なので観ている人の想像で事件のシーンを展開していってほしいです。
個人的にはマチルデがオリバーの名前を呼ぶところが刺さりました。
そしてカット数やBGMが少ないので、臨場的にまるで映画の中に入ったかのようにヒリついた感覚で見れると思います。
タイトルでも「間を観る」と言っている通りセリフとセリフの間が長く、多いです。
でもテンポが遅いとか説明が少なくて分かりづらいとかは感じません。むしろその「間」に想像したシーンをまとめたり、アスガーの葛藤が観れるので演出として楽しめます。
手法もストーリーも結末も何をもって「罪」とするのかも全て楽しめました。とてもオススメの映画です。
展開が読めちゃった
緊迫感と正義感
緊急ダイヤルにかかってきた電話から、拉致された女性を救えるか、というワンシチュエーションの作品ですが、緊迫感あるストーリーに唸らされる展開で、最後まで飽きることなく楽しめました。
画面的には、緊急ダイヤル受付の事務室の中で延々と主人公の様子を映しているだけながら、電話の向こうの声や音、ストレスを抱えているらしき主人公の表情や行動などから、全く単調さは感じず、ハラハラしながらどうなるかと見入ってしまいました。
主人公の過去や人物像、心理状態が事件と並行して示唆されてゆく脚本も秀逸だと思います。
特に、それまでの犯人像が根本的に覆される展開での、主人公の価値観や独自の正義感も覆されたような絶望感。
そこから過去の贖罪の行動に繋がるようですが、とても印象深い展開でした。
個人的にも思い込みが覆され、はっとさせられました。
唸るほどではないが
イマイチ
情報は声のみ = 主人公 & 話し相手と同じ。つまり……?
警察のコールオペレーターが声だけで事件を追うワンシチュエーション・サスペンス。こりゃ面白いな!
音、言葉、想像力のみで80分間の緊張感を持たせるのがすごい。
アイディアもさることながら、伏線やミスリードを誘う演出/仕掛けが至るトコにあるのが面白いです。
実は事件より主人公側の変化、そして鑑賞者の意識の変化にこそ面白さがあるのかもしれません。
最初と最後じゃ作中の色んなモノの見方/感じ方が変わってる“体験”にやられました。
メインは声のみ。それは揺るぎない。
でも主人公の表情や汗。ぼやけてみえる隣の同僚。水を飲む動作……すべてが我々受け手の意識/無意識を刺激してくる感覚。
電話のやり取りがすべてなので集中する必要はある。
でも理解が難しい話ではないです。
聞いたもの”そのもの”で”理解”はできる。
ただ聞こえたことが真実だとは限らない。
真実がどうなってるのかは想像するしかない。
この絶妙感。
鑑賞者の情報は声のみ。
それは主人公との一体化でもあり、話し相手にやっていることと同じ関係性にもなる。
と僕は解釈しました。
気持ちのいい後味の悪さでした。
正義
見せ方は斬新だがストーリーは普通
全336件中、201~220件目を表示

 
  









 
  
 