ヘレディタリー 継承のレビュー・感想・評価
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たしかに現代ホラーの頂点だ
個人評価:4.5 これまでに見たホラー的作品の中で、最も作品性が高く禍々しく恐ろしい作品。アリ・アスターという監督のセンスと力量に感服するしかない。 ミッドサマー同様に本作も映像が美しく、よくあるホラーの安っぽさは微塵も感じさせない。それだけに作品のポスターのセンスの無さは残念な気がする。 ストーリーは勿論素晴らしく、霊の描写、恐怖への演出。全てがパーフェクト。よくあるホラーの音だけに頼った演出は皆無。 妹役の子も素晴らしい演技で、この物語の世界観に、ここまでドンピシャな子をよく見つけて来たと感心する。 間違いなく現代のホラー界の頂点に立つ監督だと考える。
不気味
個人的にはまったく面白くない映画でした。 ホラーとはなんか違う感じであり、超常現象とおぞましいところしか目につかないです。 序盤は、妹を中心に不気味さを感じ、その後どうなるか気になって見てました。しかし、後半は退屈でした。 評価が高かったので鑑賞しましたが、この手のジャンルには今後気をつけます。
マニア向け
この映画、書き込みの評価がすこぶる良いので見てみたが、ホラーとして面白くない、怖くない、意味が分からない、画面が暗すぎる、で、2.5点です。ホラーマニアの方には受けたのかもしれません。この作りだと日本では興行成績は悪かったはずです。
予告のミスリードにまんまとハマった
予告だと妹ちゃんが邪悪な何かに取り憑かれて家族を不幸にしちゃう的な話っぽく作られていたけど鑑賞したら、ぜんっぜん違うw A24の最新作「WAVES」と「ミッドサマー」を観てからの遡り鑑賞。「ミッドサマー」を観た人が釈然としない的な評価がちょいちょいあるからきっとめちゃホラーなんだろうな、と思いきや、、ぜんっぜん違うじゃん! 何系の映画なの?って聞かれたら「ヒューマンドラマ → ホラー → カルト映画」って答えるな。 助走が長い長い。後半急にダッシュする感じ。 ラストは音楽と光が神々しく見えて、悪魔と神って紙一重なのね、と思ってしまった。 主人公が途中で変わる作品は観たことあるけど、テーマが変化していく(ように見える)作品は久々。 ピーターの演技も母親の演技も、まー素晴らしくて惚れ惚れ! 評価が分かれているけど、伏線や演出の意味が深くて面白いよ。DVDだから伏線回収に何度も巻き戻してしまったw この監督は、一筋縄ではいかない人だー!
ヘレディタリー 継承
これが長編デビュー作品だというから驚きます。 その位とんでもない作品でしょう。 張り巡らせた数々の伏線、様々なホラー要素も綺麗に詰め込まれており、現代ホラーの頂点も頷けます。 また、私は海外ホラーはそこまで怖く感じない方(あの驚かす演出は別)で、宗教的な文化の違いからだと思っています。 でもこの作品は本当に怖かった。日本人でも実に神経に触ります。 あと、軸が家族という人間だからでしょう。 グロ描写はほぼ無いのですが、その「ほぼ」の1カットが結構重いです。陰鬱な音楽も良く、とても効果的でした。 音楽なのかSEなのか入り混じってますけど、とても気持ちがざわざわしました。というか終始ざわざわしっ放しです。 そして何より舌を鳴らす音、あれは劇場を後にしてからも頭から離れませんでした。 話の視点が何度も切り替わる様に作られているので、先が見えにくく不安だけがずっと続くんです。 先がどうなるのかよく分からない、でも絶対悪い事が起こる事だけはわかるんですね。 カメラワークもよく、スクリーン端を使った演出も素晴らしかったです。 観客に「え?」とさりげなく気付かせるところ、うまいですね。 また母親役のトニ・コレットの演技が素晴らしかったです。 だんだんと崩れていく様は本当見事でした。 終盤の畳み掛けるテンポも良く、観客の自分も逃げられない恐怖に取り込まれてました。 ラストこそは見えてしまいましたが、散々伏線を出していたので敢えてそうしたのでしょう。 逆に、絶対に覆る事の無い運命がひしひしと伝わってました。 終始作品に圧倒されてしまい、こんな監督が出てきた事に驚きです。 「ミッドサマー」の話題性からポツポツとアンコール上映が出てきているので、是非この機会にスクリーンでの鑑賞をお勧めします。 狂気に満ち溢れた、とんでもない作品です。
怖すぎて、半星減らしました
なんですか!😭 怖すぎるじゃあーりまんせんか❗️ 音とかグロさでびっくりすることはあんまり無いのですが、その…ショットというか、シーンがショッキング過ぎました😱 怖いもの見たさで見るのもどうかと思う!(え) そして禍々しすぎる… 観た後、あまりの怖さで一晩中音楽を流し続けて眠りました…。そのぐらい、なにかこう「うわー、観ちゃったよ…」って感覚になりました。
監督曰く「実際の出来事を下地にした」怪作!
〈死んだおばあちゃんはただの人間ではなかったようです…〉 監督アリアスターは今作について以下の様に言及しています。 「私に起きた【実際の出来事】を下地に製作しました」 早くもエクソシストやシャイニングと同等の地位を得た歴史的傑作。圧倒的・伏線量!(2019/1/27)
何を継承してるの
一番胡散臭そうな娘が早い段階で無残に死ぬのが意外。しかもその後ほとんど影響なし。最後、どういう一族なのかよく分からんようになった。ただ、息子が車で帰宅してフテ寝した後、予想通りの大絶叫が響きわたるのが戦慄。
得体の知れない厭な話
正直なところ、この映画、よくわからない。 わからないところが多すぎる。 でもそのわからなさがこの映画の怖さ、不気味さ、気持ち悪さをより増幅させ、この話は一体どこへ行くのだろうと惹きつけられる。 チャーリーとは一体何だったのか? 祖母は?あのおばさんは? 統合失調症の話なのか? オカルトなのか? わからない。 始終気味が悪く、得体が知れなくて、厭な気持ちになる映画。おぞましい。禍々しい。 でも最後はデヴィッド・リンチの映画を観たあとのような爽快なわからなさに浸っている自分がいた。
完璧な悪夢、そして
「これ、ちょっと偏見を煽ってしまうんじゃないかな」と思いながら観てたんだけど、監督がこの映画を作ることが、自身のセラピーだっとと語っていると知って、あまりにも痛々しくて、何も言えないなと。キャッチは「完璧な悪夢」中身は「完璧な悲劇」の映画です。
最高のホラー映画でしたわ!
無茶苦茶楽しめました。 1番怖いな〜と感じたのが、家族のシバリ。 歪だけど家族で、 家族を信じたいけどやっぱりどこか壊れてて、 家族を何とかしてあげたいけどできなくて、 で、「もう、こらアカンわ〜!助けてもらおう」ってなった時には手遅れで… もう、どれだけ観てる観客を苦しめたら気がすむんだよ!
正統的ホラーに狂信的な宗教色を絶妙に絡ませた映画スタジオA24の凄さを嫌という程認識した作品
冒頭から、不穏な雰囲気が画面から漂い出る。A24作品の色が濃厚に出ている。 とにかく怖かった。 ネタバレにならない範囲で 1.チャーリー・グラハムを演じる、ミリー・シャビロという子役の表情が怖い(舞台やお姉さんと数多くのCDを出している 又、イジメ撲滅運動もしている立派な少女だそうだが、貴女の口にするクリック音が怖すぎて、映画の貴女の存在自体が観客に対するイジメです・・(すいません・・。凄く褒めてます。)) 2.アレックス・ウォルフを演じるミリーのお兄さんピーター・グラハムがどんどん精神的に追い詰められていく姿(「パトリオット・デイ」や「ジュマンジ」の姿とは別人のような苛められ方 3.ミリーを乗せた車と彼女の行く末・・・・ 4.微妙に怖いアン・ダウド 5.お願いだから、勘弁してくださいレベルのトニ・コレットの怪演ぶり そして、亡き祖母が仕掛けた術に嵌っていく家族・・。 <監督・脚本のアリ・アスターを知り、鑑賞後直ぐに書棚のベイモンを始めとする1700年代以降のヨーロッパ悪魔伝承本をほんの一部読み返して、直ぐに戻した・・> <2018年11月30日 劇場にて鑑賞>
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