ヘレディタリー 継承のレビュー・感想・評価
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観たことのないような静謐な不穏
この映画の不穏で恐ろしいのだけれど、どことなく笑ってしまうような感覚は、どこまでが監督の手のひらの内なのだろうか?
とにかく主人公たちを突き放した、ただ無機質に観察しているかのような映像によって、われわれは傍観者の役割を与えられる。主人公家族はとんでもない悲劇に見舞われ、やがて超常現象的な恐怖が矢継ぎ早に訪れる。彼らの身になったらとても正気ではいられないのだが、映画の視点の冷徹さが、そしてその冷徹さを成立させるミニチュアを見ているかのような画郭が、感情移入を許さないのだ。
それでいて、あらゆる場面がいちいち異様であり、その圧が尋常でないため、どれだけ静かなシーンであっても目をそらすことができない。ぶっちゃけるとラストシーンはあれでよかったのだろうかと疑問を抱いたりもするのだが、表現の力という点で、全編、監督の才気に気圧されずはいられないパワーに満ちた新種のエンタメだと思う。
邪悪だ・・・この映画はあまりに邪悪だ・・・
この映画はあまりに危険だ。最近はホラーというジャンルも様々な偏移をたどって細分化され、決定的な場面を見せずに恐怖を描いたり、また笑いの要素を逆手にとって身の凍えるほどの場面を作り上げるなどの異色作も多く見られたが、本作はそのいずれとも大きく異なる。ある意味、この時代に現れるべくして現れた、真の恐怖をもたらず人間離れした存在とでも言おうか。序盤からあらゆる細部に胸の奥をゾワゾワとさせられ、A24らしいアーティスティックな演出(映像、音響、演技)がかつてない感触で肌を撫で続ける。そして幾つかのシーン。思わずギャッと悲鳴をあげそうになった。ストーリーの詳細は明かさないが、一言で言えば「邪悪」。かつて『エクソシスト』が世に放たれた時にも、人々は触れてはならないもの、見てはいけないものを目にしたような感覚を覚え、この邪悪さに心底恐怖したのだろう。以上、私は警告した。後は自己責任で存分に震撼されたい。
尋常でない禍々しさ。ひきつった笑いで逃避するしかない
ドールハウスから現実の室内へシームレスにつなぐショットの冒頭から異常な感覚が持続する。不穏な気配をあおるインダストリアル系のBGM。重さと不気味さに圧倒される。
アリ・アスター監督、戦慄のデビュー作。30そこそこの若さでこの確かな演出力はどうだ。自身の脚本で紡ぎ出すストーリーは、欧州由来の伝統的な悪魔信仰や悪魔的な存在への畏怖に根差す要素もあり、ロジカルな点で日本人の腑に落ちるとは言いがたいが、感覚を直撃する恐怖描写でグローバルなホラー映画としての価値を獲得した。
演技達者なトニ・コレットの表情も怖い(ハイライトのシーンは脳裏に焼き付くインパクトだ)が、娘役ミリー・シャピロの“異物感”とでもいうべき唯一無二のルックスと存在感も本作の成功要因だ。これが長編映画デビューという彼女の出演作をもっと観たい。
近年の「イット・フォローズ」「ドント・ブリーズ」に並ぶ独創的な傑作ホラーだと感じた。
ホラーというよりオカルト?
今年158本目(合計1,250本目/今月(2024年4月度)32本目)。
(前の作品 「トレインスポッティング」→この作品「ヘレディタリー 継承」→次の作品「人間の境界」)
「ボーはおそれている」を推している映画館が近くにあるのですが、同じ監督さんつながりということであわせて上映されていて(こちらは見ていなかったので)見てきました。
ジャンルとしてはホラーということになりますでしょうが、これをホラーといっても(PG12指定とはいえ)誰も怖がらないでしょうし、趣旨がわかりにくいのですよね…(PG12というのも形式的なもので、一般指定されても別に何も言われない)。おそらく「オカルトもの」ではないかと思うのですが、日本からでは学びようがない文化を参照するところなどもあるので、「何を言っているのか理解しがたい」部分もあります。
一応、本作品は「吹き替え版」のみアマゾンプライムで無料で見られるので、気になった点を何度か見直してネット・百科事典ほかで調べるも手掛かりなし。おそらく生まれつきの文化教養が求められる映画のタイプなのではないかな…といったところです。
こうした事情があるので、分類的にはホラー映画に分類されるし、ときどき書く「映画館でなく美術館でやれば?」系の映画ではないのですが、ホラー映画というよりオカルト映画であり(ただ、その境界線は人によってバラバラ。区別しない方もいる)、そこで「ホラー映画みにいこうかな」と思ったら全然違う展開になるので(ホラーの要素はないわけではないが、ホラーとオカルトだと、3対7くらい)注意です。
採点上はこのような映画が昔、今では「ボーはおそれている」で有名な監督さんの前の作品であること、人を不愉快にさせるような発言はまるで存在しないことも考慮してフルスコアにしています。
つなぎ
アリ・アスター監督作品。
『ボーはおそれている』を観に行きたく無くなるぐらい気持ち悪い作品でした(好き)!
ひとりで行きたくないけれど、こわがっているのみられたくないからひとりで行きたい。
さて、本作。
祖母が亡くなる。別に誰もが祖母の死別を悲しんでいるわけではない。娘でもあった母も、母の子どもたちの兄と妹も、父も。そこに祖母の恨みがあるわけでもない。けれど祖母の秘密が遺品整理で開いていく。狂気が満ちていく。
でも別に元から家族が「正常」だったわけではない。母は夢遊病を患って精神的に不安定だし、妹も内向的でチック症を患っているからちょっとこわい。お世辞にも可愛いとは言えない。そんな妹を事故で死なせて兄も狂いだしていく。その環境に居続け、第三者の助けを借りない父もどうかしている。狂気が狂気を呼んで、どんどん家族を壊していく。皆が眠れなくなる。悪夢みたいな現実を生きないといけない。そしてその崩壊は、祖母が信仰していた悪魔崇拝のカルト宗教の儀式に通じていたのだった。
どこにも救いがない。救いを求める宗教が狂っているのだからどうしようもない。兄に王位が「継承」されるが、父母は首をふっとばして死んでいるし、兄自身も傷だらけのボロボロだ。
家族をつなぐ絆。そんな「つなぎ」を果たす母のミニチュアの断面は、絆の代わりにカルト宗教の世界とを繋ぎ、狂気と死を招いて、家族を崩壊に向かわせるのだからあまりにも不条理だ。
このようなカルト宗教の世界観が導入され、現実で白昼夢みたいな狂気をもたらす感じは次の『ミッド・サマー』に引き継がれているから、さらに次の『ボーは~』どうなんでしょう。
こわいからみたくない。けれどアリ・アスターの狂気に浸りたいから、はやく観に行きたい。
アリ・アスター監督様‼️
これは評価が難しい作品ですね‼️アリ・アスター監督はサスペンス・ホラーの作家として実力はあると思う‼️サスペンスやショック描写、ストーリー展開も踏まえて作品としては素晴らしいと思います‼️しかし描写そのものやその後味、キャラ達のビジュアルも含めて、どうも私の肌に合わない‼️一回鑑賞すれば充分、絶対二回目は観ないと思います‼️今作も演じてる子役の方には申し訳ないけど、主人公の娘の表情が頭に焼き付いて離れない‼️ホントに不気味‼️
首ちょ○ぱ
アリ・アスター監督の最新作『ボーはおそれている』を鑑賞して『ミッドサマー』を再度、本作が初鑑賞で三作品とも話が一貫しているアリ・アスターの拘りに不気味さは感じるが恐怖より失笑してしまう笑いが込み上げてくる不思議な感覚ヲ!?
婆さんが化けて出て来るのか、気味が悪い人相のチャーリーを中心に怪奇現象的な方向性かと思いきや、二人の存在は掻き消され不幸に見舞われた家族の物語を中心に、とはいかない、掻き消されなかった二人の存在が特に婆さんの偉大な存在感とカルト教団の陰謀?復讐?が繰り広げられて、個人的にはシッチャカメッチャカで意味不明な展開に戸惑いながら最後まで!??
不謹慎ながらチャーリーの事故場面は驚愕、興奮、唐突過ぎて笑いが勝ってしまうびっくり仰天!!!
ホラー好きなら必見です
『ミッド・サマー』の不快さと先入観で、鑑賞を先延ばしにしていたのですが、『ボー』が良かったので勢いで観ました。これは本当にいい作品でした!
怖さも相当なものですが、何より家族関係を描いていることで物語に深みを増しており、伏線が散りばめられているのも楽しく、二度三度と観たくなります。
画面が暗いので、これから配信でご覧になる方は、お部屋を暗くして隅々までよーく観察することをおすすめします!
オチが納得できない
かなり怖く不気味なホラー映画だったが、どこまでが現実でどこからが幻覚なのかが曖昧で、そのせいでリアリティが失われた気がする。
途中までは興味津々で見れたが、ラストに近づくにつれて熱が冷めていってしまった。
間の取り方や音で恐怖を煽る手法はなかなか良かった。
怖いけど、納得できなかったので消化不良といったところか。
まずまずの映画だと思う。
家族愛は無償の愛か
タダより高いものはないっていうし無償のつもりでも知らずに見返り求めてたりする。
ギブアンドテイク、何かを得るには犠牲が必要。
この家族は悪魔召喚の生贄になった。
家族は犠牲の上に成り立っている。
アニーはピーターを産みたくなかったと告白する。親になる事、一族の呪いのような何かが遺伝する事が不安だった。でも母エレンに強制されて産む。
エレンはアニーを犠牲にした。結婚後、不干渉ルールを作ハブにする。その罪悪感からチャーリーをエレンに与える。
スティーブとアニーはチャーリーを犠牲にした。
この犠牲の連鎖は絶望的な結末を迎える。チャーリーを犠牲にしたことでこの一家を犠牲にした悪魔召喚が始まる。正確に言えばもっと前から始まってけど。
ここでピーターの授業が思い出してみる。
ヘラクレスは選択肢があれば悲劇性は高くなるか?っていうギリシャ神話を考察する授業。
最後は「高くなる。避けれない運命なら絶望的な仕組みの駒でしかない」
って言う生徒の意見で終わる。
これがこの映画の筋になってる。
アニーの兄も父もこの呪いから逃れようとして死ぬ。
兄チャールズの自殺で中断した召喚は娘チャーリーの誕生で再開する。
こうなる運命。この映画のすべてが伏線のように思える雰囲気は運命を連想させる。
ゲーム「SAIREN」のコピーにこんなのがある。
「どうあがいても絶望」
じゃあこの絶望的な仕組みって何?
続きはnoteで書いてます。
リンクはプロフィールにあります。
無論無料。
「家庭崩壊劇」と「カルト」のミスマッチが気になる。
◯作品全体
ファーストカットはミニチュア模型へのトラックアップから始まり、近づいていくと実際の部屋と人物になる。ミニチュア模型というプロップ自体が「俯瞰」とか「客観」みたいな意味を持たせるから、なんとなく「大きな何か」に動かされていることがまず伝わってくる。「大きな何か」が不確かな間は目に見えない恐怖として上手く機能していて、シーン冒頭の遠景カットもトイカメラで撮ったような、ミニチュアっぽい撮影処理を使うことで、アニーたちの生活の不協和音を演出していた。
ただ、その「大きな何か」が具体的に触れられることは少なく、終盤の災厄が訪れる時にもスピリチュアル的な呪いが災厄だったのか、というようなぼんやりとした感想で終わってしまった。
カルト教団によって仕組まれた状況だったということも終盤で明るみになるが、カルト教団やアニーの母・エレンがどうやって本当の呪いにしたのかも謎だし、呪いではなくカルトにハマるエレンの振る舞いに狂わされたのだとしても、元はと言えばアニーがエレンからチャーリーを守れなかったうえに、ピーターへヒステリックを起こしたのが悪い。アニーが不安定になって家族全体が狂っていくのはスピリチュアルがなくても起こりうるし、本作はアニーの夢遊病の設定を活かした家庭内の歪みに対して時間を大きく割いていて、ホラーというより「リアルで地に足のついた家庭崩壊劇」だった。そこにカルト教団のスピリチュアル空間という別のベクトルの大オチを継ぎ足すのは、あまりにも突拍子なく、そして相性が悪いと思う。
カルト教団の影はエレンのアルバムで意識させたりしていたが、家庭崩壊劇にかける時間と比べるとあまりにも少なかった。
ミニチュア模型というプロップや家庭崩壊劇…いくつかのアイデアや描写は面白いものがあったが、その「面白いもの」が大オチである「カルト」とイマイチ噛み合っていないように感じた。
◯カメラワークとか
・ミニチュア模型がもつ「俯瞰」・「客観」の意味をもっとカメラワークで見せても良かったと思った。チャーリーが死んだ直後、停車した車を横位置で見せるカットはカメラを引いて、ミニチュアっぽいフォーカスになる。ここの暗闇の不気味さと非現実味はピーターの心情とも合致していてとても良かった。ただ、終盤になるとスプラッター映画特有のグロい絵面をドンと出したり、追いかけっこしたりで、あんまり効果的に使われていなかった。
◯その他
・チャーリーのビジュアルは立っているだけで不気味で怖かった。だからこそ序盤で死んでしまうのと、死んでしまった後もそんなにビジュアルで登場しなかったのは残念。
・アニーのヒステリックな感じは見てて不快だったなあ。それが狙いなんだろうけど。
・ギャグっぽいホラーがありすぎて、なんだかなあとなった。本を燃やしてアニーが燃えると思ったらスティーブが燃えるのは「タライが落ちてくると思ってる人には落ちないで、安心して見てる人に落ちてくる」みたいなバラエティギャグっぽくて、なんとも。天井に張り付くアニーとか屋根裏の梯子にしがみついてガンガンやってるアニーとか全裸のカルト教団とか…B級スプラッタ系ホラーとかならいいけど、画面の質感とか落ち着いたカメラワークがミスマッチすぎて凄い変。
・ミニチュア模型が持つ「偶像」の要素をもっと見せても良かったんじゃないかなと思った。ラストでチャーリーの顔が使われてる像があったりしていたし。
他の方のレビューでも言及されてるけど、PROが付いてる人の感想、「マジで言ってんのか?」ってなるなあ。ミニチュア模型の演出に触れてる人もいるけど、客観視された画面なんて全然なかったじゃん。都合のいい語り口は避けなきゃいけないな、と自省させられたという意味では参考になるけども…
よくできたホラー映画。
スタートのミニチュアのシーンからして実に不気味。素晴らしい導入だと思う。オカルトというかホラーというか迷う所だが兎に角怖い映画だった。継承する人間の僕の予想は大外れだったが、血は水よりも濃い、ということか。チャーリーがいつ復活するのかと思っていたら見事に裏切られた。アニー役の女優が無茶苦茶演技力があると思った。
逃れられない
ラストの怒涛の流れ、独特な演出などミッドサマーに通ずるものがありましたね。大好きです。
ナッツケーキの用意や道路の動物死体、お茶や薬に混ぜた薬品など無数の人為的にカルトが動いている事象。いくつかの超常現象(呪い)車での呪いでのクリーンヒット(柱に印が書かれていた)。更には悪魔自身よるチャーリー操作。
カルトにも常に囲まれ全てが変えようのない規定事項。どうあっても結末からは逃れようがありません。
本能で足掻らおうと夢遊病で子供たち諸共焼こうとしたのは運命から逃れる唯一の方法でしたが。どちらにせよ皆殺しに違いないのだが...
復活した悪魔と信者達がはたして何を成すのか気になりますね。
何とか最後まで見れたのは
ホラー要素の気味悪さゆえ。
ストーリーはいまいち言いたいことわからんし、
ほーらこういうの怖いんでしょ?!と言わんばかりの
演出先行のバカパク映画で
ミスリード伏線は投げっぱなし。
中盤以降は早く終わらんかなぁって感じでした。
なんかホラーが面白くなくなってきたのは
加齢のなせる業なのかな…寂しいね。
走るの反則
祖母がなくなったことで
周りで変なことが次々と起きていく家族の話。
ホラー映画あまり好きじゃないんですが、
ミッドサマーを観てから
アリアスター作品が気になってしまい観ました。
母と娘をはじめとする俳優陣の演技がすごくて
かなりひきこまれました。
特に終盤の母は画面に映るだけで怖かった、、
特にあのダッシュは、、もうトラウマです、、
夢に出てきそうな感じです。出なかったけど。
ストーリーはおばけ系と思いきや違うものでした。
意外な展開もあり、家族にまつわる秘密が
どんどん明らかになっていくのが面白かったです。
伏線や隠れ設定もありそうなので
解説を読んでから2回目を観るのもよさそうです。
怖くてもう観たくないですが、、
過去10年くらいの中で最強の恐怖
見ていて常に不穏な空気が流れていて
予告詐欺のおかげで 妹ちゃんが死ぬとは思ってなくて相当ビックリした しかも全くその場面を見せないで 長男の顔をずっと映して母親の叫び声で観客に理解させるとか 演出が相当エグいですね
あと家族の食卓での対峙シーンは過去映画ナンバー1てくらいの最悪な内容で酷いを通り過ぎて笑ってしまいました! 人間て極限状況を超えると笑いになるんだなあと初めて知りました
CGでバリバリオバケが出て音響でビックリさせるとか
は怖いとか言いません!怖さっていかに緊張感を持続させられるかですから!(ワンはその辺りが上手くて死霊館とかめちゃくちゃ怖い)
ビックリシーンとか無くて恐怖って何かを映像で作るのは相当技術がいるし 凄いと思います!
直接的に何かが出てこなくて 禍々しさの雰囲気作りとしては相当凄いです。
この10年くらいでは これより怖い作品ないです
という訳で見ている途中からここまで怖い作品なんて
このあとしばらく絶対に無いだろうなあって思って寂しくなるくらい強烈な体験できました!
この作品に面白く無いとか言ってる人はCG系の最近ありがちな作品の怖がらせ方を期待してた人が低評価ってのは分かるんで別にそこはしょうがないとは思ってますが最悪な展開だとか言ってる人は逆に褒めてる事になってるのも面白いとおもいます。
ビックリシーンや ビビらせ効果音無しでの恐怖を
作り出したのは革命的で ビックリシーンばかりの作品とか怖いとはいわないですから
音でビックリするのがホラーのとしての面白さを計るものだとすると戦争映画の1917の地下みたいなところでネズミがブービートラップに引っかかって大爆発する所が下手なホラーよりビックリしたし(IMAXの音響のおかげもあります)
一瞬記憶がロストするくらいのダメージ有りましたから
1917が最強のホラーって話になりますから
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